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《TOPICS ( 10月27日 更新)》
【企業番組勉強会】 【No.5203】10月29日浩友会勉強会@予習編 【No.5194】第10回ビジネス企業番組勉強会@予習編 【No.5183】第10回日程調整・視聴番組公募 【No.5166】第九回報告 【No.5139】第八回報告 【No.5129】第七回報告! 【No.4982】★報告一覧
【ベ ッ テ ィ ン グ】
【No.5204】プロ野球・日本シリーズ2016
【No.5195】2016リオ・パラリンピックBETTING!! 【No. 5181】リオオリンピック第一弾 8月14日まで! 【No. 5182】リオオリンピック第二弾 8月14日まで!
【書店日記&今月の雑誌】
【No.5189】書店日記&今月の雑誌8月号 【No. 5177】7月 【No. 5172】6月 【No. 5160】5月 【No. 5150】4月 【No.5130】【書店企画・番外編】「新書大賞2016」を斬る!
【K-1 グランプリ】 【No.5175】6・7月のキリ番報告 【No.5161】3〜5月のキリ番報告 【No.5134 】祝 カウンター700000突破!
【No.4873】2014年K-1GP 【No.3920】K-1グランプリ開催中! ⇒ 【No.4093】報告要項
Re:昭和枯れすすき 『昭和枯れすすき』(1974年)
★☆ベッティングに新提案!! 三戸先生、都議選ベッティングのご提案、ありがとうございました!! 特に小文字の活用が目立つ某現役生は、新体制ベッティング初参加で全財産を叩く大博打に出て無一文となっているようです・・(笑) そこで朗報です! オッズメーカー制度! 方法@ BP共有型 方法A 胴元参加型
都議選ベッティングの総括と反省・提言 @私の書き方が不適切だったため、
>>都議選ベッティング結果発表!<< はじめに三戸先生『都議選ベッティング』を主催いただき、 自民党 48 民主党 54 48⇒38 (10↓) 35⇒54 (19↑) 池田さん 大野さん ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
No:2430
投稿者:残り14BPの男(3期生)
投稿日:2009/07/15 Wed 00:25:20
唱:さくらと一郎
作曲:むつひろし
作詞:残り14BPの男
(男)貧しさに負けた
(女)いえ ベットに負けた
(男女)この賭場も追われた
いっそ胴元になろうか
力の限り賭けたから 未練などないわ
一口も持たぬ 二人は枯れすすき
(男)オケラでも賭けた
(女)そう ゼミー借りながら
(男女)寂しさをかみしめ
残りゼミーを数えた
ブルジョワなんて望まぬが 人並みでいたい
掲示板見つめ 二人は枯れすすき
(男)穴賭けを捨てろ
(女)なぜ オッズが好きよ
(男女)賭け馬は一緒と
あの日決めたじゃないのよ
結果伝える書き込みに こみ上げる涙
苦しみに耐える 二人は枯れすすき
No:2429
投稿者:今村達朗(20期生)
MAIL
投稿日:2009/07/14 Tue 09:06:32
箱を開けてみれば大方の予想を覆し、波乱の結果となりました。個人的にはまだ世間が
民主にそこまで期待しているとは信じきれず、先の衆院選が気になるところです。
さて、石井君の書き込み“☆☆ベッティングポイント(BP)をご確認ください☆☆ ”により、
三戸ゼミ勝負師の方々の懐事情が明らかになりました!
どうやら現在の社会情勢にもれず、なかなかの格差社会となり財布が軽くなっている方も多いようです。
先生からベッティングの新たなご提案をいただきました!!
企画の趣旨は簡単です。ベッティングのテーマを幹事が提案するものだけでなく、
今回先生からご提案いただいたように、誰からもテーマを提案できるようにしたいと考えています。
そして、ベッティングテーマをご提案いただいた方には、その回ベットされたポイント合計の
10%をマージンとして受け取ることができます!!
(今回の都議選ベッティングではベット合計が280Pでしたので、28Pが提案者に加算されます。)
方法は以下の二通りです。
今回の都議選ベッティングのように、参加者の合計ポイントを的中者に振り分けます。
この場合、参加BPは一律とし、また提案者も参加することができます。
比較的手軽で提案しやすい方法です。
主催者が胴元となり、参加者の掛けポイントを受け取り、的中者に倍額を返還する方法です。
この場合、どうしても参賀者が不利になりがちになってしまうため、
参加しやすいようなシステムの調整が必要となります。
また、胴元になれるだけの資金的余裕が求められるため、かなり上級者向けの方法となっています。
まだまだ手探り状態ではありますが、元資金にお困りの方、他の追随を許さず突き放したいとお考えの方は、
どしどしご提案ください!!
ご提案いただいた後の結果報告、集計、分析等はぜひ現役生に勉強させていただきたいと思いますので、
気軽にご参加ください!
毎年行われているテーマ(高校野球・流行語など)や、衆院選などの主要テーマは
今までどおりベッティング幹事が盛り上げていきますのでこちらもご期待ください!!
近々ベッティング幹事の宮原君から、今年の基幹ベッティングスケジュールを公表してもらいます!
No:2428
投稿者:三戸 浩
投稿日:2009/07/13 Mon 23:30:51
佐々木君が40BP、石井君が100BPをかけている。
的中者に総掛け金がゆくシステムなら、
この二人も20BPとしなければならないのでは…。
さもなくば、私か宮原が胴元となり、的中者には倍返し、
外れはもらう、とすることになろうが、
前の方がいいのでは…。
A石井君、折角見やすいように、と配慮してくれたのなら、
ついでに、トップ5か10のリストをも一緒に出してくれないか?
みんなも知りたいデータだと思う。
Bいやぁ、世間がこれほど民主党に期待しているとは思わなかった。
生活ネットや共産党にもう少し流れると思ったのだが、
傾向を見ると、無所属も含めて、これまでの3回の選挙で、
段々議席を減らしていることに注意すべきだった。
世間は、自民党に対する不信感を超えて、
「民主党により、何とか変わって欲しい」という気持ちが強いんだなぁ…。
Cだが、全く読みが外れていたわけでもなさそうだ。
現職の落選・新人の当選、しかもトップ当選の多さは、
目を見張るものがある。
(日経はそういう分析が弱い。
自分で、各選挙区のデータから集計するのも面倒なので
数字を挙げられないが、
数字を見れば、この現象に驚くと思う。)
思えば、前参院選での片山の落選「姫の虎退治」は
象徴的出来事だったんだなあ…。
(片山虎之助は、あのとき「不徳の致すところ」と言った。
評価すべし。)
D「新しさ、若さ」に対する期待の大きさは理解できる。
選挙結果の予想なら、ここで終わりなのだが、
日本の将来を考えたら、
「ベテラン(プロ)、経験者への不信感」は
憂慮すべき事ではなかろうか。
裁判員制度
脳死に関わる家族の判断
セカンド・オピニオン、インフォームド・コンセント
株主主権、市場原理主義
外部評価・第三者評価
授業評価、等々々々々…
「プロフェッショナルの終焉(アマチュアの台頭ではない!!)」
と後世の歴史には書かれるであろう。
E今度の衆院選は……?
選挙は8/30らしい。
幹事さんよ、賭けやすい、楽しめる賭け方を考えてくれないか。
F付
・修正するたびにカウンターが増えている。
今回の修正だけで、5,6の増加だ。
・"gray"は忍者色。
No:2427
投稿者:宮原(21期)
投稿日:2009/07/13 Mon 04:25:12
本当に有難うございます
また今回のベッティング企画に参加していた皆さん、ありがとうございます。
本来幹事である自分が中心となって進めなければならはずの
ベッティング企画です、今回は自らこの話題を取り上げ
ベッティング企画として皆さんに提供しなければならない立場にあったにも関わらず、
今回三戸先生に主催していただくことになってしまいました。
今後皆さんに自分たち学生が中心となって企画を提供できるよう
努力していきたいと思います。
本日12日東京都議選の開票結果が発表されました。
今回の都議選の確定投票率は54.49%で、
前回投票率43.99%を10.50ポイント上り、
政権交代が焦点となる衆院選の前哨戦となり、
有権者の関心が高まったためこのような結果が出たと思われます。
今回は、各主要政党が、迫る衆院選の前哨戦と位置づけ、
国政選挙並みの態勢をとをとり。党首や党幹部が連日、選挙区に入るような、
今後の日本のトップを決める大きな足がかりとなる選挙でした。
それだけに最後まで気の抜けない息をのむ選挙でした。
***********************************
それでは早速、東京都議会議員選挙、開票結果を確認してみましょう!
公明党 23
共産党 8
生活ネット 2
社民党 0
無・諸 2
となっています!
◇前回と比較すると・・・
自民党
民主党
◇したがって、今回の都議選ベッティングの正解は・・・
自民党 : E
民主党 : @
となりました!
◇ここで改めて、皆さんの予想と賭けたBPを確認しましょう!
先生 自民E 民主A 20BP
太田さん 自民E 民主B 20BP
池田さん 自民E 民主@ 20BP
佐々木さん 自民C 民主A 40BP
大野さん 自民E 民主@ 20BP
今村さん 自民E 民主A 20BP
片岡さん 自民D 民主A 20BP
石井さん 自民C 民主B 100BP
竹田さん 自民D 民主@ 20BP
◇よって見事的中させた方は・・・
の2名となりました!
◇なお、今回、9名の方に参加いただき合計で280BPが賭けられました。
このうち、10%を出題、主催していただいた三戸先生に
贈呈し、残額を正解者に山分けさせていただきたいと思います!
今回の結果を反映したBP一覧表です!
先生 109⇒137BP
太田さん 34⇒14BP
池田さん 79⇒205BP
佐々木さん 73⇒33BP
大野さん 257⇒383BP
片岡さん 131⇒111BP
今村さん 88⇒68BP
石井さん 100⇒0BP
竹田さん 100⇒80BP
やはり、みなさんの予想通り、自民党は減少、民主党は増加
という結果になりました。
大野さんは依然トップをキープ!天晴れ!
しかし、池田さんが猛追を見せています!お見事!
自信満々に100BPを賭けた石井さんが
見事に真逆の予想。いきなりの0BP!残念!
この夏、そして後期に向けて大野さんは逃げ切ることができるのか?!
それとも、池田さんが素晴らしい脚を見せ、一気に差してくるのか?!
はたまた、耽々と首位を狙う猛者がまだ息を潜めているのか?!
ますます、楽しみになってきました、三戸ゼミベッティング!
次回も、ここ三戸ゼミ掲示板でお会いしましょう!
※今後の予定・・・2009高校野球、衆議院選挙を予定しています
☆☆都議選ベッティング集計結果☆☆
No:2423
投稿者:石井宏通(20期)
MAIL
投稿日:2009/07/12 Sun 19:16:21
今回の問題を確認しましょう!
本日行われている東京都議会議員選挙において
自民党、民主党の議席の変動を予想せよ!
選択肢は
@10議席以上増
A5議席以上増
B0〜5議席増
C0〜5議席減
D5議席以上減
E10議席以上減
一口20BPからとなっています!★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
さて、皆さんの予想をまとめてみましょう!
三戸先生 自民党:E 、 民主党:A 20BP
太田さん 自民党:E 、 民主党:B 20BP
池田さん 自民党:E 、 民主党:@ 20BP
佐々木さん 自民党:C 、 民主党:A 40BP
大野さん 自民党:E 、 民主党:@ 20BP
今村さん 自民党:E 、 民主党:A 20BP
片岡さん 自民党:D 、 民主党:A 20BP
竹田さん 自民党:D 、 民主党:A 20BP
石井 自民党:C 、 民主党:B 100BP
全体の傾向として、自民党の議席は減少、民主党は増加という予想です。
自民党に関してはE10議席以上減が最も多く、5名
次いでDとCがそれぞれ2名ずつとなっており、
民主党に関してはA5議席以上増が最も多く、5名
次いで@とBがそれぞれ2名ずつという予想です。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
それでは、結果発表を楽しみに待ちましょう!!
☆☆ベッティングポイント(BP)をご確認ください☆☆
No:2421
投稿者:石井宏通(20期)
MAIL
投稿日:2009/07/12 Sun 18:31:21
お待たせいたしました!
昨年度11月からベッティングリニューアルと題して
新たなシステムを設け、米国大統領選挙、流行語、今年の漢字、WBCの
ベッティングが行われてきました!
今年度に入り、オープンゼミ人数ベッティングが行われ、
その結果を反映したポイントを発表いたします!
****************************************
現在の持ちポイントをお知らせします!
※見易さを考慮し、あいうえお順で表示しています
109BP 三戸先生
【あ行】
79BP 池田さん
88BP 今村さん
80BP 岩城さん
51BP 岩切さん
110BP 江島さん
34BP 太田さん
257BP 大野さん
130BP 太平さん
【か行】
131BP 片岡さん
20BP 勝又さん
【さ行】
73BP 佐々木さん
51BP 更科さん
45BP 杉山さん
【た行】
31BP 高橋さん
【な行】
47BP 中島さん
【は行】
10BP 原さん
47BP 藤井さん
23BP 古郡さん
【ま行】
44BP 宮原さん
20BP 守内さん
【や行】
34BP 山崎さん※なお、2008年度以降のベッティングが初参加となる方は100BPからのスタートとなります。
****************************************
大野さん、片岡さん、大平さん、江島さんを筆頭に
現役生がベッティングポイントを大量に所持しています!
後期(11月)からリニューアルということでスタートは50BPでした。
現役生で50BP以下の参加者は、初期システムに足をとられ
大きくポイントを失ってしまったようです。
流行語ベッティング、今年の漢字ベッティングを経て
ポイントのマイナスは小さくなったものの、
かえって的中率の高さによってポイントの差が大きくなっています!
特に、大野さん、片岡さんは今年の漢字『変』を的中させ、
一挙に100ポイント程度の獲得に成功しています!
さらに、今年度始めのオープンゼミ人数ベッティングでは
先生、池田さん、佐々木さん、大野さん、太平さんの5名に
それぞれ30ポイントの出血大サービス!
今年度もどこまでポイントを増やせるかますます注目です!実はこれまで無敗の方が一人だけいるようです・・・彼に追いつく者は現れるのか、彼の無敗神話はどこまで続くのか、こちらも目が放せません
今後、今年度のベッティング幹事である宮原くんと一層
連携をとってポイント集計をよりわかりやすく
学べるものしていく所存ですので、今後ともよろしくお願いいたします。
Re:都議選ベッティング参加します。
No:2420
投稿者:今村達朗(20期生)
投稿日:2009/07/12 Sun 17:53:48
三戸先生、ゼミの場で都議選ベッティングのご提案をいただきながら、
お応えすることができず申し訳ありませんでした。
先生からご提案いただいた「オッズメーカー制」について、
改めてご提案させていただきたいと思います。
都議選予想
1、予想
自民党:E10議席以上減
民主党:A5議席以上増
2、ベット額
一口20BP
3、一言コメント
最近テレビをつけると、麻生批判自民批判ばかりが耳に入ります。
メディアの影響からも自民党の大幅減は避けられないように思います。
かといってその分議席数が民主に流れるとも思えない。
半数は他政党に分散すると考え、上のように予想しました。
まずは自分に「できる」ことから
No:2419
投稿者:今村達朗(20期生)
投稿日:2009/07/12 Sun 17:32:21
佐々木さん、太田さん、
最近のゼミ報告から、現在のゼミ生の姿勢に喝を入れていただき、
また姿勢だけでなく、いかに良くしていくかというアドバイスをいただき、有難うございます。
四年生になってから、特に先輩としての立場を意識すべき中で、姿勢においても行動においても
先輩としての振る舞いができていませんでした。
昨年度、同じチェイサーの先輩であり、先輩賞を受賞された藤井さんに対しても申し訳なく思います。
実際に四年生になってみて、人に教え、人を動かすことの難しさをひしひしと感じています。
佐々木さん、大野さん、藤井さんの大きさを改めて感じるとともに、まずは先輩方が自分たちに
伝えてくださったことを真似び、その中で自分なりの先輩としての行動のあり方を見つけていきたいと思います。
また、自分に「できる」ことからひとつひとつやっていきたい。
昨年度、年間を通してスピーチ大会の幹事をやらせていただきましたが、
まだ年間の総括をせずにここまできてしまっています。昨年度学んだこと、「スピーチ」の型を残し、
三年生とともに、形式知化していきたいと思います。
Re:都議選ベッティング参加します。
No:2417
投稿者:太田 健一(3期生)
投稿日:2009/07/12 Sun 16:56:03
三戸先生、ベッティングを呼びかけていただき有難うございます。
期限まで残り1時間での飛び込みですが、参加させてください。
1.予想
自民党:E10議席以上減
民主党:B0〜5議席増
2.ベット額
一口20BP
3.一口コメント
今回の都議選では選挙活動の「現場」と「報道」との差を特に感じています。
東京都議選に投票権のない私も通勤時等に候補者の演説が耳に入ることがしばしば
あるのですが、私が演説を聞いたある候補者は次のようなことを呼びかけていました。
・一地方自治体のレベルをはるかに超えた東京都の借金をどのように返済するのか。
・東京都と一括りに言っても都心と離島とでは生活保護等の福利面で他県にはない
大きな格差が存在する。この格差をどのように縮めるのか。
これらは紛れも無く「都政」に係る内容なのですが、家に帰って報道を見ますと
そこでは驚くほどに「都政」についてまったく語られません。
国政選挙の予備選なのか、それともそうではないのか、といった論点は都民からすれば
失礼極まりないものです。他県から見ても違和感があるのですから、投票権を持った
都民の方々は良い気持ちがしないだろうなあ、と思って見ています。
2409の佐々木さんの書き込みに三戸先生からの「マスコミは日本を悪くしたくて仕方がないのだ。」
とのお言葉が紹介されていましたが、確かにそう考えると合点がいくことが多々あります。
さて、肝心の予想ですが、安倍おろし以来のリベラル系マスコミのキャンペーンの
効果もあって、自民党が大幅に議席数を減らすのは堅いだろうと思っております。
ただ、二大政党がお互いにアンチテーゼを振りかざすのみのように報道されている
現状では、自民党が失った議席がそのまま民主党に流れることもないと予測しています。
※民主党のTokyo Manifesto 2009は当然ながら東京都ならではの問題を分かりやすく
解説しており、よく出来ていると思うのですが、報道では完全に黙殺されていますね。
議論の土俵になる内容なのに、何か勿体ない。
※麻生総裁も鳩山代表も街頭演説で「政権交代」云々をかたっているのはものの1分程度
らしいのですが、そこだけ報道されるとお互いに中身の無い愚かな党首のように見えて
しまいますね。良いことを言っても編集でカットされるのだろうなー。
ここ数年で一般党員を確実に増やしている共産党が都市部では強くなるかも。
というわけでE―Aでお願いします。
Re:都議選ベッティング参加します!!
No:2416
投稿者:竹田俊亮(21期生)
投稿日:2009/07/12 Sun 16:29:29
三戸先生ベッティングの主宰有難うございます!
それでは、都議選ベッティング参加させていただきます!T.予想
自民党:D5議席以上減
民主党:A5議席以上増
U.ベット額
一口20BP!!V.一言コメント
今回の予想は直感ではありますが、より予想を詳細に出すと、
自民党:5〜7議席減
民主党:7〜8議席増
あと2時間を切りました。
楽しみにしています!
Re:都議選ベッティング参加します
No:2415
投稿者:池田健太郎(16期)
投稿日:2009/07/12 Sun 16:18:32
三戸先生、ベッティングを主宰していただきありがとうございます。
1.予想
自民党:E10議席以上減
民主党:@10議席以上増
2.ベット額
一口20BP(ベッティングポイント)
3.一言コメント
自民党は地方選の連敗中との事もあり、その流れのまま減少。
空いたところに民主党といった感じで。
Re:都議選ベッティング参加します
No:2414
投稿者:18期生 大野裕喜
投稿日:2009/07/12 Sun 15:37:36
三戸先生、都議選ベッティングを主催していただき、
有り難うございます。
本来ならば、都議選ベッティングは、ベッティング幹事を中心にしながらも、
我々ゼミ生が自主的に掲示板で行うべき企画でした。
この夏は、世界陸上、甲子園、衆議院選挙などもありますので、
タイムリーに企画して、ますます掲示板を賑せていきたいと思います。
さて、今回の都議選ベッティングの予想ですが、
1.予想
自民党:E10議席以上減
民主党:@10議席以上増
2.ベット額
一口20BP(ベッティングポイント)
3.一言コメント
石井君ほど、自信を持って予想出来たわけではありませんが、
自民党が静岡県知事選などの地方選で連敗中との事もあり、
自民党離れがそのまま民主党の議席数の増加に繋がると予想。
今晩の開票速報を楽しみに待ちたいと思います。
*佐々木さんが紹介された2冊の本ですが、「目から鱗!」との事ですので、
早速購入して読んでみたいと思います。有り難うございます。
(片岡君、いつも「三戸ゼミの本棚」にアップしてくれて助かります。)
追伸
今回の都議選ベッティングは一口20BP(ベッティング・ポイント)とのことですが、
昨年度のベッティング・ポイントを一度集計してみませんか。
ベッティングは予想して、その結果から自分の予想が的中したかどうか、自分が
予想した理由が妥当であったかどうか等、1回1回のベッティングが勉強になると共に
非常に楽しむ事が出来ますが、やはり年度毎の集計を出すことで、自分や他者の
勘の良さを確認する事ができ、新たな発見に繋がるのだと思います。
ということで、昨年度ベッティング幹事の石井君、昨年度の集計をよろしくお願いします!!
Re:HPで「整理」していきたいと思います!
No:2413
投稿者:18期生 大野裕喜
投稿日:2009/07/12 Sun 15:34:19
太田さんの書き込み「「整理」なくして真の「蓄積」なし。」を拝見しまして、
掲示板にはない、ホームページの持つ可能性を十分に活かす為にも、掲示板での
書き込みをぜひホームページで「整理」していきたいと思いました。
私は、現役生・活動報告用掲示板の「ゼミ報告の型を確認しよう」にて
過去の掲示板、そして先輩方のゼミ報告を読んで、掲示板から学び、活かしていきましょう
との旨を述べましたが、太田さんの書き込みを読み返しまして、相手の立場に立った形で
伝えようとしていなかったことに気付かされました。
過去の掲示板を読めばゼミ報告の型だけではなく、本当に多くの事を学ぶことが出来る、
だから、過去の掲示板を読み返して欲しい、といった所で実際に読み返す現役生は
どれだけいるでしょうか。本当に僅かだと思います。
しかし、過去の掲示板の書き込みを整理して、それをホームページにまとめれば
誰もが容易に確認する事が出来、それを実際に活かす事が出来ます。
(過去の掲示板を読み返す必要がない、ということではありませんが・・・)
思えば、「暗黙知から形式知へ」は何もゼミ報告のみに限定されるものではありません。
1つにスピーチ大会においても、先生からいただいたアドバイスは数多くあります。
誰もが良いゼミ報告を出来るよう、ゼミ報告の型を確立させ、「暗黙知から形式知に」
する事は、そのままスピーチにも当てはまる事だと思います。
HP幹事の片岡君、高松さん、そして4年生、5年生と協力して、HPにて整理をし、
1つ1つ形にしていきたいと思います。
有り難うございました。
Re:都議選ベッティングを、参加します!!
No:2412
投稿者:石井宏通(20期)
MAIL
投稿日:2009/07/12 Sun 13:22:11
先生、ベッティングを主宰していただきありがとうございます!
参加させて(勝たせて)いただきます!1.予想
自民党⇒C0〜5議席減
民主党⇒B0〜5議席増2.ベット額
5口100BP
3.一言コメント
当てにいきます!
(とはいえ直感で決めています・・・)
あと5時間。楽しみです・・・
追記:やけに強気な書き込みになってしまい
我ながらびっくりしています。
サイズを変えずに
太字にする方法を教えてください!
Re:都議選ベッティング、参加します!!
No:2411
投稿者:片岡 憲洋(20期生)
投稿日:2009/07/12 Sun 10:04:06
1.予想
自民党:D5議席以上減
民主党:A5議席以上増
2.ベット額
一口20BP
3.一言コメント
最終的には、「直感」で決めましたが、
(1)先生が掲載してくださった参考資料
(2)自民、民主のマニフェスト
の2点を読み、考えました。
(自民党のWebサイト、民主党のWebサイト)
※自民党の政策パンフレットのタイトル「リアリティのない民主党の政策では、この国を守れない。」には、
落胆を覚えました。評論家じゃないんだからぁ。
付.その他一言
・佐々木さんの「一言(!!?)コメント」は、そこらへんの新書を読むよりも確実に、勉強になります。
・川勝に関連して、先生が、
>川勝平太は日本の社会科学者で注目すべき存在だろう。
>「現実・歴史→理論→ビジョン・政策」と展開できるものが何人いるだろうか?
と書いて下さいました。また、佐々木さんが、ゼミ報告に関連して、
>これから掲示板でアドバイスするときは、三戸公『ドラッカー』で論じられているように、
>「規範論(かくあるべし)・理論(今どうなっているか)・政策論(ではどうすればよいか)」
>をできるだけはっきりと書くことを心掛けていきます。
と書き込んで下さいました。
まさに、「目から鱗」です。
先生、佐々木さんが紹介してくださった本を読みたいと思います。
「今すぐに買い!」の方は、こちらからどうぞ。【三戸ゼミの本棚】
・今回の都議会選挙のWebサイトが、なかなか良く出来ていまして、
特に良いなあと思ったのが、スペシャルコンテンツのなかの「体験!はじめての投票」です。
ネーミングはともかく、僕としては、「体験!はじめてのゼミ報告」を作りたいと思いました。
さぁ、とにかく、賭けたからには、当たって欲しい。
あと、8時間で結果が・・・眠れまい。
【中間報告】09年度・ゼミ報告の「書き直し」−5回分(全11回)終了、下部に修正点を記載−
No:2410
投稿者:片岡 憲洋(20期生)
投稿日:2009/07/12 Sun 06:20:26
1.はじめに
2009年7月3日(金曜日)、【現役生・活動報告用掲示板】に、大野裕喜さん(18期生)が
「報告の型を確認しよう」(【その1】、【その2】)と題された書き込みをして下さいました。この書き込みは、09年度のゼミ報告
に対する警鐘であるとともに、これまでに数多の試行錯誤を重ねて出来上がってきた「報告の型」を大切に継承しよう、
という意味のものでした。
大野さんが書き込んで下さった直後に、佐々木さん(16期生)が、「「現役生・活動報告版」を読んで思う。」という
書き込みを、太田健一さん(3期生)が、「「整理」なくして真の「蓄積」なし。」という書き込みをして下さいました。
佐々木さんの書き込みは、現4年生(20期生)、5年生(19期生)の、先輩としての姿勢を指摘・指南して下さるものでした。
太田さんは、これまでに蓄積されてきた「型」を、暗黙知の域を脱して、
「誰が書いても一定水準以上のものが書けるように」、形式知へと変化させていく道筋を示して下さいました。
大野さん、佐々木さん、太田さんの書き込みは、現役生にとって、そしてゼミ全体にとって大変「有り難い」ことであり、
現役生は、応えねばなりません。
今回は、現役生の課題を確認するとともに、課題の進捗状況について、ご報告致します。
2.現役生の課題
@これまでに書かれたゼミ報告(11回分)を書き直す
A蓄積されてきた「報告の型」を、三戸ゼミHP等でまとめ、「形式知」化する。
@については、報告者(主に3年生)が、「報告の型」を自分のものにするために、
「(主に自チームの)4年生、5年生のアドバイス」を受けながら、行っていきます。
Aについては、09年度、三戸ゼミホームページ幹事である片岡が、大野さんや、高松さん、
また他のゼミ生と相談しながら、進めていきます。
3.【中間報告】09年度・ゼミ報告の「書き直し」−5回分(全11回)終了、下部に修正点を記載−
現在、【現役生・活動報告用掲示板】には、第1回目のゼミ報告から、11回目のゼミ報告まで、
11回分のゼミ報告が、書き込まれています。
早速、中村君が、第8回目のゼミ報告を書き直してくれました。さらに、竹田、安齋、高松さん(タケダプロダクションの3年生)
が、1回目、5回目、6回目、7回目のゼミ報告を書き直してくれました。
それぞれのゼミ報告の下部には、「修正点」が記載されています。
※ゼミ報告をした当時、「削除キー」を設定していなかった場合は、「再投稿」されています。
中村君のゼミ報告は、「本当にこれでいいか」、「もっとこうしたら、より相手に伝わるのではないか」
という中村君の姿が浮かぶものであり、同期の僕としても、大変刺激を受けています。
竹田、安齋、高松さんのゼミ報告も、足りなかった「説明」、「必要な情報」を補い、
そして、より相手に伝わる「情報の出し方」が意識されています。
さらに竹田君は、「書き直して学んだこと」として、今回の課題に対する反省、総括をしてくれました。
中村君(チーム毅無双)、タケダプロダクションの3年生の書き直しによって、
現在、全11回のうち、5回分の「書き直し」が終わったことを、ここにご報告致します。
4.おわりに
ゼミ報告の書き直しによって、【現役生・活動報告用掲示板】における書き込みの順序が、
多少めちゃくちゃになってしまうことについて、ご容赦下さい。
全ての書き直しが終わった時に、また改めて、整理、総括をして、ご報告致します。
Re:都議選ベッティングに参加します!
No:2409
投稿者:佐々木(16期)
投稿日:2009/07/11 Sat 13:19:36
三戸先生、ベッティングを主催いただき、どうも有難うございます。
早速参加致します。
1.予想
自民党:C0〜5議席減
民主党:A5議席以上増
2.ベット額
二口40BP
3.一言コメント
政党については、「入れるところがない!」という感じがします。
民主党は良いところが見当たらず、小沢や鳩山の無責任さが目立ちます。
同じことを自民党の議員がやったら鬼の首をとったように騒ぎ立てるはずなのに…。
自分たちがやったら「説明責任は果たした」、「騒ぎすぎ」、「国民が分かってない」では、
到底、日本国の政権を担うに足る政党だとは思えません。
あるのは、「一回やらせてみて下さい。」、「政権交代すれば日本は良くなる」という主張だけです。
それは、アンチ自民、アンチ官僚という態度です。
しかし、アンチ=反動というものが、アンチの対象無しには存在理由がないことからすると、
アンチ自民、アンチ官僚なんて言っているうちは自民党政権は続くのだと思います。
そもそも、政権交代という手段に過ぎないはずのものだけが連呼されて目的に転倒しており、
政権をとったら具体的にどうするのかということがさっぱり伝わってきません。
それも、「自民党=悪」という立場に立てば、自民党政権じゃなくなれば全て解決という論理が
必然的に出てくるためであり、政権交代以上のことを語る必要がないからです。
この論理からすると、自民党政権でないことだけが大事なのであり、民主党政権とすべき
理由もまた無いということを自ら主張しているのに全く気付いていないのでしょう。
ここから、民主党はどこまでも自民党=悪であることを叫ばねばならず、それによって
民主党への信頼は失われ、自民党政権もまた糾弾され続けることで失望されていくという、
日本にとって非常に不健康な、最悪の政治状況が生み出されることになります。
一方で、私は自民党=悪、官僚=悪とは思いませんが、既存のばらまきシステム推進派か、
偽新自由主義推進派しか出てこない自民党も選択肢としては上がってきません。
ただ、かつて先生が言われた、「マスコミは日本を悪くしたくて仕方がないのだ。
だから、マスコミが持ち上げるものは危険であり、叩くのは良いものの可能性がある。」
ということからすると、麻生総理をもう少し応援しようかとも思います。
そもそも、自分たちの国の総理大臣を頑張ってくれという意味を込めて批判するのではなく、
ただただ叩き、下品な表現で嘲り、貶めようとする感覚が理解できません。
さて、都議選ベッティングでも、恐らく次の衆院選ベッティングでもそうなるでしょうが、
私たちは各候補ではなく、政党を選ぶ、政党で選ぶようになってきました。
各候補がどうこうではなくて、選挙とは政党を選ぶ選挙にはっきりと性格が変わっています。
即ち、議員はその思想・信条、政策よりも、議会における一票としての機能が求められているのです。
これは日本の政治制度における大きな変革であり、それが自覚されていないことによる
歪みが、恐らくあちらこちらに出ているのだと思います。
私たちは、これまでの日本の政治制度とその意味を学び、現在それがどのように
変わってきているのかを学んでいく必要があるでしょう。
※「日本の政治制度とその変容」を論じているお勧めの本です。目から鱗!
○竹中治堅『首相支配―日本政治の変容』(中公新書)
○飯尾 潤『日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ』(中公新書)
先生が書かれている川勝平太は、私も現在の日本の社会科学者では一番だと思っています。
川勝についても何か書き込もうと思ったのですが、一言コメントのはずが長くなってきたので、
また次回書き込みを致します。
しかし、ここまで「予想」と全く整合性のとれないコメントを書いてしまうとは…。
Re:お互いに学び、成長していきましょう。
No:2408
投稿者:佐々木(16期)
投稿日:2009/07/11 Sat 12:11:25
片岡君、返信ありがとうございます。
学年、即ちゼミでの立場によって、求められること、期待されることは違います。
そのように、変化していく自分の立場、自分と他者との関係性を適切に理解しようとすること
そのものがとても大切な勉強になります。
これは社会に出ても、どこであろうと通用する、必要不可欠の力です。
また、その立場だからこそ学べることがたくさんあります。
四年生になると三年生の頃と同じようには関われず(後輩が三年生になっているため)、
どう関わっていいか分からなくなってしまうゼミ生は意外に多いのではないでしょうか。
しかし、皆さんは大野君や藤井君といった手本を身近に知っているはずです。
彼らは先輩としての立場をよく理解し、先輩たるべく成長していきました。
「大野さん、藤井さんは私たちに対してどのように接していただろうか?」
「そのように、私たちは後輩に接しているだろうか?」
まずは、大野君、藤井君の真似をするところから始めていけばいいと思います。
私自身、太田さんの書き込みを読んで恥ずかしくなりました。
ゼミ報告のレベルを保ち、誰もが良いレポートを書けるようにしていくことを問題にしながら、
「先輩たる者かくあるべし!」なんて偉そうに心構えと姿勢を語るだけで終わっていました。
「じゃあ具体的にどうすればいいんですか?」と言いたくなりますよね。
太田さんのおかげで、管理人さんが早速大野君の書き込みを「現役生・活動報告板」の
トップに貼りつけてくれました。
どうも有難うございます。
これから掲示板でアドバイスするときは、三戸公『ドラッカー』で論じられているように、
「規範論(かくあるべし)・理論(今どうなっているか)・政策論(ではどうすればよいか)」
をできるだけはっきりと書くことを心掛けていきます。
「片岡がいたから。」「片岡がいて良かった。」
ゼミに関わる人皆からそう言ってもらえるように、残りの半年強を過ごしていって下さい。
19期生、20期生の皆さんに期待しています。
お互いに学び、成長していきましょう。
都議選ベッティングをやろう!!
No:2407
投稿者:三戸 浩
投稿日:2009/07/10 Fri 23:50:14
○川勝平太が静岡県知事になった。
民主党が二つに割れたにも関わらず、
当選したのは、自民党に対する批判票と言われている。
「兎に角、変わって欲しい!!」
若い人に、異色の人に、希望を託す投票行動が続いている。
○川勝のHPを見た。
提言・政策は妥当なものというより、
まさに、現在求められていることを
きちんと取り上げ、明確に打ち出していると言えるのではないか。
だが、「美の国」「道州制」等々ビジョンを打ち出してきた
川勝の政策としては、些か物足りない(※1)。
静岡の問題点解決ではあるだろうが、
魅力ある、若者達も一緒にやりたいと思わせる未来像が打ち出されていない。
言葉レベルでもない。
残念だ。
東や橋下などとは違う知事のあり方を期待していたのだが…。
○選挙結果は(ここ一連の選挙同様)
自民党に対する批判ではあるが、
麻生に対する不信レベルではあるまい。
底にある「閉塞感からの脱出願望」であり、
この流れは続くと私は思っているが…。
○そこで、提案。《都議選ベッティング!!》
あと二日しかないが、やろうじゃないか!
掲示板を賑わせよう!
T.自民党と民主党それぞれの結果は以下のどれ?
@10議席以上増
A5議席以上増
B0〜5議席増
C0〜5議席減
D5議席以上減
E10議席以上減
U.一口20BP(ベッティングポイント)
V.締め切り:7/12(日)18時まで
《参考資料》
政党名 2005年都議選 2001年都議選 1997年都議選
自民党 48議席 53議席 54議席
公明党 23議席 23議席 24議席
民主党 35議席 22議席 12議席
共産党 12議席 15議席 26議席
社民党 0議席 0議席 1議席
生活ネット 4議席 6議席 2議席
無所属 5議席 8議席 8議席
※ 諸派やミニ政党は「無所属」に含まれています ※
※ 各選挙の%表示は獲得議席の割合を表しています ※
(「都議選予想2009」f15.aaa.livedoor.jp/~tokuou/togisen2009/togisen)
○私の予想は、自民党E、民主党A
(※1)川勝平太は日本の社会科学者で注目すべき存在だろう。
「現実・歴史→理論→ビジョン・政策」と展開できるものが何人いるだろうか?私は、彼の『日本文明と近代西洋――「鎖国」再考』を読んで、世界像・歴史像が大きく変わった。
哲学・価値の点では別だが、佐伯啓思より評価したい。
彼の著作の中で簡単に手に入るお薦め本
・『日本文明と近代西洋――「鎖国」再考』(日本放送出版協会, 1991年)
・『文明の海洋史観』(中央公論新社, 1997年)
この2冊は、「視点」という点で秀作。
・『富国有徳論』(紀伊國屋書店 , 1995年)
(世界・国家)ビジョンという観点でお薦め。
『海洋連邦論――地球をガーデンアイランズに』(PHP研究所, 2001年)は読んでみたいと思いながらまだ買っていない。
・『「美の文明」をつくる――「力の文明」を超えて』(筑摩書房[ちくま新書], 2002年)
「美と力」聞けば何でもないようだが、
じゃ、このキャッチ・コピーを出すことができるか?
と問われればどうだろう…。
自己紹介 -近藤祐太朗(22期生)-
No:2406
投稿者:近藤祐太朗(22期生)
投稿日:2009/07/10 Fri 06:32:52
はじめまして。
三戸ゼミ22期生として新しく入れさせてもらいました
愛知県出身、経営学科2年の近藤祐太朗(こんどうゆうたろう)です。
三戸ゼミを志望した理由は、ゼミ紹介の場で三戸ゼミでは精力的にいろんな活動を
していると知って興味を持ち、自分自身多くの点で成長できると思ったからです。
私はその中でもとりわけ話す力、意見を伝える能力をつけたいと思っています。
すでに実際ゼミに参加させていただいていますが、
最初は時間的・内容的な濃さにとても驚きました。
特に夜遅くまで続く熱い議論は印象的でした。
また、三戸ゼミでみっちり勉強すれば、確実に成長できると思いました。
今はまだ先輩方の討論の内容についていけるようになろうと、
必死に勉強している段階です。
大学を卒業するときに「ゼミ活動を頑張った!」と胸を張って言えるように
一生懸命積極的に取り組みます。
先輩・OBの皆様、よろしくお願い致します。
早速、検討させて頂きます。
No:2405
投稿者:片岡 憲洋(20期生)
投稿日:2009/07/07 Tue 06:16:39
太田さん、「暗黙知」を「形式知」にするための、分かりやすいご提案を、有難うございます。
具体的にご提案頂きました、下記の件につきましては、
>私がいいなあ、と思っているのは【アーカイブス】>【三戸ゼミ掲示板の歴史】>
>【掲示板からの転載】で、このコンテンツは使い方によっては形式知の集積の場と
>なりえます。
>今回、大野さんが分野ごとに引用してくださっている内容も、「現役生・活動用報告掲示板」に
>掲載したままであれば大野さんの顔を知っている世代にしか直接的には伝わらないかも
>知れないのですが、【掲示板からの転載】等に掲載することで、より形式知に近づくのでは
>ないかな、と思っております。
【三戸ゼミ掲示板の歴史】、【三戸ゼミpedia】をどのようなものにしていくのか、また、
別に【記録コーナー(仮称)】を作ってはどうか、という全体の観点からも検討していきたいと思います。
その間の対応策として、【現役生・活動報告用掲示板】のトップページ、上部に、
大野さんが書いて下さった「報告の型を確認しよう その1、その2」をリンクさせて頂きました。
これまで三戸ゼミ掲示板で蓄積されてきた「知」を、形式知にするということは、
「すべき」ことであると同時に、僕自身も「したい」と思いますし、藤井さんが作って下さった
ホームページによって、「できる」ようになりました。
三戸ゼミナールホームページが、三戸ゼミにとってより意味のあるものにしていくために、
現役生で検討していきたいと思います。
姿勢を改めて、学んでいきたいと思います。
No:2404
投稿者:片岡 憲洋(20期生)
投稿日:2009/07/07 Tue 06:12:30
佐々木さんの書き込みを拝見しまして、これまでの、そして現在の、
先輩・同期・後輩にとっての自分(たち)の意味というものを考えさせられました。
今年度、僕も含めて20期生は4年生となり、去年とは「すべき」ことが
違います。昨年度、精一杯に取り組んできたことと、それによって
ついた力を、後輩に伝えることを通して、自分のものにしていく、
ということがまず第一であろうと思います。
それだけではなく、僕は、三戸ゼミの伝統や文化、型というものが、
いいなあと思っていますし、大切にしたいと思っています。
しかし、その思いはどこか自己完結していて、本当の意味で大切にしていなかったのだ、
そして大切にする仕方を分かろうとしていなかったのだ、ということに、気づかされました。
ゼミへの関わり方は、いろいろあるのだと思いますし、それが自然なのだと思います。
ただ、少なくとも、佐々木さんと一緒に学んだ20期生以上は、
「佐々木さんや、大野さん、藤井さんの期待を裏切ってはいかん。」ということにおいて、
一致していると思います。
22期生を迎えるこの時期に、もう一度、ゼミにとっての自分の意味、自分たちの意味、
ということを考え、姿勢を改めて、学んでいきたいと思います。
お菓子企画
No:2403
投稿者:飯降 治之(22期生)
投稿日:2009/07/06 Mon 23:40:44
普段のゼミでは、生協の休憩時間に「お菓子企画」を行っています。休憩時間にお菓子をただ食べるだけではなく、3ヶ月後に残っている生協のお菓子を予想するものです。担当班は購入したお菓子をゼミに持ち寄って、なぜそのお菓子が3ヵ月後に残っているのかを話し、また他のゼミ生は実際に食べてみて、「インパクト」、「味」の観点から評価して、それが3ヵ月後に残っているかどうかを分析しています。この企画は、実際にお菓子を食べるだけではなく、先輩方のそのお菓子のアピールポイント、先生のそのお菓子の評価などを聞くことが出来て、楽しみの企画の1つです。
さて、生協に陳列されるお菓子の品代わりのサイクルはとても早いです。3ヵ月後に残るお菓子を予想するには、実際にお店でお菓子がどのように売られているのかを知る必要があると思いました。今回は実際に自分が店を回り、考えた事を報告したいと思います。
スーパーやコンビニなどで最も目にするお菓子は何ですか?
私が最も目にするお菓子は「キットカット」です。キットカットは地域限定商品や期間限定商品がたくさんあり、サイズの違いも考えると種類はとても豊富です。その中でも今回は、Nestleが次々と期間限定商品を売り出す理由について考えていきたいと思います。
まずは、2009年に発売された新製品を紹介したいと思います。
1.抹茶ティラミス味、ティラミス味 2月2日発売
2.白桃&黄桃味 2月16日発売
3.ジャスミンティー味 3月2日発売
4.カスタードプリン味 3月9日発売
5.さくらんぼ味 4月6日発売
6.チョコ&ローズ味 4月13日発売
7.チョコ&宇治抹茶味 4月20日発売
8.アップルビネガー味、レモンビネガー味 5月11日発売
9.ラムネ味 6月15日発売
10.スポーツドリンク味 6月22日発売
11.梅ソーダ仕立て味 7月13日発売予定
このように、1年間の間に様々な味が発売されています。ここで私が注目したいことが二つあります。
一つ目は、上にあげた商品は全てが製造期間2ヶ月のみとなっている事です。それぞれの商品に関する意見を見てみると、期間限定商品は販売期間が2ヶ月と短いこともありリピーターなあまりいないそうです。Nestleは、ロングセラー商品を産み出すことよりも、顧客に「1回は食べてみたい」と興味を持たせ、飽きさせないようとしているのだと思います。実際にSATYの
お菓子売場で「ラムネ味面白そうだから買っていこうよ」と言ってキットカットのラムネ味を買っていく親子連れを目にしました。
二つ目は、それぞれの季節を反映した味が発売されているということです。夏になるとビールの売り上げが伸びるという話は有名ですが、他の商品に関しても季節によって売り上げが変動するそうです。同じキットカットという商品でも、季節を反映した味を売り出すことで売り上げが伸びる可能性が高いということだと思います。
Nestleはコンスタントに色々な種類の味を売り上げことで、顧客に常に興味を持たせ、また飽きさせない努力をし、その季節にあった味を売り出すことで、売り上げを伸ばそうとしている。このことがNestleが次々と期間限定商品を売り出していく理由だと思います。
次回のゼミでは様々な味のキットカットを紹介したいと思います。
ゼミ生の皆さん、楽しみにしていてください。
追伸
杉山さんレスポンスありがとうございます。
飯降という名前の由来は、桓武天皇が奈良の室生地方にあった石に「いぶり」と名付けたことから、その集落一帯が飯降という名字になったそうです。
また、せんとくんについてですが、仏教界からは、仏に鹿の角を生やしたような姿は「仏様を侮辱している」と異議が唱えられ、また、作品から得られる著作権収入の譲渡も含めた制作料として500万円が作者に支払われたことも問題になりました。
最後になりましたが、これからよろしくお願いします。
玉乃井佑基さん、飯降治之さん、三戸ゼミ掲示板へようこそ
No:2402
投稿者:杉山(3期)
投稿日:2009/07/06 Mon 12:39:42
杉山(3期)です
僕が言うのも変ですが、本当にようこそ。
→玉乃井さん
>その中で、この三戸ゼミにあって他にはない「考え方」を見つけ、
>ここならば新しいものが見つけられると思ったからです。
なるほど、僕の三戸ゼミに参加した理由の一つも同じ理由でした。
(かなり前ですが・・・・)
「考え方」もそうですが、たくさんのことが学べると思います。
>「みかんの国」愛媛県出身の経営システム科学科2年
自己紹介もすでに工夫していますね。システム科学科?今そんなのがあるんだ・・
→飯降さん
「いぶり」と読むのね。初めて知りました。何か由来がありそうな名前ですね。
>「三戸先生の下で勉強し、先輩方と同じような高いレベルの能力を身に付けたい」
その心意気やよし!という感じです。お互いがんばりましょう。
「せんとくん」についてはあまり知りません。もう少し背景、批判の内容などを説明
してもらえると助かります。
掲示板には物理的な問題でゼミで会えないたくさんの先輩がいます。この出会いを大切にしたいですね。
二人とも、これからもよろしくです。
「整理」なくして真の「蓄積」なし。
No:2401
投稿者:太田 健一(3期生)
投稿日:2009/07/06 Mon 00:51:57
大野さん、佐々木さんは大変言いにくいことを言ってくれました。
有難いことです(今回の案件で私から「有難う」と伝えるのも変なのですが、
「有難い」なら妥当でありましょう)。
佐々木さんは、報告レベルの変化の理由を「報告の仕方を学び、経験を積んだ先輩から
アドバイスをもらい、報告の型を受け継いでいないということだと思います。」と分析して
います。しかしその一方で、「四年生にも五年生にも、そんな人(ゼミ報告がレベルダウン
していっても平気な人)はいなかったはずです。」としています。
私もその通りなのだろうな、と思っています。
報告レポートのレベルが飛躍的に向上したのは19期生が3年生になり、20期生が入った
頃でした。
その際に「報告の型が出来た」と思えたのですが、それは先輩・後輩間のコミュニケーションも
さることながら、当時レポートをよくするためのやり取りが活発に行なわれたこと、
モデルとすべき良きレポートが掲示板のトップページ(最新のページ)に常に掲載されて
いたこと、等の状況に拠るところも大きいものと思われます。
途切れたことでレベルが変わるのであれば、その「型」は暗黙知の粋を出るものではなく、
形式知にまでは至っていなかったのでしょう。
これは、一つには掲示板の限界を示していると思っています。
「三戸ゼミナール掲示板」は言ってみれば「神田の古本屋さん」です。
仕入れた本がどんどん積み重なっていき、本屋の親父さん(私のような管理人)には
どの本がどこにあるのかよく分かっているのですが、一見さんにはよく分かりません。
親父さんに聞けば答えてくれるのかも知れないのですが、それもどうも億劫です。
これに比して、「三戸ゼミナールホームページ」は「図書館」になる可能性を秘めています。
図書館にはジャンルごとのコードがあって検索が便利になっており、入り口には館内の
利用説明が分かりやすく明示されています。
私がいいなあ、と思っているのは【アーカイブス】>【三戸ゼミ掲示板の歴史】>
【掲示板からの転載】で、このコンテンツは使い方によっては形式知の集積の場と
なりえます。
今回、大野さんが分野ごとに引用してくださっている内容も、「現役生・活動用報告掲示板」に
掲載したままであれば大野さんの顔を知っている世代にしか直接的には伝わらないかも
知れないのですが、【掲示板からの転載】等に掲載することで、より形式知に近づくのでは
ないかな、と思っております。
今後佐々木さんや大野さん、あるいはその後輩たちが同じようなことを書き込まずに済むよう、
是非ご検討ください。
以前に19期生の藤井さんが、三戸ゼミナールホームページの「三戸ゼミpedia」開設を
受けて次のように書き込んでくれました。
「「蓄積」から「整理」へと動き出しているなぁと感じました。
自分がホームページを用いてやりたかったことをやってくれていて、感動さえ覚えています。」
2329藤井孝之(19期生)「これはすごい!「三戸ゼミpedia」」(2009年5月12日)
私は以前に「三戸ゼミナール掲示板」を「知と空気の蓄積」と表現したのですが、
この藤井さんの書き込みを読んで、「知の蓄積」には三戸ゼミナールホームページでの補完が
是非とも必要だな、と思い返した次第です。
先輩としての姿勢を自他に問い続けることが重要であることは当然ではあるのですが、
同じ過ちを繰り返さないためにはどのように有効な形式知にまで高めるかを考える必要が
あり、そのためにはホームページは大いに力を発揮してくれるのではないかと考えています。
【追記】
現在の現役生の方々はご存じないかと思いますが、過去に今回の案件とほとんど同じような
やり取りが掲示板でありました。今から見れば我ながら「何様のつもりだろう」と
非常に気恥ずかしいのですが、今回の大野さん、佐々木さんの書き込みの布石とも言える
やり取りなので引用しておきます。
たぶん、佐々木さんも大野さんも私も、一生忘れられないと思います。
痛みがダイレクトに伝わるのは良くも悪くも掲示板の特性です。
1308太田「18期生の皆さんへ」(2007年6月4日)
1309大野裕喜(18期生)「Re:18期生の皆さんへ」(2007年6月4日)
1310太田「Re:期待しています」(2007年6月5日)
1316佐々木真光(16期生)「Re:恥ずかしく思います。」(2007年6月6日)
1318大野裕喜(18期生)「Re:有難うございます」(2007年6月6日)
「現役生・活動報告板」を読んで思う。
No:2400
投稿者:佐々木(16期)
投稿日:2009/07/05 Sun 20:40:59
最近、「現役生・活動報告板」を読むと見知った名前の報告者が少なくなってきて、
ちょっと寂しく思っている今日この頃です。
やはりゼミを出て一年以上たつとこんなにもがらっと変わるのか、と思ってメンバーを
見ると、ところがどっこい、まだ半分くらいは一緒にやっていた名前があります。
なんてことを再認識してしばらくたつのですが、そうするとまた別の寂しさ、
というか非常に、非常に残念な、がっかりという思いが込み上げてきます。
「なぜ、四年生(と五年生)は、三年生のゼミ報告に対して何も書き込まないのだろう?」
掲示板上ではともかく、ゼミの場で注意やアドバイスをしているのだろうか?
それにしては基本的な間違いや、よく理解できない内容が訂正される気配もない…。
これでは、せっかく書いても三年生にとって何の蓄積にもならないのではないか…。
ついに、大野君が「報告の型を確認しよう」と書き込んでくれました。
しかし、これは有難いことだし、大野君にとっても勉強にはなったのでしょうが、
彼がまず一番に書き込まなければならないものだったのか疑問に思います。
卒業生が掲示板上で現役生に対して注意やアドバイスをすることは、とても微妙で難しい問題です。
しかし、今回は先生と日尻田さんに対しても、現役生の皆さんに対しても甘えさせてもらい、
四年生と五年生に向けてあえて掲示板で呼びかけを致します。
自分が楽をしている上に図々しいのですが、きつい言い方があっても許して下さい。
皆さんに対する思いは、院生時代と全く変わっていません。
刮目の時間に佐々木が喋っているというイメージで読んでもらえれば嬉しいです。
四年生と五年生の皆さん、三年生のゼミ報告を読んでどう思いますか?
私は、アドバイスしたいことが山ほどあります。
それこそ、毎回の分を一行ずつ直したいくらいです。
はっきり言って、昨年、一昨年より大幅にレベルが落ちました。
それは、今の三年生のレベルが低いということではありません。
むしろ、それぞれよく考え、よく頑張っていると思います。
皆さん(私も含めて)の三年生の今頃と比べてみると分かります。
では何が違うのかというと、報告の仕方を学び、経験を積んだ先輩からアドバイスをもらい、
報告の型を受け継いでいないということだと思います。
このレベルのことを、毎年先生や院生、最上級生が言わなくてはいけないのでしょうか。
だとするならば伝統や組織など無いも同然だし、三戸ゼミはそうではないはずです。
この状況だけを切り取ると、四年生の皆さんは大野君や藤井君といった、ゼミ報告を磨き上げてきた
先輩方から自分たちがしてもらったことを後輩たちにはやっていない人たちということです。
五年生の皆さんは、同期の藤井君と共にようやく形に仕上げたゼミ報告、佐々木たちの代や
大野たちの代でもできなかったゼミ報告がレベルダウンしていっても平気な人たちということです。
しかし、四年生にも五年生にも、そんな人はいなかったはずです。
もちろん、それぞれに事情や状況があるでしょうし、私もこんなことを言えるほど立派ではありません。
ゼミの場でも人の期待を裏切り、無責任なことを数えきれないほどやっています。
自分でも気づかずに、もしくは分かっていても「まあ、今は…」と理由を作って放っておく。
結果的に、他者に対して、自分がやってきたことや自分の過去に対して不誠実になってしまう。
私もそうですが、人が自分に都合の良い理由を思いつく能力には抜群のものがあります。
それでも、だからこそ、お互い注意し、アドバイスし、少しでもきちんとやっていきましょう。
今回の書き込みについても、過ちや不適切なことがあれば誰かが正してくれると思い、
それに甘えて書いてしまっています。
三戸ゼミで学べることをしっかりと吸収すれば、どこの会社でも組織でも通用する「能力」を
身につけられることは間違いがありません。
しかし、三戸ゼミで学べることで最も大事なことは、単に「能力」ではないはずです。
自分と周囲の人たち、自分と組織の関わり方、(安っぽい表現ですが)自分の生き方だと思います。
どこかで、自分とゼミとの関係を、自分が一方的にゼミと先生から学ぶ関係だと思ってしまい、
仲間や後輩たちのこと、他者やゼミにとっての自分の意味という視点を忘れてしまっていませんか?
まだまだ私にはできない、できていないことですが、自分がこれまで関わった全ての人たち、
自分が歩んできた道を大切にすることが、即ち自分のこれからを大切にすることだと信じています。
「どうせ書かなきゃいけない…。」ではなく、「せっかく書くんだから!」と思いたいし、
思ってもらいたいじゃないですか。
私もできる限り参加しますので、これからのゼミ生は誰でも一定水準の報告を書けるようになり、
さらにレベルアップしていけるように頑張っていきましょう。
経験として、人に教える、分かるように伝えようとすることが何よりも力がつきます。
四年生、五年生の皆さん、期待していますよ。
22期:飯降治之 自己紹介
No:2398
投稿者:飯降 治之(22期)
投稿日:2009/07/03 Fri 17:33:51
初めまして。
22期生として三戸ゼミナールに参加させてもらった飯降治之(いぶりはるゆき)です。
私は奈良県出身です。奈良県と聞けば有名な歴史的建造物が頭に浮かぶと思いますが、今1番注目
されているのは、「せんとくん」です。当初、「せんとくん」はその容姿から様々な批判を呼びました。
しかし、テレビで報道されるほど「せんとくん」への批判は無かったように思います。それを裏付け
るように、昨年の8月19日に開催された遷都祭500日前イベントにおいて、県下最大の収容人数を
誇る「なら100年会館」が超満員になりました。
私が三戸ゼミを志望した理由は、三戸先生の講義である「企業と社会」を受講する中で、三戸先生の
下で勉強していきたいと考えたからです。このように考えるようになった理由が三戸先生の授業の進
め方です。
他の講義ではテストで単位を取得する目的のみに授業が進められていた気がしますが、三戸先生はテ
ストには関係ないが、興味がわく時事ネタをたくさん取り入れ、それを経営学の観点から分析して講
義をすすめて下さり、あっという間に講義が終ってしまいます。
そして三戸ゼミに参加させてもらい、真面目にゼミに取り組む先輩方の姿を見て「三戸先生の下で勉
強し、先輩方と同じような高いレベルの能力を身に付けたい」と感じ、第1志望で三戸ゼミに参加
させてもらいました。
先輩方に早く追いつけるように全力で取り組みます。
OB・OGの皆様、よろしくお願いします。
村上春樹 1Q84
No:2397
投稿者:杉山(3期)
投稿日:2009/07/01 Wed 00:16:55
村上春樹 1Q84 読了しました。
僕に村上春樹本は向いてないかもしれません。
とはいいながら読後感はあまり悪くありません、不思議です。
結構な長編ですが、3時間くらいで一気に読んでしまいました。
以前話題にした「Always on the side of the egg
」とどうしても関連付けて読んでしまいます。
そのあたりのバイアスが僕の中にあるからかもしれません。
他の方の感想も聞きたいですね。
タイトルの付け方
No:2396
投稿者:三戸 浩
投稿日:2009/06/30 Tue 00:00:09
先日、書店をのぞいていたら、
「読みたい」と思わせるタイトルに出会った。
小学館から出ている
「全集 日本の歴史」
である。
全集 日本の歴史/小学館 2007年〜
(1)旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記
(2)日本の原像
(3)律令国家と万葉びと
(4)揺れ動く貴族社会
(5)躍動する中世
(6)京・鎌倉 ふたつの王権
(7)走る悪党、蜂起する土民
(8)戦国の活力
(9)「鎖国」という外交
(10)徳川の国家デザイン
(11)徳川社会のゆらぎ
(12)開国への道
(13)文明国をめざして
(14)「いのち」と帝国日本
(15)戦争と戦後を生きる
(16)豊かさへの渇望 (全集 日本の歴史 16)
別巻 日本文化の原型
どうだろうか?
明治以降もいいが、中世・近世の付け方がいいねぇ。
その時代の本質・魅力を表している。
編者のセンス・見識が現れるねぇ。
講談社「日本の歴史」全26巻
と比較してみて欲しい。
日本の歴史 1〜26 講談社 2000年 8月~
(1)「日本」とは何か
(2)縄文の生活誌
(3)王権誕生
(4)大王から天皇へ
(5)平城京と木簡の世紀
(6)律令国家の転換と「日本」
(7)道長と宮廷社会
(8)武士の成長と院政
(9)古代天皇制を考える
(10)頼朝の天下草創
(11)蒙古襲来と徳政令
(12)太平記の時代
(13)室町人の精神
(14)一揆と戦国大名
(15)周縁から見た中世日本
(16)織豊政権と江戸幕府
(17)天下泰平
(18)成熟する江戸
(19)開国と幕末変革
(20)文明としての江戸システム
(21)維新の構想と展開
(22)明治人の力量
(23)政党政治と天皇
(24)帝国の昭和
(25)戦後と高度成長の終焉
(26)日本はどこへ行くのか
もう1シリーズ。
中公文庫「日本の歴史」全26巻。
時代を感じさせる、というより、
いかに、(最近の小学館本の)センスが良くなったか、がわかる。
意識して、タイトルを見ていくことにより、
ネーミングのセンスも培われていくと思う。
日本の歴史(中公文庫) 1965〜67年に刊行
〈1〉神話から歴史へ 井上 光貞
〈2〉古代国家の成立 直木 孝次郎
〈3〉奈良の都 青木 和夫
〈4〉平安京 北山 茂夫
〈5〉王朝の貴族 土田 直鎮
〈6〉武士の登場 竹内 理三
〈7〉鎌倉幕府 石井 進
〈8〉蒙古襲来 黒田 俊雄
〈9〉南北朝の動乱 佐藤 進一
〈10〉下克上の時代 永原 慶二
〈11〉戦国大名 杉山 博
〈12〉天下一統 林屋 辰三郎
〈13〉江戸開府 辻 達也
〈14〉鎖国 岩生 成一
〈15〉大名と百姓 佐々木 潤之介
〈16〉元禄時代 児玉 幸多
〈17〉町人の実力 奈良本 辰也
〈18〉幕藩制の苦悶 北島 正元
〈19〉開国と攘夷 小西 四郎
〈20〉明治維新 井上 清
〈21〉近代国家の出発 色川 大吉
〈22〉大日本帝国の試煉 隅谷 三喜男
〈23〉大正デモクラシー 今井 清一
〈24〉ファシズムへの道 大内 力
〈25〉太平洋戦争 林 茂
〈26〉よみがえる日本 蝋山 政道
折角、片岡が、表をそのまま載せるテクニックを教えてくれている。
3シリーズを並べるとよくわかるのだが、
面倒なので、しない。
(新色は使った)
自己紹介−22期生、玉乃井佑基です
No:2395
投稿者:玉乃井 佑基(22期)
投稿日:2009/06/29 Mon 13:13:23
初めまして。
三戸ゼミ第22期生として参加させていただくことになりました
「みかんの国」愛媛県出身の経営システム科学科2年、玉乃井佑基(たまのいゆうき)です。
チームは毅無双に仮配属させて頂きました。
簡単ではありますが、この場を借りて自己紹介をさせていただきたいと思います。
私がこのゼミを志望した理由は、ゼミ説明会での先輩方のお話や、オープンゼミに参加させていただき
その中で、この三戸ゼミにあって他にはない「考え方」を見つけ、
ここならば新しいものが見つけられると思ったからです。
そして、この期待は面接の際、私の応答に対して
先生に全く新しい視点での見解を返していただいたときに確信へと変わりました。
さらに、私は読書が好きなので
「本の交換会」で普段自分では読むことが少ないような本に出会えることも楽しみにしています。
何かオススメの本があれば、是非教えていただきたいです。
まだまだ未熟者ですが、その分これから学べることも多くあると思っています。
ご迷惑をおかけする事も多々あると思いますが、ご指導の程、よろしくお願いします。
Re:最近読んだ、買った本。
No:2394
投稿者:佐々木(16期)
投稿日:2009/06/20 Sat 18:42:50
1.「陰徳」について
「偽善」の対極としての「陰徳」、非常に納得いたしました。
「陰徳」は私も言葉としては知っていたものの、全く頭に浮かびませんでした。
中島さん、さすがでございます。
これからは古典にも親しみ、教養を身につけていきたいと思います。
この何週間か、久しぶりに三戸ゼミの雰囲気を味わうことができ、とても楽しかったです。
どうも有難うございました。
2.最近買った本について
先生、本のご紹介どうも有難うございます。
「本の部屋」に書こうかとも思ったのですが、今回はこちらに書かせてもらいます。
(片岡君、不適切でしたら「本の部屋」に移しますのでよろしくお願いします。)
先生から教えていただいた、
平岩弓枝『西遊記 1〜4』(文春文庫)
広瀬正『マイナス・ゼロ』他・小説全集全6冊(集英社文庫)
を早速購入いたしました。
『西遊記』は通勤・帰宅時の電車だけなのに数日で一気に読みきってしまいました。
確かに、「ベタな!」という感じですが、とても面白かったです!
広瀬正はこれからですが、先生がそこまで推されている著者ですので、かなり楽しみです。
さて、他にここ1、2か月で買った本から何冊かご紹介いたします。
★★★★★
(1)佐藤俊樹『意味とシステム』(勁草書房)
渡辺さんから紹介されました。著者&紹介者買いです。
博士論文を出版したという『近代・組織・資本主義』(ミネルヴァ書房)を読んで以来、
佐藤俊樹のは論文を含めてほとんど読みました。
久々に知的興奮を覚えましたが、同時に自分の概念に対する感覚や抽象的思考力が如実に
落ちていることも自覚させられました(頭のスタミナの問題なのかもしれません)。
悲しい…。
★★★★
(2)竹森俊平『資本主義は嫌いですか』(日本経済新聞社)
金融危機について、単に事象を時系列的に追っていくのではなく、構造的に説明してくれています。
面白いと思ったのが、ケインズ経済学と対比させるのに、ハイエクやフリードマンに代表される
新自由主義を置くのではなく、シュンペーターを置いていることです。
政府による介入によって企業を延命させるのではなく、「創造的破壊」のために清算すべき、
という考え方からすると、介入に否定的という点で新自由主義と同じだと気づかされました。
出版後にはかなり売れていたようなので、読まれた方も多いかもしれません。
(3)福田歓一『デモクラシーと国民国家』(岩波現代文庫)
著者は丸山眞男と並ぶ戦後日本の政治学のビッグ・ネームです。
ですが、前者と比べると知名度も低く、著作も入手しにくい状況でしたが、最近岩波から
論文集が文庫で出版されました(岩波新書でもありましたが、絶版になっています)。
私たちが当たり前に使っている、民主主義、(国民)国家といった概念を学ぶのには、
丸山や他の学者よりも福田が一押しです。
★★★
(4)M.M.ワールドロップ『複雑系』(新潮文庫)
院修了直前にカール・R・ポパーを読んで魅かれて以来、自然科学・社会科学の区別なく、
「科学の方法」に前以上に関心を持つようになりました。
何よりも、これを読んで、まだ黒か白か分からない、しかし己はこれこそと信じている
学問に人生を賭けて取り組む天才たちの姿に心を打たれました。
自分が一生を捧げられるものを持つということは難しく、とても幸せなことだと思います。
未読
(5)シュテファン・ツワイク『ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像―』(岩波文庫)
先生も以前掲示板にも書かれていましたが、「伝記」はいい!
中でも、読みたいと思っていて絶版だった本書をたまたま見つけることができました。
斎藤孝が「伝記」を紹介していた際に絶賛していたものです。
未読で絶版本を紹介するのは、かなりいかがなものかなのですが、どこかで見かけましたら
「とりあえず買い」を強くお勧めいたします!
近年、本が売れない、本屋さんの経営が苦しいといった話を聞きますが、本屋さんには
次々と新刊が並び、紀伊国屋や丸善といった大きい店はいつも人で溢れています。
また、会社でも周りの人たちもかなり読んで勉強しています。
せっかく「本の部屋」を作ってもらったので、皆で育てていって楽しみ、役立てたいですね。
深夜の飛び込み営業、失礼致します。
No:2393
投稿者:三戸ゼミ不動産 営業担当
投稿日:2009/06/19 Fri 02:01:49
本の話題(後編)
No:2391
投稿者:三戸 浩
投稿日:2009/06/19 Fri 00:38:24
続きを書こう。
(3)以前から、みんなに教えようと思っているまま、半年か1年以上経ったネタを。
広瀬正という(SF作家)を知っているだろうか?
私の知的方向性・枠組みの形成をほぼ決定づけたのは、SFと司馬遼太郎だったと思う。
そのSF作家の中で一人挙げるとするなら小松左京なのだが、
ひとに読ませたい、と強く感じるのは広瀬正の方かもしれない。
不慮の死を遂げ、著作数も少ないため、著名ではないが、
どの作品も捨てがたい魅力にあふれている。
その広瀬正の作品を読ませたくても、長らく絶版状態であった。 それが、集英社文庫で再刊されている。
どれか一冊、入門なら
・『タイムマシンのつくり方』だろうか。
短編集じゃない方がいい向きには
・『マイナス・ゼロ』
・『鏡の国のアリス』
がいいのではないだろうか。
集英社文庫はよく品切れ・絶版状態となるようだ。
この広瀬正作品集も96年に出た後、
しばらく店頭で見あたらなくなっていたものが、また並べられている。
「とりあえず」購入しておくことを、強く強く勧めたい。
(4)鉄道関係の出版物が急激に増えていることに
気づいているだろうか?
雑誌以外に文庫・新書で何点も、
また「鉄道専門の新書」まで出ている!!
NHK「知るを楽しむ」シリーズを知っているだろうか?
・原武史『鉄道から見える日本』
おもしろい!
路面電車から地下鉄に変わったことにより、どうなったか?
「なるほど」と頷いてしまう。
その本により、同じ世界が違って見えるようになる、
これこそ、読書の醍醐味ではないだろうか。
TVのテキスト故、すぐ店頭からなくなる。
(このシリーズは、まさにタイトル通りのものが結構ある。
私は、本屋に行った時、できるだけこのシリーズで
どんなのが出ているかチェックするようにしている。)
「鉄道ブーム」分析は、また後日。
(5)ゼミ生・OBで村上春樹『1Q84』を買った人が
どれ位いるのか知りたい。
村上fanは何人かいたように記憶しているのだが…。
「買った」という一言でいいから書き込んでくれないかなぁ…。片岡の「遊具置き場」のせいで書き込むのに時間がかかってしまった!!
本の話題(前編)
No:2390
投稿者:三戸 浩
投稿日:2009/06/19 Fri 00:30:08
(1)「偽善の対極は何か」のみんなの議論、
本当に楽しく、興味深く読ませてもらった。
中島の見事な「正解」。
当てたこともさり事ながら、答案自体が…。
また、「(私の)正解」にたどり着くことと同時に、
みんなが、どのように議論を拡げてくれるか、
それを期待していたのだが、
流石だなあ…。
久しぶりに「三戸ゼミ掲示板・板ゼミ」を見せて貰った。
有り難う。
ところで、
「偽善は悪か」はどうだろうか?
「偽善の対極=陰徳」で、一段落ついてしまったため、
忘れられているようだが…。
そこで、この問題に食らいついている今村に
西田幾多郎『善の研究』を読んでみたら、と嗾しておいた。
旧制高校生たちの必読文献だったと言われる、
この本を手に取らせるのには絶好の機会、と思ったのだが……。
どうも、本テーマに迫るには、迂遠な様だ。
・ニーチェ『道徳の系譜学』光文社古典新訳文庫
の方がいいのではないか…。
(こんな文庫が出ていることをこの本で初めて知った。
他に、ルソー『社会契約論』やダーウィン『種の起源』等々がある。
こんな文庫が出てくるのは、現代日本の知のあり方・レベルが、
それだけ熟していることの証と見ることもできるよなぁ…。)
つい先日、岩波より、随分と読みやすくなって出ていた。
第1論文「善と悪」と「良いと悪い」は
本テーマにぴったりではないだろうか…。
今村には、まずこっちを勧めるべきだった。
この「善−悪」「良い−悪い」は、
数年前のテーマ、「良い」「善い」会社、から続いている問題だ。
(2)長谷川眞理子『生き物をめぐる4つの「なぜ」』集英社新書
このところ、生物・生命関係でも、興味深い本が次々に出ている。
目次
第1章 雄と雌
第2章 鳥のさえずり
第3章 鳥の渡り
第4章 光る動物
第5章 親による子の世話
第6章 角と牙
第7章 人間の道徳性
この第7章のタイトルを見て、即、購入決定。
「善」を論ずるなら、「道徳」は視野に入れておかねばなるまい。
火曜日に買ったばかりで(読みかけが5、6冊あるので)
まだ、読んでいないのだが、
すばらしい「随伴的結果」をもたらしてくれそうだ。
各章のテーマは全て、次の4つの要因から読み解かれている。
1.それがどのような仕組みか(至近要因)
2.どんな機能をもっているか(究極要因)
3.生物の成長に従い、どう獲得されたか(発達要因)
4.どんな進化を経てきているか(系統進化要因)
日本語としてピンとこない表現もあるが、
この「4つの要因」は「使える!!!!!」のではないだろうか!
「雄と雌」や「鳥のさえずり」を
「日本的経営」や「企業統治」に置き換えてみたら…。
「良い方法論」「分析手法・視角」を得た時の喜び!!
勿論、生物学の手法をそのまま、という訳にはいかぬであろうが…。
この「4つの要因」だけで、「人間の道徳」がどうであろうと、
十分に支払った価格の何倍もの価値があるだろう。
下で紹介する、原武史『鉄道から見える日本』でもそうだが、
本の中に、一つ「使えるもの」「語りたく・教えたくなるもの」があれば、
その本は、絶対に「お買い得」である!!
長くなった。ここで、一旦切ろう。
三戸ゼミHPに、書き込み遊具置き場がOpen!!
No:2389
投稿者:三戸ゼミホームページ広報
投稿日:2009/06/18 Thu 20:28:15
こんなことも
そんなことも
あんなことも
どんなことも。
どうぞ遊んでみてください。
Re:偽善の対極「陰徳」について
No:2388
投稿者:18期生 大野裕喜
投稿日:2009/06/12 Fri 22:03:52
太田さん、そして報告を楽しみにしておりました皆さん、
書き込むのが遅れて申し訳ありません。
早速ではありますが、今回の「偽善の対極の言葉は何か」についての先生の
お話をまとめたいと思います。
1.問題の確認と先生からのヒント
(1)問題
「偽善の対極の言葉は何か。」(偽善⇔○○)
(2)先生からのヒント
@:○○は最近すっかり忘れられており、表立って否定されてはいないが、その傾向にある。
昔は良いとされていたが、最近では使われなくなり、死語となりつつある。
A:○○は特に日本で重要な徳目として考えられている。
B:偽善の対極にある○○の後ろの文字(言葉)は、「善」に似た意味の言葉である。
前の言葉は「偽」とは違う軸の文字(言葉)である。
2.偽善の対極の言葉は何か
・正直 ⇔ 誠実
・偽善 ⇔ 陰徳
(1)「正直」と「誠実」
○「正 直」
正直とは、隠さないこと、偽らないことであり、自分の感じた事、考えた事をそのまま表に
出す事である。その結果、相手が傷つくのかどうか、相手がどのように思うかを考慮しない。
正直を無自覚に肯定すると、自分だけが良くて、周りの人が迷惑を被ることになり、
それが周り巡って自分が不利になることになる。
(ゼロサム社会、競争原理が働く社会では正直が、その社会の原理となる)
○「誠 実」
誠実とは、正直の対極にあり、自分の感じたこと、考えた事をそのまま表に出すのではなく、
自分の言動が相手にとって望ましいかどうかを考えて、行動することである。
相手にとってプラスになるよう行動して、その結果自分もプラスになり、長期的な関係を
重んじるプラスサムの日本社会の原理であると考えられる。
(まさに佐々木さんが書き込んでくれましたように、己に立てば「正直」であり、
他者に立てば「誠実」である、となります。)
(2)「偽善」と「陰徳」
○「偽 善」
他者のため、良い事をしているのだが、それを自分はこんなに良い事をしていると、
周りに「見せびらかす」、「取り繕うの」が偽善である。
(広辞苑:本心からでなく、みせかけにする善事。)
○「陰 徳」
他者のために良い事をしているのは、偽善と共通ではあるが、それを「表に出さず隠す事」、
自分の行った善行について「隠そうとする」のが陰徳である。
(広辞苑:人に知られぬように施す恩徳)
3.陰徳にみる日本社会の特徴
(1)CSR報告書に対する評価
CSR報告書が偽善であるとの見方がされる。また、企業が社会的貢献をしているのも
偽善であると考えられるが、それはなぜだろうか。
それは、日本には(薄れてはいるものの)陰徳という価値観があるからではないだろうか。
自分が良い事をしている事に対して、それを表に出す事は、みっともないというか価値観が、
CSR報告書に対する評価に繋がっていると考えられる。
(2)日本人の価値観
昔は陰徳という価値観は広く日本人に共有されていた。それは、多くの日本人が
エリート的な考え、発想を持っていたことでもあると考えられる。
かつて一般の人々は、自分の役割だけを考えればそれで良かった。他者のために、
自分がどのように行動すべきか考える必要性は少なかった。
しかし、陰徳という考えは、「他者の事を考える」というのが、その前提にある。
陰徳という価値観、倫理は、日本社会の特徴の1つであるといえよう。
最後に
今回の「偽善の対極の言葉は何か」という、ゼミの場で先生が出題された問題を、今村君が
掲示板に書き込んでくれたおかげで、沢山のOBが参加され、多くの意見が生まれました。
三戸先生からも、掲示板での一連の議論を見て、
・問題の出題の仕方が難しかったものの、OBの方からの意見を聞くことで、その広がりを
知る事が出来た
・なぜ「陰徳」という言葉が中々出てこないのかを考えるのが面白い
とおっしゃっておりました。
何人かのゼミ生からは、「陰徳」という言葉については、聞いたことがあるものの、先生から
更にヒントいただいても、「陰徳」という言葉を出す事が出来なかっただろう、という意見が
聞かれました。そのことが、まさに今の日本社会における「陰徳」の占める位置と意味について
物語っているように思えます。
その中で、「陰徳」を的中させた中島さん、お見事でした。中島さんの古典への造詣の深さ、
そして「陰徳」という言葉を掲示板で目にした時は、大変驚きました。
私も古典の世界を噛み締めて、実際の行動に活かしていきたいと思いました。
今回の「偽善の対極の言葉は何か」、という問題から掲示板が大いに盛り上がりました。
これからもゼミの場で先生がお話されたことを、折に触れて掲示板に紹介していきたいと
思いますので、楽しみにしていて下さい!!
愉しみとしての古典
No:2386
投稿者:中島大輔(八期生)
投稿日:2009/06/11 Thu 22:25:39
「偽善の対極」の議論のなかで、
太田さん、佐々木さんが「正直」とは何かを論じていらしたのが
わくわくするほど面白くて、ためになりました。
みんなで新しい見方を持ち寄って、こうじゃない?って話す感じが読んでいて楽しかったです。
こういう見方があるのか!という体験は日常生活では殆ど味わえません。
ありがとうございました!
現役生・活動報告用掲示板に「臓器提供 是か非か」というテーマがあったので
三国志・夏侯惇の逸話で有名な
「身体髪膚 之を父母に受く。敢えて毀傷せざるは孝の始めなり」出典『孝経』
を紹介しようかな、とも思ったのですが、孝とはどのように位置づけられるのか整理しきれず
結論に納得を得られないように思って止めました。
「孝」とは何か、という楽しい問いが見つかって古典を読む楽しみが
また一つ増えました。片岡さん、分かったらまたご報告しますね。
「古典」への誘い≒NHK週間こどもニュース
No:2385
投稿者:片岡 憲洋(20期生)
投稿日:2009/06/07 Sun 06:03:26
中島さん、「古典」のご紹介、どうもありがとうございます。
「古典」から学んでいらっしゃる中島さんからのご紹介は、
僕のようなまだまだ教養不足な学生にとって(これは「すべき」課題だ)、
まるでNHK週間こどもニュースのようです(これは「良い」企画だ)。
僕も「古典」に興味があるので、アパートのトイレ(笑)に「論語」を
忍ばせているのですが、それでもやはり「とっつきにくい」ものです。
これからも、中島さんのご紹介を通して、勉強していきたいと思います。
p.s.
以前に三戸先生から、「教養は必要だぞ〜。教養の基礎は言葉だろ〜。」
と言って頂いたことを思い出しました。
「偽善」の対極の言葉 : 正解
No:2384
投稿者:太田 健一(3期生)
投稿日:2009/06/06 Sat 23:11:13
三戸ゼミ掲示板大学院版を見に行きましたら、大野さんが「偽善」の対極の言葉の
正解を書き込んでくれていました。
大野さんは誰かが正解をこの掲示板に書き込むまで、当日の大学院ゼミでの報告を
書き込めなかったのですね。
今回の問題では、教養の差を思い知らされました。
先人から学ぶことの大切さを分かっていながら、少しも実践できていない己を知らされました。
今村さん、今回の今村さんの問いかけのおかげで、中川さんが初めて書き込んでくれました。
岩切君、中島君が久しぶりに書き込んでくれました。
停滞気味であった掲示板を盛り上げてくれて本当に有難う。
大野さん、落ち着いてからで良いので、こちらの掲示板にも先生からの正解に関する
お話を書き込んでくれると嬉しく思います。
いやー。楽しかった。
この数週間、毎晩『広辞苑』や漢和辞典を広げるのがとても楽しかったです。
其「陰徳」乎
No:2382
投稿者:中島大輔(八期生)
投稿日:2009/06/05 Fri 23:09:14
「偽善」の対になる言葉は、「陰徳」ではないかと思います。
四知〔後漢書楊震伝〕(天知る、地知る…)の逸話は
人知れず行なった善行についても天地は知っていると私たちに諭してくれています。
「陰徳」の出典は『淮南子』です。
せっかくですので、一緒に全文を見ながら意味を見ていきませんか。
新釈漢文大系62『淮南子 下巻』楠山春樹訳、明治書院、1988年
巻十八 人間訓 六
(書き下し文)
聖王の徳を布き 恵みを施すは、その報を百姓に求むるにあらず。
郊望禘嘗(宗廟を祀る)するは、福を鬼神に求むるに非ず。
山は其の高きを致して雲雨起り、水は其の深きを致して蛟龍生じ、
君子は其の道を致して福禄帰す。
夫れ陰徳 有る者は、必ず陽報有り。隠行 有る者は、必ず昭名有り。
(口語訳)
聖王が徳を敷衍させ、恵みを施すのは、その報いを百姓に求めるためではない。
宗廟を祀るのは、福を鬼神に求めているからではない。
山は高さを極めてこそ雲雨が起り、水は深さを極めてこそ龍が生じる。
君子はその道を極めてこそ福禄が帰する。
陰徳のある者には、必ず陽報があり、隠行のある者には、必ず昭らかな名声がある。
(以下の文は長いので、口語要約)
禹は治水に励み、契は道徳を教え、后稷は農耕を教え、民を安んじた。
だから三后の後裔で王にならなかった者がないのは、陰徳があったからこそである。
その後、周の王室が衰え礼儀が廃れると、孔子が聖王の道によって世を教導した。
今に至るまで彼の継嗣が絶えないのは隠行があったからである。
始皇帝は天下平定しながらも亡び、商鞅・李斯は刑死した。
(陰徳・隠行がなかったためである)
…つまり黍(もちきび)を植えた者が稷(うるちきび)を収穫するはずはなく、
怨みを他者に植えつけた者が徳をもって報いられるはずはないのである。
「陰徳」の原典の意味は上で見てきた通りですが、現在の意味では
「陰で人知れず行なう善行」という感じですね。
山本周五郎『日本婦道記』の主人公たちの姿が思い起こされます。
中川篤さんが指摘されているような「公」の意識が行いの美しさを支えているのだと思います。
偽善について、興味深い古典を紹介します。
「荀子」栄辱篇第四の八
材性知能(知能や性質)は君子も小人も同一なり。
栄を好みて辱をにくみ、利を好みて害をにくむは、これ君子と小人の同じき所なり。
然れども、これを求める所以の道は(求め方の方法)則ち異なれり。
小人なる者は疾めて(しばしば)誕を為しながら(嘘をつきながら)、
しかも人の(他者が)己を信じん(自分を信じてくれる)ことを欲し、
疾めて詐を為しながら(詐欺を行ないながら)、
しかも人の己に親しまん(他者に親しまれる)ことを欲し、
禽獣の行ないなるに しかも人の己を善とすることを欲し、
おもんばかることは知りがたく(思慮することは暗愚で分かりにくく)、
行なうことは安んじ難く(行なうことは安心できず)、
持することは立て難く(保持することは尊重し難く)、
ついには則ちその好む所(栄)を得ずしてそのにくむ所(辱)に遭うなり。
君子は自ら信にして亦た人の己を信じんことを欲し、
忠にして亦た人の己に親しまんことを欲し、
修正治辯にして(自ら修正で治まり整ったうえで)人の己を善とすることを欲し、
おもんばかることは知りやすく、行なうことは安んじやすく、
持することは立てやすく、ついには則ち必ずその好む所(栄)を得て、
そのにくむ所(辱)に遭わず。この故に(君子は)窮するとも(名は)隠れず、
通ずれば大いに明らかにして身は死すとも名はいよいよあらわる。
小人は、
「知能材性、固より以て人に賢ること有らん」
(君子は知能や性質が他者よりも優れているのだろう)
と願い言わざるはなし。
それその(それは知能や性質が)己と異なること無きを知らざるなり。
則ち君子は注錯(挙措)の当れる(適切な)者にして小人は注錯の過ちたる者なり。
故に小人の知能を熟察すれば其の君子の為す所を為すべきに余あることを知るに足る。
(小人にも君子の行なったことを行なうだけの力が本来十分にあることが分かる。
数々のご期待に応えられず、申し訳ありませんでした。
詐欺師にならずにすむように、急いで取り戻していきたいです。
三戸ゼミの本棚、見に行ってみました。
No:2381
投稿者:太田 健一(3期生)
投稿日:2009/06/05 Fri 22:19:32
おー。三戸ゼミの本棚、素晴らしいですね。
こんな便利なツールがあるとは知りませんでした。
視覚的にもとても綺麗で、今後どんな本が並んでいくのか楽しみです。
ただ、口うるさいOB/OGから、「この本が無ければ三戸ゼミの本棚とは言えまい!」
との声がいろいろと入ってくるかも知れません。管理人さんのご苦労をお察しいたします。
私からは『どくとるマンボウ青春期』を欠かすわけにはいかんだろう、とだけお伝えしておきます。
かんべむさしの『公共考査機構』、まだ入手可能なのですね。
その昔、ゼミ生は全ページをコピーせざるを得ませんでした。ネットの便利さを感じます。
※それにしても、↓この強引な写真の使い方は一昔前のS華社なみですな。東スポでもここまでは…。
ホームページに、「本の部屋」OPEN!!
No:2380
投稿者:三戸ゼミHP管理人
投稿日:2009/06/05 Fri 21:30:59
なんてこった!すっぱ抜かれた!!
「美徳」ではないかと・・
No:2379
投稿者:杉山(3期)
投稿日:2009/06/04 Thu 07:41:58
朝掲示板をチェックしていたら・・太田の意見をみて
「美徳」ではないかと・・思いました。
ひとまず書いておきます。
----
職場より追記です。
まず、タイトルつけました。
美徳という言葉はすでにこの議論に何回がでていますね。
No:2373 投稿者:太田 健一(3期生)より
自分の現状を無条件に肯定するかのような現代の用法での「正直」ではなく、
本来の美徳としての「正直」として判断すべきなのだろうなと思っております。
No:2367 投稿者:太田 健一(3期生)より
ヒント1の「昔は良いとされていた」、ヒント2の「日本で重要な物として考えられている」を
合わせて考えれば、【日本の昔話】で説かれている「正直」という美徳が、もっとも正解に
近いのではないかと考えます。
No:2366 投稿者:岩切 尚弥(4期生) より
正しい気持ち(動機)で正しいことをする(行為)が「正直」ではないかと思います。
故に、「正直」とは美徳とされてきた言葉ではないのでしょうか。
四知はまさしく、「徳」を積んだ人が「美」しく生きるための言葉だなあ。
「善−悪」「真−偽」「美−醜」?
No:2378
投稿者:太田 健一(3期生)
投稿日:2009/06/03 Wed 23:11:34
何か「分かった」という感触を得て書き込むのが本道だと思うのですが、現在「分からない」
ことを記しておくことで、今後に繋げたいと思います(なんと言い訳がましい前置きでしょう)。
2374で今村さんから新たな先生からのヒントをご紹介いただきました。
便宜上、各々の○に番号を振ってみます。
善−悪
@−偽
A−B
まず「@」に入るのは「真偽」という言葉からもやはり「真」でしょう。
善−悪
真−偽
A−B
さて一方、大野さんが書き込んでくださった先生からのヒント(2359参照)では、
次のように記されております。
「偽善の対極にある○○の後ろの文字(言葉)は、「善」に似た意味の言葉である。
前の言葉は「偽」とは違う軸の文字(言葉)である。」
ということは、偽善の対極にある二字熟語の前の文字は、「偽」を含む軸の文字ではあっては
ならないわけです。
私も「偽善⇔誠実」との結論にはなるほどなあ、と納得しかけたのですが、今村さんが
示してくれたように「まこと」という意味を共通することから@に「誠」を当てはめると、
軸は「誠−偽」となり、「誠実」という文言は、<前の言葉は「偽」とは違う軸の文字
(言葉)である。>という先生のヒントに適合しないことになります。
かといって、「誠」という文字をAに当ててみても、Bに困ることになります。
「善」、「偽」の反対語=「真」とくれば、Aにはやはり人間の理想としてのもう一つの
普遍的価値である「美」が来るのが自然であるように思えます。
認識上の価値 = 真 ⇔ 偽(@=真)
倫理上の価値 = 善 ⇔ 悪
審美上の価値 = 美 ⇔ 醜(A=美、B=醜)
このように考えますと、先生のくださったヒントである
「偽善の対極にある○○の後ろの文字(言葉)は、「善」に似た意味の言葉である。
前の言葉は「偽」とは違う軸の文字(言葉)である。」
からは、前の文字が「美」で後の文字が「善」に似た意味の言葉である二字熟語が
求められるのではないかと思い色々と考えたのですが、そのような二字熟語は
思い浮かびませんでした。
「羊」を含む文字を色々と当てはめてみたのですがうまくいきません。
だんだんと深みにはまって正解からますます遠ざかるような気がします。
引き続き考えてみます。
偽善の対極にある言葉
No:2377
投稿者:小泉篤史(19期生)
投稿日:2009/06/03 Wed 02:38:19
20周年記念合宿ではOB、OGの皆様に「ブリッジに関して」は、現役生の完全勝利となり、皆様に1度たりとも上に乗せて上げることができず、まことに申し訳ありませんでした。ブリッジの天才・小泉篤史です。
中川さん、太田さん、岩切さん、佐々木さん、大野さん、今村さん
みなさんの議論がすごい盛り上がっているのを見てビックリしました。これだけの内容の濃い議論がこれだけの頻度で更新されている掲示板なんて滅多にないと思います。本当に三戸ゼミには変人がいっぱいいるのですね。しかし、私もその変人の仲間に入れていただきたいと思います!
偽善の対極は何なのか。私はこの対極という言葉にずっと引っかかりを持ってきました。なぜ反対ではなく対極なのか。それは偽善という言葉が1つの軸ではなく、2,3個の軸によって解釈されるからだと考えます。
私は偽善⇔犠牲だと考えます。
最初に先生から動機→行動→結果(評価)という先生のヒントがありました。しかし、これまでの議論では結果(評価)というところに焦点が当てられていないように感じました。そこで今までの議論を参考に偽善についてもう一度考えてみます。偽善とは自分のために善の行動をする。よって、結果として善の結果を導き出す。しかし、評価というものを考えると、偽善行為は決してイイ評価を得られるものだとは思えません。よって、
動機:自分のため
行動:善いことを行い
結果:善い結果を生み出すが、みんなから低い評価を得る。
となるのではないでしょうか。
そして、単純にこの対極を考えると、
動機:他者のため
行動:悪いことを行う
結果:悪い結果を生み出すが、高い評価を得る。
となります。これを文章にすると、他者のために悪いことを行い、悪い結果を引き起こすが、みんなから高い評価を得る。私はこれが犠牲なのではないかと考えました。誰かのために自分を犠牲にする。それは必ずしも善い行動をするとは限りません。自分が悪い行動をしたおかげでみんなが救われる。だから、悪いことをしたのにみんなから高い評価を得られるのではないでしょうか。
ただ、牲が善と似た意味の言葉ではないように思います。また、犠牲という言葉で日本社会の特徴を理解することはできるのか?についてはまだ詰め切れていません。
最後に、この掲示板を読んでいてOB、OGの方々が本当に三戸ゼミを、そしてこの掲示板を大切にしているなあと思いました。この掲示板には相手を批判したり蔑んだりといった書き込みが全くありません。2chをたまに読んだりしているのですが、そこでは相手をボロクソに批判したり、どうしょうもないことを書いたりしている板ばかりです。しかし、この掲示板からは、ともに学び、互いに尊敬しあっているとこが、読んでいてすごい伝わってきます。読んでいてとても気持ちがよかったです。こんな偉そうなことを書いてしまって、本当にすいません。でも素直にそう思わされました。三戸ゼミに入ってから、かれこれ4年目になってしまいましたが、今更ながらこの掲示板のよさが分かってきたような気がします・・・。
偽善の反対語
No:2376
投稿者:中川篤(1期生)
投稿日:2009/06/02 Tue 22:45:02
なんか数日見ないうちにすごく話が進んでいて、スピードについていけなくなりかけておりますが・・・。
まず、「偽善は善か」については、この前にも書かせていただきましたが、「偽善は善ではない」が答えになると考えております。
そもそも偽善を善とする価値観の中では、「偽善」という言葉自体が生まれ得ないと思いますので。それは単に善と呼べばよいのであって、偽善という言葉であえて区別する必要がありません。
で、悩み続けているのが偽善の反対語。
皆さんのご意見の中に、「正直」、「誠実」などがあげられておりますが、この中では「誠実」が一番しっくりくるような気がしております。
「正直」もなるほどと思わせる説明がされているのですが、じゃあ、「正直の反対語は?」と考えた時、その答えとして偽善という言葉が適当ではないのでは、と。
実は今日掲示板を見るまでは、「奉公」という言葉を考えていたのですよ。その行為が、自分のためになされているのか、他者のためになされたものなのかという軸で考えていたもので・・・。
「働くとははたを楽にすることだ」とか、「情けは人の為ならず」などと申しますが、他者や世の中に対して奉仕することは、めぐりめぐって、結果的に自分に良い結果となって戻ってくるものであって、殊更に自分の利益に直接的に結びつける事は美しくないという価値観(倫理観とか美意識といってもよいかと思います)が、少なくとも昔の日本においてはある程度共有されており、そういった価値観を下敷きにして、「偽善」という言葉も生まれた。そして現在、個人主義の台頭により、かつて共有されていたこの価値観は力を失ってきているのではないかと。
でも先生からのヒントの3を見る限り、この言葉も適当ではないような感じですね・・・。
でも、「誠実」という答えに乗っかるには、私の中でまだしっくりこない部分があるので、もうちょっと考えてみたいと思います。
追記:「善−悪」「誠−偽」「実−虚」
No:2375
投稿者:今村達朗(20期生)
投稿日:2009/06/02 Tue 05:37:55
すみません、書き込んだばかりですが、しばらく自分の書き込みを眺めているうちに
また新たな考えが続々と浮かんできました。
まず、三軸の意味づけについてですが、
「善−悪」・・善いか悪いか、という軸
「誠−偽」・・(心に対して)本当か偽りか、という軸
「実−虚」・・あるかないか(見せ掛けや幻か)、という軸
一般的に考えても上のようになると思います。
ここで、「正直」について考えてみます。
まず、考える糸口として、類語として「実直」について考えました。辞書(大辞泉)で調べると、
「誠実でかげひなたのないこと。またそのさま。律儀。」とあります。
「実直」を「実」と「直」に分けて考えると、「まっすぐである。」となります。
「正直」を同じように考えると、「正しくまっすぐである。」となります。
このことから、
人はもともと善なる存在であり、人としてまっすぐであれば、善である、ということ。
そしてその善とは、現代でいう「誠実である」ということ。
と考えられます。
太田さんがあげられた「昔話」について考えてみます。
昔話は実話ではない(おそらく)。そして子供に読み聞かせるために作られている。
つまり、昔話は「人は元来善人である。またそうでならなければならない。」
という前提があるのだろうと思います。
そして、人が本来の善人である世界、すなわち人がみな人を思いやり、「心」を大切に
している世界においては、「正直」であることはすなわち「誠実」であることになるのでは
ないでしょうか。
かつて、「個」が集団の中で位置づけられていた社会においては、人と人との関係性が
最も重要とされ、「心」が大切にされていた。そのような社会においては、「正直」である
ことがすなわち「誠実」であった。
しかし、現代のように「個」や「自分」が強く意識され、人との関係性が希薄化し、
「心」が強く意識されなくなることで、「正直」と「誠実」に乖離が現れたのではないかと思います。
まとめると、
人と人との関係性、「心」が最も重要とされている社会においては、
「正直」か「うそつき」かによって、人の善悪が判断される。
しかし、「個」を中心として考え、「心」が薄れつつある現代社会においては、
「誠実」か「偽善」かによって人の善悪が判断される。
と考えました。
このように考えると、かつて(昔話において)は「善人か悪人か」が明確であったのに対し、
現代においては「善人か悪人か」が非常に不明瞭であるといえます。自分や周りの人が
「善人か?」といわれると、すぐには「イエス」と答えづらいですが、「では悪人か?」
といわれるとそうでもないと思います。
結局、善とは何か、悪とは何か、という問題になるのですが、少なくとも、はじめの問題
である「偽善は善か」の答えとしては、「偽善は善ではない」となると思います。
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またまた追記(6月2日 8時42分)
たびたび申し訳ありません。書き込みをする前にもっと推敲しなければ・・と思います。
善と悪についてしばらく考えていました。
某スポ根テニス漫画の出典ですが、
「生きていればねジョージィ毎日何かがおきるのよ
けれどそのおきたこと自体は幸 不幸の性格をもっていないのよ
幸 不幸の性格づけをするのは わたしたち人間よ」
この通りだとすれば、あらゆる現象自体は善悪という側面を持っていないのだと思います。
「幸−不幸」が個人によって決められるものだとすれば、「善−悪」は社会によって
決められるものと考えられます。
「家の繁栄が家族の繁栄となる」「国の繁栄が国民の繁栄となる」
という思想の中では、家のため、国のため、社会のため、といった善行こそが自分の幸に
つながるのだと思います。
しかし今は個人を尊重し、個人の幸を第一と考える社会になっています。
このような社会においては、極端に言えば、公共の福祉に反しなければ「社会のため」と
いう善行をする必要はない、と捉えることができます。
実際、進んで善行をしようとする人は少数派であると思います。
このような観方をすると、今は偽善を否定する社会から、肯定する社会へとシフトしている
のではないか・・と感じました。
「やらない善よりやる偽善」がスタンダードになりつつあるように思います。
あるいは、善悪とは絶対的なものではなく、社会の変化とともに変化していくもの
なのかもしれません。
「善−悪」「誠−偽」「実−虚」
No:2374
投稿者:今村達朗(20期生)
投稿日:2009/06/02 Tue 02:57:42
大野さん、先生からいただいた問題とヒントをまとめてくださり、ありがとうございました。
前回のゼミで大野さんが議論を進行している姿を見て、まとめ役として最も重要だと感じたことは、
「今何を議論すべきか」「今何が議論されているか」「議論をどのような方向に持っていくべきか」
の三点であろうと思います。
議論を正しい方向に導いていただきありがとうございます。
さて、「偽善」について非常にハイレベルな議論となっており、なかなか口を出せずにいたのですが、
実はもう1点、先生からいただいたお話があったので書きたいと思います。
善−悪
○−偽
○−○
「この偽善の議論は、おそらく上の三軸で考えられるだろう」ということです。
杉山さん・岩切さん・太田さんのお話を伺い、「偽善⇔正直」という解釈に
かなり納得していたのですが、
たまたま先週、先生がある人に「正直」と「誠実」についてお話していたのを小耳に
挟んでいたため、「正直」という答えに若干の違和感がありました。
そこで佐々木さんのお話を伺い、「偽善−誠実」という答えに「スッキリ!」いたしました。
上の軸を埋めると、
善−悪
誠(真)−偽
実−虚
となるのではないでしょうか。
2006年度の討論会の報告で、「誠実」について大野さんが書いていらっしゃいますが、
「真」と「誠」はどちらも<まこと>と読むことができ、「偽」の対とすることができるかと思います。
>三戸先生は討論会の最後に「誠実」についてお話してくださいました。「誠実」の「誠」は
><まこと>と読む。同じ<まこと>と読む漢字には「真」がある。「誠実」と「真実」、人
>を動かすのはどちらだろうか。やはりその人の姿勢、すなわち「誠実」が人の心を動かす
>のだろう。
(「討論会を終えて」18期生 大野裕喜 )
ここで「正直」について考えてみますと、
「正」について、「正−負」を「善−悪」とほぼ同義と捉えられ、
「直」は「実−虚」の軸で捉えられるのではないでしょうか。
「偽善」、「正直」、「誠実」はどれもこの三軸の中で考えることができそうです。
しかしこの三軸の意味づけについては自分には役者不足のようです・・。
太田さんの言葉を少しお借りすると、
「善−悪」・・人知を超えた絶対的なもの
「誠−偽」・・意識性・意図性を含んだもの
「実−虚」・・意識性・意図性を含まないもの
とすることができるでしょうか。。
まったくまとまっていませんが、何か考えるヒントになれば嬉しいです。
意識性・意図性の有無の軸と、私利私欲の有無の軸。
No:2373
投稿者:太田 健一(3期生)
投稿日:2009/06/02 Tue 01:18:29
佐々木さんの書き込みを読んで、再度考えさせられました。
2352の書き込みで、私は幾つか「対」になりそうな言葉を列記しています。
本音 ⇔ 建前
正直 ⇔ 誠実
開き直り ⇔ 綺麗ごと
感情 ⇔ 美意識
素直 ⇔ 我慢
私は「偽善」という文言は、左右のうち右に来るのではないかと思いました。
左右の文言は意識性・意図性の有無で区分され、「偽善」は明らかに意識性・
意図性が含まれる概念であるからです。
抽象的な表現で恐縮ですが、左の文言は人間の「生(なま)」の状態を表すように思えます。
もう一度web上の辞典『大辞泉』で言葉の意味を確認してみます。
「偽善」=うわべをいかにも善人らしく見せかけること。また、そういう行為。
「誠実」=私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。また、そのさま。
「正直」=正しくて、うそや偽りのないこと。また、そのさま。
※この「誠実」の定義に含まれる「私利私欲をまじえず」というのは『広辞苑』の定義に
ない文言です。これは分かりやすい定義だな、と感じております。
何度かこの掲示板にマトリクスを書き込みたいと思ってさっきから失敗し続けているの
ですが、【意識性・意図性】の有無と、【私利私欲】の有無でこれらの3つの文言は整理
出来そうな気がします。
「偽善」=【意識性・意図性】=有り、【私利私欲】=有り
「誠実」=【意識性・意図性】=有り、【私利私欲】=無し
「正直」=【意識性・意図性】=無し、【私利私欲】=無し
※おそらく【意識性・意図性】があって【私利私欲】が無い状態というのは無いでしょう。
はなはだ大雑把ではあるものの、このように二軸で捉えてみると佐々木さんの指摘されて
いる「偽善」⇔「誠実」もなるほどそうか、と思えます。
ただ、よき社会人たるもの「正直」ではなく「誠実」たれ、というのは先生から何度か
教えていただいていることではあるのですが、今回の先生のヒントでは「昔は良いと
されていた」とありますので、自分の現状を無条件に肯定するかのような現代の用法
での「正直」ではなく、本来の美徳としての「正直」として判断すべきなのだろうなと
思っております。
中途半端な書き込みとなり申し訳ないです。
もう少し考えてみます。
己に立てば「正直」となり、他者に立てば「誠実」となる。
No:2368
投稿者:佐々木(16期)
投稿日:2009/06/01 Mon 22:41:01
「○○⇔偽善」問題、かなり盛り上がってきましたね。
中川さん、太田さん、杉山さん、岩切さんといった豪華メンバーが参加されて、
大野君からヒントがあるとなれば、ここはきっちりと私が決めたいところです。
なんてクイズみたいにしてしまうと今村君がこれだけ考えているのに対して失礼ですし、
太田さんが仰るように趣旨からずれてしまうかもしれませんが、ご容赦下さいませ。
私は、○○には「誠実」が入ると考えます。
そう考えたきっかけは杉山さん、岩切さん、太田さんに人気の「正直」です。
「正直」はかなりイイ線だと思ったのですが、ひっかかりがとれません。
といいますのは、先生からのヒントである、
1.○○は最近すっかり忘れられており、表立って否定されてはいないが、その傾向にある。
昔は良いとされていたが、最近では使われなくなり、死語となりつつある。
2.○○は特に日本で重要な物として考えられている。
からすると、先生も○○に対しては良いイメージを持たれていると推測できます。
しかし、私が先生からお話を伺っていたなかでは、「正直」を単純には認められていなかった
ように記憶しています。
すなわち、
己に立てば「正直」となり、他者に立てば「誠実」となる。
ということです。
体調が悪い時に、家族に「元気だよ。」と笑顔を向けるのは「嘘」だから悪いことなのでしょうか。
または、ゼミで皆が勉強を頑張っている時に、バイト等の用事が入ったからといって
ただ「用事ができたから帰る。」と言うだけなのは「正直」だから良いことなのでしょうか。
それは違うと思います。
真実を言う、正直に言うことは楽でしょう。
しかし、それを言ったら相手はどう思うだろうか、どんな気持ちになるだろうか、
そのことを考えて本当のことを言わないというのは、誰しも経験があると思います。
この、「自分の気持ちに素直になる(もの凄く気持ちが悪い表現です※1)」のではなくて、
相手の気持ち、相手の思い、相手の心に立つあり方が、「正直」ではなく「誠実」です。
こう考えていくと、むしろ「正直」は現代社会では思いきり肯定されている価値感でしょう。
(※1 仲間の表現として、「ありのままの自分」、「等身大の自分」、「飾らない自分」等。)
「誠実⇔偽善」。
誠実も偽善も、どちらも自分の「本当は…」と行為にズレがあるという意味では同じです。
しかし、己の私利私欲に立って他者を欺こうとする偽善と、他者の心に立って己を偽り
他者を欺く誠実とでは、まさに対極の世界にあるといえます。
「誠実」こそが「日本らしい」ですし、私も「正直」よりは「誠実」に生きていきたいと
思わざるを得ません。
大野君が出してくれたヒントからすると、「誠実」が一番しっくりきます。
私は、○○には「誠実」が入ると考えます。