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「整理」なくして真の「蓄積」なし。 大野さん、佐々木さんは大変言いにくいことを言ってくれました。
No:2401
投稿者:太田 健一(3期生)
投稿日:2009/07/06 Mon 00:51:57
有難いことです(今回の案件で私から「有難う」と伝えるのも変なのですが、
「有難い」なら妥当でありましょう)。
佐々木さんは、報告レベルの変化の理由を「報告の仕方を学び、経験を積んだ先輩から
アドバイスをもらい、報告の型を受け継いでいないということだと思います。」と分析して
います。しかしその一方で、「四年生にも五年生にも、そんな人(ゼミ報告がレベルダウン
していっても平気な人)はいなかったはずです。」としています。
私もその通りなのだろうな、と思っています。
報告レポートのレベルが飛躍的に向上したのは19期生が3年生になり、20期生が入った
頃でした。
その際に「報告の型が出来た」と思えたのですが、それは先輩・後輩間のコミュニケーションも
さることながら、当時レポートをよくするためのやり取りが活発に行なわれたこと、
モデルとすべき良きレポートが掲示板のトップページ(最新のページ)に常に掲載されて
いたこと、等の状況に拠るところも大きいものと思われます。
途切れたことでレベルが変わるのであれば、その「型」は暗黙知の粋を出るものではなく、
形式知にまでは至っていなかったのでしょう。
これは、一つには掲示板の限界を示していると思っています。
「三戸ゼミナール掲示板」は言ってみれば「神田の古本屋さん」です。
仕入れた本がどんどん積み重なっていき、本屋の親父さん(私のような管理人)には
どの本がどこにあるのかよく分かっているのですが、一見さんにはよく分かりません。
親父さんに聞けば答えてくれるのかも知れないのですが、それもどうも億劫です。
これに比して、「三戸ゼミナールホームページ」は「図書館」になる可能性を秘めています。
図書館にはジャンルごとのコードがあって検索が便利になっており、入り口には館内の
利用説明が分かりやすく明示されています。
私がいいなあ、と思っているのは【アーカイブス】>【三戸ゼミ掲示板の歴史】>
【掲示板からの転載】で、このコンテンツは使い方によっては形式知の集積の場と
なりえます。
今回、大野さんが分野ごとに引用してくださっている内容も、「現役生・活動用報告掲示板」に
掲載したままであれば大野さんの顔を知っている世代にしか直接的には伝わらないかも
知れないのですが、【掲示板からの転載】等に掲載することで、より形式知に近づくのでは
ないかな、と思っております。
今後佐々木さんや大野さん、あるいはその後輩たちが同じようなことを書き込まずに済むよう、
是非ご検討ください。
以前に19期生の藤井さんが、三戸ゼミナールホームページの「三戸ゼミpedia」開設を
受けて次のように書き込んでくれました。
「「蓄積」から「整理」へと動き出しているなぁと感じました。
自分がホームページを用いてやりたかったことをやってくれていて、感動さえ覚えています。」
2329藤井孝之(19期生)「これはすごい!「三戸ゼミpedia」」(2009年5月12日)
私は以前に「三戸ゼミナール掲示板」を「知と空気の蓄積」と表現したのですが、
この藤井さんの書き込みを読んで、「知の蓄積」には三戸ゼミナールホームページでの補完が
是非とも必要だな、と思い返した次第です。
先輩としての姿勢を自他に問い続けることが重要であることは当然ではあるのですが、
同じ過ちを繰り返さないためにはどのように有効な形式知にまで高めるかを考える必要が
あり、そのためにはホームページは大いに力を発揮してくれるのではないかと考えています。
【追記】
現在の現役生の方々はご存じないかと思いますが、過去に今回の案件とほとんど同じような
やり取りが掲示板でありました。今から見れば我ながら「何様のつもりだろう」と
非常に気恥ずかしいのですが、今回の大野さん、佐々木さんの書き込みの布石とも言える
やり取りなので引用しておきます。
たぶん、佐々木さんも大野さんも私も、一生忘れられないと思います。
痛みがダイレクトに伝わるのは良くも悪くも掲示板の特性です。
1308太田「18期生の皆さんへ」(2007年6月4日)
1309大野裕喜(18期生)「Re:18期生の皆さんへ」(2007年6月4日)
1310太田「Re:期待しています」(2007年6月5日)
1316佐々木真光(16期生)「Re:恥ずかしく思います。」(2007年6月6日)
1318大野裕喜(18期生)「Re:有難うございます」(2007年6月6日)