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  《NOTICE!》

(1) この掲示板は横浜国立大学経営学部三戸ゼミナール関係者を対象としています。関係者以外の書き込みはご遠慮願います。
   何かありましたら、こちら(管理人アドレス)までご連絡願います。
   三戸ゼミナールに関係する書き込みでないと考えられる場合、管理人の判断により削除させてもらう場合もございます。

(2) この掲示板では削除キーを使用した編集方法がとられています。
   同時刻に複数の編集が重なることで別の書き込みが消去されないよう、
   投稿の際は文章の「貼り付け」等を利用して、「記事の編集」画面に留まる時間を短くするようにご協力をお願いします。

《TOPICS ( 10月27日 更新)》

【企業番組勉強会】  No.520310月29日浩友会勉強会@予習編  No.5194第10回ビジネス企業番組勉強会@予習編   No.5183第10回日程調整・視聴番組公募   No.5166第九回報告 No.5139第八回報告  No.5129第七回報告!  No.4982★報告一覧 

【ベ ッ テ ィ ン グ】 No.5204プロ野球・日本シリーズ2016 No.51952016リオ・パラリンピックBETTING!! No. 5181リオオリンピック第一弾 8月14日まで! No. 5182リオオリンピック第二弾 8月14日まで!

【書店日記&今月の雑誌】   No.5189書店日記&今月の雑誌8月号  No. 51777月 No. 51726月 No. 51605月 No. 51504月 No.5130【書店企画・番外編】「新書大賞2016」を斬る!

【K-1 グランプリ】 No.51756・7月のキリ番報告 No.51613〜5月のキリ番報告 No.5134 祝 カウンター700000突破!  【No.48732014年K-1GP 【No.3920K-1グランプリ開催中! ⇒ 【No.4093報告要項

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Re:【第10回ビジネス・企業番組勉強会 日程調整&視聴番組公募】
No:5185 投稿者:梶尾有三(ビジネススクール卒業生) 投稿日:2016/08/14 Sun 11:52:06

○梶尾有三(ビジネススクール卒業生)
 渡邊様、調整方ありがとうございます。
 9月10日あるいは11日ならばうれしいです。
 視聴番組は、8月11日放送「わらび座」を推薦します。
 顧客創造や組織変革の参考になると思いました。
 事前視聴会から食事会まで参加させて頂きたく。

Pass

【第10回ビジネス・企業番組勉強会 日程調整&視聴番組公募】
No:5183 投稿者:渡邊諒太(26期) MAIL 投稿日:2016/08/06 Sat 13:08:04

【第10回ビジネス・企業番組勉強会 日程調整&視聴番組公募】
皆様、ご無沙汰しております。26期の渡邊です。
先日延期してしまった第10回ビジネス・企業番組勉強会の日程を改めて調整したいと思います。
また同時並行となり恐縮ですが、今回の視聴番組についても公募を行いたいと思っております。

【締切】
8月14日21日(日)までにご記入をお願いします。
また、メールでも日程調整のご案内をしています。
メールまたは掲示板のどちらかでご記入して頂ければと思います。

メールアドレス:ryo_kagaku_h5_m4_d17@yahoo.co.jp

【時間帯・場所】
Skypeからでも参加できます、遠方の方も、是非ご参加ください。

※以下の時間帯での開催を予定しております。
※オンデマンドで視聴できない番組を扱う可能性もありますので、
 事前視聴会の開催を考えています。

  11:00〜12:00 事前視聴会@国大
  13:00〜18:00 勉強会@国大
  18:30〜20:30 食事会

【記入欄】
○:参加! △:未定、途中参加等々(コメント頂けると助かります)
×:悔しいが参加できない Skype:Skypeで勉強会のみ参加


------------9/9(金)  9/10(土)  9/11(日)  9/12(月)  9/13(火)  9/14(水)
記入例    △    Skype    △     ○     ×     ○   3日は午前用事あり事前視聴会参加不可。5日は事前視聴会と勉強会(16時頃まで)参加。
渡邊26期   ○    △     ○     ○   ○     ○
日々野15   ×    ×     ○     ×     ×     ×
木田25期   △    ◯     ◯ △     △ ☓  土日は日中なら大丈夫そうです..!平日は時間帯によります。
中村20期   ×    ◯     ◯     ◯     ×     ×  
笹井26期   ×    ×     △     ×   ×     ×
杉山3期    ?    ○ ×     ?     ? ×



【視聴番組について】
直近の放送を参考にしつつ、是非おすすめの番組を書き込んで行ってください。

<第10回勉強会 視聴番組 公募欄>


○日々野15期(20:59 2016/08/06)
渡邉君、ありがとうございます。まずは参加予定を記入します。
なかなかですが、前回参加できなかった分もあるので、是非参加したいです。

  日々野さん
  予定を書き込んでくださりありがとうございます。
  また折角書き込んで下さったところ私の不手際で
  日程を再度調整することとなり申し訳ありません。
  
  改めて日程調整をしたいと思いますので、
  お手数をおかけして恐縮ですがご予定の確認をお願いします。
  (26期渡邊)

〇三戸(8/9)
 すまないが、上の20,21,27日は全く無理だ。
 28日ならなんとかなるが。
 9月なら、9〜14日だけが横浜で何もない期間だ。

  三戸先生
  予定の確認が不十分なまま日程調整を進めてしまい、申し訳ございません。

  また、ご予定を教えてくださりありがとうございます。
  改めて9月9〜14日の間で調整を進めたいと思います。
  大変失礼いたしました。
  (26期渡邊)

○杉山@3期です(8/11 11:08)

渡邊さん、いつもありがとう。

> 9月なら、9〜14日だけが横浜で何もない期間だ。

こちらで調整しなおしたほうがいいような気がします。

私は先生が「なんとか」とおっしゃっていただいている28日は地域の
イベント(防災訓練)があり、ちょっと難しいです。

 杉山さん
 再調整のご提案ありがとうございます。
 改めて9月の9日から14日にかけて調整をしたいと思います。
 恐縮ですが、予定のご確認をよろしくお願いします。
 (26期渡邊)

○渡邊(26期, 2016/8/12, 20:30)

企業番組勉強会参加希望者の皆様

私の確認が至らず、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
企業番組の勉強会は9月9日から14日の間で再調整したいと思います。
また、調整の締切につきましては8月21日(日)までに延期致します。

大変恐縮ですが、再度予定のご確認をよろしくお願い致します。


○日々野(15期、2016/8/16 15:10)
渡邊君、再度の調整ありがとう。私は9月11日が希望ですが、みなさんの予定を見てみないといけませんね。
みなさま、日程調整へのご記入よろしくおねがいします!

○杉山

予定書き込みました。9/11は地域の祭礼準備で駄目なのです。すいません。
平日も予定が難しいです。



【Biz10_Schedule】

Pass

M’sBETTING「リオオリンピック2016」第2弾
No:5182 投稿者:三戸 投稿日:2016/08/04 Thu 19:14:48

MS BETTING 

TMmito

4年に1度のお祭りだから、もう少し楽しもうじゃないか。

(1)次の団体競技の成績は?(金銀銅、8位入賞、準決勝進出、予選敗退)… 2p.×10

                S.Pro.  ヒビノ  笹井26  中村20 杉山3 
男子サッカー  :    best8  best8  best8  best8     【結果】1次L敗退:的中なし
女子サッカー  :       銅        best8  
女子バレーボール:       銅    4位   銅    best8     【結果】best8:中村くん的中
体操(男子)  :       金    金    金     金      【結果】金!:全員的中!
競泳男子800mリレー:    best8  best8  銅    best8     【結果】銅!:笹井君的中!
競泳男子400mメドレーリレー: best8  4位   best8  4位 銅   【結果】5位:S.Pro様、笹井君的中
卓球男子団体:           銅    best8  銅    best8  best8 【結果】銀!:的中なし
卓球女子団体:           銀    銀    銅    銀 銅   【結果】銅!:笹井君、杉山さん的中
7人制ラグビー男子:         best8  1次L敗退 best8 best8     【結果】4位!:的中なし
7人制ラグビー女子:         best8  1次L敗退 1次L敗退 1次L敗退    【結果】1次L敗退:日々野、笹井君、中村君的中!

(2)次の各選手の成績は?… 2p.×15
                  S.Pro.  ヒビノ  笹井(26期) 杉山3
テニス・錦織圭:          銅   4位   銀     金   【結果】銅:S.Pro様的中
フェンシング・太田雄貴:      金   金    金         【結果】1回戦敗退:的中なし
水泳・荻野公介(3種目のどれかで): 金   金    金         【結果】個人メドレーで金!:全員的中!
水泳・瀬戸大也(2種目のどれかで): 銀   金    銀         【結果】最高位は銅:的中なし
水泳・入江 陵介・100・200m背泳ぎ: best8  銀    銅   best8    【結果】7位・8位:S.Pro.様、杉山さん的中!
水泳・渡部香生子、200m平泳ぎ:   銅   金    銀         【結果】渡部は決勝進出ならず:的中なし
水泳・星奈津美、200mバタフライ:  金   銅    銀         【結果】銅!:日々野的中!
体操・白井健三、床運動: 金   金    金   金     【結果】5位:的中なし
卓球・福原愛:           best8  best8   best8  −     【結果】4位:的中なし
卓球・石川佳純:          銀   best8   銀          【結果】3回戦敗退:的中なし
重量挙げ・三宅宏実:        best8  4位   best8        【結果】銅!:的中なし
バドミントン高橋礼華、松友美佐紀組: 金   金    銅         【結果】金!:S.Pro様、日々野的中
陸上100m・桐生祥秀:        銅   準決敗退 best8   best8 【結果】予選敗退:的中なし
ケンブリッジ飛鳥 : best8  準決敗退 準決敗退  best8 【結果】準決敗退:日々野、笹井君的中
山県亮太      :    準決勝 準決敗退 準決敗退 準決敗退 【結果】準決敗退:日々野、笹井君、中村くん的中

(3)次の種目の成績は?(たとえば柔道なら、金2、銀・銅3、のように) … 3p.×5.
              S.Pro.    ヒビノ    笹井 中村 杉山
男子柔道(7名出場) 金3,銀・銅2  金2銀4銅1 金1銀2銅1 金2銀2銅3 −       【結果】金2銀1銅4:完全的中なし
女子柔道(7名出場) 金2,銀・銅1  金4銀2銅1 金2銀2銅1 金1銀2銅3 −       【結果】金1銀0銅4:完全的中なし
女子レスリング(6名出場) 金2,銀・銅2  金3銀2銅2 金3銀2銅0 金1銀2銅1 金2,銀1.銅1  【結果】金4銀1銅0:完全的中なし
男子マラソン(3名出場) best8     best16   best16 best16   best16   【結果】最高位は16位でした:日々野、笹井君、中村君、杉山さん的中
女子マラソン(3名出場) best8     best16   best16 best16 best8    【結果】最高位は14位でした:日々野、笹井君、中村君的中

(4)以下は、達成するかどうか。Y/Nで。… 2p.×4
体操 内村航平・・・男子団体総合、個人総合、種目別鉄棒の3冠
Y:S.Pro.、日々野、笹井(26期)、中村(20期)
N:                :内村は団体、個人総合の2冠でした。
53s級吉田沙保里選手と58s級伊調馨選手の、女子史上初オリンピック4連覇達成
Y:S.Pro.、日々野、笹井(26期)、中村(20期)、杉山3
N:                :伊調4連覇!吉田はなりませんでした。
陸上男子100mで、日本人初の9秒台が出るか?
Y:日々野
N:S.Pro.、笹井(26期)、中村(20期)、杉山3  :9秒台は出ず
シンクロでメダルがとれるか?
Y:井(26期)、中村(20期)、杉山3   :デュエット・チーム共に銅獲得!
N:S.Pro.、日々野



【合計獲得ポイント】
S.pro様 :4+8+0+2=14p.
日々野 :4+10+6+0=20p.
笹井君 :10+6+6+4=26p.
中村君 :6+4+6+4=20p.
杉山さん:4+4+3+4=15p.



○日々野15期(22:54 2016/08/04)
先生、出題ありがとうございます!難しい。あてずっぽうもありつつ参加です。
この2日で一気に楽しみになってきました。体操、水泳、テニス、サッカー、バド、卓球、陸上、レスリングなどなど。
4年後は、国内でこれが開かれると思うと、むちゃくちゃ楽しみですね〜。生観戦したい!

○中村20期(8/11,07:30)
出題有難うございます。
オリンピックも盛り上がっていますね。
始まるまでは、あまり注目していませんでしたが、
日本の選手が活躍していると聞いてしまうと、やはり嬉しくなります。
※すみません!柔道ももう終盤戦。
 遅まきの参加ですので、BETは参考記録で…。

○杉山3期

遅まきながら参加いたします。
すでに結果がでたところを除いてエントリしました。


○日々野15期(18:41 2016/08/12)
下の方ではあんなこと書きましたが、すっかり"にわか日本代表応援団"の日々野です。毎日楽しいです。
といってもルールの理解も曖昧で、分かっているとは言い難い。単に年とって涙腺が弱くなっているだけなのを、感動と勘違いしている気がする(笑)
まあでも面白いですし、真剣勝負を見るのは、興奮しますね。
金メダル、予想の12個まであと5個。バド、体操種目別、レスリング・・・。いい感じかも。

〇笹井純也(26期 8/28 21:44)
ベッティングの集計、ありがとうございます!
(日々野さんでしょうか…?)

合計26ポイントを獲得することができました、
「26」という数字が少しうれしいです…!

開催前までは盛り上がりに欠ける印象でしたが、
終わってみれば いつも以上の熱狂ぶりでした。
男子400mリレーの奮闘や吉田沙保里選手の銀メダルなど、
話題に事欠かないオリンピックだったなあと思います。
毎日楽しみに観戦できました。


ただ…、
オリンピック期間には、都知事選やEU離脱はどこへ忘れ去られたのかと思ってましたが、
閉会式の翌日・翌々日には金メダリスト等どこ吹く風。
もう少し一つの話題について、ゆっくり考える時間が必要なように感じました。

【Rio.bet2】

Pass

M’sBETTING「リオオリンピック2016」第1弾
No:5181 投稿者:日々野(15期) 投稿日:2016/08/01 Mon 22:25:35

MS BETTING 

TMmito
ここまで、どうもいまひとつ盛り上がりに欠けていますが、
都知事選も終わりましたし、これからメディアもオリンピック一色となっていくはず。
8月5日(金)開幕!4年に一度のスポーツの祭典。ベッティングしないと勿体ない!!

ベッティングやりましょう!!


そうは言っても、競技も多岐にわたるのでなかなか全部はフォローしきれません。
まずはアリーナ立てますので、みなさんからもどんどん出題してもらって、
充実した五輪ベッティングにしたいと思います。
是非、ご参加をお願いしまっす!

【基本情報】朝日新聞デジタル「リオオリンピック2016」→日本代表選手や競技日程が一覧できます。

【ロンドン五輪ベッティング】【注目!】ロンドン・オリンピックBET完了早見表
↑4年前のロンドン五輪では、掲示板ベッティングもかなり盛り上がっていましたね!
 23期の松井君がまとめ表を作ってくれていたので紹介します。

≪アリーナ≫

随時出題大歓迎!
第1問「日本のメダル数を予測せよ!」(出題者:日々野)
2016リオオリンピックで、日本代表選手が獲得するメダルの総数を予想してください。
・過去のメダル獲得数はこちら(wikipedia)
【参加締切】日本時間8/14(日)23:59(〆切内は何度でも変更可能!)

           金   銀   銅   合計
日々野15期      12   12   14   38
杉山3期        8 10 17  35
S-Pro.        12 10 15   37
中村20期       11   10 15 35
笹井26期       10   12 15 37

参考(JOC予想)    14
参考(グレースノート)14   10 13 37


結果発表
日本選手団のメダル獲得数は、
金12個  銀8個  銅21個  合計41個でした。


予想を覆す結果の連続で予想は困難を極めたと思われます。
的中はS-pro様、日々野の金予想でした。
おめでとうございます!



≪コメント欄≫



○日々野15期(23:04 2016/08/01)
先生からご提案頂きましてありがとうございました!まず私から口火を切ります(^^)/(渡邊君、ごめんよ!)
しかしながら、自分もまだまだフォローできていないので、みなさんと一緒に情報を集めつつ、五輪を楽しみたいです。
競技一覧表を見ると、開会式後すぐに競泳がはじまります7日(土)には400M自由形や個人メドレーの決勝もあります。
注目してまりましょう〜!

○杉山@3期

金メダル とってほしい下記かな。(自分が知っている人かも・・)

体操 男子床運動 白井 健三
体操 男子平行棒 内村 航平
体操 男子個人総合 内村 航平
体操 体操男子団体 日本
レスリング 女子53kg級 吉田 沙保里
レスリング 女子58kg級 伊調 馨

柔道(男子、女子)、競泳(男子、女子)も金をとってくれるかと。

〇S-Pro.(8/4)
日々野君、2016年初betting開催に感謝。
わからんが、netを頼りに、それを若干厳しめに予想した。

「メダル獲得数」以外にも、種目別や選手に絞ったbettingもやろうじゃないか!

○中村(8/4)
日々野さん、BETTING開催有難うございます。
気づいたら、もう明日、オリンピック開催なんですね。
いかにアンテナが低くなっているかに気づきました。BETTINGの効用を感じています。
というわけで、ほとんどわからなかったのですがまず「勘」で参加しました汗
他の皆さんの参加もお待ちしています!



【rio2016-1】

Pass

今年の浩友会「総会・勉強会」は10/29(土)に開催します
No:5179 投稿者:日々野(15期) 投稿日:2016/07/27 Wed 17:57:46

浩友会会員のみなさま、こんにちは。
幹事長の日々野(15期)です。

さて、今年も「総会・勉強会」の時期が近づいてまいりました!
が、その開催日時について、みなさまに大事なお知らせがございます。

「総会・勉強会」は例年、10月第4土曜日に開催しておりますが、
今年については、これを変更させて頂きまして、
その翌週にあたります10月29日(土)に開催させて頂きます。

第4土曜日にあたる10/22ではなく、第5週目にあたる10月29日(土)です。


変更の理由としましては、
幹事長(私ですが…)が、やむを得ず、10/22に出席することができないためです。
私事のために日程を変更することとなり、本当に申し訳ありません。

幹事会では、(幹事長不在でも)例年通りに開催することも検討致しましたが、
今年は、役員改選の時期にあたること、
また、役員を増員する定款の一部変更もご提案したいと考えており、
幹事長不在のまま、総会を進行することは困難であろうとの結論に至り、
日程を変更させて頂くこととなりました。

既に例年通りの日程で予定を組まれていた方もおられるかと思います。
ご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ありません。

なお、三戸先生にはあらかじめご都合をご確認させて頂きまして、
差し支えない旨をお伺いしております。

日程の変更とはなりましたが、
今年の「勉強会・総会」も例年以上に充実した内容となるよう、
幹事会一同、鋭意準備してまいります。
ご都合つきます限り、ご出席の程宜しくお願い申し上げます。


※ 次年度以降の開催日について
今後も「10月第4土曜に開催」の原則は、変更することはありません。
ですが、幹事長が出席できず、且つ不在では開催が難しい事情がある場合に限り、
まず三戸先生のご都合を最優先に確認させて頂いたうえで、
幹事会の承認を得て変更させて頂きたいと思います。
その場合は、必ず開催日の3か月前までに掲示板にてご案内するとともに、
メールにて格別に通知させて頂くことと致します。


どうぞ宜しくお願い申し上げます。
日々野正英(15期生)

○杉山@3期 2016/8/3 12:44

幹事長はじめ幹事会のみなさん、本当にありがとうございます。

10/29に開催とのこと、承知いたしました。(手帳に書きました)

メールを入れて戴ているので、みなさんの御苦労が多少わかります。
当たり前のように毎年行われていることが、いかに「有難い」かを。

総会で話し合う、討議・決定しなければいけないことが多々あるという認識です。
勉強会についても、盛り上げてゆきたいです。

【osirase0727】

Pass

ロシアのドーピング
No:5178 投稿者:三戸 投稿日:2016/07/27 Wed 00:15:07

しばらく、掲示板に書き込むことができなかったが、
佐世保にきて、4か月近く経ち、夏になった。
TVでワアワア言っている問題を。

ところで、オリンピックが始まる。
東京都知事選も、甲子園もある。
Bettingやろうじゃないか。

○ロシアのドーピング問題:
ロシアの陸上選手全員が出場禁止となるのは妥当か?
また、陸上以外のロシア選手の出場は?
ドーピングをしていない選手もいるのではないか?
その人たちまで巻き添えになるのはおかしいのではないか?
この議論をどう思う?

ドーピングをしたかどうか、が問われているわけではないこと、
リオ・オリンピックの出場の可否が問われている。
ロシアの選手全員が、ある選手個人がドーピングしたかどうかで出場資格を問われているわけではなく、
ロシアという国家が国家機関を使って組織的ドーピングをしていたのだから、
ロシア代表はオリンピックの出場資格はない、という論理である。

ここで問われているのは、オリンピックは国家間の競争か、個人間の競争か?
我々は、そのほとんどが、自国の選手を応援し、
自国の選手が出場しない、もしくはメダルを取れない種目競技は見ない。
そして、選手たちも、「国の代表」として国歌・国旗のために競う、という側面がある、
というより、それが前提となっているのではないか?

だとするなら、「ロシア陸連・ロシア国家がオリンピック出場資格はない」
という論理を受け入れねばならないのではないか?
ロシアは、ドーピングしていたという「判定」を否定している。
(ドーピング「疑惑」ではない、ドーピングしたという「判定」なのだ。)

ドーピングの動機・原因として「経済的報酬」が言われる。
アメリカや旧ソ連でのドーピングの原因はそうかもしれない。
だが、今回(国家的ドーピング)は「選手個人の経済的利得」ではなく「国家の威信」が動機・原因である。
仮に、選手個人はドーピングしたくなかったとしても、それは認められなかったのではないか?

猫ひろしはオリンピックに出たかったから、カンボジア人になった!
彼は日本人である限り、出場できないから、国籍変更して出場するのである。
我々は、なんか変だ、と思いながらも「この事実」を受け入れている。

オリンピックは「スポーツ選手個人間の競争」を通じて「国家間の競争」をしているのである。
だから、我々は自国の選手を応援し、熱狂するのである。
個人のメダル獲得以上に、自国のメダル獲得数の方が重要なのである。

だが、オリンピックは「日本万歳」なのか「感動をありがとう」なのか?
近年は、国威発揚に失敗した負けた選手を責めず、
「感動をありがとう」と言うようになった(本当に本当に、イヤだな)。
なら、パラリンピックにもっと注目しろよ!
そちらの方が「感動できる」のじゃないか?

○渡邊諒太(26期, 2016/7/27, 2:10)
三戸先生、お久しぶりです。
また、問題提起をして頂き有難うございます。
ベッティングにつきましてはまだ自身の予定がバタついてしまっていますが、
何とか時間を確保してみたいと思います。

今回の問題については残念ながら、ロシア代表選手の出場が止められるのは仕方がないように考えます。
個人のドーピングの問題であるならば、その選手の出場権を停止することで済むとしても、
ロシアという国家主導によるドーピングであるならば、今回、ことが明るみに出たのがロシアの陸上代表だけだったとしても、
陸上競技のみに限定した問題ではないように思います。

先生が仰る通り、オリンピックが個人間の競争を通した国家間の競争であると考えます。
それを前提とするならば、オリンピックの「ルール」(国家間での取り決め)に反したロシアという国の代表に出場権がないのは仕方がないと思います。
(猫ひろしについては、「オリンピックに出場したい」という個人の動機がこの前提に反しているために起こる違和感なのではないかと思います。)

ただ、4年という期間を通して練習を続けてきたロシアの代表の気持ちになると、いたたまれない思いがします。
国家の威信をかけた競争の為、陸上競技においてドーピングを強いられ、
その為にドーピングの有無問わずロシアの全選手が出場権が停止されることとなったら…。
選手個人としては4年、あるいはそれ以上の月日が無に帰してしまうということになってしまいます。

そうすると着地点としては、ドーピングの判定が出された陸上選手については出場停止、
新たに外部の機関によるドーピングのチェックを設けて、その他の代表選手は五輪に出場…ということも考えました。
しかし、ドーピングをしたとしても、強いられていた選手の思いは?
疑いの目を持たれて出場する代表選手、応援する国民は誇りが持てるのか?
とても難しく思います…。


○日々野15期(23:46 2016/07/27)
サッカーを趣味とせず、Jリーグの試合も普段ほとんど見ない人が、
サッカー日本代表の試合があるときだけは、注目し盛り上がるのを見て、
「にわかサッカーファン」と揶揄されることがあります。

サッカーのことを知らない、"にわか"であっても、
「日本代表」「国家」というフィルターを通せば、
身近に感じられるし、関心を持てるし、熱狂できるのだと分かります。

オリンピックもまた、「国家」ありきであるということに全く納得です。
そうでなければ、陸上100M走や、水泳400Mリレーに本当に関心持てるのか。
純然たる個人競技であれば、オリンピックがこのように盛り上がることはないのだと思わされます。

「国家間の競争」である。このことに気付いて、
私の中で、オリンピックの見方が一気に変わってしまった感じがします。

国家対国家の競争であればこそ、公平性はなにより尊重されねばならない。
そうでなければ、オリンピックでの競争は急速に意味を失い、
別の領域での競争(経済であったり、領土であったり)を加速させてしまうのではないか。
私は、「国家的ドーピング」へのペナルティとして、今回の措置は理解できると思います。


話は戻りますが、、、
注目し熱狂していても、やはり"にわか"であることは変えられないのではないか。
「感動した」といったところで、それは本当なのかと疑問がないわけではありません。
その競技のことを分かっていなければ、世界一の選手の凄さもまた分からないのではないか。
「分かる」とはもちろんwikipediaで分かるということではなく。

そのように考えると、オリンピックのもたらすものが「感動」ではなく「国家」であることに、
やはり納得できるなあと思うわけですが、
しかしながら、そうすると、まるでスポーツが国家に利用されているかのような感覚を覚え、
受け入れがたいものを感じるところもあります。



【doop】

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書店日記&今月の雑誌7月号
No:5177 投稿者:日々野(15期) 投稿日:2016/07/19 Tue 19:47:59

7月ももうすっかり後半ですが(>_<)
書店に行って来たら書店日記です(^_^)/

○日々野15期(19:50 2016/07/19)
今月は月刊誌を我慢して、新書3冊。
@PHP新書「なぜ国際教養大学はすごいのか トップが語る世界標準の大学教育論」鈴木典比古
「全人力(リベラルアーツ)教育」を推進しているという、その中身がどんなものか気になって。(第三者でなく)トップ自らの弁なので期待度B。

A文春新書「中国4.0 暴発する中華帝国」エドワード・ルトワック、[訳]奥山真司
「正論」等は前からですが、「文春」あたりでも中国崩壊が語られるようになってきたと感じます。
最新の分析本を手に取ってみました。(期待度B)

B角川新書「武器輸出と日本企業」望月衣塑子
安保のようにメディア騒がすことはなかったですが、武器輸出の方針転換は、
戦後日本の大きな大きな事件であったと感じています。(期待度A)

《気になったけど、買わなかった本》
・朝日新書「SNS時代の写真ルールとマナー」日本写真家協会
気にはなったんですけど、読んでも寂しい気持ちになるだけかと思い。。。


〇笹井純也(26期 7/31 22:23)
あと数時間で8月とは……めまぐるしく時が過ぎていきますね。

@坂崎乙郎『絵とは何か』
一つの物事を理解するには、その周りの事柄への理解を深める必要があるのだろう、と気付きました。
言葉の意味を理解するために、対の言葉や類語との違いを考えたり、
あるテーマを理解するために、ニュースの見出しをまとめたりするのは、
そういうことなのではないかと思いました。

A『ことばと芸術――加藤周一対話集』
先日、良い書店と出会えました。
平塚の萬葉堂書店という書店ですが、その陳列から確固とした意識が伝わってくるのです。
ロランバルトの著作が並び、その隣には俳句などの詩歌、そして『植物名の由来』など、
店主の言葉そのものへの興味が前面に表れているようでした。

そしてその書店で『ことばと芸術』を購入しました。
勢いに任せて購入してしまったのですが…、まだ読めておりません。

B新潮457月号

【books2016-7】

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☆最終講義が映像で見られます☆
No:5176 投稿者:1期古郡です 投稿日:2016/07/15 Fri 19:10:56

平成28年1月23日、経営学部108教室において
三戸浩先生の横国での最終講義が行われました。

出席されたみなさん、どんな言葉が残っているでしょうか。
「教育とは贈与経済である」いい気づきでした。
しかし、その前後のストーリーはおぼえてらっしゃいますか?

全体の話の中でどんな部分を占めていたか一回で理解できたでしょうか。

この度、YouTube上の限定アドレスで
「最終講義」と「記念パーティ」の動画を見られるようにしました。
(お名前とかが書いてあるので限定公開にしたいと思います)

みなさん、もう一度見ると復習って大事だな、ということがわかります。
講義の楽しみは聞くのみにあらず。学んで身につけることで役に立つに至ります。

当日出席できなかったみなさん。
まずは見てみてください。多くの出席したみなさんから
「久々に先生の講義を聞けて楽しかった」という感想を聞いています。

日々、仕事と家庭でてんてこまい。でもたまには広い視点を楽しんでみませんか。
バーナード、ドラッカー…ああ、こんなことやったなぁから始まる知の世界は
人生の経験を積んでから見るとまた違った見え方をするものです。

****************************************************
■お知らせ

ただいま、ゼミ生の連絡先を中心としたリストでURLをお伝えしようと
思っていますが、完全なものではありません。掲示板をご覧の方で
連絡先を登録してない方は専用のアドレスを作りましたのでそちらにご一報ください。
ご案内いたします

mito.seminar01@gmail.com

○杉山@3期 2016/7/26 12:19

古郡さん

いつも本当にありがとうございます。
これで当日これなかったゼミ生や、もう一度みたいゼミ生はもちろん、
今後勉強会の仲間になる人にも見せることができますね。

おっしゃるとおり復習は大事は真理かと。
現役の時は、先生や先輩に繰り返し言っていただくことで復習ができましたが・・
社会人になると「意識」がとても大切になりますね。

僕は過去の勉強会の復習を始めたところです。
記録が残っていることってほんと、重要だとあらためて感じています。

お礼まで
(大変申し訳ありません、しばらく仕事に忙殺されて反応できませんでした)


○1期古郡です

実はうれしいことが一つありまして、今まで何年も連絡がとれなかったゼミ生が
掲示板を見てメールしてきてくれました。

書き込みは少ないものの、実は講読してもらえていたのですね。
盛り上がらない、扱いはどうすると事あるごとに話し合っていますが
決してなくしてはいけないものなんだと痛感しました。

何歳になっても学び始めることはできるんですねー

○杉山@3期 2016/8/3 12:27

>実はうれしいことが一つありまして、今まで何年も連絡がとれなかったゼミ生が
>掲示板を見てメールしてきてくれました。

いいですね、今度お会いした時に誰だか教えてください。
「帰ってくる場所」があるのは本当にいいことですね。

>何歳になっても学び始めることはできるんですねー

剣道の世界で再び始めることを「リバ剣」というのですが、いわゆる「リバ学」ですね。


【saishu】

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6月・7月・8月のキリ番報告
No:5175 投稿者:日々野(15期) 投稿日:2016/07/01 Fri 09:38:06

ヽ(^o^)丿キター


《参加要項》K-1倶楽部参加要項

「まとめ表」(○おまけ番、◎それ以上)
会員No.: (A)ゼミ掲示板         (B)報告板
No.4     ◎○○◎
No.1     〇〇〇〇○
No.19     〇〇
No.5     ○


○K-1倶楽部 No.4
@2016/6/29 ,22:00
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B733,333(5桁ゾロ番)
C滅多にない大物getの喜びを報告させて頂きます!

○K-1倶楽部 No.1
@2016/7/06 ,18:25
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B734,800(おまけ番)
CNo.4さん、おめでとう!
 "734,437"や"734,734"をねらっていたのだが、
 いずれも、1,2番はずしていたのだが、久しぶりの「おまけ番」だがget!

○K-1倶楽部 No.4
@2016/7/11 ,13:40
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B735,888(おまけ番)
C末広がりをget

〇K-1倶楽部 会員番号NO.19
@2016/07/14,22:39
A(A)「三戸ゼミナール掲示板」カウンター
B"736,800" (おまけ番)
C会社帰りにgetです!

○K-1倶楽部 No.1
@2016/7/17 ,22:15
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B737,400(おまけ番)
C書き込みたいことはあるのだが、PCに向かって文章を打ち込む気力が出ない。
 それでも、できるだけ帰宅したら掲示板を覗くようにはしている。
 そんな中で、get!

〇K-1倶楽部 会員番号NO.19
@2016/07/21,06:53
A(A)「三戸ゼミナール掲示板」カウンター
B"738,300" (おまけ番)
Cまずは、キリ番から書き込みます。

〇K-1倶楽部 会員番号NO.5(S山)
@2016/07/13,07:07
A(A)「三戸ゼミナール掲示板」カウンター
B"736,300" (おまけ番)
C7月度に滑り込みセーフ?って感じでしょうか?

キリ番を残すこつ!
1)掲示板にアクセスしたら、まずカウンターをチェック。
2)スマホ、パソコンアクセスしてそれらしい番号だったら素早く、画像のスナップショットをとる。
  これはスマホのほうがやりやすい。

3)番号が近かった、なんどもリロードして該当の番号をゲットする。
4)報告漏れを忘れずに・・(某消費者金融のCMのように読んでね)
  ちなみは私は 687,777、688900などをゲットとしながら報告できずにいた・・
  たぶん700,000も私、逃した魚が大きすぎる・・
  777,777という超大物が視野にはいってきた。みんな!勉強も遊びもまずは「意識」が大切だ。

○K-1倶楽部 No.4
@2016/7/27 ,16:40
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B"739,900"(おまけ番)
C5桁基本番が目前。今晩中に到来確実!

○K-1倶楽部 No.4
@2016/7/27 ,21:30
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B"740,000"(5桁基本番)
Cといっていましたら自らゲットです。なんだかすみません(^^;)

○K-1倶楽部 No.1
@2016, 8/17 ,12:32
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B746,333(おまけ番)
C8月1番乗り!

○K-1倶楽部 No.1
@2016, 8/28 ,23:13
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B747,800(おまけ番)
C"747,747"を狙っていたが…

○K-1倶楽部 No.1
@2016, 8/31 ,20:16
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B748,500(おまけ番)
Cコツコツと

【kiriban2016-7】

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自動運転車普及のインパクト
No:5174 投稿者:聞間(5期) URL 投稿日:2016/06/16 Thu 10:04:52

2030年には1000万台超の自動運転車が公道へ
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/061402568/

自動運転車の技術はかなりのスピードで進んでいるようです。
機会学習の技術進歩のおかげで、運転の効率化も事故のリスクも、
通常の人間よりも勝るレベルには数年内に到達すると感じています
(検証されていないだけで、事実上しているかも)。
議論されるべき最後の壁は、事故発生時の「責任」の所在ですが、
何らかの保険商品の登場によって乗り越えられるのではないかなと思っています
(保険設計をしているOBの人がいれば話を聞いてみたいなぁ)。

個人的に、自動運転車の普及のインパクトを想像することは大変刺激的だと感じます。
例えば、バスや個人タクシーは自販機ビジネスのようなストック・ビジネスになるかもしれません。
運転をAIに任せて移動時間に読書や睡眠が確保できるとなると、
外回り営業中心のビジネスやキャリアは大きく様変わりしていくことなるかもしれません。
この記事では純粋な技術進歩による市場インパクトの測定ですが、
関連するビジネスモデルの変化まで考えると、
自動車に関しては、何十倍ものインパクトが起こるのではないかと感じています。

〇三戸(16.6.17)
聞間君、問題提起に感謝。
私も、しばらく前からAI、IoTに関心を持ち出している。
前〃世紀の機械化、前世紀の大量生産、そして「今回」。
労働の「変質」は「人間存在の意味の変容」となる。
「自分・人間の価値」が変わる、ということに、日本社会は鈍い。
私は、「機能性」と「意味性」の両面から考えたい。
 

〇竹田 21期(16.6.18 19:19)
クルマの免許が、運転「技術」の試験が無くなり、
タッチパネルによる「操作」の試験になる未来がなんとなくイメージできます。

より一層「身体性」が失われるのではないか、と思う一方、
そもそも今でさえ、どれだけ「記号」的な生活に浸っていることか、とも思います。


◯日々野 15期(22:51 2016/06/21)
聞間さん、いつもありがとうございます。遅いコメントですみません。

便利さだけを語っては大事なものを見失うと頭で分かりつつも、
私は、自動運転の実現に、無性にワクワクするものを感じてしまいます。
理屈を越えてワクワクする。「夢」や「ロマン」とはこういうことでしょうか。

一方、「操縦」もまた夢やロマンの対象だと思います。車、バイク、ボート、飛行機。
ガンダム世代な僕などは、いつか巨大ロボットを操縦する日が来るんじゃないか、なんて未来を想像したものです(笑)
ところがどっこい、現実世界では、巨大ロボットよりも先に、
自動運転=”パイロットが不要”、な世界が先に実現しそう。これでは夢もロマンもない。。。
この先、ガンダムのようなロボットアニメは成立しなくるのでしょうか。

車に話を戻して。「操縦性能」は、自動車の重要な開発分野の一つであると思います。
ハンドル操作、アクセル・ブレーキ操作の応答性であったり、スムーズさなどは、
自動車メーカーが鎬を削ってきた分野ですし、
高級車・高性能車(=高付加価値)は、この部分にコストをかけられる車であると考えます。

「人馬一体」を標榜するメーカーもありますが、
「いかに上手く(意のままに)操るか」は、自動車の永遠の課題である、
だけにとどまらず、車より遥か前、人が馬に乗っていた時代から、
「いかに操るか」は、人間生活の一部であり続けてきたのではないでしょうか。

自動運転の衝撃とは、
「もう人間が操る必要がない。」すなわち「人間は必要ありません。」
というところに、決定的な変化があるのかもしれません。

ロボットやAIの時代が目前に迫ってきて、
「これからは、ロボットやAIをうまく使いこなせるようになりましょう。」
という意見も見かけますが、これはどうなのでしょう。
ロボットやAIの操作も、「より上級のAIが操作しますので、人間さんは不要です。」
となるのは時間の問題のような気もします。


【car2030】

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ビジネス・企業番組WEB勉強会
No:5173 投稿者:渡邊諒太(26期) 投稿日:2016/06/14 Tue 09:07:31

ビジネス・企業番組WEB勉強会



大変、お待たせしました!
今月は延期となってしまった第10回ビジネス・企業番組勉強会に代わり、
掲示板上にてビジネス・企業番組WEB勉強会を開催します!
(杉山さん、ご提案有難うございます。)

【WEB勉強会の形式】


今回の勉強会につきましては、以下に二つのテーマに基づいて、
視聴した感想を書き込んで行ってください。

勉強テーマ1.テレビ東京オンデマンド等を利用し、「地域」に関する番組を一つ以上視聴し、
感想を書き込んで行ってください。


勉強テーマ2.今月(6月)に放送された(される)「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」を視聴し、
感想を書き込んで行ってください。


どちらか一方のみのご参加でも歓迎いたします!


【テーマ1.「地域」に関するビジネス・企業番組 感想欄】


※テレビ東京ビジネスオンデマンドにて「地域」と検索をかけると探しやすいかと思います。
 リンクを置きますので、よろしければご活用ください。    TV東京BOD内検索





【テーマ2.6月分ビジネス・企業番組 感想欄】


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 6/2「カンブリア宮殿」【九州広域連合で世界へ挑む!客が殺到する“地域ブランド”戦略 九州パンケーキ】

○杉山@3期 2016/7/1

「記号消費」の新しいやり方だなあと思ってみてました。
北海道はともかく、都道府県以外を記号に「九州」でブランド化を図っているのは面白い。

一つ一つの穀物だとブランド化できないけど、組み合わせで「イノベーション」を
図っている例と見てもいいかもしれません。

九州パンケーキ、通販で頼んでみましたが、番組の影響はすごいようで
3週間も待つようです。食べたらレポートします。


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 6/7「ガイアの夜明け」【熊本に生きる!】

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 6/9「カンブリア宮殿」【1万校分を入学式に一斉納品!驚きの学生服生産の世界 トンボ】

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 6/14「ガイアの夜明け」【オンリーワン商品で"本場"に挑む!】

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 6/16「カンブリア宮殿」【香り立つ!コーヒー市場〜農園からカップまで…老舗の次なる“1杯”〜 UCC上島珈琲】

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 6/21「ガイアの夜明け」【新たな“プロ”の育て方】

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 6/23「カンブリア宮殿」【家の小さな補修にも全力対応!住民を幸せにするリフォーム会社】

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 6/28「ガイアの夜明け」【サラリーマン人生で"得たもの"を活かせ!】

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 6/30「カンブリア宮殿」【納得するまで商品化せず!ロングセラーを生む桃屋の“良品質主義”〜株式会社桃屋】


【フリーコメント】

(※もし進め方への質問等ありましたら、こちらへお願いします。)
○渡邊諒太(26期, 6/14, 9:00)
大変お待たせしました、WEB勉強会の場立てをしました。

今回勉強テーマを二つ挙げ、「地域」に関する番組と
最近放送された番組についての感想を書き込んでいただく方法をとりました。
ご参加いただいている方の中で、ビジネスオンデマンドが視聴できる環境を
お持ちでない方は是非、最近放送されたガイアやカンブリアを視聴した感想を書き込んで行ってください!

○杉山@3期 2016/7/1

自分で提案しながら投稿できてない、申し訳ないです。

→渡邊さん
 この方法、ハードルが高いのかもしれません。
 自然と「ある程度見てから書き込まねば」と思ってしまうよね。

 私は「6/2「カンブリア宮殿」【九州広域連合で世界へ挑む!客が殺到する
 “地域ブランド”戦略 九州パンケーキ】」しか見れていません・・

 週末にあと2本は呼んで書き込みたい。

→杉山さん
 コメント有難うございます。また、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
 
 確かに、この方法では書き込みづらいのかもしれません…。
 私自身もまだ6月14日放送のガイアの夜明けしか視聴出来ておらず、
 感想や分析を考えている間に時間がかかってしまったので、
 一回ずつのコメントをまず三行に絞ったり、参加しやすい方法を模索してみます。


【web-biz-h2806】

Pass

書店日記&今月の雑誌6月号
No:5172 投稿者:日々野(15期) 投稿日:2016/06/13 Mon 19:52:50

なかなか時間が取れず、書店から足が遠のいてしまっておりました。
それで(平気なまま)過ごせてしまっている自分がいて、自分で寂しい気持ちになってしまいますが、
この企画を思い出して、いかんいかんと少しの時間ですが書店に寄ってきました。
本を手に取って、目次を見て、数行読んでみただけで、”知”の刺激で脳が活性化されるような気持になります。
この感覚、やっぱり大事にしていかないといけませんね。

遅くなりましたが、書店企画6月号です。みなさま、書店に行っていますか?


〇15期日々野(19:49 2016/06/13)
そうは言いながらも、新書コーナーをじっくり散策するには至らず。。
得意の月刊誌コーナーで、各誌を見比べてきました。
参院選・18歳選挙権を特集にもってくるところが多いですね。

中央公論7月号
特集:シルバー民主主義に耐えられるか
「世代間対立はデモクラシーの宿命である」猪木武徳

→「世代毎に水平に区切って捉えがちであるが、本来は垂直の捉え方もあるべきである。
 しかし、家族の在り方の変容によって、垂直の関係性は衰退してしまった。」という指摘や、
 年代によって政治に期待するものが異なる事実を重視した、選挙制度の提案など、
 面白く、読み応えがありました。(満足度A)
『プラハから広島へ――「核なき世界」は近づいたのか』中西寛
→オバマ大統領の広島でのスピーチは、すごいスピーチだと感じましたし、メディアでも好評でした。
 スピーチが良かっただけに、実際のところはどうなのかを知りたくなります。
 つまるところ、パフォーマンスだけではないことを期待したい。(期待度B)
「七冠を背負う重圧と解放感」井山裕太×羽生善治
→羽生善治といえば僕らの年代では伝説的な人ですが、それに匹敵する大偉業ですよね。
 その対談といえば気にならないわけがない。AIについても触れています。(期待度A)
「東京電力ホールディングス社長に聞く」廣瀬直己
→冒頭に「福島を風化させない」という大見出しがついていて、誰の話かとみてみれば東京電力社長であると。
 その言葉に”実”はあるのか。(期待度C)


〇竹田 21期(2016/06/14)
日々野さん、場立て、いつもありがとうございます。
Facebookでも投稿したのですが、いま私にとって、とても興味深い本を見つけました。

平田オリザ『下り坂をそろそろと下る』(講談社現代新書)(期待度A)

「テーマ」に対する「結論」が実に現実的で、序章だけではありますが、大変面白く読みました。
(なかなか一冊読破する余裕を持てないのですが、序章だけは!と思って、読むことが多くなりました。。。)

「人口減少問題」において「文化」を積極的に語ることは珍しく、何より、とても共感したところがありました。

〇日々野15期(9:45 2016/06/15)
竹田君、紹介ありがとうございます。amazonのレビュー等見てみました。
文化や価値観が重要であるということなるほどと感じます。
世代を垂直に捉える視点、次の社会をつくるという価値観を共有できれば、
世代間対立やシルバー民主主義など起こらないのではないかと思えます。
読みたくなりました。買ってみます(^_^)/

〇三戸(6/22)
新潮457月号
特集「世界<日本化>計画」は一読の価値あり。
時間がないので、これだけとりあえず。

ぜひ、買って読むことを勧める。
今月号は、面白い記事もあり、相当価値が高い。

→先生、ご紹介有難うございます。遅れてしまいましたが、買いました!
 あらためて、感想も書きたいと思います。(日々野15期)


【books2016-6】

Pass

長崎県立大学にお邪魔しました
No:5171 投稿者:中島大輔(8期生) 投稿日:2016/06/08 Wed 17:58:17

会社説明会にかこつけて、本日先生と中村さんにお会いしました。

お忙しいなか応対していただいて、ちょっと申し訳なかったです。

長崎県立大学は以前行ったことのある、佐世保魚市場の近くにありました。

今度お会いするとき、掲示板に書くときは何かしら気づいたことなど書きたいと思います。


○中村貴治(20期,06/14, 08:30)

中島さん、お忙しいところ来学してくださり、とても嬉しかったです。

当日のお昼はちょうど3時限の講義があり、慌ただしくなってしまい、すみません。
(夏休みに学生が離島に一週間、フィールドワークに行く準備を全学必修科目として行っており、
 三戸先生・中村も学生と一緒に離島に行ってきます)

横浜国大三戸ゼミOBとして長崎県大に足を踏み入れた、第一号ですね!
影の一号は、企業番組の勉強会に大学内研究室から参加した私です(´ー*`)まさに学生でした…

有田焼つきの美味しいカレーの駅弁も、有難うございました。

バタバタとしてしまい、お帰りになった後に、
「三戸先生・中島さんと写真を撮れば良かった…!」ということに気が付きました。
また是非、お食事できれば嬉しいです。

他の皆さんも、来学をお待ちしています!

〇中島君、訪ねてきてくれて、本当にうれしい。
 かねてから聞いていた有田焼カレー弁当もありがとう。
 直接メールで、御礼を、と思っていたのだが、
 ここに書く方がいい、と思い直した。
 健康と家族を大切にして、頑張ってくれ。


[ 0608 ]

Pass

拡大しているのは市場?貧富の差?健康?記号の消費?
No:5170 投稿者:聞間@5期 URL 投稿日:2016/06/08 Wed 08:28:24

米オーガニック市場が約4兆円に成長、今後も拡大か
http://www.fashionsnap.com/the-posts/2016-06-07/organic/

 アメリカ大統領選も、クリントン氏とトランプ氏に絞られ、いよいよ混迷の様相を呈してきました。私の同僚にアメリカ出身の教員がいます。以前大統領選について話を聞いたところ、「サンダース氏以外はアメリカは衰退する」という趣旨の発言をしておりました。話を聞いていて、大事なのは誰を選ぶかというよりも、何をもって「衰退」とするかという議論であると思います(彼の中では国全体の活力と国民の幸福度という感じ)。話が遠回りしましたが、このオーガニック市場の記事にも同じことを感じます。
 
オーガニック市場の隆盛は何を意味しているのでしょうか。
一つの市場が大きくなることによって関連企業にビジネスチャンスが巡ってきたということが、一般の捉え方ですが、これに関するネット上のコメント(News Picksというサイトが素晴らしく、よく活用させていただいています)をみるとそれだけでは無いようです。
オーガニック市場に出回る品は栽培に手間暇をかけている分、高価であると言われています。つまり、食材にそれだけお金をかける層が増えてきているということ。その一方で、アメリカ国民全体が豊かになっているかというとそうでもない。つまり、貧富の差が拡大しているという読み方もできるわけです。

また、同じ消費を健康に気を遣うことに回す層が増えているという解釈も成り立ちます。それは良いことに思えるのですが、一方で生産者の側からのコメントでは、有機栽培法で作られたものであるから健康によいと必ずしもいえるわけでもないとのこと。。。難しいですね。もしかしたら、「健康生活」という記号を消費しているだけなのかもしれません。もしそうだとしたら、この拡大は何を意味するのか?一部の人の余剰収入が記号の消費へと回っているとすればそれは社会が豊かになっているといえるのか?そもそも豊かさとは何なのか?朝から頭がぐるぐる回っています。


○日々野15期
聞間さん、記事のご紹介ありがとうございます。

農家の立場に立てば、オーガニック市場が伸びるのは良い傾向であると思います
農家が生き残っていくには、付加価値の高い商品の生産・販売が重要であるからです。
そのために、ブランド化や、生産者の顔が見える(ストーリーがある)といった話はよく聞くところです。
これらはまさに記号の消費と言えそうです。

一方、同じように付加価値が高い農業生産品でも、
オーガニックは、実際に(物理的に)健康増進に繋がると思っていただけに、
「必ずしもよいわけではない。」という生産者のコメントはショッキングです。
毎日食べるものだから、少しでも科学薬品を使ってないものがよい、という感覚はよく分かります。
「食」は、人の生活の根本のところなので、優先的にお金をかけたいという気持ちにもなります。
(ですが、オーガニック=無農薬とは限らないようですね。。)

必ずしも健康によいとは限らないのだとしたら、、、詐欺と言っては言いすぎですが、
多くの消費者は「よくわかってない」まま、効能を信じて選んでいるという状況でしょうか。

また、市場が拡大していけば、参入事業者も増え、商品の種類や価格帯も広がっていくと思います。
そうすれば、高所得者だけのものではなく、中・低所得層にも浸透していくのではないでしょうか。
ただ、その過程においては、オーガニックの”効果”を巡って、
なんらかの議論が巻き起こるのかもしれないと感じました。

○渡邊(26期, 6/14, 10:48)
聞間さん、記事のご紹介ありがとうございます。

ご紹介いただいた記事と、聞間さんのコメントを読んで思い出したのは
以前夏合宿で先生に見せて頂いた「フード・インク」という映画です。
内容はアメリカの食品(畜産)工場がどのようにして食糧を国内に供給しているのか、
それによって引き起こされている社会的な問題(肥満などの生活習慣病、食中毒、遺伝子組み換え食品)
は何か、それらに対しどう対策をとるかについて描いているものです。

この映画と併せて考えると、この記事のようにオーガニック市場がアメリカで拡大しているのは、
「健康意識の向上」ということももちろんあるとは思いますが
むしろ食糧の供給が大量生産の原理に組み込まれるに従って生まれてきた
食に対するアメリカ国民の圧倒的な「不信感」を払しょくするためではないかと思います。

「健康生活」という記号を消費しているだけではないか、という聞間さんのコメントはなるほどと思いました。
たとえ今までの食糧の生産・加工の方法から離れて、オーガニックを謳っている食糧だとしても、
その生産過程や加工過程、さらに消費時の効能などがブラックボックスのままであれば、
「オーガニックである」という記号を消費しているに過ぎないという点は納得です。

ただ、記号の消費に基づいている市場拡大とは言え、
日々野さんが書かれている、農家の視点からのコメントを読むと一概に否定しがたく感じます。
生産者である農家にとってはオーガニックであること(によるブランド化)が
商品の付加価値につながり、収入の増加や生活の安定、向上につながるという側面が、
日々野さんのおっしゃる通り、あるのではないかと考えています。
(だからと言ってあたかも健康に効果ありと謳い、詐欺まがいのことをして良いとは私も思いません。)

食に対する「不信感」から生まれたオーガニック市場においてすら、
生産者と消費者で十分な合意が取れていないとする(「オーガニック≠健康」)と、
今後課題となってくる点は食の信頼性をどの様に担保するか、ではないかと思います。

消費者にとって十分な情報が伝えられていない(あるいはわからない)状況であれば、
食品の生産・流通過程がわかる「トレーサビリティー(trace ability)」であったり、
地域の食材を地域内で消費する「地産地消」であったり、
そのような取り組みが重要視される必要があるのではないでしょうか。

最後に、これらのオーガニック市場が拡大する一方で、
聞間さんの仰るように貧富の差が明確に表れていることも事実だと思います。
映画「フードインク」の中でハンバーガーを購入する家族が「野菜ひとつ買うより、ハンバーガー二つ買うほうが安い」
「健康の為に薬を買うのか、野菜を買うのか」と言っていたことがとても印象に残っています。
貧困層にとってはオーガニック市場に消費者として参入することそのものが困難になっており、
結局は一部の(可処分所得の多い)人のみが、恩恵を受けている状況なのではないでしょうか。

蛇足かもしれませんが、オーガニック市場の現状の構造は
以下のようになっているのではと思い、簡易な図を作ってみました。

【オーガニック市場の構造】
■生産者…収入向上
    |
  (食の信頼性:「オーガニック≠健康」)…トレーサビリティ、地産地消によって担保?
    |
■消費者
  富裕層…食の信頼確保(⇔「健康生活」記号の消費)、健康増進
――<オーガニック市場外>――
  貧困層…食の信頼/安全の確保できず

◯聞間(6/16 9:02)
日々野さん、コメントありがとうございます。
日本でいうと「有機野菜」という言葉がオーガニックに相当すると思いますが、結構、失敗していますよね。
定義があいまいなまま、いろいろな方法でつくられた「有機野菜」が日本市場にはびこった時期がありました。これはいけないと表示のルールを厳格化した結果、日本の市場に「有機野菜」の文字は出回らなくなりました。結果として「有機野菜」という記号が人々の関心から遠ざかり、そこまで強い市場も立ち上がらなくなっている感じです。「蜘蛛の糸」という話を思い出します。

渡邊さん、コメントと図をありがとうございます。
貧困層、どうしたらいいんだろう?と考えながら見てしまいました。
この状態を誰がどのように解決すべきなのか。同じことが教育や住環境でも起こっている感じがします。
生産者と消費者という枠組みではどうも解決できませんね。社会的分業の思想を根本から問うていかねばいけない感じがします。

〇三戸(6/17)
上の議論で、「記号消費」が否定的もしくは懐疑的にとらえられている気がする。
だが、資本主義、市場経済、大量生産、大企業社会の「持続」は、「記号消費」抜きにあり得るのだろうか?
大学・短大生が6割になったという現実も「記号消費」の結果ではないのか?
旅行やレジャー(TDLなども)、グルメなど、みな「記号消費」ではないか?
「機能性」や「経済性」はあっても、それに加えて「記号性」をも必要な社会となっている。
「豊かな社会」とは、「情報化社会」とは「記号消費社会」に他ならないのではないか?
「記号消費」に懐疑するなら、「資本主義」「近代」から懐疑すべきと思うが。


〇竹田(6/18 12:30)
三戸先生の仰る通りだと思います。

>「豊かな社会」とは、「情報化社会」とは「記号消費社会」に他ならない

そのうえで「里山資本主義」が脚光を浴びている現状を理解すべきだと思います。

「広告」「コンサルティング」「ブランディング」という仕事は、
まさに新たな「記号」そのものを創りだす仕事に他ならないと思います。

既存のものに付加価値を加えることは、そのモノ自体の「効用」よりも、
新たな「広告」「媒体」による「効用」といった方が近い気がします。
(例えば、音楽を聴く=効用は、レコード⇒CD⇒アイポッド⇒youtubeに移り変わっています)

◯聞間(6/25)
三戸先生、おっしゃるとおり「記号消費」を私は否定的・懐疑的に捉えているなぁとご指摘を受けて気づきました。
そして、現代の資本主義社会が「記号消費」抜きにありえないということも、確かにそうだと思います。
私がどこにひっかかって今回の「オーガニック市場」に違和感を感じたのか、改めて考え直したとき、
それは「オーガニックな商品さえつくればOK」「オーガニックなものを求める声に答えればOK」、
「売れなきゃニーズがないので撤退」的な感じを勝手に感じたからだと思います。
かなりざっくりいうとオーガニックをめぐる記号の体系が「浅い」感じを受けてしまったのです。
もちろん、実態はとても豊かな記号の世界が広がっているのかもしれませんけど、
「記号の世界の豊かさ=市場の隆盛」となっていないのではないかと感じたということだと自分で振り返って思い直したところです。


【organ】

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第10回ビジネス・企業番組勉強会について
No:5169 投稿者:杉山(3期) 投稿日:2016/06/03 Fri 12:16:01

杉山@3期です

渡邊さんより第10回の勉強会の告知がメールでされています。

候補日程は6/11(土)、6/12(日)。

先生が横浜に戻ってこられる日程に合わせての開催かと。

是非、日程を確保して参加してください。

初めての方、遠方の方も歓迎です!

※事前視聴番組などは、追って渡邊さんから告知があると思います。


上記のように書きながら、私は所要でちょっと参加が難しい状況です。

6/11(土)△ 16:30ごろから参加、食事会まで
6/12(日)× 剣道大会に参加、選手と係員両方で・・・


古郡さんがおっしゃるように録音データと当日のメモで復習します!

○1期古郡です
めっちゃ盛り上げててナンですが、大変申し訳ありません。
今回ダメそうです。神戸から帰れないスケジュールになってしまいました。
Skype参加もできず、後からキャッチアップします。渡邊君には連絡済みです。
先生にお会いできるのを楽しみにしていたのですが、残念です。


○日々野15期
すみません、私もこの週はちょっと難しそうです。せっかくの機会ですのに・・。
渡邊君、あらためて連絡しますね。

〇竹田21期
土曜日のお昼は空けることができそうです。もう少し調整してみます。
日曜日は難しいです。

〇笹井純也(26期 6/6 22:12)
6・7月は繁忙期かつ、休日出勤が多い月のようなので、
難しいかもしれません…。
このところ参加できずにおります…。

6/11(土)△ 午前は仕事のため、午後のみ空いております。
6/12(日)× この日は一日難しいです。

〇三戸
 皆の様子を見ると、無理にやらなくてもいいのではないだろうか?
 私も忙しく、土日が空いているわけではないのだ。

○杉山3期 6/8

→渡邊さん
 今回は残念ながら延期という判断でよいかと。
 せっかく先生が横浜にいらっしゃるのに申し訳ありません。

 6月末まで時間使って掲示板上でバーチャルでやってみようか?
 番組見て、みんなで感想書いて、議論してみるとか・・
 板ゼミっぽいねぇ。

◯木田 25期 6/8 19:56

杉山さん、コメント・ご提案有り難うございます。
フォローが至っておらず、申し訳ございません。

昨日渡邊君と話したのですが、しっかりとした学びを行う体制が整えられておりませんので、
先生・皆様には申し訳ございませんが、今回は中止の方向になりそうです。

せっかくご予定を調整して頂いた方、開催を期待されている方も
多くいらっしゃると思いますので、なんらかの形で「板ゼミ」できるように配慮したいです。

追って渡邊君から連絡があると思います。

○渡邊(26期, 6/9, 13:40)
木田さんからコメントして頂いた様に、
今回の勉強会の開催は延期を致します。

三戸先生、杉山さん、木田さん、
そして勉強会の為に予定を調整してくださった皆様、
今回私の準備が至らず、申し訳ございません。

日程調整や視聴番組の選定など、準備段階で滞らせてしまったことが
今回の延期に大きく影響を与えてしまったと考えております。
次回以降、このようなことがないように進めて参ります。

延期後の日程・内容につきましては、近日改めてご連絡したいと思います。

また、今回について杉山さんからご提案を頂いた、「Web上での勉強会」を行いたいと思います。
詳細のご連絡や場立ては私から追って行い、来週にはご参加いただけるように進めて参ります。

○岩切(4期 6/10 10:05)
申し訳ありません。連絡が遅くなりました。
私事ですが、再来週より1週間入院いたします。
大した疾患、手術ではありませんが、それでも何かと準備があり、
この土日はその準備が何かとあります。
手術は胆嚢ポリープをとるだけで腹腔鏡で取ります。
何らご心配頂くようなことはありませんので、ご安心ください。

○渡邊(26期, 2016/6/14, 9:15)
岩切さん、ご連絡ありがとうございます。

大したものではないと伺いつつも、再来週から入院とのことで
少し心配になってしまいます。
どうかご自愛ください。

〇三戸(6/23)
岩切君、今、入院中かな?
大した手術でなくても、無事に終わることを祈っている。
また、看護師さんが「優しい」ことをも(入院患者にとり、これが大事!)。
休暇をもらった、とゆっくり休んでください。


【06110612】

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H28年5月 近況報告
No:5168 投稿者:竹田俊亮(21期) 投稿日:2016/05/31 Tue 21:26:33

近況報告を書きこみます。

まず、基本情報ですが、

私の住んでいるところは駅から徒歩2分。
(南海トラフ地震がおこるとまっさきに潰れそうな、築80年程の一戸建てを借りています。
ちなみに、間取りは2DK。駐車場は4台。家賃3万)

登記した法人事務所まで家から徒歩3分。
事務所からスーパーまで徒歩1分。コンビニまで徒歩3分。
車ですと、市役所まで5分。ガストまで3分。

というように、とてもとても動きやすい土地のため、
働いている時間も大変長いのですが、もはや公私の区別なく、
仕事をしながら生活しているという感覚です。

法人の仕事は、
・現金収入を得るため飲食営業
・地域産品を販売促進するためのECサイト(ネットショップ)の立ち上げ
・営業代行・卸売開拓として東京国際ギフトショーへの出展

を着々と一人で進めております。

その他、地域おこし協力隊として、
・イベントの企画運営
・里山整備に向けた資金調達

などに取り組んでおり、
なかなかお金にはならないけど、ゆくゆくは自分たちの生活を守るであろう公共的な仕事と、
いま生活をするために必要な資本・カネを増加させるための民間事業を並行して実施しています。

目指すべく年収というのが、本当に自分ひとりの行動の積み重ねによって、決定づけられると思うと、
必死ではありますが、雇われない働き方には気分のよい生きがいを感じています。
まだまだ書き込みたいことがありますが、いったん区切ります。

ところで、まだ『無私の日本人』を読破できておりません。
夏までには映画と併せて見たいです…。


○1期古郡です
普通の会社員と経営者ではストレスの種類が違うと思われますが、
組織を自分の想いで作っていけるところが醍醐味だと思います。
ゼミや多くの著書から学んだことがそのまま実践できる場所を得るというのは
実に羨ましい。企業番組勉強会でお会いしたいですねー。軌道にのるまでどんな苦労があるのか、
組織を作り上げるときに必要な心意気、経営者にしかわからないものが見えてくると思います。

>古郡さん
コメントありがとうございます。
今の段階で組織をつくるお話しを申し上げることができませんが、
組織目的を達成するには一人では限界があるのはつくづく感じております。
また、厳密にはまだ一人なので、法人の目的はありますが、組織の目的が存在するといってよいのか、悩ましいところです。


○日々野15期(17:01 2016/06/04)
竹田君が「近況報告」として立ててくれたので、便乗してみます。

三重県在住の私の近況というと、、そうです「伊勢志摩サミット」です!みなさんTVで見ましたか?
とはいっても、車で1時間半はかかる距離なので、それほど地元でもないですが(^_^;)
なので、さほどの影響もなく、あっという間に過ぎ去っていった印象です。
変わったことといえば、最寄駅(近鉄電車)に日替わりで全国各地の警察官が立っていたぐらい。昨日は岐阜県警、今日は栃木県警といった具合でした。

そんな私でも、各国首脳が揃って伊勢神宮を参拝している光景には、グッとくるものがありました。
あの映像が世界中に流れたと思うと、本当の地元民は、さぞ心が躍ったことだろうと想像します。
「地域」の自慢が脚光を浴びるのは、嬉しいものです。

意義深さでいえば、オバマ大統領の広島訪問の方が上でしょう。
それを含めても、セレモニーであり、形骸化しているという指摘は妥当であると思います。

そんなサミットでしたが、僕が最も心に残ったは、
この二日間の裏で、どれほど膨大な量の手配・調整がなされたのだろうか、と想像したときです。
テロの時代に首脳が一堂に会するだけでも大変なことですし、
午後2時過ぎまで賢島にいて3時間後には広島の平和公園にいるというのは、一般人には不可能な行程ですから。

調整、大変だったんだろうなあ・・。滞りなく済んで本当によかったなあ・・。
この国の官僚組織のすさまじさ(凄さ・恐ろしさ)。僕の伊勢志摩サミットの感想でした(笑)


○中島大輔 8期(18:00 2016/06/04)

ご無沙汰して申し訳ありません。

6/8に長崎県立大学へ会社説明会にうかがいます。
我ながら図々しいのですが、先生にお会いできるのを楽しみにしています。

近況ですが、
・年度変わりで休みなく働いておりましたが、少し落ち着いてきました。
・7月に第二子が生まれるので名前を考えています。女の子です。
 白川静の『字統』を引いています。
 「真」や「道」など引いてみると、漢字のもともとの呪術性を感じます。
・娘(第一子)は、私がオムツを替えようとすると嫌がります。
 嫌がっても無理やり変えるところがいけないのでしょう。
 子供の成長に合わせて、こちらとしても接し方を考えていかねばだなと感じました。

バタバタした文章でごめんなさい。会社のパソコンから掲示板を見られないのが痛いです。


【inakareport】

Pass

「最果ての大学」からの便り
No:5167 投稿者:三戸 投稿日:2016/05/30 Mon 19:33:14

みんな、元気に、楽しく、仲良くやっているか?
こちらに来て2か月になる。

「横国三戸ゼミは終焉しても、ゼミ卒業生が健在である限り、三戸ゼミは続く」
という観点から、
○この「三戸ゼミナール掲示板」
○「企業番組勉強会」
○浩友会の勉強会
は、しっかり守っていこうではないか!というのが、
記念パーティの時の古郡君や杉山君のメッセージだった。
「企業番組勉強会」の報告や「書店・読書日誌」は4月以降も続いており、
また、古郡君や聞間君からの情報・出題もある(感謝)。
しかし、やはりチトさびしいな。
現役生がいたときは「板ゼミ」の場であって良かったかもしれないが、
ゼミ本体が「バーチャル」になった(?)現在、
掲示板の機能・役割を見直してもいいのじゃないだろうか?

ゼミ生が「集まる場」が通常ではこの掲示板以外がない現在、
この掲示板を「コミュニケーションの場(掲示板本来の役割)」に拡張してもいいのではないだろうか?
起業した竹田君やフィリピンに行った藤井君などの近況も気になる。
他の諸君の近況も聞きたい。

写真が主で、発信そのものが「自己目的化」している感があるフェイスブックのようになって欲しくはないが、
(あれはあれでいいと思うが、)
この掲示板はやはり「ゼミ」の何かを残しつつ、
「勉強の場、成長の場」であると共に、「仲間とのコミュニケーションの場」にしてはどうだろうか?

そこで、「最果ての大学」からの便りを送りたい。

@今、19:12だが、外はまだ明るい。6時前の感じだ。
(写真を付けたいところだが、写メからこちらに添付が面倒なので容赦を)
なるほど、甲子園で西日本勢が強いはずだ。
雪に練習が邪魔されないだけじゃなく、1時間は長く練習できる。

A大学までの道はずっと2車線。
車で15分くらいだろうか?(松浦鉄道だと5駅かな?)
横浜・東京などだと、2車線のどちらを走行するか、というと、
外側(歩道がわではない方)ではないだろうか?
バス+駐車している車で内側車線は走りにくい。
だが、だが、である。
佐世保では、私は(他の車も)歩道側車線を走行する。
なぜか?
右折レーンなしの交差点が多いことと、それ以外のところで反対側の店に入ろうとする右折車が実に多い。
バスも走ってはいるが、そう多くはない。
駐停車している車も滅多にない(数日に1回、ごみ収集車など)。

雨の時、歩行者に水ハネをしないように気を使うが、
私が毎日使っている道には、水たまりがないので安心だ。

まだ、いくつもレポートしたいことがあるが、
皆の「了解」と「賛同」を得たなら、第2弾を送りたい。

−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−

〇竹田(21期)2016/05/30
こんばんは。竹田です。
「勉強会」や「読書」となると、なかなかうまく時間をつくる気持ちの余裕が出てこないのですが、
(その代わりに、生産的な仕事をする必要があるんじゃないか、と考えてしまいます…。)
確かに、「近況報告」など「コミュニケーション」としてであれば、
「今自分の仕事・生活を通じて考えていること」も書き込むことができるので、敷居を下げている気がいたします。

改めて近況も書き込みます。
ぜひ皆さまの近況もお聞かせいただければ幸いです。

◯1期古郡です
何だかだんだん掲示板のレギュラーのようになってきましたが、その貢献は魅力的な「誘因」があるから引き出されます。
ゼミ生各自がちょっとだけ誘因を見つけようと努力すればここには素晴らしい学びの場が用意されているので
(ハードル高いと感じてるかもしれませんが)みなさんの書き込みが増えるといいなと思います。

先生の佐世保レポートは楽しみにしたいところです。たぶん今後(シャッター?)商店街の様子や経営者たちの話しなど
カンブリア的な取材からその原因の考察、展望までを綴った「勝手にカンブリアシリーズ」になっていく可能性もあると思われ…
えっ、そんな時間はない?大丈夫です。中村総大将がいらっしゃいます


○杉山@3期です 2016/6/3

掲示板は真剣勝負の場だと思っておりました。

本当の初期の頃はともかく、現状では真剣勝負の場あるゆえに、当然ハードルが高い。

「コミュニケーションの場(掲示板本来の役割)」拡張は、「原点回帰」のようにも思えます。

コミュニケーションって、もっと気軽なものだという考えもたぶん一方にあり、
秋の浩友会までに試行錯誤を経て、議論をして、決定すべきだと思います。


先生、佐世保レポートはぜひ第2回目をお願いします、楽しみにしております。


○日々野15期(16:20 2016/06/04)
佐世保の道路事情に触発されて、うちのを思い浮かべました。

三重で2車線の一般道というと、県を南北に貫く幹線国道ぐらいではないかと思います。
毎日のように走りますが、だいたい右車線を走ります。
右折レーンのない交差点も、駐停車もそれほど多くないですね。
(ちょくちょく見かけるのが、携帯電話の駐停車ですね。
 正しいマナーですが、路側帯が広くないところであれをされるとちょっと・・・。)
一方、たまーに、名古屋など都市部を走ると、
駐停車している車の多さに辟易します。都市部の運転は苦手です。。

なんだか、道路事情から都市の規模が見えてきそうです。
因みに鈴鹿市の人口は約20万人です。

先生、佐世保レポート第2弾もぜひお伺いしたいです!


○中島大輔 8期(18:00 2016/06/04)
私もお聞きしたいです。図々しくてすみません。


〇笹井純也(26期 6/6 22:03)
先生、御無沙汰しております。
私は元気に、楽しくやっております。

@の西日本勢が強い理由を聞いて、
野球に限らず、サッカーやテニスでも西日本勢は強いのだろうか、と思いました。
(ちなみに、香川真司は兵庫出身で、高校は宮城県、
 松岡修造は東京出身で、高校は福岡県の柳川高校だそうです。
 この場合は個人の出身校より、強豪校を調べた方が適切かもしれませんが。)

ぜひ私も、先生の佐世保レポートをお聞きしたく思っています。

【sasebonikki】

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第九回ビジネス・企業番組勉強会報告
No:5166 投稿者:木田 世界 (25期) MAIL 投稿日:2016/05/26 Thu 15:19:12

ビジネス・企業番組勉強報告


大変お待たせし、申し訳ございません。
遅くなりましたが、第九回ビジネス・企業番組勉強会の報告を投稿致します。

目次
T.基本情報
U.議論
V.先生のお話
コメント欄

T.基本情報


日時:5月3日(火) 13:20〜18:00
場所:横浜国立大学経営学部1号館501号室
〇当日参加者(敬称略)
外部:梶尾(YBS)
OB:古郡(1期),山岸(1期),杉山(3期),日々野(15期,skype),中村(20期,skype),木田(25期)
現役生:渡邊(26期)

〇掲示板上での参加者(敬称略)
古郡(1期),日々野(15期),中村(20期),木田(25期),渡邊(26期)

※報告担当:渡邊

◯進行
13:20〜17:00 議論
17:00〜18:00 先生のお話
顧客満足、従業員満足それぞの観点から順に議論を行い、その後先生からお話を頂きました。
18:45〜20:20 食事


U.議論


今回視聴した番組は「株式会社 たこ満」です。
地元にあった奇跡の店SP 第2弾 超地域密着経営で大人気の和洋菓子店

番組内では、たこまんは以下の二つの視点を中心に描かれていました。
・顧客と従業員がともに満足している
・地域密着の企業である

今回の議論では、以下の三点で議論が進められていきました。
1.従業員満足の要因は何か
2.顧客満足の要因は何か
3.「地域密着」と言えるのか
以下、各論点についての報告を行います。(※は議論中、先生から頂いたコメントです。)

1.従業員満足の要因は何か
(1)ありがとうカード
<評価できる点>
受け取る人…渡されたことが動機付けとなる。
  渡す人…表彰によって動機付けをする。

<気になった点>
モチベーション効果以外の用途…巧妙な管理手法となっている。※(自己管理・相互管理・上司からの管理を行う制度ではないか。)

(2)新入社員の新商品開発
<評価できる点>
まず顧客に評価してもらう為制度であり、自分の作ったものが一度は世に出るというやりがい。

<気になった点>
定時後に開発する時間を設けていることから、従業員に対して時間的制約がかかっていると見える。

2.顧客満足の要因は何か
(1)新商品,多品種販売
<評価できる点>
常に新商品を多数提供することによって顧客を飽きさせること無く、満足を引き出している。
また、10円単位での細かい商品に対する要望にも応えることで、更に満足を高める工夫がされている。

(2)丁寧な接客(お辞儀,見送りなど)
<気になった点>
繁忙期や忙しい時間帯でも、同様の丁寧な接客をしているだろうか。
しているとすれば、それに対して顧客は納得しているだろうか。※

(3)行事・イベントに密着した販売
<評価できる点>
行事は単なる人の行為であり、必ずしも消費に結びつかない。しかし「イベント化」することによって消費に結びつけ、
「催し物にはたこ満!」というイメージを作り上げている。※

<気になった点>
では一方で「お正月」にケーキは必要なのか。
(更に言うなら、その時間従業員は働いているのでは…。)※

3.「地域密着」と言えるのか
(1)イチゴ農家の反応
<評価できる点>
「三方良し」の考え方に共感し、地元から送り届けている。(地産地消)いいものを作らねばと思わせている点から、地域を大事にしていると考えられる。

<気になった点>
イチゴ農家以外で地元の農家から賄っているのだろうか。原料は全て「地産地消」となっているだろうか。

(2)掛川地域中心の出店⇔沖縄企業へのOEMによる東京進出
<気になった点>
そもそも掛川にこだわる理由は明らかになっていない。また、沖縄企業へのOEMを通して東京進出することは、
地域密着という考え方から離れてしまっていないのか。

[議論のまとめ]
たこ満は顧客,従業員を満足させる企業である。しかし、「地域密着」とは言い難い企業である。

V.先生のお話


○今回の番組を見る三つの軸

地域ーーーーーーーーーーーーーーーーー市場
…生活,人生,家庭,自然<有限> …貨幣,量,欲望<無限>

職人ーーーーーーーーーーーーーーーーー商売人

大量(mass)消費―伝統(保守) mass…産業化(豊かさ),民主化(自由,平等,個性)

たこ満は「地域密着」ではなく「市場志向」型の企業である。
たこ満では、毎年同じケーキでは、子供が喜ばないと、次々に新しいケーキを発売している。
また、ともかく色々な種類の菓子を用意している。
これは、地域のためというより、市場の需要を満たすことを志向するものと言える。

ケーキは次々に入れ替えられ、新しさ、選ぶ楽しさを重視し、ケーキそのものを大事にしていない。
それは、伝統よりも自由・平等や豊かさ、欲望の充足を価値とするもので、
そのような価値は民主化と産業化による大衆消費社会への移行という社会の変化に基づいている。

また、正月に営業する必要があるのだろうか。
従業員が家族と過ごす時間を尊重しないのは、地域密着企業とは言えない。
さらに、従業員の作ったケーキをすぐに入れ替えることは、職人としての誇りを失わせるであろう。
この仕事を、10年、20年と続けたらどうなるであろうか。
従業員の作ったケーキを否定するのは、いわば従業員の人生を否定することである。

このような企業は、地域密着というよりも、地方の元気な企業と呼んだ方がよいであろう。

<コメント・課題書込欄>


今回の勉強会を踏まえ(ご欠席の方は、報告・議事録を踏まえ)もう一度番組を見て感想を書きましょう。
今回の理論と結びつけた感想をブラッシュアップして頂いても、それとは別の新たな感想でも構いません。

◯木田世界(25期 5/26 15:04)

今回の報告は、渡邊くんがメインとなり私が手伝いつつ作成いたしました。
渡邊君、有り難うございます。

この勉強会では、私の方から番組を推薦し、ゼミ生で議論していく中で、
肯定的な意見が多くありましたが、先生のお話を聞くと、確かにこの企業を地域密着ということはできないと、
恥ずかしながら目から鱗の思いでした。
改めて、視点の深さ・豊かさの不足を感じさせられる勉強会となりました。
番組を視聴する時間がなかなかとれていないのですが、
情報に接したら良いと思うこと、悪いと思うことを挙げ、否定出来ないことを納得して受け入れるという作業を行い続けていきたいです。

※連絡事項です!
また、渡邊君からメールリスト・掲示版で連絡が有ると思いますが、
前回勉強会の折に、先生が6月11日・12日に横浜にいらっしゃると伺いましたので、
そのどちらかの日程で、勉強会が開催される可能性があります。
また、視聴番組は、「地域密着企業」をゼミ生から推薦するということだったと思います。
お知らせが直前になってしまい申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。



下に書いておいたのですが、引っ越しときます
*********************************************************************
○1期古郡です

復習のすすめ
企業番組勉強会に出ているみなさま、復習のすすめです。


■第8回の勉強会から見返してみる
前回は出席できなかったので木田くんに議事録を見せてもらおうとしたところ
「録音と速記があります」とのことでした。未整理でもじゅうぶん機能します。


■「ハローデイ」の回で大事だったことは何だったか
ハローデイの回を充分復習してからでないとたこ満が見えてこないことがわかります。
客も従業員も満足していそうなのにどこが違っていたのか。これを見分ける方法は
「最後のまとめの講義」よりずっと前に話されているものでした。

それは「構造で見るとはどういうことか」ということ。
「経営者が従業員や顧客をどう捉えているかで事業規定が決まり」→
「それを実行するために制度ができあがる」(→これを動かすのがマネジメント)

この基本構造のどの部分を言っているかを見ていればバーリミーンズもドラッカーも「使える」


■ハローデイとたこ満では制度がどのようにできているのかが違ってた。
コミュニケーションで成り立っているのか、管理手段としてできているのか、
この点が見つけ出せていたら見方がずいぶん変わっていたかも知れません。

そこから遡れば経営者が従業員や顧客をどう考えているか、にたどり着く。
今、あらためて調べてみると両者の違いは明らかです。
ハローデイの経営理念
http://www.halloday.co.jp/30.html

たこ満は…経営理念のページがない

ちなみに中央タクシー…ちゃんとある
http://chuotaxi.co.jp/publics/index/15/

広畑センチュリー病院は…やはりありませんでした。

この理解があってやっと、最後のまとめの内容に入っていけるんだと思います。

復習とはなかなか面倒なことなのかもしれませんが、
掘ると面白いことがわかる、そしてそれを発表する場がある、
この2点からも復習をおすすめします




【biz9】

Pass

気になる記事:アディダス、24年ぶり自国回帰 ロボットで靴大量生産
No:5165 投稿者:聞間(5期) URL 投稿日:2016/05/26 Thu 09:48:37

三戸先生、学会でのサジェスチョンありがとうございます。
正直、何をどうしていけば良い形がつくれるのか見えていないのですが、
この掲示板がみなさんにとって、刺激な学びの場となるよう私なりに動いてみたいと思います。
まずは、気になる記事と私なりの見解を定期的に投下していこうと思います。

アディダス、24年ぶり自国回帰 ロボットで靴大量生産
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK24H7N_U6A520C1000000/

 日本とよく比較されるヨーロッパ工業の中心、
ドイツでは”Industory 4.0”という国をあげての取り組みが進んでいます。
ドイツはアメリカを中心とするIT経済の進展に対抗すべき軸をものづくり企業の中に見出していて、
とくに技術力をもつ中小企業を大切にしようとしています。
 Industory 4.0では中小企業や大企業の工場をITネットワークでつないで、
今までにない効率的で柔軟な生産体制を構築することを目指しています。
これまでは掛け声だけでなかなか進まなかった印象の政策なのですが、
アディダスがこのような取り組みをプレスリリースするところまでいったという記事が
ドイツ国内産業に大きな刺激になると思います。
個人的には日本の中小企業政策にも参考になる取り組みだとは思いますが、どうでしょうか。

※【 】にあるのは削除キー(編集キー?)のキーワードでしょうか。一応、【indus】で設定しています。

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Re:正念場のニッポン株式会社、浮き沈みの構図
No:5164 投稿者:三戸 投稿日:2016/05/25 Wed 18:47:14

聞間君、面白い資料を教えてくれてありがとう。
Web画面でもあり、一読してすぐ理解、とはいくまい。
そこで一つの「読み方」を。

正念場のニッポン株式会社、浮き沈みの構図
 ニッポン株式会社の「稼ぐ力」は踊り場から脱出できるのか。
3月期決算企業(金融、電力などを除く)の連結経常利益は2016年3月期に前の期比1.3%減となり、4年ぶりの減益に沈んだ
17年3月期には商社など非製造業の業績が回復するものの、全体では2.7%増にとどまりそうだ。
自動車など製造業の収益見通しに、円高の進行が影を落とす
為替相場や世界景気などの不安定要因に翻弄されるニッポン株式会社の実情を、決算データから読み解く。
1.「波乱」と連動、円相場も利益水準を左右
2.製造業が失速、内需は堅調
3.前年度は資源安、今年度は円高が懸念
4.「1円の円高で営業利益400億円減」
5.2割超の企業が最高益

上の説明文のアンダーライン(私が引いた)を参考に、
1から5の文章を「接続詞」でつないでみれば、「わかる」のじゃないか?

聞間君がFBで毎日のように面白い資料をシェアしている。
今回より数段、みんなの関心を引くものがある。
先日、九産大であった学会で、彼に掲示板にもシェアしてくれと頼んだ。
(「依頼」でもあり「サジェスチョン」でもあるんだが。)

みんな、FBの彼の紹介する資料を見に行ってごらん。

聞間君、掲示板は君が関わってもいい、大事なものだと思うが?
退職パーティでの君のスピーチ、御宿記念合宿での私の話を「思いだし、大切にして」ほしい。

【kannsha5.25】

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正念場のニッポン株式会社、浮き沈みの構図
No:5163 投稿者:聞間(5期) URL 投稿日:2016/05/21 Sat 21:42:21

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/closing2016/
リンク先参照してください。
たいへん興味深いグラフが並んでいます。
これだけでは何が起こっているのか、わかるようでわからないのがまたいい感じがしました。
勉強会の教材として少し難しいけれども面白いかもしれません。

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「ロックなおじいさん現る」と評されているが、我々はもう少し考えなければならない
No:5162 投稿者:1期古郡です 投稿日:2016/05/20 Fri 17:26:59

■まずはこちらの記事をご覧ください。
蓮實重彥氏が三島由紀夫賞を受賞した際のインタビューです。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/16/hasumi-mishima_n_9998942.html

作品を読まず、考察もせず、問いとは作家がたてるもので我々はそれを聞きだせばよい。という態度で会見に臨んでいるマスコミの質の低下が見て取れる内容になっています。



■しかし、それだけか?
ミュージシャン兼作家の辻仁成氏のコメント
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160517-00000067-nksports-ent
批判される側の反論はあるのかも知れないが、もっとあるはず



■「日本の文化にとって嘆かわしい」を考えよう
蓮實氏の本当の問題意識は何なのか。諸兄の意見を求む。


☆先生と業務連絡していたところ出てきたネタでした

⇒5/25(三戸)
蓮実重彦の発言については、辻仁成のコメントで異存なし。
マスコミの勉強不足、報道のプロとしての自覚・誇り・責任感・職責の理解の「無残さ」は今更。
蓮実は何のために受賞も記者会見をうけたのか?「辞退、拒否」すればよかったのではないか?
本心は、貰いたいとは強く思わなくても、「与える価値あり」と評価されたい、
マスコミに「言いたいことを言いたい」、という「スケベ心」があった、とみなされても仕方あるまい。
雑駁な感想で済まないが、まずは古郡君の出題に答えた。


○1期古郡です
先生、ありがとうございます。
辻氏のコメントはまっとうなアプローチなので、ちょっと蓮実氏の裏の顔
「ブラック蓮実重彦」がどう考えたかについて思いを馳せてみたいと思います。

ブラック蓮実が「フィクションを研究していれば書ける程度の作品」を書いたところへ、
出版社から三島賞候補の連絡。ブラック蓮実はこのように考えます。
「これが受賞するようなら日本文学界は能力でなく権威で選んでいる証拠になろう」

いま、文学界は又吉直樹やら押切もえやらタレントが書かないと売れない。
名前や権威で本を売ろうと考えるならそれに警鐘を鳴らさねばならない。

果たして、蓮実氏は三島賞を受賞。

会見でそんな文学界の危機を告発しようとしたのかもしれません。
作品と会見を合わせて初めて問題が提議される。文学の新しいスタイルになっていくのだろうか…

【mishima】

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3〜5月のキリ番報告
No:5161 投稿者:K-1倶楽部 No.1 投稿日:2016/05/12 Thu 17:40:38

ヽ(^o^)丿キター


《参加要項》K-1倶楽部参加要項

まとめ表」(○おまけ番、◎それ以上)
会員No.: (A)ゼミ掲示板         (B)報告板
No.1     ◎○◎
No.19     ○
No.4     ○○
No.5     ◎


○K-1倶楽部 No.1
@2016/4.14 ,2:00
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B711,117(ミラ番)
C久しぶりの報告

○K-1倶楽部 No.1
@2016/5/11 19:55
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B719,666(おまけ番)
C久しぶりの報告(2)

○K-1倶楽部 No.1
@2016/5/12 17:24
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B719,999(基本番)
C続けて"720,000"をgetしたいと思いながら、
 この番号をメモして戻ってみると、
 ………、
"720,001"だった…。

○K-1倶楽部 No.19
@2016/5/15 16:46
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B720,666(おまけ番)
C報告遅くなりすみません。
 今年度はじめてのキリ番getです。

○K-1倶楽部 No.4
@2016/5/16 18:13
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B720,999(おまけ番)
CNo.1様、場立てありがとうございます。
 "721000"は逃しました・・・(*_*)

○K-1倶楽部 No.4
@2016/6/4 17:18
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B726,333(おまけ番)
C近況報告でゲット

○K-1倶楽部 No.5(S山)
@2016/6/21 12:06
A(A)「ゼミナール掲示板」カウンター
B731,111
C職場でゲット、ひさしぶり・・

【kiriban2016.5】

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書店日記&今月の雑誌
No:5160 投稿者:三戸 投稿日:2016/05/08 Sun 12:59:06



この掲示板を日比野君たちだけに任せるわけにはいくまい。
読む時間は本当にないが、でも週一か10日に1度は本屋に行き数冊は買いたい。
買ったものは他にもないわけではないが、とりあえず。

《書籍》
@マクニール高島俊男『マクニール世界史講義』ちくま学芸文庫
社会科学、社会人において「わかる」とは、「時間と空間のなかで自己・対象を位置づける」ということであろう。
「歴史」というものがわかっていなければなるまい。
「グローバル社会」である。「世界史」を知らねばならぬ。
「目次」に惹かれた。
第T部 グレートフロンティア 〜近代の自由とヒエラルヒー〜
 第1講 衝突する世界 〜1750年まで〜 
第2講 変容する世界 〜1750年から〜
第U部 人間の条件 〜生態学と歴史学の交差〜
 第3講 文明化の原動力 〜ミクロ寄生、マクロ寄生、都市的変容〜 
 第4講 近代世界システムへ 〜ミクロ寄生、マクロ寄生、商業的変容〜 
第V部 人間の営みにおける統制と破綻 
 第5講 文明の破綻は避けられないのか
見たらわかるように「難しそう、気楽には読めない」だろう。
だが、この目次を見て、「読みたい!」と思うようになってほしい。
                        ≪期待度:A≫

A高島俊男『漢字と日本人』講談社現代新書
言葉で考え、言葉を商売としている。
買わないわけにはいかぬ。  ≪期待度:−A≫

読んだ、まあ面白くはあった。
だが、《満足度B》かなぁ…。

B武田知弘『教科書には載っていない 戦前の日本』彩国社
 羽田空港の書店で雑誌代わりに買った。
 戦後社会は80年代をピークとして激変した。
 戦前―戦後の「変化・断絶」と、戦後社会の「変化」と80年代を分水嶺とした「変化」。
 比べてみたい。視野に収めてみたい。
                        ≪期待度:B+≫

《雑誌》
『新潮45』5月号
「特集:沖縄の嘘」…「嘘」であろうが、その「嘘」の底・背景には「真実」が…。
高橋秀実「新幹線、だから何ですか?」…「その通り」だろうが、ではなぜ「その通り」を選ばないのだろうか?
特に、この2本でこれを買った。
まだ、ほとんど読んでいないが、落穂ひろいもあるかもしれない。
                        ≪期待度:B≫
    
≪期待度:−A≫


○日々野15期(23:19 2016/05/09)
先生、場立ありがとうございます。
GWに浮かれて、、、5月も一週間以上経ってしまっていました(汗

雑誌『中央公論』5月号
◎特集―ニッポンの実力
「鎖国志向が招く国力の低下」北岡伸一
「かつて1位だった国際競争力が低下した理由」酒井博司
「AIやロボットでサービス産業の効率化を」木内康裕
「『おもてなし』で客は呼べない」D・アトキンソン
「日本の民主主義の何が映し出されたのか」待鳥聡史
「『人的資本』の充実が日本の優位性を支える」馬奈木俊介
「新陳代謝で生産性をあげろ!」伊藤元重

このようなランキングに煽られた競争力偏重が諸悪の根源のような気がしつつ、
そう単純に片づけることはやはりできないものか。
どのような論調か知りたいと思い購入しました。(期待度:B)


⇒三戸(5.12,17:19)
私も買った。
まあ、面白かったが、期待したほどではなかったな。
タイトルを見る限り、相当面白そうなのだが…。


〇笹井純也(26期 5/22 22:32)
気付けば5月も下旬です。
「歴史」を分かり、「世界史」を知らねばらないのですが…、
まずはタイトルと目次を読み、学んでいこうと思います。

《書籍》(a)買った本
@吉田秀和『世界のピアニスト』ちくま文庫
私は音楽の魅力を言葉にできていない、と気が付きました。
では、プロの評論家はどのように音楽を言葉にしているのだろう、そう思い購入しました。
                        ≪期待度:A≫

この本を読むと、その曲を聞きたくなるのですが、
まだその理由は考えられていません。

A筒井康孝『家族八景(七瀬シリーズ1)』新潮文庫
『エディプスの恋人(七瀬シリーズ3)』を読み、その勢いで購入です。
                        ≪期待度:−A≫

生々しい家族間の心理描写で、「怖いもの見たさ」から すぐ読み終えていました。
(あまりにも登場人物が卑し過ぎる気もしますが。)
家族とは、良い関係であっても、悪い関係であっても、家族なのだと 妙に納得をしました。
                        ≪満足度:B+≫

Bかんべむさし『ミラクル三年、柿八年』小学館文庫
購入理由は、かんべむさしのため。
                        ≪期待度:−A≫

C吉松和哉『医者と患者』岩波現代文庫
                        ≪期待度:−A≫

(b)買わなかったが、気になった本、等(そのうち買うつもり)
D川渕圭一『ボクが医者になるなんて』
E内田樹『街場の文体論』

【book2016-5】

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第9回ビジネス・企業番組勉強会開催のお知らせ
No:5159 投稿者:渡邊諒太(26期) 投稿日:2016/05/01 Sun 12:08:17

ビジネス・企業番組勉強



お待たせしてしまいましたが、第9回ビジネス・企業番組勉強会の開催日とテーマが決定いたしましたので、
告知いたします。

【第9回ビジネス・企業番組勉強会】

 〇日時:2016年5月3日(火曜日・祝日)

 〇場所:経営学部1号館 C503教室

キャンパスマップ中、N3-4、薄茶色に塗られている棟の5階です。)

 〇プログラム    
     10:30     開場 
     11:00〜12:00 事前視聴会
     12:00〜13:00 昼食   
     13:00〜17:30 勉強会 
     18:00〜20:00 食事@上海飯店

 〇視聴番組・勉強方法 

  今回視聴する番組は
  カンブリア宮殿 2016年2月11日 放送 
  「地元にあった奇跡の店SP 第2弾 超地域密着経営で大人気の和洋菓子店 たこ満」
となります。
  番組概要

  今回も自分たちが学んできた理論(例:バーナード、ドラッカー...)を一つ以上用いて感想を書くという形で学びます。
  理論を事例に結びつけ、理論の理解を深め現実を切り取る道具として使いこなす練習をすることが狙いになります。

  ※事前勉強会を掲示板上で行っております。
   残念ながら今回ご参加が出来ない方や、自分の考えをより深めて当日にご参加されたい方は是非ご活用ください。

 〇補足・お願い  
  たいへんお手数をおかけしてしまい申し訳ありませんが、Skype参加者の皆様には,
  Google+アカウントの作成をお願い致します。

※Google Hangout(Googleによるビデオ通話サービス)を利用するためには、Google+アカウントが必要になります。
   Googleアカウント作成
   Goglgle アカウントをお持ちでない方は、上記のリンクからGoogleアカウントを作成するようにお願い致します。
   Google +利用開始
   Goglgle アカウントをお持ちの方は、こちらのリンクからログインしてすぐにGoogle+を利用開始することができます。

【第9回勉強会出欠確認】
 
 ※今からでも参加できます! 参加される方は随時ご記入をお願い致します。
 ※掲示板・メールにて日程調整に記入いただいた方はこちらで転記させて頂きました、もし変更がありましたらコメントをお願い致します。
 (敬称を省略させて頂いております、また、特コメントのない場合、勉強会・食事ともに参加と把握させて頂いております。)
 
 <記入方法>
  ○:参加!△:未定、途中参加等々(コメント頂けると助かります)
  ×:不参加 遠隔:遠隔で勉強会のみ参加

渡邊26期   ◯  勉強会・食事 
杉山     ○  13:00〜食事会まで参加
日々野     ○  Skype 13:00-17:30
木田     ○  
中村20期   ○  Skype  
笹井(26期)  ×  
1期古郡   ○ 13時〜 今回は電車移動です!
1期山岸   ○ 13時〜 今回も電車移動です!  
<メールでのご連絡>
岩切(4期)   ×  
尾関     ×  
梶尾     ○  13時〜食事会までご参加
高橋(26期)  ×


【コメント欄】
○渡邊諒太(26期, 2016/5/1, 12:05)
お待たせしました、第9回勉強会の告知を致しました。
今回、参加人数の関係から予定を組ませて頂きました。
参加することが出来ない方も是非、掲示板上の事前勉強会にご参加いただけると嬉しいです。
また直前でも構いませんので、参加できる方は随時ご連絡ください。

当日、どうかよろしくお願いします。

○杉山@3期 2016/5/1 12:19

→渡邊さん ご苦労さま、また本当にありがとう。

連休は結局都内で大人しくしていることになり、横国で13:00から参加します。
先生の長崎のお話しも楽しみです。

○日々野15期 5/2 12:50
渡邊くん、準備ありがとうございます。
勉強会に参加します。明日は宜しくお願いします。
事前視聴は済ませました。感想も今晩には書き込みたいと思います。

○中村(20期、5/2 13:40)
渡邊君、そして影で動いてくれているであろう木田君をはじめとする皆さん、有難う。
遠隔地から参加するのは変な気分ですね…。
明日は先生の研究室の、隣の隣にある研究室から参加する予定です。


○1期古郡です
準備のみなさんありがとうございます。
実は前回泣く泣く欠席しまして、理論を一つ用いて…という部分を
どうしてよいものやらと思っております。
レギュラーのメンバーにはどうやって早く前回の内容を伝えるか
今後の課題かもしれません

○1期山岸です
準備の皆さんありがとうございます。
直前の連絡となってしまいましたが
参加いたします。よろしくお願いいたします。





【Biz9】

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第9回ビジネス・企業番組勉強会@予習編
No:5158 投稿者:渡邊諒太(26期) MAIL 投稿日:2016/04/28 Thu 02:15:16

ビジネス・企業番組勉強会@予習編



日程調整&出欠確認の場でも少し触れましたが、
第9回ビジネス・企業番組勉強会の番組は以下のものを予定しております。

【視聴番組(予定)】
カンブリア宮殿 2016年2月11日 放送 
「地元にあった奇跡の店SP 第2弾 超地域密着経営で大人気の和洋菓子店 たこ満」
 番組概要

第9回勉強会も前回(第8回)と同様に、視聴した番組と学んできた理論を結びつけ、
どのように使うことが出来るかを考えてきて頂きたいと思います。

また、第8回において扱った理論に磨きをかけて、
今回の番組と結びつけて論じることも出来るかと思います。

そこで、もし事前に視聴することが出来る環境であれば、
今回も予習の場を設けたいと思いますので、
どんどん×7書き込んでいってください!

【予習欄】


○渡邊 諒太(26期, 4/28, 2:08)
まだ視聴が出来ていませんが、こちらに予約をしたいと思います。
恐らく今日の22時過ぎに時間が出来ると思うので、まずは一回視聴したいと思います!

(2016/4/29, 18:07追記)
メモレベルで恐縮ですが、ひとまず感想を書きたいと思います。
この後改めて理論付けをしていきたいと思います。

<良いと思った点>
■「地域密着」という考え方〜地域になくてはならない存在へ〜
大手の製菓会社ではなく、(多少恣意的な取材だったとしても)その地域の人間が真っ先に「たこ満」のお店を挙げている。
地域の人間に受け入れられ、固定客となっていることが強みではないか。

■商品開発の工夫〜アイデアを取り込んでいく環境〜
入社年数に関係なく、新商品の開発に携われることが斬新なアイディアを生む環境になっているのではないか。
また、基本的に手作業での仕事をしている(自動化されていない)ため、目新しい商品を開発し、次々採用し販売できるのではないか。

■「ありがとうカード」のシステム〜モチベーションの向上〜
従業員同士で感謝を伝えあい、伝えた相手も豊かな気持ちになる制度であるとともに、
伝えた人を表彰することによって、積極的に「良いところ」を観察する力を養い、
サービスの向上をしやすい環境を作れているのではないか。

<気になった点>
■「ありがとうカード」の内容〜誰が、何を書くのか〜
「ありがとう」という言葉をカードにして伝えるアイデアは良いと感じた一方で、
従業員同士で「ありがとう」を渡しあっていることには違和感を覚えた。
本来ならば、お客さんから「ありがとう」を言われて初めて
仕事としての充実感を得るものだと自分が考えているからだと思う。

また内容についても、人に気を配って行ったことに対しては「感謝」でよいと思う。
しかし社長がもっている「ありがとうカード」の中には「すみませんでした」という
謝意を込めた文面も書かれていた。はたしてこれは「ありがとう」なのだろうか。
恐らく、従業員の「伝達」の方法として利用されているのだろうと思うが、
それならば、カードにもう2〜3種(「がんばれ/がんまりますカード」の様な)
バリエーションがあったほうがより的確なコミュニケーションが図れるような気がした。

■中間管理者の働き方〜たこ満の強みは社長か、会社か〜
(「いつも通り」という気もしますが)社長と現場の従業員のみが描かれているため、
中間の管理者がどのような働きをしているのかが気になった。
「ありがとうカード」は社長の考案とのことだが、

・他に従業員のモチベーションに関わる制度はないだろうか。
・あったとしたならば、それは誰の考案だろうか。

社長自身が二代目であり、かつて従業員が退職していったという点から気付きを得、
従業員にも目を向けた経営をしようという気持ちを持ったという。
社長の思想を受け継ぐ後継者の問題もあるので、この点はもう少し詳しく知りたかった。

○中村(20期,2016/05/01, 22:55)

<良いと思った点>

@「ありがとうカードを贈った方」を表彰する(!!)

A工場のラインで働く従業員ですら、立ち止まってお辞儀をする。
 
B顧客視点(目線)だけ取り上げられるが、従業員目線でもあるし、地域目線でもあり、取引先目線でもあった。
 地域になくてはならない企業になるためには、関係者から信頼されなければならない。
 この経営者の語る「お客さんのため、従業員のため、取引先のため」は、
 嘘がないように“見える”。そこに嘘(自利)が見えると、お客も従業員も取引先も、100%は信頼し切れない。
 これは経営者の徳であり、ドラッカーでいえば真摯さなのではないか。

<気になった点>

@番組の編集のせいかもしれないが、良い経営者であるほど、挫折経験を大切に教訓としているように思える。
 挫折経験をどう生かすのか?一定のパターンがあるのか。
 
A75種類ものクリスマスケーキを作るコスト。 度外視している面もあるだろうが、厳しいところもあるはず。
 ふつうの経営者は、その厳しい面を考えるからそのようなことはしない。むしろ厳しい面をどう考えているのかをしりたい。

B誇りは相手が入る余地があるが、独りよがりは自分だけしかいない。
 プライドは捨てろ、誇りを持ては、独りよがりになるな、ということでは。
 

○日々野15期(22:30 2016/05/02)
<良いと思った点>
@「10円単位でサイズ違いのケーキ」には驚いた。クリスマス会の予算にあわせて選んでもらえるという。つまりターゲットは幹事や主催者。
 このような人たちはBtoBとBtoCの中間ぐらいに位置づけられるのではないか。この視点はなかった。

A「ありがとうカード」や新商品の開発(「全てやってみよう」!)といった取り組みは、マクレガーやマズローの人間関係論で説明できると思われる。
 従業員とのコミュニケーションにも積極的な姿が見られた。

<気になった点>
@「一人のお客様の満足、一人の従業員の幸せ」が社是という。CSとESの両立ということ理解できる。しかし、両者の関係性はどうか。
 前回のハローデイでは「パートさんにも働きがいを」という点でCSとESは一体となっていた。しかし、たこ満ではそのような取り組みは見られなかった(気付かなかった)。

A最も注目すべき点は、圧倒的なCSの高さにあるのではないか。「他人に紹介できる自慢の店」として他店を大きく引き離しての1位だったそうである(ウィキ情報ですが…。)
 これほどのCSを得られた理由はなにか。番組中では、そこに十分に踏み込めていないように感じるのが残念である。
 私の推測ですが、徹底的な地元推し(地元の原材料を使い、地元にしか出店せず、商品名にも地域性を持たせる)が、地元の心をグッと掴んだのではないだろうか。
(因みに、三重を代表するお土産といえば言わずと知れた「赤福」ですが、名古屋から大阪まで結構どこでも買えちゃうんですよね。)

<その他雑感>
ハローデイとたこ満、どちらもESを重視している会社である。このような会社が番組で頻繁に取り上げられるのはなぜか。
これまで自分は、働きがいややりがいと言ったものは感覚的なもので、どこか懐疑的であった。しかし、これらを否定すると、働く目的は給与だけとなってしまう。
人生の大半を仕事に費やすなかで、そのような働き方・会社は寂しい。
更に、成熟社会を迎え、成長・拡大が見出しづらい社会経済状況も、供与以外の報酬が重視されるようになってきた理由なのだろう。


○1期古郡です
■ありがとうカードをどう見るか
組織を運営していくために組織全体の目標が設定される。
それは組織を構成するひとりひとりの目標、モチベーションと同じ方向を向くことが大事である。
そうすることで従業員の貢献が引き出されるが、その伝達のためのコミュニケーションが大切である。
という部分をかなりクリアしたものと思えます。カードを送った側を表彰するというのは
より積極的に組織目標を伝達した者に対して評価をしている、ということ。この発明はすごい。

■組織目標の設定の仕方がカギ
組織目標を設定するのは経営者、それを従業員に伝える、が本来の方法であるとすれば、
顧客のニーズそのものを組織目標にするというやり方が新しいと思えます。南生協病院の作り方と似ている。
顧客を含めた下からのニーズの集合体が組織目標として設定されるというカタチなのか。

■なぜ目標の設定がトップダウンではなくなったのか
市場が拡大していくのにしたがって組織を大きくさせるという前提に当てはまらない。
たこまんの場合、商品の均一化・画一化を促す市場の拡大は「我々はおかし職人である」というアイデンティティを崩す。
そこで市場を広げず深く入るためにはどうするか、を考えるようになる。
「商品を提供する」から「商品を適応させる」へのシフトを職人が行うことが面白い現象だなぁと思います。

◯木田 (25期 5/03 2:00)

今回は、「信頼」をキーワードにして考えてみたいと思います。

「信頼」は、「自分の利害を相手に委ねられると思うこと」「相手と関わることが、自分に何らかのプラスをもたらすだろうと期待すること」と捉えています。
また、日本の自動車メーカーとサプライヤーを論じた論文では、信頼を「合理的信頼」と「関係的信頼」と分類しています。

「合理的信頼」は、経済的合理性を背景とし、何らかの根拠から相手が自分の利益になるような働きをしてくれることを期待することで、
意図に対する信頼と能力に対する信頼の二つから構成されています。

「関係的信頼」は、お互いの間の情緒的なつながりを基にし、
お互いの共存共栄の為に相手が利他的な行動をしてくれることを期待することで、
究極的には運命共同体として相手と自分を重ねあわせているような状況です。

番組でイチゴ農家の方が、地域の顧客や取引先を気遣うたこまんのためなら、
頑張って良いイチゴを作らなければとおっしゃっていたことが印象に残っています。
番組ではあまり詳しく紹介されていませんでしたが、
地元の農家とたこまんの間には、合理的な信頼に加え関係的信頼も存在していると見ることができそうです。

また、若手のケーキ職人が、仕事を終えた夜に意欲的に新作ケーキを提案していたのも、
たこまんの強さを表しているように思います。
ただ単に新作ケーキを作れと言われても真剣に取り組むとは限らず、
「自分の作ったケーキを社長が真剣に評価してくれる、そして店頭に並べられるかもしれない」
という期待があるからこそ、新作に挑戦していると思いました。
また、年配の職人が、いい社長がいるからやめられない、と言っていたところにも、社長への信頼を感じます。

接客スタッフの場合だと、「同僚が評価してくれる」、評価を促す仕組みがある、ということが、会社・経営者への信頼につながりそうです。

また、10円単位で予算に応じてケーキを提供する、などの施策は、顧客からの「自分のニーズに合わせた商品をおいてくれている」
という信頼につながっているように思います。

もともと、社長が顧客や従業員、取引先に対して配慮したサービスを行ったのは、
「合理的な」判断というよりも、地域の皆様に育ててもらったという思いからの行動で、
いわば利他的な行動だったように思います。

しかし、社長のそのような姿勢が関係者からの信頼を生んだことで、
結果的には関係者からの会社への貢献を大きくするように作用したのではないでしょうか。

社長を信頼し、「この人は自分の行いにきっと報いてくれる」「この人が喜べば私も嬉しい」と思うからこそ、
将来もたらされるであろうメリットや、社長・経営者にとってのメリットが、関係者にとっての「誘因」となり、
関係者からの大きな貢献(質の高いイチゴ、新商品の開発・多種多量な手作りケーキ、継続的な購買等)を引き出したのではないかと思います。

たこまん、ハローデイや中央タクシーなどの良い会社は、経営者のもつ倫理・利他性をきっかけとして、
関係者間の長期的関係・信頼関係を生み出している点が共通項となっているのではないでしょうか。

【preBiz9】

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第9回ビジネス・企業番組勉強会@国大 日程調整&出欠確認
No:5157 投稿者:渡邊諒太(26期) MAIL 投稿日:2016/04/26 Tue 09:11:20

【第9回ビジネス・企業番組勉強会 日程調整&出欠確認】

【締切】
急な確認となり大変恐縮なのですが、4月30日までにご記入をお願いします。
また、メールでも日程調整のご案内をしています。
メールまたは掲示板のどちらかでご記入して頂ければと思います。

メールアドレス:ryo_kagaku_h5_m4_d17@yahoo.co.jp

【時間帯・場所】
Skypeからでも参加できます、遠方の方も、是非ご参加ください。

※以下の時間帯での開催を予定しております。
※オンデマンドで視聴できない番組を扱う可能性もありますので、
 事前視聴会の開催を考えています。

  11:00〜12:00 事前視聴会@国大
  13:00〜18:00 勉強会@国大
  18:30〜20:30 食事会

【視聴番組(予定)】

カンブリア宮殿 2016年2月11日 放送 
「地元にあった奇跡の店SP 第2弾 超地域密着経営で大人気の和洋菓子店 たこ満」


前回同様、視聴した番組と理論を結びつけて議論を進めていきたいと思います。
また、前回使った理論をブラッシュアップして当てはめることもできると思います。

【記入欄】
○:参加! △:未定、途中参加等々(コメント頂けると助かります)
×:悔しいが参加できない Skype:Skypeで勉強会のみ参加


------------5/3(火)  5/4(水)  5/5(木)  5/6(金)
記入例    △    Skype    △    ○  3日は午前用事あり事前視聴会参加不可。5日は事前視聴会と勉強会(16時頃まで)参加。
渡邊26期   ○    ×    △    △  4日は就職活動により参加できません。5日は事前視聴会〜15時まで、6日は17:30まで参加できます。
杉山     ○    ○    ○    ○  いずれも自宅からSkypeです。食事会は参加できません。
日々野skype  ○    ○    ×    ×  私も(いつものごとく)Skypeです。
木田     ○    ○    ○    △  調整ありがとう。6日は調整中です。
中村20期Skype ○    ×    ○    ×  
笹井君(26期) ×    △    △    ×  (代理で書き込みました。26期渡邊)
1期古郡  ○    ○    ○    △ 重大なことですが(?)今回はエンジンの修理中のため、古郡は電車で行きます! 


※三戸先生がいらっしゃる長崎との中継で行う話が以前ありましたが、
 今回は上記の日程で先生が横浜にいらっしゃるとのことなので、
 以前とほぼ同様に開催したいと思っています。


○杉山@3期です

ご苦労さまです。

連休、そしてちょっと急なのでみんな厳しいかもしれませんね。

また長崎とつなぐのが初めてなので、事前にテストがいると思います。
よろしくお願いします。

→杉山さん、ご予定の書き込みありがとうございます。
 急なご提案となってしまい、大変恐縮です。
 
 また、併せてお伝えすべきだったのですが、
 今回は先生が上記の日程で横浜にいらっしゃるそうなので、
 今まで通りの感じで開催できるのではないかと思います。(26期 渡邊)

○日々野15期
渡邊くん、準備ありがとうございます。
前半だとありがたいです。6日って平日ですけど、みなさまお休み?うちは暦通り。。

→日々野さん、ご予定の書き込みありがとうございます。
 今のところではありますが、前半(特に3日)の開催がよさそうです。
 (確認したところ、6日は平日でした…!)(26期 渡邊)

○三戸
 この日程は、私が横浜に帰るので、その中で1日を、というもので、長崎からではないよ。
 報告したいこともたくさんある。

→三戸先生、情報が不足しており申し訳ありませんでした。
 是非、勉強会の折に長崎でのお話をまたお聞かせください。(26期 渡邊)

○中村20期
 私は長崎からです(;Д;)
→ご予定の書き込みありがとうございます。中村さんは初スカイプですね…!
 Skype上でも滞りなく進行出来る様に今後とも改善していきたいと思います。(26期 渡邊)


【Biz9】

Pass

無事だった佐世保から被災地出身の卒業生たちへ
No:5156 投稿者:三戸 投稿日:2016/04/21 Thu 08:49:01

熊本出身のゼミ卒業生たちに

長崎県にいる私や中村君を心配して連絡してくれた人が沢山あり、本当に本当に有難かった。
あらためてお礼を言いたい。

申し訳ないが、関東で育った私にとっては、震度3,4などは、「日常茶飯事、フツー」である。
それで、「ありがとう」と答えてすましてきた。

ふと、考えてみると、
ニュースに出てくる地名「玉名」などを聞いたとき、
おお、福富君や松永君たちの実家は大丈夫だろうか?
と気付いた。

地震どころではなく、朝から夕まで会議・打ち合わせ・押印・メールにずっと追われっぱなしで、
彼らのことに思い至らなかった。
すまない。
「大丈夫だっただろうか?」
(大分出身・関係者がいたらその人たちにも)

実は、秋から始まる2年ゼミと1年の「教養セミナー」(割り振られた11名)全員に対しては、
電話番号がわかるものには電話を、それ以外はメールで「君と実家は大丈夫か?」と聞いているのだ。
学部長として、上に提案し、事務方とは別に。先生たちにも「安否確認」をしてもらうように依頼していた。
にも関わらず、思い至らないとは!

「心そこにあらざれば」
という至言をあらためて思い、
「心を失う」忙しいときは注意せねば、とあらためて思った。

(この文章は、一昨日に載せたかったが、管理者故勤務時間中にはやりにくく、
夜9時ころに帰宅してから食事を作っているので、今朝になった。すまない。)

【daijobuka】

Pass

今期の「修了生」たちの修業証書
No:5155 投稿者:木田 世界 (25期) MAIL 投稿日:2016/04/19 Tue 21:02:12

以前、[「最後のゼミ生」を送り出し、ゼミの終わりを飾る ]と銘打ち、
各ゼミ生のラストスピーチに返信する形で修業証書の文面を掲載致しました。

しかし、修業証書を別々に掲載するのではなく、
今期修了生の修業証書を一つの場に掲載することで今期の横浜国大三戸ゼミナールの雰囲気を伝え、
最終年度の締めとするために相応しい形となりますので、一覧の形で投稿致します。


修業証書の文面を読むと、三戸先生が毎年修了生たちに向けて仰っている、
「私は種を蒔くだけだ、それに水を与え育てるのは、君たちだ」という言葉が思い起こされます。

三戸先生が長崎にいらっしゃったなか、
今年度浩友会で入会する予定の新たな浩友会員とともに、
ゼミ生各自が「種」を育てるという決意を新たにし、学び続けていきましょう!


         修 業 証 書

  中村 貴治 殿                

 上のものは、三年間の学部ゼミ生として、続く四年間の最後の師範代として三戸ゼミで学び続けると共に、
三戸ゼミの活動をよく支えてきた。
 学部ゼミ生の時には、真面目に学び続け、スピーチ大会においては、
様々な工夫を込めた優れたスピーチをしたことは特に印象に残っている。

 しかし中村のゼミにおける足跡は院生になり、ゼミ生たちを指導・支援する師範代となってからこそが重要であろう。
ゼミは「伝統」である。伝統に従い学び、伝統を守り育ててこそ、ゼミでありゼミ生である。中村は、その伝統から学び、
後輩に教え、手本となることを意識的に行ってきた。だからこそ、院生になってから大きく成長し、
ゼミ生のみならず私も頼りにすることができた。まさに、三戸ゼミの掉尾を飾る師範代であったと言えよう。
彼がいたからこそ三戸ゼミは最後まで三戸ゼミらしく活動ができた。

 この一年、ゼミの最後に皆が行う「刮目」において、本日のゼミから学ぶべきことを毎回語ろうとし続けたことは
「刮目」の手本というべきであろう。
そして、院生ゼミ最上級生として、院ゼミをまとめ、後輩の指導に当たったこと、
TAとして研究室で私の手伝いをしたことも、中村を大きく成長させた、忘れられぬことである。

 また教室・世代を越えた活動として、掲示板の書き込み大賞において、見事に五回もの総合一位を獲得したように、
掲示板における貢献も忘れてはなるまい。意欲的に学び、書き込みに応え、ゼミ生に呼びかける姿は皆の心を喚起し、
それらが一人一人の学びに繋がっていったことも評価するとともに現役・卒業生一同が大きく感謝していることである。

 しかし、今少し自分らしさを表すことができたのではないか、すべきではなかったか、という思いはあるが、
それはないものねだりであり、そうであったからこその成長と貢献と解したい。

 今後は、君ならではの中村版三戸ゼミを作り、ゼミで学んだことを活かして大学人として、
教育者・研究者として活躍してくれることを期待する。

ここに上級課程を合わせて三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。

  平成二十八年二月二十一日
             三戸ゼミナール
                      三戸 浩


[*掲載者注:中村さんは4年前に学部ゼミをご卒業され、浩友会員として精力的にご活躍されていらっしゃいますが、
 学部卒業時に修業証書授与を行うことができなかったため、今年度の御宿企画の際に授与することとなりました。]


         修 業 証 書

  石嶺佑騎 殿

 上のものは、入ゼミ当初は体調管理が至らず、ゼミ生として十分な活動をしていなかったのが残念だった。

しかし、その後は、先輩としての振る舞いからゼミに欠かせない存在となり、周りの人間を大いに刮目させた。
ゼミ室での全体の議論の修整などにとどまらず、常に相手の立場に立って、言いにくいことも後輩にアドバイスを行い、
時には叱った。しかし、その相手に対する真摯な姿勢から、石嶺を慕わない後輩はいない。

 また、口にする話題の多くがゼミ生の話であり、常にゼミ生のことを気にかけていた点は、
石嶺のとても温かな人柄を、よく表している。

 しかし、石嶺自身の考えや理想をもっとゼミに反映しても良かったのではないか。
石嶺、心身の健康に留意せよ。こんなことを言われないようになれ。
お前はいいやつだ。いいやつは元気であってほしいのだ。

ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。

  平成二十八年二月二十一日
             三戸ゼミナール
                      三戸 浩



         修 業 証 書

  藤田 航平 殿

 上のものは、持ち前のセンスの良さを発揮して、ゼミ生に刺激を与え続けてきた。
四年次のスピーチ大会でみごと三連覇を達成するほど語る力は優れていた。その力は、毎週の刮目や本の交換会など
話を聞かせるあらゆる場において発揮されており、他のゼミ生の手本となると同時に超えるべき存在となっていた。

 また、各種の記念ゼミーや表彰グッズ、オリジナルのカレンダーなど、
君がゼミで作成したものの随所に独自のこだわりやユーモアが窺えた。
ゼミの創作物を通じて自らを表現し周りを楽しませることにとどまらず、その質の高さから「グッズ職人」と呼ばれ、
時にその企画の評価を決定づけるような仕事をしたことは、大きな貢献であった。

 意識と集中力が常には続かず、そのセンスの良さを存分に生かせなかったことが悔やまれるが、
最後の一年に先輩として視野が広がり、ゼミ全体を意識した振る舞いが見えたことは、君にとって重要な成長である。

 藤田、もっと熱くなっていいんだぞ。
流されるのではない、熱くなり方を考えてみろ。世界が広がるぞ。楽しいぞ。

ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。

  平成二十八年二月二十一日
             三戸ゼミナール
                      三戸 浩



         修 業 証 書

佐藤 樹 殿  

 上のものは、常に好奇心豊かにゼミに臨み、その姿は他のゼミ生の刺激となり、全体の推進力となっていた。
本の交換会をはじめとして誰よりも多くの企画幹事を務め、
常にゼミを楽しもうという姿勢をもって臨んでいた点は、賞賛に値する。それは各企画をより楽しむことにとどまらず、
夏休みに夏合宿の代わりに夏休みゼミを考案して実行するなど、ゼミを彩るものであった。

 また、率先してゼミ幹事を代行して同期の窮地を支え、ゼミ生のお見舞いには皆に声をかけて赴くなど、
仲間想いであるところも、佐藤の持ち味である。二十六期が近年稀に見るほど絆が強い期生となったのも、
佐藤の「心」と「行動」抜きに語ることはできない。

 しかし対照的に、自身が関心を持てないことに対しては、時に消極的であったことは否めない。
佐藤、自分は大事だが、我を張っていいことはないぞ。花見企画の弁当を忘れるな。お前はよくやった。
だが、もっともっとやることができたのではないか。より忘れがたいゼミ生になれたのではないか。
今日で終わるわけではない。

ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。

  平成二十八年二月二十一日
             三戸ゼミナール
                      三戸 浩



         修 業 証 書

  高橋 篤史 殿 

 上のものは、三年次の夏合宿で幹事としての準備が至らず、悔しさから涙した経験を大いに活かし、
自らの役割を明確に意識し、要所に活躍することで、皆を支えた。
 チームリーダーとしてレジュメの作成など率先して動き、企画においては罰ゲームを一手に引き受けるなど、
高橋の働きがチームの窮地を救ったことは数知れない。
 

 また、スピーチ大会幹事としてテーマの決定から評価基準の考案など、企画の成功に向けて動く姿が印象的であった。
四年次の第二回スピーチ大会で遂に優勝を果たすことができたのは、
高橋が幹事として誰よりも企画を良いものにしようとし、取り組んできた成果であり、特筆に値する。
 
 しかし、自分の考えを積極的に他者と共有し、活かしていこうとする姿勢に乏しかったことは、実に惜しまれる。

高橋、よくやったな、と言ってやってもいいが、もっともっともっともっと頑張ることができたのじゃないか。
残念だぞ、と言っておこう。

ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。

  平成二十八年二月二十一日
             三戸ゼミナール
                      三戸 浩



         修 業 証 書

  笹井 純也 殿

 上のものは、入ゼミ当初に比して見違えるような成長を見せた。

一度定めた準則には継続的に取り組み、その成果を着実に自分のものとした。四年次に掲示板において「夏休み日記」に
ほとんど欠かさずに書き込み続けたことで、その文章の質が格段に高いものとなったことは、その証左である。
これは、真摯に「量」を重ねることで「質」に転化させた好例と言えるものであり、学生の良き手本である。

 また、その対象に対する誠実な姿勢は、皆からの厚い信頼にもつながった。
笹井が引き受けてくれれば大丈夫、と他のゼミ生が思ってくれることは、簡単に得られることではない。

 しかし、自らの「したい」という想いに立って行動することは、少なかったのではないだろうか。

 笹井、君は三戸ゼミ生の中で最も成長した三人のうちの一人だ。

よくやったぞ。もっと明るくなることを工夫してみろ。

私は君を認めている。

ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。

  平成二十八年二月二十一日
             三戸ゼミナール
                      三戸 浩



         修 業 証 書

   渡邊 諒太 殿                   

 上のものは、二年連続でゼミ幹事の重責を担い、その役割を果たそうと努めた。

 議論が停滞した時には必ず渡邊から切り出し、刮目でも率先して発言するなど、ゼミ幹として皆を動かそうという意識を常に持っていた。
それは企画を盛り上げることも例外でなく、
合宿でのブリッジなど、渡邊のおかげでゼミのエピソードが豊かになった例は事欠かない。

 また、成長に対して強い意欲を持ち、勉強には誰よりも楽しんで取り組んでいた。
時に力が及ばずとも、常に前向きに取り組み続けたその姿勢は特筆に値しよう。

 しかし、周りの目を気にし過ぎたり、思いが先に立ち過ぎるなどにより、しばしば視野が狭くなってしまっていた点は、まことに残念ではあった。

 渡邊、「肚」をつくることを課題とせよ(難しいぞ)。
君の姿勢・積極性はそうしてこそ活き、確固たる信頼できるやつになれるぞ。

ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。

  平成二十八年二月二十一日
             三戸ゼミナール
                      三戸 浩


【shugyou】

Pass

みんな久しぶり
No:5154 投稿者:三戸 投稿日:2016/04/15 Fri 23:14:50

佐世保に来て、2週間ほど経った。
生活するための準備に最初の1週間は忙殺された。
家具や生活雑貨を買いに行き、届いた家具を配置し、
生活雑貨を収納する。
家内が来てくれたから、やれた。
女性は生活をきちんとできるだけでなく、仕事もできる。
男はだめだなぁ…。

今日初めて、洗濯をし、ご飯を炊き、おかずを作った。
こちらに来て1週間は家内と一緒に外食したりしていたが、
家内が帰った後は、連日だれかと夕食をたべていたが、
やっと今日、洗濯ものを取り込む時間に帰宅できるので、
洗濯をして干してから大学に行き(午前中は家具が届くのを待っていたので)、陽のあるうちに帰宅したので、
買っておいたみごとなソーセージでポトフを作った。
一人だと食材の効率が悪いな。

そうそう、地震を心配してくれてありがとう。
当地では、震度3だったから、関東者には普通のこと。

こちらに来てから、いろいろ伝えたい発見もあり、
「新学部長の佐世保日記」なるものでも連載しようか、と思っているが、
こちらに来てから、連日外出、帰宅は遅いため、しばらくは…。

代わりに、というわけで、
竹田君が「板ゼミ」を、と言っているし、提案したい。

以前紹介した、磯田道史『無私の日本人』文春文庫は必読書だな。
これの「感想」を課題にしたらどうだろうか?
感動の名著だが、5行程度で感想を、というと些か頭を使う。
感じたこと、考えたことを言葉にすることこそ、勉強であり、
力がつく。
4,5人に参加してほしいな。

そうだ!
みんなの後輩ができたぞ!
2年生のゼミだ。定員7名。
中村君も、師範代から師範に昇格した!!
近く、顔合わせコンパをするつもり。
続報を期待してくれ。

〇竹田 21期(2016/04/16 22:16)
まだまだ地震が続くそうで、落ち着かない日々だと思いますが、
新たな場所での生活に奮闘されている先生のご様子がわかり、安心いたしました。
(大変失礼ながら、先生の自炊している姿というのが、どうしても想像できません。。。)

日本という国は、震度7程度の地震が、5年〜10年の間に、
起きても何ら不思議ではないことを、改めて理解できた気がします。

『無私の日本人』は、途中まで読んでいましたが、手を放しておりました…。
読破して、感想を残してみます。


○日々野15期(11:38 2016/04/17)
先生、ご無沙汰しております。
2週間でもうゼミが動き出しているのですか。
新たな後輩達と接した先生と中村君のお話、またお聞かせください。楽しみです(*^_^*)


>熊本地震
大きな影響はなかったようで安心いたしました。

テレビで、久しぶりにACジャパンのCMを見ました。5年前の、うっかり忘れてしまっていた記憶が思い起こされます。
東日本大震災では、津波による被害が甚大でしたので、逆に、津波がなければそこまでの被害にはならないだろうと
勝手に思い込んでおりましたが、とんでもない!
建物の損壊、地滑り、交通網・ライフラインの分断等、広範囲で同時多発的に発生する被害に、地震の怖さを改めて認識します。
自分自身、東南海に面している地域なので、他人事とは思わずに状況を見守りたいです。


>『無私の日本人』
ご提案、ありがとうございます!私もうっかり積読リスト入りしてしまっていました(^^;)
早速出してきて、読み始めています。GWぐらいまでには感想提出します。

○佐々木(2016/4/17,13:30)
ご無沙汰しております。
まずは地震で長崎は無事であったこと安心いたしました。
今回の地震は一発で終わりではなく、強い余震が続いており被災地の方々は非常に不安な毎日を過ごしていることと思います。
何ができる訳ではありませんが、一日も早い復興を祈っています。

また、三戸先生が新学部長としてご活躍されているご様子(と久しぶりのお一人暮らしに奮闘されているご様子)を伺い、嬉しく感じます。
「師範」中村君のお話と合わせまして、続報を楽しみにいております!

最近年度末年度始めでバタバタしており、『無私の日本人』も一話だけで止まっていました。
読み直して感想書き込みます。

ご多忙と不規則な生活で体調を崩されないようご自愛下さい。

○渡邊(26期, 2016/4/19, 19:10)
三戸先生、ご無沙汰しております。
新生活のご準備に加え、連日の地震と日夜を問わぬ警報で、
お疲れかと思いますが無事を確認できたことにとても安心いたしました。

こちらも毎日、熊本を中心とした地震の報道でもちきりとなっています。
日々野さんと同じく、地震そのものの恐ろしさを改めて考えさせられました。

また、本のご紹介ありがとうございます。
早速書店に走り、『無私の日本人』を購入し読んでおります。
最近小説はあまり読めていなかったこともあり、
読了後に感想を書きたいと思います。

三戸先生のご活躍と「師範」に昇格された中村さんのお話を、
今度またお聞かせ頂けると嬉しいです。
ご多忙かと思いますが、どうかお体に気を付けてください。


○ 木田世界(25期 4/19 20:28)

中村さんからも個人的に伺っていたのですが、
先生や中村さんがご無事と聞き、安心しています。

やはり地震に気を抜けないと、今朝も母と非常用品の確認をしました。
(しかし各個人で備えられることは、なかなか限られるとも感じます...)

実は最近、アフリカのコートジボワールからの留学生のチューターをしていますが、
日本人の他者に対する配慮に感動した、と発言していました。

東日本大震災の折も、ほとんど暴動や万引きが起きず、
今回の震災でも、被災した現地住民が協力し、炊き出しなどのボランティアを行っています。
また日常でも、道案内をする、狭い通りで道を譲る、エレベーターを停める等、
とても礼儀正しく、他者を配慮するマナーが浸透していることに、感心したと聞きます。

一方で、電車・バスで高齢者に対して席を譲らない人もいて、
コートジボワールでは有り得ないと憤慨していました。
僕もそのような光景を最近目にすることが多く、
日本人の美徳が崩れてしまっているのでは、と思うことがあります。

国・文化や、社会の変化・発展の中で、「公」「私」がどう変わるのか、
ご紹介して頂いた本をきっかけに考えていきたいです。

【musijap】

Pass

ご心配有難うございます。
No:5153 投稿者:中村(20期) 投稿日:2016/04/14 Thu 23:44:03

ご心配くださった皆さん、有難うございました。念のため、ご報告します。
先ほど、九州の熊本県を中心に大きな地震が起きましたが、三戸先生と私は大丈夫です。
(余震は続いていますが、とりあえず。)長崎、特に佐世保はほとんど地震が起きないそうで、
一緒にいた先生方も驚いておられましたが、揺れ自体は震度3〜4程度で、あたりの交通も平常通りのようです。
これからわかってくると思いますが、熊本県が心配ですね。


○日々野15期(18:41 2016/04/15)
中村君、ご報告ありがとうございました。
震度7と聴くとやはりヒヤりとするものがあります。ご無事との知らせを貰えるのは嬉しいです。良かった。
うちの方でも携帯の地震速報が鳴りました。1回きりでしたが、
現地ではあれがひっきりなしに鳴っているとすると、かなりキツイものがありますね。

○佐々木(2016/4/17,13:45)
中村君、ご報告ありがとうございます。安心しました。
今回の地震は単発ではなく、まだ余震が続きそうです。油断せず引き続き気をつけて下さい。
(南海トラフを誘発するのではとの見方もあり、近畿・中四国エリアも不安ではあります…。)
また「師範」としての活躍も教えて下さいね。
しばらくは忙しく大変な毎日でしょうが、頑張って下さい!

○渡邊(26期, 2016/4/19, 18:55)
中村さん、ご報告して頂きありがとうございます。
熊本を中心とした九州での地震ということで心配しておりました、無事で何よりです。
関東にも九州の緊急地震速報が流れ、「長崎」の文字が浮かびとてもヒヤリとしました。
佐々木さんがおっしゃる通り余震が続く様ですので、今後ともどうかお気を付けください。

【saseboyori】

Pass

書店日記(またも番外編)
No:5152 投稿者:1期古郡です 投稿日:2016/04/12 Tue 15:19:47

年度末で忙しく、大好きな企業番組勉強会も出席できませんでした。
読書は通勤時間のスマホで済まし、いまだ書店で新書大賞の本を見られず…

そこで今回は一冊をじっくり紹介してみたいと思います。こんな書店日記の
スタイルもあるのではないかという提案も含めて。


司馬遼太郎 花神(上・中・下)新潮文庫
見所は上巻の終わり〜中巻の冒頭あたりです。これを以前紹介した
内田樹 街場のアメリカ論 文春文庫の前書き
と比較してみたいと思います。

日本史を考える上での最重要ポイントのひとつ、「黒船ショック」を
両者はどう見たのでしょうか。


内田はそれまで「中国に対して日本はどう見えるか」と考えていたものが
「アメリカに対して日本はどう見えるか」に一瞬にして変換した場面だったととらえました。
日本に独自のアイデンティティというものはなく、他の国からどう見られるかで定義されていた。
それは現代まで続く日本の精神構造の根幹ではないか、と分析しました。

司馬の花神では黒船ショック当時の日本、福沢諭吉はどうしたか、大村益次郎はどうしたか、などが
描かれていて彼らの目を通した開化期の日本が定義されています。それによると

「菅原道真以来、『和魂漢才』とういう言葉があったが、それがここに至り『和魂洋才』に変貌したのだ」
と述べられています。「才」とは知識、技術を得るための道具であったので古くなったら捨てられる、
そして「和魂」の部分は変わらない。これが日本の姿である、と書かれています。


果たして、日本のアイデンティティとは希薄(あるいはない)だったのか、和魂として脈々と変わらず流れているのか。
捨てたのは日本のアイデンティティか技術のための道具か。または他の見方があるのか。どなたか面白い本があったらご紹介ください。

こんな書店日記の使い方もあるのではないかと思い、書き込んでみました。
時間が出来次第、本屋に行きます。

○佐々木(2016/4/17,13:50)
古郡さん、ご紹介ありがとうございます。
『花神』は私も好きな作品です。『街場のアメリカ論』は読んだはずですがうろ覚えで、読み返してみようと思います。
「日本論」は色々面白いのがあったはずですが、パッと出てきませんので私も振り返ってみます。

○渡邊(26期, 2016/4/19, 19:25)
古郡さん、ご紹介ありがとうございます。

司馬遼太郎と内田樹、『街場のアメリカ論』を比較する発想はありませんでした。
世界の中での日本の位置づけがどう変わったのか、「和魂」はどうなったのか。
この二冊を通すことで見えてくるものは何かを考えたくなりました。

また、最近は一冊ずつ読んで考えていたのですが、
二冊を比較する前提の読み方を今後してみたいと思います。

日本論についてはどのような本がいいのか悩みどころです。
またいくつか読み返してみたいと思います!


【books_bangai】

Pass

平成27年度、現役生最後のゼミ活動報告!
No:5151 投稿者:渡邊諒太(26期) 投稿日:2016/04/08 Fri 18:00:29

平成27年度、現役生最後のゼミ活動報告



3月24日、ゼミ生の卒業式が終了したのち、
引っ越しのため先生の研究室での片づけ作業を行いました。
昼過ぎから続々と集まり、各自備品や、本の梱包を行っていきました。

また、長崎へ持って行けず処分しなければならない本の中から、
好きなだけ(!)本を持って行って良いということで、
その場の参加者は全員、持てる限りの本をカバンに詰めていきました。
(中には、詰めすぎてカバンが壊れたゼミ生も…。)

不要な備品を捨てたり、梱包した本を研究室の外へ運び出したりして片付けを進め、
かかることおよそ3時間半、それらの作業がその場にいたゼミ生は誰もが、
「研究室ってこんなに広かったんだ…。」という思いを抱いたことでしょう。

そして、広々とした研究室の中、梱包した段ボールを机、椅子にして、
各自が持ち寄ったお菓子やお茶をつまみつつ先生とお話しをしました。
また、ゼミ生活で「楽しかったこと、しんどかったこと」、各一点ずつ感想を述べていき、
自分たちがどのようにゼミ生活をしてきたのかを簡単に振り返りました。

最後に、今までお世話になった先生、そして師範代である中村さんに
私達現役生からそれぞれネクタイピン、名入れ三色ボールペンをお贈りしました。

この日研究室にて過ごした時間は、新生活を目前に控えたゼミ生の記憶に残るものになりました。
ここで現役生としての活動は一区切りです。

三戸先生、中村さん、二年半の間本当に有難うございました。


○日々野15期(18:55 2016/04/11)
渡辺君報告ありがとうございました。

1月の最終講義の日、講義開始直前に僕と中村君で、先生をお迎えにあがりました。
そのときに入った研究室は、僕の記憶の中のそれと、全く同じでした。
実際は10年以上の昔の記憶なので、同じはずはないのですが、10年の隔たりはほとんど感じませんでした。
もちろん、本棚には本がびっしり、、、いや溢れだしていました。
(大型連休の新幹線乗車率に例えると、160%ぐらい?)

なので、写真にあるガランとした本棚の風景は、やはり感慨深いものがあります。
(2月の御宿企画で、後片付けを終えた後のがらんとした大広間のことを思い出しました。)

渡邊くん、みなさん、最後のゼミ活動、ありがとうございました。
「先生の本詰め放題」はなんと贅沢なご褒美だ!と思いますが、
それ以上に、研究室の最後、特別な時間を過ごされたことを羨ましく思います。
皆さんだけが共有するその想い出は、写真と渡邉君の文章とともに、永遠に残るのではないでしょうか。

→日々野さん、コメントありがとうございます。
 研究室の風景は印象的ですよね。
 今後あの本に囲まれた独特の雰囲気を味わう機会が少なくなると考えると、
 新学期始まって早々、寂しく感じています。
 
 このような思いもまた、ゼミでの最後の時間を
 研究室で過ごしたことが大きいのだと思います。
 忘れられない時間を過ごすことができました。
 そのような経験ができること自体が、
 とても有難いことなのだと思います。(26期 渡邊)

○佐々木(2016/4/17,13:55)
渡邊君、報告ありがとうございます。
研究室の最後に立ち会えたことは羨ましいですし、ずっと心に残ることと思います。

私も渡邊君、日々野さん同様、こんなに広かったっけ…?と思いました。
イメージでは半分くらいだったような…。

横浜国大三戸ゼミとしては一区切りではありますが、これからも一緒に学んでいきましょう。

→佐々木さん、コメントありがとうございます。
 ずっと心に残る経験ができたことが、とても有難いと感じます。
 研究室は本や荷物を持ち出すだけで、まるで別の場所のようにも感じました。
 僕も佐々木さんと同じく半分くらいの広さだと思っていました。

 今後とも一層学んでいきたいと思います、よろしくお願いします。(26期 渡邊)
 

○中村20期(2016/04/18, 19:10)
渡邊君、報告有難う。

私は本を持ち帰りきれなかったので、この後にもう一度研究室を訪れる機会があったのですが、
流石に最後に研究室を出るときは、この研究室で
先生とお話し、ゼミ生と過ごし、TAとして作業した時間が思いだされ、感慨深いものがありました。

御宿合宿の最後には、日々野さんがニュー日の丸の宴会場という場に感謝を述べておられましたが、
まさに同じように、三戸先生とゼミ生が作りあげてきた研究室という場にも感謝を述べたいです。


→中村さん、コメントありがとうございます。
 研究室の記憶をたどると最初のゼミ面接に始まり、
 緊張しながら幾たびも足を運んだ光景が思い起こされます。
 一方で合宿ができなかったときに食事を持ち寄って、
 研究室で集まりゲームをした記憶が印象深く残っています。
 
 最後に研究室で時間を過ごしたことで、
 三戸ゼミ生にとってゼミ室、御宿とともに、
 研究室が大切な場であったのだと改めて感じました。
 

 僕も改めて、研究室という場に感謝を述べたいです。
 本当に有難うございました。
 (26期 渡邊)

【MS-one-period】


写真館にもいくつか写真を挙げているのでご覧ください。)

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書店日記2016年4月号
No:5150 投稿者:日々野(15期) 投稿日:2016/04/07 Thu 11:09:48


新年度がはじまりました。
先生、中村君をはじめ新天地に移った方もおられると思いますが、お気に入りの書店は見つかりましたでしょうか。
お気に入りを探して書店を巡るのもまた楽しみの一つですよね。

僕自身は一切異動はないのですが、なんと、お気に入りの書店が4/1で「コメリ書房」に変わっていました!
エイプリルフールではもちろんなく。今のところ、スタッフも同じ、品ぞろえも変化はありまえせんが、
地方書店・・・どうなってゆくのか、一抹の不安をおぼえたのでした。

《書籍》
@片田珠美『自己愛モンスター「認められたい」という病』ポプラ新書
「自己愛」というキーワードをよく見かけるようになったように感じています。
ストーカーやクレーマー、モンスター○○、異常なまでの社会的バッシング、そしてSNS。
こういった現代の現象を「ふくらみ過ぎた自己愛」で読み解くことができるのか。[期待度:B+]

A坂井豊貴「多数決を疑う――社会的選択理論とは何か」岩波新書
先月紹介した「新書大賞2016」のランキングから、この本に最も関心も持ちました。
「多数決を信じていいのか」誰もがそう思いますが、代替手段についてはほとんど知らない。ボルダ・ルールについての記述もあります。
個人的には、組織の意思決定プロセスについて考えるヒントが得られるのではと感じて購入しました。[期待度:A]

B井上章一「京都ぎらい」朝日新書
同じく新書大賞2016第1位の本。僕、というよりもうちの奥さんが興味を示して購入。
私は、京都に住んだことはないのですが、三重は比較的近いので、京都(の方)と接する機会も時々あります。
そうなんですよね、なんか「いやらしい」んですよね(笑) たしかに面白いです。[期待度:A]

○佐々木(2017/4/17,14:00)
日々野さん、場立てありがとうございます。
年度末年度始めで忙しく中々本屋に行けていません。
町の本屋さんは私も応援したいと思っていますが、本好きの立場としても大手書店やアマゾンと比較して優れている点が…。
自分が町の書店の店主だったらどうするでしょうか。神田の古書店のように、何か専門に特化していったり、お客さんと会話しながら
カウンセリング的にお勧めできるような店員さんがいたら魅力的かもしれません。

@磯田道史『無私の日本人』文春文庫
言わずもがなですね。[期待度:S]

A宮本常一『塩の道』講談社学術文庫
本好き仲間でもある大学院時代の同期から勧められました。偶然にも同じ秋田の出身で、3月まで広島大学で助教授をしていましたが、
この4月から秋田大学へ移りました。地元のために大学に何ができるのか、彼の仕事にも期待しています。[期待度:A]


〇笹井純也(26期 4/17 22:37)
日々野さん、場立てありがとうございます。
少しずつ書き込もうと思います。

(a)買った本
@磯田道史『無私の日本人』文春文庫
読みます![期待度:S]

A井上章一『京都ぎらい』朝日新書
新書大賞2016第1位ということで、購入を決めました。[期待度:A]

(b)買わなかったが、気になった本、等(そのうち買うつもり)
B田中修『雑草の話』中公新書
C西原克成『内臓が生み出す心』NHKブックス

4月からなかなか読めていないのですが…、
「先生の本詰め放題」の本もあり、読みたい本がたくさんあるとは、幸せなことですね。

○渡邊諒太(26期, 2016/4/19, 18:45)
(a)買った本
@磯田道史『無私の日本人』文春文庫
早速読んでいます![期待度:S]

A金井壽宏『働く人のためのキャリア・デザイン』PHP新書
木田さんおすすめの一冊、僕も購入しました。
僕自身が就活の年でもあるので、読み込んでいきたいです。[期待度:A]

B小林雅一『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』講談社現代新書
人工知能についてのニュースは追っかけていたのですが、最近やっと購入しました。
卒論のテーマとしても扱いたいと思っているので、内容に期待です。[期待度:A]

最近、書店に通う頻度が少し増えました。
特に就活帰りなどは今後もふらっと寄っていくようにしています。


○ 木田世界(25期 4/19 20:18)

『現代思想』[4月号 教育サバイバル]  
青土社『現代思想』HP

教育そのものの問題はもちろん、政治や労働と絡めている、
以下の記事が気になります。

 一八歳選挙権・新安保法制と政治教育の課題 / 藤田英典
 ブラックバイト問題を「労働」から読み解く / 今野晴貴
 今、若年層に必要とされているワークルール教育 / 笹山尚人

『無私の日本人』『多数決を疑う――社会的選択理論とは何か』『塩の道』等々、書店で探してみます!

【book2016-4】

Pass

Re:板ゼミしませんか
No:5149 投稿者:竹田俊亮(21期) 投稿日:2016/04/06 Wed 22:50:20

木田さん

修業証書を始め、最後の締めを中村さんと取りまとめていただき、ありがとうございます。

「キャリア・デザイン」について本の紹介も面白く読ませていただきました。

いつだったか、

三戸先生のお話は、なぜこうも明確な論理・筋道として納得できるのか、
それは、議題において、まず、主題となるキーワード・概念を定義しているからではないか、

と、どなたか先輩が話していたのを覚えております。

ですので、「キャリア」とは何か。「デザイン」とは何か。
という定義をするところからでないと、話は始まらないと思います。

正直申し上げますと、キャリアという言葉はあまり好きではありません。
(一般的に言って、私はまともなキャリアを積んでいるとは思えないからです。
だから、本も買おうとは思いません。)

ただ、「将来と未来のために」という主題において考えるならば、
「キャリア(=経験を積むこと)」を通じて、人生を「デザイン(=計画・設計)」することは、
「将来と未来(=現在の延長、社会の変動)」を目の当たりにしたうえで、自分自身は「どのように生きるのか」、
と言い換えることができるのではないか、と思い、返信して問いを投げてみました。

こうやって、ちょっとしたきっかけで、話を膨らませていくと面白いかもしれませんね。



○日々野15期(10:19 2016/04/07)
竹田君、こんにちは。

分かる!
僕も「キャリア」という言葉があまり好きではないですね(笑)
なんでだろう、と考えていました。

「経験を積む」と書けば、特に嫌な感じはしない。むしろ大事なことだと思う。
なぜ「キャリア」と言うと抵抗があるのか。

むしろ「デザイン」の方に引っ掛かりを覚えるのではないか。
「キャリアを、デザインする」 ⇒ 「計画的に、経験を積む」
経験を積むって、"縁と運"の賜物じゃないの?
と思っているところが、違和感の理由ではないかなあと思いました。これは僕の場合ですけども。


ところで、木田君が紹介してくれた本
金井壽宏「働くひとのためのキャリア・デザイン」PHP新書
(リンクだけじゃ味気ないなあ。せっかく本企画やってるんだし(^_-)-☆)
アマゾンの紹介を読んだだけですが、面白そうですね。古本購入します。
「節目ではキャリアを考えて、普段はドリフトで。」なるほどと思います。
2002年の新書なんですね。15年近く前にこういう本が出ていたんだなあ。

◯木田世界 (25期 4/10 14:12)

竹田さん、日々野さん

投稿とメールを頂き、有り難うございます。

ご返事が遅くなってしまい申し訳ありません。

未来・将来を考えると、楽しい・喜ばしいと同時に、難しく、気が重く感じてしまい、
結局あいまいなままにしかできていない自分がいます。

そんな中、拙いコメントに対して問いかけを返してくださる先輩がいることは本当に有り難いです。

 まずは、紹介いたしました、金井壽宏「働くひとのためのキャリア・デザイン」PHP新書について。
(日々野さん、書名の掲示有り難うございます。本来僕がしておくべきところ、申し訳ありません。)

【金井氏による、「キャリア」と「キャリア・デザイン」の定義】
まず、キャリアやキャリア・デザインという言葉を、金井氏がどのように用いているかについてです。
キャリアは、「長期的な仕事生活つくよて見出す意味づけやパターン」として用いられています。

キャリア・デザインは、「キャリアの問題を考える」「自分の歩みを振り返り、将来を展望する」などの意味で使われていますが、
書中に出てくる比喩の方がイメージがつくように思います。

キャリア(career)とは、もともとは「轍」を意味しています。
旅をしてきた道筋を見て、「そこで曲がったのは寄り道のようだったけど、実はそれが自分の旅の性質を大きく特徴づけたな」
「分岐点ではいつも開拓地の方に向かっていたな」のように、
振り返って見た、自分がどのような道筋を歩んできたかがキャリアであり、
それを受けて、これからどこに向かってどのように歩むのが幸せなのかを考えることがキャリア・デザインの意味合いです。

【なぜ、キャリアという言葉に嫌な感じがするのか?】

 私も、キャリアという言葉には今まであまり馴染めない印象がありました。
それはまず、日々野さんが指摘されているように「キャリア」には、意図性や自分の立てた計画の要素が感じられ、
ともすれば、その計画に沿わないものを排除し運や縁を大事にできないのではないか、という印象があること、

世間でいうキャリアというものが色のついた言葉であり、キャリア―出世、勝ち組、ノンキャリア―負け組のような、
官僚や外資系、一部の大企業の世界における偏屈な価値観を感じさせてしまう言葉だからではないでしょうか。

【金井氏の主張について:@キャリアはみんなの問題】

 金井氏の立場は、キャリアは一部のエリート的な人の問題ではなく、(当然かもしれませんが)
キャリアは、(一時的に仕事の世界から抜けることはあっても、)長い期間働くつもりがある限り、みんなの問題であるというものです。

働く人だれにも就職・創業、異動・転職、退職などの節目があり、そのような節目がある限りキャリア・デザインも働くすべての人の問題であり、
この本も働く人・働こうとする人・働く人に関わる人全体に向けて役立てるという視点で書かれています。

もちろん、本書の中には中間管理職など、会社で働く人を前提に書かれている部分がありますが、
紹介されている発達心理学等の理論は、特定の人だけを対象にしている訳ではなく、
私のように研究者になろうと考えている人間にとっても役立つ本だと思っています。

(もちろん、自営業に近い働き方をされている日々野さん、そして、起業された竹田さんにも役立つものかと思います。
僭越ながら、「食わず嫌い」せず読んでみてもよいのではないでしょうか...!
僕もこの本で紹介されている理論や著者の意見が全て「正しい」とは限らないと思いますが、
少なくとも考えるきっかけにはなると思います。) 

【金井氏の主張について:Aキャリア・デザインとキャリア・ドリフト】

 金井氏は、キャリア・デザインの「デザイン」の対語として、「ドリフト」という言葉を挙げています。
ドリフトという言葉は、(潮・風などに)流されること、(雲ののように)漂うこと、成り行き任せにすること、を意味するとともに、
推進力・威力、話の骨子という意味も持っています。

キャリア・ドリフト、というのは偶然を活かし、出会いを大切にすることで可能性を広げていくということを意味していて、
デザインとドリフトはコインの表裏であり、節目の時はしっかりデザインし、
それ以外の時はドリフトすればいい、というのが著者の主張です。

三戸先生がかつて、運と縁を掴む・大事にする、ということを話されていたように思います。
運と縁というものは、ただぼうっと待っているのではなく、何かを探し求め、アンテナを張るから見つかるものであり、
そのようにして得た運と縁に、有り難いと思い大事にしていくということであったと記憶しています。

キャリア・デザインとキャリア・ドリフトが表裏一体というのは、節目の時の「デザイン」で
自分の行きたい大まかな方向性を見定めておくことで、普段の生活においても得られる「ドリフト」の幅が広まる、という事なのではないでしょうか。

そういう理解の上で、デザインとドリフトという視点を持って生活していきたいと思います。


〇笹井純也(26期 4/17 22:15)
竹田さん、こんばんは。
「キャリア」という言葉に対して、
これまで私は特に意識したことはなかったのですが、
言われてみると違和感を覚えます…。

日々野さんの縁と運の賜物という意見も、
木田さんの偏屈な価値観を感じさせてしまう言葉というのも、
なるほどと感じました。

私は、お二人の意見とほぼ重なっているのですが、
キャリアという響きには「自分」が前面に出過ぎているように思います。
この仕事は誰から必要とされたのか、誰とともに行なったのか、よりも、
自分が何をしたのか・したいと思ったのか、が前面に出ており、
ちょっと引け目を感じてしまいます。

(私自身にはもっと「キャリア」・「デザイン」の気概が求められているように思いますが…。)

◯ 木田世界 (25記 4/18 22:16)

竹田さん、再びメールでコメントを頂き、有り難うございます。
意図に応じた書き込みができておらず、申し訳ありません。

今度こそは、「将来・未来を見据え自分自身はどう生きるのか」、を言葉にしていきたいです。
研究者となるという視点で書いていますので、どういう今後どういう研究を行っていきたいかを書きつつ、そのもとにある問題意識や理想像は何か、
教育者になる者として何を行っていきたいかを書いています。

 僕が将来・未来にしたいことは、良い地域社会を作り上げ継続させるために貢献するということです。
より具体的には、研究者として「良い地域社会を作り上げ継続させていくために、企業などの組織が、それぞれあるいは連携して、何をすべきか・何ができるのか?」
を考えることと、大学における教育者として、地域を発展させるための様々な取り組みを行う実践者、大学生、教育者=研究者自身それぞれの相互学習を進めていくことです。

 ここで、良い地域社会とはどのようなものと考えているか、当然のことも含まれているかとは思いますが、書かせて頂きます。
まずは、子供がのびのびと育つような生活環境があるということで、これは安全な道路や公園などの物理的インフラ、保育所・学校・病院等の制度的インフラはもちろん、
健全なコミュニティがあることが必要だと思います。
(最近、千葉の市川で、近隣住民の反対で幼稚園の建設計画が中止になりましたが、このようなニュースを聞くと、
地域においてお互いを大事にして助けあっていこうという一体感や関係性が失われているように感じます。)
 
また、良い地域社会であることは、その地域の独自の文化が継承され創造される場となっていることではないでしょうか。
地域が文化的に豊かになることは、そこにおける個人それぞれが発見し、成長し、成熟することの積み重ねであり、お互いに関係性を結び、
刺激を受け学びあうことの積み重ねでもあると思います。
つまり、個人レベルの成熟・学習と、お互いの間の相互作用の掛け算が、地域における文化的な発展となると考えています。

 そして次に、組織、特に企業は、そのような地域社会を実現するために何ができるのか、何をすべきなのかについて、現状で持っている答えを書きたいと思います。
ドラッカーは「杜会は機能しなげれぱならぬ,そのためには,杜会はその個々の成員に位置と役割social status and functionを与えなけれぱならず,また,
その杜会の決定的な権力は正統な権力legitimate powerでなけれぱならぬ。」と述べています。
今のところ、「位置」は、他者との関係性の中でその個人がどのようなカテゴリーに含まれるかという認識で、「役割」は、その位置において為すべきことを表すと解釈しています。

今の日本では、人々は会社の中でしか位置や役割を得ていないように思いますが、今後の社会においては、会社での仕事をしていることによって
個人が地域における位置と役割を持つことが妨げられないようにすること(=会社人間にならないようにすること)や、
会社における仕事を通じて地域における位置や役割を持つことが求められるのではないかと思います。

また、ドラッカーは人間を自由=責任ある選択を行う存在と捉えた上で管理論を論じていて、
分権的・自律的な組織体制の構築とともに、経営者の「真摯さ」、人のよい所を見出し、それを活かし伸ばそうとする心の重要性を述べています。

以上から、企業の地域に対する責任としては、財・サービスの提供により地域の生活環境を整えることはもちろん、
従業員が地域の多様なステークホルダーと関係性を作り、その強みを活かす形で位置と役割を持てるようにすることが求められると思います。
  
 今後の僕の研究としては、企業の地域に対する責任は上述したようなものか、さらに問い続けることと、
もし企業の地域に対する責任がそのようなものだとして、その具体的な内容や実現方法を考え、現在の研究から展開させていきたいです。

現在の私の研究は、横浜市内の自動車ディーラーにおける企業文化の変革と、地域活性化活動におけるネッワークの構築とその機能についての研究です。
前者は、直接的に「地域」をキーワードにしたものではないですが、企業においてそのメンバーが主体的に地域に関わりを持ち活動するためには、
企業のメンバーに共有された意識的・無意識的な規範として企業文化が持つ役割が重要ではないかという問題意識のもとで研究しています。
(前回勉強会のハローデイの例では、従業員が店内の装飾や接客を通して地域のお客様に喜んでもらう際に、「分達の仕事は何であるか」という前提が重要と思います。
自分達の仕事が、レジ打ちや商品陳列と考えるか、アミューズメントフードホールとして顧客に買い物を楽しませる事と考えるかによって、従業員の対応は大きく異なるのではないでしょうか。)

後者は、大手オフィス機器メーカーと自治体が岩手と神奈川で運営している「みらいづくりカレッジ」で、地元企業、行政、東京のビジネスマン、研究者等が協力し行っている新規事業創造や町おこしプランの提案・実行活動を研究対象として、
そこにおいて多様な主体の間にどのようにして(強い/弱い)つながりが構築されているのか、そのようなネットワークの形成は活動にどう影響しているのか、
地域の特性により、活動とネットワークの関係性はどう異なるのか、などを調べたいと考えています。

このように、現在の研究は「企業文化」「ネットワーク」などをキーワードとしていますが、今後はそれらの概念を足掛かりとしつつ、
良い地域社会を作り上げ継続させていくために企業(とその他組織、行政やNPO、大学等)が、それぞれあるいは連携して何をすべきか・何ができるのか?を考えて参りたいです。

 最後に、研究者としてだけではなく、大学における教育者として良い地域社会の実現に貢献する人材の育成を行うことができればと考えています。
(まだまだ、人に教えられるほどの何かを持てている訳ではないですが、未来・将来の展望として書かせて頂きます。)

やはり現状ですと、文系の学生にとって、知識を習っても、それを「使う」場が無く、使うことを通して分かることにするという学びが難しいと思います。
地域をフィールドとして、知るから、使える、分かるに至ることを体験できるような授業・ゼミを行いたい、ということが遠い目標としてあります。
また、その際は地域社会の発展のための様々な実践を行っている人から話を聞き、学生・研究者から提案や分析という形でフィードバックをすることで、
地域における実践者、学生、研究者が相互に学びあう仕組みをつくりたいと考えています。

 たいへん長くなってしまいましたが、以上が僕の考える将来・未来です。
竹田さんから頂いた問いをどうすれば活かせるのか、今もまだ考えています。
もちろん、自分自身で書いた将来・未来を自ら何度も練り直し、より具体的なものにしていきたいと考えていますが、
(概念一つ一つを詰めていくことも必要ですし、未来(将来)に自分がやりたいことだけでなく、将来(未来)に「社会」がどうなるかもセットで考えなければなりません..)
皆様からコメントが頂ければ、自分で考えていく上でとても有りがたく思います。

また、皆様の将来・未来についても、ぜひお伺いしたいです。安易に他者に答えを求める訳にもいかないとは思うのですが、
岡山・伊部地域のために会社を設立された竹田さんの未来・将来についても伺えれば、とても嬉しく思います。

そして、竹田さんから頂いた問いからの学びを広げるために、他の先輩方や同期の皆からも未来・将来について聞きたいですが、
特に今も大学に残って一緒に勉強を続けている石嶺さんと渡邊君からも未来・将来を聞きたいです。

(追記) 
 今回のやりとりのきっかけとなった、僕が修業証書に書いたコメントや、その後の竹田さんの投稿へのコメントを読み直したのですが、
自分が知っている・分かっているというような前提で書いてしまった文章になってしまっており、恥ずかしく思います。
もともと、修行証書に書いたコメントは、先学期の後期に学部ゼミの活動、後輩のゼミ生に何もすることができなかったことが心残りで、恐れ多くも修行証書と一緒に、僕からの卒業生へのコメントも付した次第です。
また、竹田さんへの返信も、単に本を薦める意図で深く考えずに書いてしまっていました。


ご指摘頂きましたように、自分の意図がどうであれ、その意図を他者に伝えるという観点や、自分の書き込みが人から見てどのように見えるのか、
相手はどういう意図で書き込んでいるのか、という観点が薄くなってしまっていました。

そのようなコミュニケーションの視点とともに、学生として学ぶ謙虚さも持ち続けていかなければと、今回のやり取りを通して気づかせて頂きました。

竹田さん、中村さん、「良き社会人」を目指す三戸ゼミ生・学生として、もっとも基本的で大事なことを教えて頂き、有り難う御座いました。


【design】

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「最後のゼミ生」を送り出し、ゼミの終わりを飾る 笹井純也の修行証書文面 Re:平成27年度ラストスピーチ
No:5148 投稿者:木田(25期) MAIL 投稿日:2016/04/05 Tue 01:03:47

         修 業 証 書


   笹井純也 殿


 上のものは、入ゼミ当初に比して見違えるような成長を見せた。

一度定めた準則には継続的に取り組み、その成果を着実に自分のものとした。

四年次に掲示板において「夏休み日記」にほとんど欠かさずに書き込み続けた

ことで、その文章の質が格段に高いものとなったことは、その証左である。

これは、真摯に「量」を重ねることで「質」に転化させた

好例と言えるものであり、学生の良き手本である。


 また、その対象に対する誠実な姿勢は、皆からの厚い信頼にもつながった。

笹井が引き受けてくれれば大丈夫、と他のゼミ生が思ってくれることは、

簡単に得られることではない。


 しかし、自らの「したい」という想いに立って行動することは、

少なかったのではないだろうか。

 笹井、君は三戸ゼミ生の中で最も成長した三人のうちの一人だ。

よくやったぞ。もっと明るくなることを工夫してみろ。

私は君を認めている。


ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。


  平成二十八年二月二十一日


             三戸ゼミナール

  

              三戸 浩


○木田 4月5日 01:01

自分自身が書いたもの、読んだものが形になったものをみるのは、
やはりとても嬉しく、誇らしいことですよね。

対三井ゼミ討論会のゼミ論文(三年分)が製本されるようなので、購入できるの楽しみにしています。

ただ、自分が貰った・読んだ本や書いた論文を見て、それが確実に自分の血肉になっているかというと、
僕はまだ十分にそうできてないように感じます。

今年は、様々なニュースを見るときなどにこの理論で分析したらどうなるだろうか、
と考えていくことを目標の一つとしています。

笹井君も、読んだ・書いたものを、「分かった」、「使える」
ものとしていくための工夫を色々考えてみると良いのではないでしょうか。

修士一年を振り返っても、学部時代にこういうことができて良かったと思った時に、
それをどれだけ大事にできるのかというのは、本当に難しい事だと思います。

誰よりもしっかりと言ったことをやろうとしてきた笹井君ならわかっている
とは思いますが、良かったと思えたことを大事にするために何をするのか、
工夫をし準則を立てるしかないです。

社会人となり、学生の時とまったく同じ準則はできなくなってくるかと思うので、
4月のうちにどんな準則を立てようか考えてみることが大事かと思います。

 P.S
この場で薦めるのもと思いつつも、下記は、
神戸大の金井先生が書かれたキャリア・デザインについての本で、
その場その場の縁を大事にしながらも、節目、節目に着目し自分のキャリアを考えようという本です。

http://urx3.nu/t5Dj

キャリア・デザインというのはあくまでツールの一つかもしれませんが、
それでも過去(ゼミで過ごした時間)を振り返り考えたことから、
未来をどのように作っていくのか考える上で一つの有効なツールになるかもしれません。

「したい」というのは、こういう思考を積み重ねて、試行錯誤していくうちに
何となく後付けで自分はこういうことをしたい人間なんだなと見えてくるものかなと。

著者は組織と個人関係だと多分一番有名な先生の一人です。
キャリアに関するビジネス書・ハウツー本は雑多にありますが、
やはりアカデミズムで評価されたものも見ておいた方が、
情報の洪水に流されないのではと思います。

〇笹井純也(26期 4/17 21:55)
木田さん、文面の掲載、ありがとうございます。

「読んだ・書いたものを、「分かった」、「使える」
 ものとしていくための工夫」、難しそうですね…!
「分かる」「使える」ようになるためには、
やはり「量を重ねて質に転化させる」ことが必要なのだと思います。
そうであるなら、きっと、
いかに何度も読み返すのか、いかに何度も書き直すのか、が重要になるのでしょう。

4月に入り、すでに私は目の前の物事に流されつつあります。
そんな時だからこそ大事にするものを意識し、
量を重ねていきたいと思います。
(ひとまず、@週に一度の書店通い、A山本周五郎から倫理を学ぶ、ことは続けています。)


 P.S.に関して
実は、金井壽宏『働くひとのためのキャリア・デザイン』は、
すでに家の本棚に飾ってありました。
というのも、1月に木田さんとブックオフへ行ったとき、
木田さんがこの本を紹介してくださり、後日購入したからです。

「なるほど」と読み進めたことは覚えているのですが……、
それが今 活かせているかというと、そんなことは有りません。
社会人になった現在、改めて、また読み返していきます。


最後となりましたが、
修業証書の文面が(時間と空間を超えた)掲示板上にアップしていただいたことを意識し、
この文面を「本当」にしていきたいと思います。


【LS-Sasai】

Pass

平成27年度ラストスピーチ
No:5147 投稿者:〇笹井純也(26期) 投稿日:2016/03/31 Thu 23:58:16

三戸ゼミのおかげで、
学生生活を、学生としての生活を、送ることができたのではないか。
そう感じています。


学生としての生活を送ることができたのか。
その問いを答えるためには、
学生とは何か、学び生きるとは何か、を分かる必要があるはずです。
その点から考えると、僕は自分が学生としての生活を送れたのか、判断することはできないと思います。
しかし、
 ・三戸ゼミに入ってから購入した本と、家の本棚
 ・毎日のように朝から晩まで準備をしてつくりあげた討論会論文
 ・投稿時間が深夜や未明の掲示板のコメント
これらを見ると、直感的に、
自分は学生としての生活を送れたのではないか、と感じます。

少なくとも、
三戸ゼミに入っていなければ、この考えを抱くことは無かった、
これだけは確信しています。


三戸ゼミに入り、この2年と半年。様々な感情を抱きました。
悔しかったこともあれば、嬉しかったこともありました。
その中で一番悔しかったことは、
周りからの想いを無下にしてしまい、更にそれを繰り返し続ける自分がいることでした。
それは現在掲示板に応えられていないように、今でも続いています。

そして、一番うれしかったこと。
それは三戸ゼミのなかでの人との関係性だったように思います。
小学校・中学校はサボり気味だった私にとって、
掲示板を通じてつながっているOB・OGの方々、たくさん学びたくさん遊んだ先輩や同期、
そして、真剣に向き合ってくださる先生……。
普段口にしなくとも、どんなに嬉しかったことでしょう。

私のこの2年半は、とても充実したものでした。
本当に本当に、ありがとうございました。


最後に、
皆様からの想いに応えられておらず、申し訳ありません。
しかしそれでも、私はこの縁を失いたくありません。
失いたくないと思ってしまうのです。
今よりも応えていけるように努力いたしますので、
どうか、これからも宜しくお願い致します。

平成28年3月31日
三戸ゼミナール26期生 笹井純也

【Last-Speech-SJ】

Pass

横浜国大三戸ゼミナール終了にあたって ―最終年度企画スピーチ原稿「三戸先生を語る」掲載
No:5146 投稿者:中村(20期) 投稿日:2016/03/30 Wed 17:51:26

最終年度企画も終え、いよいよ明日31日をもちまして、
横浜国立大学三戸ゼミナールは横浜国大内の制度としては終わりを迎えます。

この時を迎えるにあたり、最終年度企画で行われたスピーチ、
「三戸先生を語る」の原稿を掲示板に掲載することを節目の一つとできればと思います。

スピーチタイトルは「三戸先生を語る」ですが、
そのスピーチには、三戸先生とゼミ生が一緒になって作り上げてきた、
「ゼミ」が詰まっています。

掲示板では「横浜国立大学三戸ゼミナールの終了に言葉を贈ろう」も開催されています。
是非、まだの皆さんも声をあげてくれれば、嬉しく、有り難いことと思います。
来月からの活動に向けて、できる限り、皆さんで声を出し合いましょう!


※掲載は期生順です。退職記念パーティー、御宿合宿で行われたスピーチも一緒に掲載しています。
※皆さんに一通りお声がけしておりますが、まだ回収できていない原稿もあります。
 お心当たりのある方は、是非、下記に掲載をお願いいたします。
※スピーチ原稿には、三戸先生の教えに従い、話術に関する書き込み(「間をとる」「強調する」)も
 多数ありましたが、掲示板への掲載にあたって削除しております。
また改行も適宜編集しています。ご了承お願いいたします。


■1期生 小山さん

※(中村 注)小山さんからは、最終年度企画実行委員会世話人として、
       最終講義・退職記念パーティーにて、それぞれ冒頭のご挨拶をいただきました。
       以下に、ご挨拶文をそれぞれ続けて掲載いたします。

<最終講義 冒頭挨拶>
ご紹介いただきました三戸ゼミナール1期生の小山嚴也でございます。

本日は,三戸浩先生の横浜国立大学での最終講義に,
多数の皆さまにお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
講義に先立ちまして,一言だけ,ご挨拶かたがた,開催の趣旨などご説明いたします。

三戸先生は4月より長崎県立大学に赴任されます。
大学の慣例では定年までお勤めになられた先生は学部主催で最終講義が行われます。
先生は少しだけ早くご退職になりますので,ゼミ生一同が横浜国立大学での最終講義を企画し,今日を迎えることになりました。

この間,横浜国立大学経営学部長の森田洋先生を始め,関係者の皆さまには多大なるお力添えをいただきました。
ゼミ生を代表しまして厚く御礼申し上げます。

さて,なぜこの教室なのか。1988年4月に,三戸先生は横浜国立大学経営学部にご着任されます。
特殊講義「現代企業社会論」という科目が開講されるのですが,
実は,前任校である名古屋市立大学との関係で7月頃から授業が始まりました。
それまでは毎週休講が続きます。一体どんな先生だろうという関心はいやが上にも高まりました。

当初,配当されていた教室は2階の語学で使う教室です。
初回の授業,教室定員を超え,立ち見の学生が出る中で,先生はさっそうと登場されます。
そして,今日,ここにもいらっしゃっている名古屋市立大学の教え子の皆さんが先生に花束を贈呈,講義が始まります。
配られたのは,企業のマークが描かれた例のクイズ。
当時,若手の先生は山倉先生くらいでしたので,そのことも合わせて,我々学生はとても大きなその衝撃を受けました。

教室変更が行われ,新たな教室となったのがこの教室です。先生は様々な社会問題を色々な見方で切って行く。
なるほど!なぜだろう?…。学問とは見方である。学問とは問い学ぶことである。そんなことを学んだ教室でした。

そして,先生に,先生の授業に魅了された20名以上の学生が1期生として三戸ゼミナールの門を叩きます。
そう,ここが三戸ゼミナールの原点なのです。

横浜国立大学経営学部三戸ゼミナールは,制度上,終わります。
そこで,本日はこの原点において改めて三戸先生のお話を伺い,それぞれに,これまでとこれからを考えていければと思っております。

良き学びの機会にしたいと思います。簡単ではございますが,ご挨拶とさせていただきます。
三戸先生,どうぞよろしくお願いいたします。

<退職記念パーティー 主催者挨拶>

改めまして,三戸ゼミナール1期生の小山嚴也でございます。
主催者を代表いたしまして,一言ご挨拶させていただくとともに,
僭越ではございますが,少しだけ三戸先生,三戸ゼミについてお話させていただきます。

三戸先生,これまでたくさんのご指導をいただき,ありがとうございました。
そして,本日の最終講義でも,たくさんの学びを得ることができました。
先生は横浜国立大学をご退職されますが,三戸ゼミが終わるわけではありません。引き続きご指導のほどお願いいたします。

池内先生をはじめとします,ご来賓の皆さまに置かれましても,
お休みのところ,また遠方よりお運びいただきまして,誠にありがとうございます。
後ほどのご挨拶,楽しみにいたしております。

そして,本日は奥様をはじめとするご家族の皆さまにいらしていただきました。
今日はぜひ,三戸ゼミとはいかなる場であるのか,
そして,三戸先生はこれまで何をしてこられたのかをお感じになっていただければと思っております。

さて,私たち1期生は三戸先生に憧れて三戸ゼミに入りましたが,三戸ゼミはそこにはありませんでした。
お手本もない,伝統もなにもない。
先生がゼミナールをどう考え,何を目指してらっしゃるのかもわからない。そんな戸惑いの日々が続きます。

この間,先生は,例えば田中秀のアパートに行って語り合ったり,
佐藤誠郎が発言して,正解するたびにご褒美の飴玉をあげたりなどなど,
ゼミ生に対して様々な働きかけをされてきました。
2期生が入り,3期生が入りと,年を重ねるうちに,今の三戸ゼミの原型が作りだされてきました。

実は,私は,高校時代から経営学者になろうと考えておりました。
ですから,仮にこのゼミに入っていなかったとしても,今の立場にいたんだろうと思います。
でも,教育者として,研究者としてのスタンスは,今と全く違ったものになっていたんだろうなと改めて思います。

大学3年の終わりに,大学院に進みたいということを先生にお話しました。
先生はそのことを快く受け止めてくださいました。
実は,今の研究テーマ,「企業と社会」,「企業の社会的責任」は,
「企業の社会貢献活動について研究したらどうだ?」という先生の一言で決まりました。
このテーマ,私にとてもあっていたなと,今,すごく思っています。

博士課程3年の時,一橋の指導教官であった田島壯幸先生から,「小山君,山梨学院大学に行きなさい」といわれまた。
とても嫌だったのですが逆らうことはできません。
そこで,三戸先生にご相談したところ「山梨学院に足を運んで,自分の目で見てくればいいじゃないか。
いいところを見つけてきて,自分で納得して決めたという形にした方がいいぞ」とおっしゃってくれました。

山梨学院で学生の様子を観察したのですが,目がキラキラしていて,表情がすごく豊かなんです。
私は,教育をしたいと思っていましたし,学部生時代は反発ばかりしていましたが,
三戸ゼミみたいなゼミを作りたいと思っていたので,「よし,ここで頑張ろう!」と思いました。

着任3年目の1998年から,三戸ゼミと小山ゼミの討論会が始まります。
「討論会をやろうじゃないか」とお声がけいただいた時には,ようやくスタートラインに立てた気がしてうれしかったです。
そして,2000年12月に八王子の大学セミナーハウスで行われた討論会。
関東学院大学に移ることが決まっていたので,ウチのゼミ生たちの思いは凄かったです。
その時の開会式でしたか,先生がご挨拶の中で「本当にいいゼミを作ったなぁ」とおっしゃってくださいました。
涙が止まりませんでした。
三戸ゼミと小山ゼミの討論会は2008年まで11回行われました。

教師は人を作ります。そして,教師の思いが教え子たちに受け継がれていきます。
今日,これから多くの皆さんがこの壇上でスピーチをされます。
来賓の皆さんからは我々とは少し違った角度から三戸先生についてお話しいただけるかと思います。
そして,ゼミ生からはそれぞれの学びの成果が語られることになるでしょう。

教師は人を作ります。横浜国立大学で三戸先生は何をしてこられたのか,
そして,三戸ゼミナールとは何なのか,これからご披露してまいりたいと思います。

長くなりました。三戸浩先生ご退職記念パーティー,いよいよスタートです。
皆さん,どうぞよろしくお願いいたします。


■1期生 古郡さん

横浜国大三戸ゼミナール第一期生、古郡功です。
(来賓の方が多くいらっしゃったので)
三戸ゼミの紹介をしたいと思います。現在、現役生のゼミのほかに
1期(すでに齢50近く)から現役(ハタチそこそこ)まで一緒になって
ガイアの夜明けやカンブリア宮殿を見て話し合う企業番組勉強会を
定期的にひらいています。こんな幅広い年齢層が集まって学び続けられるゼミは
極めて少ないと思います。勉強会は先生が長崎に行かれても開かれようとしています。
そんな志を持った輩が集まっているのが三戸ゼミです。


(来賓の方がいない想定の原稿だったのでここからはゼミ生に向けて)
「この人を語る」のテーマが三戸先生というのは非常に難しい。
ゼミに完全出席された唯一の人物なので知られざるエピソードというものが…ありません。
そこで私にとって(ゼミ生みんなにとって)先生とはこんな存在なのではないかという
話をしたいと思います。


私をはじめ多くのゼミ生が先生に会って最初に思うこと、それは
「なぜ、これほど深く、読み解くことができるのか」
だと思います。どう因数分解してどう関連付けてどう組み立てなおすのか。
黒板で展開される図式の明快さと鮮やかさに目を奪われました。
多くの学生がそう感じ、ゼミの門をたたいた結果が、本日こうして集まったこの風景なんだと思います。


先生は最終講義で教育とは贈与であるとおっしゃいました。
それは我々ゼミ生から見ると何か。
私は恩恵になるのではないかと考えます。
恩恵には恩返しという美しい日本語が対になっています。
では恩返しができたゼミ生はどれだけいるだろうか。
「ああ、なるほど」と先生が膝を打つことが恩返しだとすれば、達成できた人数はいかほどか。
ほんの一握りだと思います。


悔しい、もっと考えればよかった。反省の言葉はよく聞きますが、私はこうも考えます。
もらった恩をほかの人に贈ってみよう。それも一つの恩返しかもしれない。


同僚、友人、家族一人でもいい、ゼミで学んだ「問う」ことの大切さを伝えることができたら
我々にとっても先生にとっても何か意味を持つのではないか。


私が企業番組勉強会に参加する理由は何か。
一つは永遠のテーマ、先生の読み解く世界に近づくこと。
そしてもう一つ、勉強会で得た見方を今度は友人たちに伝えることです。
自分の復習を兼ねたこのプライベート勉強会は意外と好評、多くの人が学ぶことに飢えていることが
わかりました。


先生の考えの道筋を図と声で追体験する。ちょっとは道が見えてきたのか。
否。さらに深い視点が見えてきます。
もはや絶望しかないのか。いや、三戸ゼミ生なら楽しいと感じられる瞬間だったりします。
学問は一生続きます。
私にとって(我々ゼミ生にとって)先生とは
「一生解けない素敵な課題を出してくれた先生」と言えるでしょう


■5期生 福冨さん

木ゼミ、夜ゼミという立場で、知で遊ぶ事とその角度から本来語らねばなりませんが、
それを最初から作りあげてきて、学びの場にしてきた兄貴の様な先輩方や、
私より何倍も優れた後輩達に、知で遊ぶ事を語るのは譲るとして、
その2つの世代の真ん中に挟まれた5期の私は、
その役割として、この短い時間をあえて個人的な切り口で語るべきかと考えました。

「就職に有利な先生のゼミがいいかなぁ」と他の友人と一緒に迷っていた頃、
先生の熱い講義を受け、一人でゼミ室のドアを叩いていました。
ゼミ室には先生がいない代わりに、その想いを受け継いだような熱いゼミ生が迎い入れてくれ、
この先生、このゼミの良さをコンコンと説いてくれました。
先生を見ずして、この偉大な像が見え、「このゼミしか他はない。」と何かに導かれたようでした。

ゼミに入るまで本を読むという習慣が全くなく、本の交換会は新しい扉を開いてくれました。
学問でついて行けない私にも活躍の場を与えようと、
様々な企画や知で遊ぶ場に触れさせて頂き、主となれる場を創出して頂きました。
(この経験がなければ、博士課程に進む事もその後の仕事もなかったでしょう。)

1期から3期迄、バイク事故などの武勇伝も数多く聞きました。
歴代の流れがあるので、『バイクには乗るな…!』先生の大きなメッセージでした。
そんな大切なお言葉も全く耳に入らかった若造は、何度も何度も先生にご迷惑をお掛けし、
最後には、本当に恩を仇で返す事をしてしまいました。

最終学年で中国1年留学から帰国したばかりのゼミが終わり、
いつもの如く遅くまでガストで討論があり、その事で頭が一杯のまま帰路につきました。
日本と中国で右車線、左車線が反対だと言う事など考えないままに…。
ガストを出て16号へ向かう右カーブの下り坂で、対向車に気づいた時には、
それまでの1年間で染みついた習慣で咄嗟に対向車の右側によけてしまいました。
日本なら当然の如く先方も私の左側によけようとして、正面衝突!
顔面7か所骨折で前歯もすべて吹っ飛ぶ大けがをしながら、
頭の中は、「先生や皆に済まない事をしでかしてしまった…」と…。
病院で包帯を取ると、顔は真っ黒で2倍にはれ上がり、
鼻も歯もなくお化けの様で、自殺を考えた事もありました。

事故後も後遺症が1−2年ほどあり、自分の頭を触っても感覚がなく、卒論も情けない、
とってつけた様なものを出したお恥ずかしい卒業でした。
そんな親不孝にして、先生不幸をした最悪のものでも弟子の末端に同席させて頂き、温かいお言葉をかけて頂く。
慈悲深い温かい愛を与えるがごとく学び問う場を分け与えてくれた恩師。

先生に、一番ご迷惑をお掛けしながら、それでもこの様な場に出して頂き、
お言葉を掛けて頂けることに…、その一言一言が思いやりの詰まった厳しさに、
“有り難い”と感じ行ってしまう。。。
経営学だけでなく、哲学や科学論、他分野の話を聞かせて頂き、
多角的に現代を切って見せてくれ、その中に一本の筋が通っている。
ごまかしのきかない真摯さ、後付けの出来ない、持って生まれて、
常にそうあり続けようと何時までも我々に手本を示してくれる…。
先生に褒められると凄く嬉しく、叱られると温かみを感じ、悲しませてしまうと、
もっと辛く悲しくなってしまう…。
何時も他者に問いかけて頂き、親の様で兄の様で、一生追いつけない恩師で、
いつまでもかっこいい…手本です。

「先生、新天地でも我ら九州の迷える子羊たちを導き、我々の善きお手本であり続けて下さい。
最後に、今後の益々のご活躍と感謝の想いを込めて、弥栄を送らせて下さい。『弥栄』


■8期生 中島さん

三戸先生 退職記念パーティ スピーチ(原稿)
平成28年1月23日
八期生 中島大輔

三戸先生、横浜国大での最終講義、まさに私たちのためにたくさんの言葉を、
思いを込めて届けてくださり、ありがとうございました。

先生は私達三戸ゼミ生の為に惜しみなく時間を、工夫を、物の見方を注ぎ込んでくださいました。
毎週のゼミでは日付が変わるまで先生を離さず、ゼミの掲示板にも本当に本当にたくさんのお言葉をいただき、
これほど恩師を酷使してしまうゼミは日本中どこを探しても無いと思います。
先生の奥様、お子様方におかれましては、先生との大切な時間を私達が取ってしまい、申し訳ありません。
開催に際して先生の戦友として日々準備に携わってくれた皆さん、本当にありがとうございます。

三戸ゼミに入って良かったと今ここにいる全員が思っています。先生のお話が何より面白い。
だから日本全国から毎年聞きに来ています。簡単に得られる物は簡単に失われますが、
三戸ゼミで本気で学び、遊び、緊張に震えたことや周囲をびっくりさせてやろうと工夫したことが自信となり、
どれほど私達を支えていることでしょうか。
簡単に得られない物を与えるために、先生がどれほど創意工夫されたのか計りしれません。

特に私は就職にあたってもご助言を頂き、結婚式のスピーチでは今の社長に対して、
「この男を日本の水産業のために役立ててほしい」と売り込んでいただきました。ありがとうございます。

先生は、いま将に大きな使命に向かって進もうとしておられます。
新天地長崎県は少子高齢化問題、人口流出問題、離島防衛問題、漁業食文化の問題と、まさに最先端であり、
この地に志のある人間を育てることは日本が存続し続けるために極めて重要な意義を持つと思われます。
先生に育てていただいた私達ですので、先生が長崎に赴かれることは、この国にとって意義のあることだと確信しています。

企業だけでなく共同体のなかでも「良き社会をつくる」という目標を持ち、その成果をまたご報告したいと思います。
今後ともよろしくお願いします。


■11期生 中西さん

※中西さんから御宿合宿後、「三戸ゼミ掲示板に寄せる」という題でいただいた原稿を、
 中村が掲載しています。

先日の合宿では、大変お世話になりました。関係の皆様に改めて御礼申し上げます。

さて、御宿合宿における三戸先生講義では、「なぜfacebook?」という問いのもと、
benefitとcost、returnとriskをよく理解しないまま、
安易に無属性かつ無責任のものを選択してしまう「軽さ」に対して警鐘が鳴らされました。

私は、その中でも特に「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言うが、愚者にすらなることは難しい。」という言葉を重く受け止めました。
似たようなことを複数回経験すると「分かったつもり」になり、「前回はこうだったから」と深く考えることなく
済ませてしまっている自分がいることに気が付きました。「経験に学ぶ」とは「例年通り」や「前例に倣って」ということとは異なります。

現役時代(もう15年以上前ですが)、三戸先生から「わかる」とは「分ける」ことだと教わりました。
卒業論文等を書くにあたり、「なぜ、他ならぬその言葉を使うのか?」という問いをいただきました。
言葉にはそれぞれ意味があり、異なる言葉を使うということは、意味も異なるということです。
このようなことは、他の事象にも当てはまります。

私は、講義の前まで掲示板とfacebookは共にSNSの一種であり、大差ないと考えていました。
その浅はかさに恐怖すら覚えます。
私は高校教師をしています。
生徒には社会を見なさいと言いながら、実は自分自身が見ているつもりで見ていなかったことを痛感し、恥ずかしい限りです。

忙しさを言い訳にせず、日頃から問いを立て、経験に学び、
そして歴史に学べるように、自己研鑽を積んでいきたいと思います。


■15期生 日々野さん

「三戸先生を語る」このスピーチにおいて、私は一つの疑問に感じていたことを話したい。それは、ずっと以前から感じていた問いである。
「なぜ、三戸先生は、これほどまでに、我々によくしてくださるのか」

先生だからは答えにはならない。現役生ならまだしも、私はOBであり、先生にとっては、面倒を見てやる必要はないはずである。
それにも拘わらず、どうして、先生はこれほどまでに我々に付き合ってくださるのか。

この問いを抱くようになったのはOBになってからのことである。
恥ずかしいことであるが、現役生の頃は、なんの疑問にも思わなかったのである。
当時、私は大学生であり、三戸先生のゼミを履修している。先生はゼミの教官であり、我々を指導してくださる。
その関係性になんらの疑問を持たなかった。気付くことができなかったし、その意味を考えようともしなかったのである。
そのような学生生活であったので、三戸ゼミで学んだといっても、誇れるような結果を残すことはできず、悔しい想い出ばかりである。

卒業記念の「創」には、こんなことを書いた。
「三戸ゼミとはなにか。」
「本気が試される場所。その場しのぎや、取り繕った回答は一切通用しない。常に見透かされているようで、怖かった。」
これが正直な感想であった。それまでの自分が、いかにその場しのぎで生きてきたかが明らかにされてしまい、三戸ゼミは私にとってとても大きな壁であった。

そんな私であったが、OBとして浩友会に参加するようになると、やはり現役生の頃とは見方が変わってくる。
多少なりとも社会人生活を経験すると、普段の生活をしていて大学の先生と話をする機会など滅多にないこと、
それでも講義を聴きたいなら謝礼をお支払いするのが当然なことなどは、社会常識として分かるようになる。
しかし、三戸先生は、嫌な顔一つせず、我々のために貴重な時間を割いてくださる。

私がはじめて出席した浩友会勉強会では、同期の小林鉄平が報告をしていた。テーマは「10年後の私の業界」。
小林は、カラーのプレゼン資料を作成し、自身の会社と業界について40分ほどの報告をし、そして、叱られた。
業界の未来予測をするだけなら、エコノミストにでも聞けばいいのである。
小林の報告には10年後、自分が、その業界でどのように生きていたいのか、という視点が欠けていた。
テーマに対する理解が不十分だったのである。故に先生は叱った。それも真剣に叱ってくださった。
社会人になってから、そこまで真剣に叱られたことはなかったかもしれない。

先生がこのように仰ったのをよく覚えている。
「いいか。僕の話を聞いてください、ではダメだぞ。俺の話を聞かせるんだ!という気迫で喋らないと、誰も話など聞いてくれんぞ。」
そう、先生のお話は常に気迫に満ちている。分からせたい、という熱意をもって真剣に話をして下さる。
簡単な講義ではもちろんない。私が先生の話を理解するためには、全神経を集中して必死に聞かねばならないのであるが、
しかし、私はいつも冷静に聞き続けることができない。つい心で聞いてしまい、胸が熱くなり、涙があふれそうになったことも一度や二度ではない。
そして、想うのである。「なぜ、先生は、我々にこんなに真剣に語り掛けてくださるのか。」

この問いにようやく一つの解釈を得ることができたのは、つい先日の最終講義である。
講義の中で、先生ははっきりとこうおっしゃった。
「教育は交換ではない。我々は、お金をもらっているから、教育しているわけではない。
我々は、社会のため、次の社会を守り育てるために教育をしているのだ。」

ああ、そうだったのか。やっと気付けた気がする。
なぜ、先生はこれほどまでに教え子を大事にして下さるのか。
それが、三戸先生の教育者としてのあり方であり、生き方であったのではないか。

我々OBと先生の関係は、まさに『贈与』である。なぜなら、我々は何も先生にお返しできてはいないのだから。
『交換』であるはずがない。それでも、先生はいつも真剣に語り掛けてくださる。
浩友会や掲示板そして今日のこの合宿は、先生からの『贈与』そのものだ。

また、「他者を大切にすることが、自分を大切にすることではないか。」と教えてくださる。
先生は誰よりも、他者を大切にしている。だからこそ、たくさんの教え子達が、今も先生をお慕いし、集まってくる。

考えてみれば、当たり前のことだったのだ。
「良き社会人をつくる」を標榜して、この三戸ゼミを作ってこられた。
「良き社会人」とはなにか。その最良のお手本は、いつも我々の目の前にあったのだ。

こんな当たり前のことに気付くまでに、こんなにも時間がかかってしまった。
しかし、ようやく気付くことができた今、私が思うことは一つ。
「私も先生のような生き方をしたい。」

先生から頂いた本当にたくさんの教えを、自分のために使うことだけを考えてはいなかったか。
先生はそのような生き方はしていない。社会のため、次の世代のために、活かしていく生き方を考えたい。
私は教育者ではないが、私の仕事、私の環境においてもそのような生き方はきっとあるはずだ。

いつまでも、先生から教えてもらうばかりでは、
「いつまで学生気分でいるのだ」とお叱りを受けてしまうだろう。
頂いた教えを、社会に役立ててこそ、「良き社会人を作る」という三戸ゼミの理念は実現されるのではないでしょうか。

恥ずかしながら、まだまだ全く不十分な私です。
先生が長崎に行かれてからも、その生き方をお手本とし、学びたいです。
これまで散々頂いておきながら、まだ欲しがるのかと呆れられてしまうかもしれませんが、どうか今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

平成28年2月20日
三戸ゼミナール15期生 日々野正英



■16期生 佐々木さん

三戸先生の713研究室はエレベーターの目の前にあります。
誰に言われた訳でもありませんが、現代企業論や企業と社会の講義が始まる30分前に、研究室の前で待っているのが私の習慣でした。
エレベーターが開き、三戸先生がいらっしゃると、一緒にまずは研究室に入り、108教室まで話をしながら向かいました。
「今日はこのネタから話そうと思うんだ」といったことを伺いながら教室に入ります。
私は、最前列の、黒板に向かって右から2つめの島の一番右端が定位置でした。
講義が終わると、また先生とお話しをしながら研究室へ戻り、私はゼミへ行きます。

2003年4月、三戸先生の経営学総論を受講し、よく分からないけど面白そうと思った大学二年生の私は、三戸ゼミの門を叩きました。
ゼミ幹事を拝命してから、これが修士課程を修了するまで5年間欠かさず続けました。
私よりもゼミ生活が長い先輩はたくさんいらっしゃいますが、恐らく、先生の講義を最も受講したのは自分ではないかと、密かに自負しています。

ゼミはもちろんですが、私は三戸先生との風景というと、この5年間続いた習慣が真っ先に思い出されます。

学部生時代、ゼミと先生と私をつないでくれていたのは、当時、今の私と同じく32歳だったと思いますが、渡辺英二さんでした。
私が三戸ゼミに入った時、ゼミは8時くらいに終わっていて、テキストは玄田有史『仕事の中の曖昧な不安』を使っていました。
ゼミが終わると、解散。当時4年生だった14期生の先輩方は麻雀好きだったので、天王町の青葉で麻雀をすることが多かったように思います。
そんな中で、渡辺さんから「昔はこんな勉強をしていたんだ」、「ゼミでは三戸先生とも一緒になって、こんな遊びをしていたんだ」と言ったお話を伺い、
私の中でかつての三戸ゼミを味わいたい、もう一度、そんなゼミにしてみたいといった思いが膨らんできました。
松永さんや玉里さん、中島さんなどの先輩ともよくお話しできたこともそうでした。
ゼミに入り込み、無我夢中で走っていましたが、学部生時代は、誤解を恐れずに言えば、目の前にいらっしゃる三戸先生のもう一方で、
渡辺さんから語ってもらったかつての三戸ゼミを追いかけていたのではなかったかという気がしています。

そのような状況から、三戸先生がモデルとして私の中で明確になったのが、大学院時代の二年間でした。
就職も悩みましたが、三戸先生から学んだ学問の世界への魅力から、大学院へ進学しました。

ティーチングアシスタントとしての仕事も加わり、三戸先生が大学へいらっしゃる日は私も研究室に入り浸る日々でした。
講義の資料作成をお手伝いしたり、生協やブックオフに本を買いに行ったり、研究室で長い時間多くのお話をしたりしていただきました。
何より、ゼミでは「師範代」としてゼミ生を教える役割を与えられたことが、私にとってものすごく大きいことだったと思います。
三戸先生がいらっしゃらない間、私がゼミ生の議論を整理し、導かなくてはなりませんでした。その時、学部生の時にはなかった、
「三戸先生なら、この時どう考えられるだろうか?」、「どのような伝え方をされるだろうか?」といった発想が沸き、
三戸先生の目線を意識してゼミを見られるようになりました。学部生時代は、自分が背伸びして議論を引っ張っているつもりでも、
三戸先生がいらっしゃると「そうじゃないだろう」と言われることしかなかったのが、段々と評価していただける回数が増えてきました。

院生時代に書いた論文は、修士論文だけでした。
企業に就職することにしていた私は、「知の世界」の面白さ、学問のすごさを教えていただいた三戸先生への恩返しと、
自分自身の集大成として、修士論文を書きたいと考えていました。
確か、ゼミの討論会が12月19日か20日だったと思います。それまでも大学院ゼミで何度か発表と先生からの指導はいただいていましたが、
1月10日締切で、12月21日に最初の一文字を入力したことを覚えています。
私は、ゼミも三戸先生の講義も一回も欠席したことは無いと言っていますが、実は一回欠席しているのです。それは、この年の新年会でした。
三週間、僅かな睡眠以外はひたすら論文を書き続け、正月明け早々三戸先生に何度も添削をしていただき、無事に提出することができました。
果報にも、論文を抜粋していただいて、ゼミ生としては三戸先生との共著一番乗りできたことは、先生へ少しは恩返しをすることができたのではと自負しています。

三戸先生から直接教わったことはたくさんあります。
しかし、私にとっては、明確に「門前の小僧」であったことが、力をつけることができた大きなきっかけであったと思います。

大学院を修了する時、「三戸ゼミ賞」をいただきました。
今、私は出光興産で働いています。出光のマークを挙げてご商売をされている販売店さんの担当をしています。
社内では高く評価してもらっており、店主さんが苛烈であることで全国的に名高い、岡山の販売店さんを担当しています。
三戸先生と三戸ゼミで学んだことがそのまま仕事で活き、三戸ゼミで評価されたことがそのまま会社でも評価されています。

三戸先生、三戸先生と三戸ゼミから学んだおかげで、私は別人になりました。
長崎で三戸先生がされるであろう仕事を、私も楽しみにしています。
これからも変わらず学ばせて下さい。ゼミに入ってから13年間、本当にどうもありがとうございました。


■20期生 中村

三戸先生と初めてお会いしたのは、
普通より遅い7月のゼミ面接の日、研究棟7階の先生の研究室でした。

1年遅れの3年生、ゼミ志望の受付も終了した7月に学務に滑り込んだ私にとって、
先生と直接会って行うゼミ面接は、とても緊張するものでした。

しかし、ふたを開けてみれば、拍子抜けするほどあっさりとしたもの。
先生からの質問にしどろもどろであっただろう自分が、果たして良いことを言ったのか、
悪いことを言ったのかもわからないまま、
とにかく「次の火曜日にゼミに来なさい」と告げられました。


ただ同時に、先生から最後に一言、言われたことをよく覚えています。


「一度決めたことを辞めるということは、1が0になることではない。
マイナスになることなんだ。だから、入ると決めたら、しっかりやれよ」


先生も、一年遅れで志望し、成績もぼろぼろだった私が、難しい学生かもしれない、
という予測はあったでしょう。
しかし、学生が学びたいと言っているならば、まずは受け入れる。

思えばこれが、「学びに対してとことん開かれている」という、
ゼミ室にも掲示板にもあふれている、“三戸ゼミの雰囲気”に触れた最初の経験でした。
その導きがなければ、私はここに立っていません。


三戸ゼミの特徴の一つは、「刮目」です。これは一コマ90分のゼミではありえません。
ひとりひとりの話に、三戸先生がさらに時間をかけて指導をする。
このこともおそらく、他のゼミではありえないでしょう。

ある日の刮目で、命に関わる病気で入院した中学時代の恩師に対して、
「何故、入院したことを連絡してくれなかったのか、連絡すべきではなかったのかと、
本人に直接言おうと思う」という、現役生がいました。

普通は、命を終えようとしている人に対してそんなことを言う必要はない、と切って捨てるような話だと思います。


しかし、三戸先生は違いました。

その人がなぜ、教え子に連絡しなかったのか、
まさにその日のゼミで勉強した「公」と「私」の概念を使って説明し、
さらに「そういう人だからこそ、君たちが慕ったんじゃないのか」と諭すことで、制したのです。

先生と生徒の関係ではありますが、この人には敵わない、と素直に思いました。
ただ切って捨てるような話であったとしても、
まずは、とにかく「教える」という観点に立つこと。
この人は、どこまでも『教師』なのだと思いました。


そして三戸先生は、「先生である限り、学生にはどんなことでも勝たねばならない」ともおっしゃいます。
三戸ゼミの白眉たるところは、ゼミの中で最も学び、最も遊んでいるのが、三戸先生ご自身だということでしょう。


勉強も、ソフトボールも、ボードゲームも相撲も。
土俵の外から眺めているのではなく、
土俵の中に入り、ゼミ生と一緒になって取り組みます。そして、勝ちます。

先生が本気になって学び、遊んでいるからこそ、ゼミ生も本気になって学び、遊ぶのです。

そして、誤った時には、本気で叱ってくれます。


三戸先生は、かつて講義を受けていた生徒から、
「三戸先生は先生らしくないけど、本当に先生らしいですね」と言われたことがあると、よくおっしゃいます。

三戸先生は人に教えることを仕事として選んだ教師として、何が責任なのか。
どう振る舞うべきなのかを常に自らに問い、意識されていることを、私は見てきました。


ドラッカーは言いました。

「自由とは、責任ある選択である」

言ったのはドラッカーかもしれませんが、
三戸先生ほど、教師である自分の責任を問い、引き受け、「自由」を体現している人を知りません。

また、それに加えてすごいのは、常に教師たろうと実践し続けようとしているという点です。
それゆえに、しばしば先生が苦しい思いをされ、
常々、難しい判断をされていることも、私は知っています。

「自らの意思決定を大切にすること」。

それが、私が最初の研究室で教わったことだと思っています。

三戸先生、本当に、どうも、有難うございました。

私が学生である時間も、いよいよ残り一か月ほどとなりました。
ですが、これからも師と弟子です。三戸先生の作り上げたゼミ、浩友会という場の有り難さを改めて感じます。
ご指導の程、宜しくお願いいたします。


■21期生 竹田
「三戸浩先生を語る」
皆さま、初めまして。
第二十一代ゼミ幹事を務めました竹田俊亮と申します。
私は、1987年生まれの28歳なので、三戸ゼミの歴史とほぼ同じく人生を歩んできた
年代でございます。


さて、私と三戸先生の出会いは、2008年の6月、研究室でした。
草食系男子のようなできそこないだった私に、
「ゼミ がんばれるか?」と、優しい笑顔で温かく受け入れてくれたことは、今でもはっきり覚えています。
それからの3年間が、人生にこれほどまで影響を与えるものとは、そのときは思いもよりませんでした。
 
毎週、ゼミの休憩で、生協へ先生とご一緒に本の新刊やお菓子の新商品を見て回ることは、
教科書で読むマーケティング論よりもはるかに現実的で面白く、新商品を購入する癖が今も染み付いています。

ゼミ生活のなかで「『姿勢』について」幾度も問われました。就職の相談では、
「お前は金で人を見下すのか」と言われ、自分の器の浅さをしみじみと感じました。
ただ、突き放されたことは一度もなく、常に前向きな成長を求められました。

数値的な評価ではなく、「人物を育てる」ということに、
本気で向かってこられる大学教授にお会いできたということが、どれだけ貴重なことか、今になって改めて思います。

政治・経済・文化といった社会のあらゆるニュースに対し、独特の哲学を交えたお話をされるとき、
私は感心するばっかりで、自分の意見などは3年間で何回言えたことでしょう…。
(特段と)知識も無く、論理的な思考も無い私は、先生からの応答、ちょっとした
「レスポンス」だけで、関係を築いてきました。

「内田樹は本当にすごいなぁ。ルックス以外は俺より優れているんじゃないか」と言って、
新たな知見を話される先生は、目をキラキラと輝かせ、青年のようでありました。
あぁ、このお方は本当に学問・研究が好きなんだ、と。
 


しかし、そんな学問よりも好きなのは、ゼミという組織であり、師弟関係なのではないでしょうか。
世代の離れた私たちと、何とか共通の話題や遊びをつくろうと提案して下さった一つが、「三國志のRPG」。
古いパソコンに「PRGツクール」を入れ、関羽の息子、関策を主人公に、ストーリーをこしらえ、
御宿でプレイしたことは、純粋な遊びの思い出ができました。


2011年の春、東日本大震災の影響で、「追い出し合宿」が中止になり、
ラストスピーチを掲示板に書いた頃、先生からメールが届きました。

「竹田君、元気にやっているかね?早いねぇ…、“3.11”から一ヶ月が過ぎたよ。
頼み、というのは、BLOGに関して教えて欲しい事があるんだ。
時間がとれたら夜にでも、電話をくれないか?12時頃までOKです。」

私は、出会った時からずっと、三戸先生の人柄に惚れていたんだと思います。
それは、「師」として「漢」として。



三戸浩先生
本日来ていない学友の分も含めて、お礼を言わせてください。
ありがとうございました。

いま、何とかして事業を成し遂げようとする私がここにいること。
これこそが
先生の教育の成果の一つです。

平成28年1月23日 
横浜国立大学三戸ゼミナール 第21代幹事 竹田俊亮

■25期生 木田くん

2011年の秋、109教室。
その先生は、マイクも使わずに勢いよく話し出した。

話がその場で組みあがっていく。
まるで、魚が板前によって、目の前で解体されていくのを見るような、新鮮さ。

私は、受験勉強が嫌いでした。
今思えば浅はかでしたが、
「大学に入れば、学問ができる。」という期待を胸にして、受けた春学期の大学の講義は、
正直まったく面白いと思えませんでした。

そんな失望感を持って迎えた、一年生の秋の、
三戸先生の経営学総論は、とても色鮮やかで、興奮したことをよく覚えています。

後から思えば、その感動は、
話をその場でくみ上げていくことで、考えるプロセスが示され、
社会で起こっている出来事が、経営学の理論に鮮やかに結び付けられ説明されていく
現実を理解していくための武器としての学問の魅力だったのではないかと思います。

三戸先生の話をもっと聴きたいと、三戸ゼミの門を叩き、
最初のゼミ。
早速の自己紹介で三戸ゼミの「洗礼」を受けます。

「自己紹介のコンセプトは何か。それは三つある、
名前を覚えてもらい、関心を持ってもらい、好感を持ってもらうことだ。」
ああ、そうか。
言われてみれば当然かもしれないけれど、
今まで何回も自己紹介をやって、なんのためにやるのか、コンセプトを考えてなかったと、
恥ずかしい思いをしました。


そして、次のゼミ。………事前課題をこなしきれなかった僕たちに、
「責任とは、困難な状況においても準則を守りきることだ」と仰いました。
今でも、困難なことに接するごとに、この言葉を思い起こし身を引き締めて臨みます。

先生は、何度も何度も、ゼミ生を見はなさずに、怒り、叱ってくださいました。
そして、どう振る舞うべきか、どう生きるべきか、
先生の持つ、価値観・美意識をぶつけ、まさに生き方を教えて下さいました。
しかしその一方で、自由とは「責任ある選択」であると掲げ、
ゼミ活動をどうすべきかは、ゼミ生に意思決定をさせていらっしゃいました。

三戸先生は、まさに先生であり、父親のような存在であり、師匠でありました。

二年生の後半、私は交換留学をし、しばらくゼミから離れていました。

留学から帰って参加した夏合宿、その相撲で僕についた四股名は、
「伸び放題」
そうです、カナダで散髪屋に入る勇気が無かった僕は、
8ヶ月間髪を切らないままで、ゼミに参加したのです。

そういうわけで、随分と久しぶりにゼミ室に入ったのですが
その時のゼミ室の感触が、印象深く残っています。

あの、スッと背筋が伸びるような空気感。
張り詰めていて重いけれど、気持ちが湧き立っていく感じ。
中学生の時に入った、道場の空気と似ています。

三戸ゼミとは、三戸先生という師のもと、お互いを切磋琢磨する、
まさに道場のような場だったのではないでしょうか。

そうです、三戸ゼミでは、すばらしい仲間も得ることができました。

何度も何度も、三厨や石嶺さんの家にお邪魔して、
夜通しレジメを書いたり、議論をしたり、くだらない話や遊びをしたり…
本当にかけがえのない時間だったと思います。

なぜ、三戸ゼミ生は「仲間」だといえるのか。

それは、三戸先生のもとでともに学び、
先生の持つ、「かくあるべき」という理想に共感し、
「先生のような分析が少しでもできるようになりたい」という思いを共有している、
いわば「同志」であるからこそ、

三戸先生に叱られて、怒られて、(><)
「でもなんとか先生に認められたい」と、共に努力したからこその、
仲間だったのではないでしょうか。

当たり前かもしれませんが、三戸先生という方がいらっしゃってこその、
仲間なんじゃないのかなと、思います。

そして、先日の最終講義。

先生は、社会科学者としての大学教授の仕事とは、 
社会に対する「見方」を教え、自分はどのように生きていくべきか、生徒自らに問わせることだと仰いました。
この観点からはこう見ることができる、別の観点からはこう見えると、
現実のありかたを多様に解釈させることで、
未来・将来にどう生きるべきかという道の、足掛かりとする。

社会科学者の役割とは何か、これほど明確で力強い規定を、他に聞いたことがありません。

この言葉を聞いて、大学教授になりたいという夢を、より強固なものとすることができました。

先生が長崎にいらっしゃり、長崎県大の学生に対しても、
そのような、社会を見、生きる道を切り開く力としての経営学を教えていくことを、
心から喜びたいと思います。
ぜひ、長崎県大三戸ゼミナールとも、共に学び続けることができれば幸いです。
三戸先生、これからもどうぞ、宜しくお願いいたします。


■26期生 高橋くん

「三戸先生を語る」〜人柄の表れた握手〜

目の前に右手が差し出され、私は頭を垂れ、両手で応えます。
その右手は大きく、暖かく、力強く手を握ってきます。
その握手をするたびに、身の引きしまる思いをします。

そのとても大きく、温かみにあふれた手で、力強く私と握手してくださるのが、
そう三戸先生です。

先生と初めて握手をしたのは、ゼミナール面接のときでした。

先輩に連れられ入った研究室。
その奥に先生は座っていらっしゃいました。
私はそれまで先生の講義には出席していたものの、
真正面から話すという機会はなかったので、
非常に緊張していました。

最初に、出身地やサークル、志望動機など人通り質疑応答を終えた後、
先生は、
「君がさっき記入したエントリーシートには、このゼミが君に提供できるものが
書かれている。」など
多くのことを話してくれました。
自分が地方活性化について興味があると話した後、先生がしてくれた
話の広がりや深さ、自分が漠然と疑問に思っていたことを
明確に言葉に関連付けて論理を展開されていることに、私はいつの間にかくぎ付けになっていました。

小一時間ほど話をし、面接が終わる時間になり、
先生は「よろしく」と右手を私の目の前に差し出されました。
先生は力強く握手をしてくださりました。
そのときです。「このゼミで頑張っていこう」と思えたのは。

その次にした握手で印象に残っているのは、昨年の12月のことです。

私は就職活動のことで大学の学務から個人的に呼び出されていました。
私の個人的な問題にもかかわらず、学務は三戸先生を通じて、
私だけではなく先生にも一緒に来るようにと言ってきました。
私は先生に迷惑とお手間をかけてしまったことに申し訳なさを感じつつ、
また先生から普段のゼミの勉強のときの様に叱られることを覚悟しつつ、
研究室に伺いました。

先生は私を責めることをしませんでした。
ただ、「日本的経営が否定された今、新卒一括採用は間違っている」など社会問題に対して考えをめぐらせていました。
実際に学務に二人で伺ったときも社会に対する疑問提起をなさっており、自分を責めることはありませんでした。

学務からの研究室に帰る際、先生から
「なぜこのようなことが起こったのか、その原因をかんがえてごらん。そうしなければ、また同じことを繰り返すぞ。」という言葉をいただきました。
そして別れ際、先生はいつもと同じように力強く握手をしてくださりました。
私はその時「同じような過ちを繰り返して、先生に迷惑をかけない」と決意したのでした。

先生は、今まで多くの方がたと握手をされてきたのだと思います。
先日の「最終講義」「退職記念パーティー」でもそのような姿が拝見できました。
そしてこれからも長崎の経営者や長崎の学生などなど新たに多くの人々と
握手を交わすのでしょう。
彼らは遠く離れた長崎の地であっても私と同じように
その握手の暖かさと、力強さに驚くことになるのでしょう。

私は今年で大学を卒業し社会人となります。
社会人となって先生と握手する、そのときは今よりも力強く握り返せるように、先生から学んだことを実践していきたいと思います。

最後に改めて先生、有難うございました。
これからもよろしくお願いします。


■26期生 笹井



【senseiwokataru】

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次回勉強会の課題番組、募集!
No:5145 投稿者:木田 世界 (25期) MAIL 投稿日:2016/03/30 Wed 12:55:34

次回勉強会の課題番組、募集!



先日開催された第八回企業番組勉強会では、「理論をもとに番組の感想を書く 」ということをしました。
次回の勉強会も同じように、各参加者が結びつけられそうな理論を考えて感想を述べるという形で行います。
御宿で行われました浩友会の臨時総会でも告知させて頂きましたが、
4月から三戸先生が長崎県大へいらっしゃるということを機に、
ビジネス・企業番組勉強会について、浩友会員がより主体的に関わって行う形としていく必要があります。

そこで、次回開催の第9回勉強会(4月末頃予定)で扱う番組について、
ビジネス・企業番組勉強会参加者から「これを見よう」という番組を募集する形とします。
あくまで、参加者それぞれが結びつけることが目的ですので、
番組選定者から、その番組をどの理論と結びつけるのか、必ずしも事前に説明して頂く必要はありません。

当日の議論の中で、各参加者が他の参加者や番組選定者の感想を聞き、
そういう結びつけ方もできるのかと発見することを狙いとしています。

締切4月10日(日)
※基本的に早い者順で考えていますので、状況によっては早めに募集を終了いたします。

<参考:次々回(第10回)以降の課題番組に関して>

前回勉強会の際に先生から以下のようなご提案を頂いております。

@毎月「今月の企業番組」というコーナーを場たてする。
参加者は、その月に放送されたカンブリアに対し、A〜Cで評価し1行コメントを書く。

A評価の高かった番組を課題番組として、勉強会@国大を開催する。




<第9回勉強会 課題番組 募集欄>
 
※おすすめの番組をこちらにご記入ください。


○木田世界 (25期 4/10 19:46)

カンブリア宮殿 2016年2月11日 放送
「地元にあった奇跡の店SP 第2弾 超地域密着経営で大人気の和洋菓子店 たこ満」 


番組概要

地域密着、高い従業員満足度と顧客満足度、売上を追い求める経営からの転換、
経営者が2代目であることなど、ハローデイ、中央タクシーとの共通点が多いです。

三社で差異・共通点を洗い出せば、非常に面白いと思います。

各自で結び付けられる理論を探してきて使ってみるというコンセプトとは少し違うかもしれませんが、
前回参加者の一人としては、前回うまく使えなかった理論を使って分析にリトライしてみたいです。



<コメント欄>

○日々野15期(21:53 2016/03/30)
木田君、場立ありがとうございます。
もちろん参加したいと思います!が、ひとつお願いがあります。対象となる期間、というか放送回を挙げてもらえませんか。
今回の場合は3月放送分を指しているのでしょうか?明確になっていないかな、ということと、
東京と地方では放送日・放送回が異なっていることがあるかもしれないので。
一つ基準があればOKなので、「関東地区で●月に放送されたのは以下の4つです」みたいな感じでよいかと思います。
お手数かけてしまうけれど、宜しくお願いします。

◯木田 25期(3/31 0:14)

日々野さん、いつもコメントして頂き有り難うございます。
分かりづらいご説明となってしまい申し訳ありません。

次回(第9回)課題番組の提案は、いつ放送されたものからでも構いません。

次回は、今回の「理論と結びつけて見る」ことを引き続き行い、
あえてテーマを設定せずに、事前情報の無い中で
参加者自らがそれぞれ結び付けられる理論を探して感想を考えてくるという形になります。

次々回(第10回以降)については、基本的に先月放送された4つのカンブリアについて、
ゼミ生が評価をしていき、その中で最も評価の高い番組を課題番組とする形になります。

感想を考える際には、評価の1行コメントがテーマ設定(あくまで参考程度かもしれませんが)
になると考えています…!


○日々野15期(17:48 2016/03/31)
木田くん、さっそくありがとうございます。そういうことでしたか、了解しました。
選択肢の多さに逆に悩むパターンかも(^_^;)考えてまた書き込みますね。

◯木田 (25期 4/10 23:55)

期日になりましたので、一端締め切りとさせて頂こうかと思いますが、

日々野さんや他の参加者の方から、もしお薦めの番組がありましたら、
次回または今後の課題番組候補にしたいと思いますので、
この場または勉強会の折に聞かせて頂けますでしょうか。

宜しくお願い致します。


【Biz9】

Pass

「最後のゼミ生」を送り出し、ゼミの終わりを飾る 石嶺佑騎の修行証書文面 Re:平成27年度ラストスピーチ〜感謝〜
No:5144 投稿者:木田(25期) MAIL 投稿日:2016/03/27 Sun 23:29:22

渡邊君に引き続き、石嶺さんのラストスピーチに応えるため、
石嶺さんの修行証書文面を掲載いたします。

         修 業 証 書


   石嶺佑騎 殿


 上の者は、入ゼミ当初は体調管理が至らず、

ゼミ生として十分な活動をしていなかったのが残念だった。

しかし、その後は、先輩としての振る舞いからゼミに欠かせない存在となり、

周りの人間を大いに刮目させた。


 ゼミ室での全体の議論の修整などにとどまらず、常に相手の立場に立って、

言いにくいことも後輩にアドバイスを行い、時には叱った。

しかし、その相手に対する真摯な姿勢から、石嶺を慕わない後輩はいない。

また、口にする話題の多くがゼミ生の話であり、

常にゼミ生のことを気にかけていた点は、石嶺のとても温かな人柄を、よく表している。


 しかし、石嶺自身の考えや理想をもっとゼミに反映しても良かったのではないか。

石嶺、心身の健康に留意せよ。こんなことを言われないようになれ。

お前はいいやつだ。いいやつは元気であってほしいのだ。


ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。



  平成二十八年二月二十一日


             三戸ゼミナール
  

              三戸 浩


◯木田 世界 (25期、 2016年 3月30日深夜投稿)

個人的なこととなってしまいますが、石嶺さんのラストスピーチと石嶺さんへの修業証書を読んで、
改めて石嶺さんという人が先輩で良かったなぁと感じています。

ゼミ生と過ごした思い出を振り返ると、
その「場」となったのは、ゼミ室、御宿に並んで、石嶺さんの家があります。

討論会のために論文を書きに、連日のように集まって所せましとパソコンを開いたり、
ゼミが長引き終電を逃して実家組と、便乗した下宿組のゼミ生が押し寄せたり、
ただダラダラと遊びに行ったり….
ある意味、「ゼミ生の家」となっていたかもしれません。

ふてぶてしくも、もう何度石嶺さんの家にお邪魔したか、把握していません。

ゼミ生たちが石嶺さんの家に集まったのは、
不幸にも(他のゼミ生にとっては、幸運にも?)、
常盤台公園の横という便利な立地にあるということも理由の一つですが、

そこが、「石嶺さん」の家だったから、ということが最大の理由だったのではないでしょうか。

石嶺さんは、後輩たちを見守りつつも、
突っ込んだり、それは違うんじゃないかと叱ったりして、
なんだかんだ言って、「仕方ないなぁ」という感じでいつも温かく後輩たちに接してくれました。
(そんなところが、一部で「ゼミ生の母」と言われている由縁かもしれません…)

まだあとお互い、もう少し大学に居残るところではありますが、
これを機に、三年半の感謝を伝えさせてください。

石嶺さんが、ゼミ生たちの間に「和」を作って下さったおかげで、
ゼミでの三年半は様々な心残りを残しつつ「良かった」と思えるものになりました。

今まで、ありがとうございました。
今後とも、ともに学んでいければ幸いです。


【Sotsugyou】

Pass

ゼミの終わりを飾り、「最後のゼミ生」を送り出す 渡邊君の修業証書文面 Re:平成27年度ラストスピーチ〜自らがゼミを通して得たことは何か。〜
No:5143 投稿者:木田(25期) MAIL 投稿日:2016/03/27 Sun 22:49:21

気が付けばもう新学期を迎えようとしている時期ですが、
立て続けの最終年度企画もあり、

ラストスピーチのできなかった卒業生たちが、
掲示板でラストスピーチをしています。


彼らのラストスピーチに応え、修了を祝うとともに、
横浜国大三戸ゼミの「最後のゼミ生」がどのようなゼミ生であったのかを示し、

ゼミの締めくくりとするために、
今期の卒業生たちの卒業証書の文面を掲載いたします。

         修 業 証 書


   渡邊 諒太 殿


 上の者は、二年連続でゼミ幹事の重責を担い、その役割を果たそうと努めた。

議論が停滞した時には必ず渡邊から切り出し、刮目でも率先して発言するなど、

ゼミ幹として皆を動かそうという意識を常に持っていた。

それは企画を盛り上げることも例外でなく、合宿でのブリッジなど、

渡邊のおかげでゼミのエピソードが豊かになった例は事欠かない。


 また、成長に対して強い意欲を持ち、勉強には誰よりも楽しんで取り組んでいた。

時に力が及ばずとも、常に前向きに取り組み続けたその姿勢は特筆に値しよう。



 しかし、周りの目を気にし過ぎたり、思いが先に立ち過ぎるなどにより、

しばしば視野が狭くなってしまっていた点は、まことに残念ではあった。

渡邊、「肚」をつくることを課題とせよ(難しいぞ)。

君の姿勢・積極性はそうしてこそ活き、確固たる信頼できるやつになれるぞ。


ここに三戸ゼミナール全課程を修了したことを証す。



  平成二十八年二月二十一日


     三戸ゼミナール

            三戸 浩


◯木田世界 (25期 3/29 22:20)

以上、卒業生たちを迎える浩友会員の一人として、
そして、彼らを送り出す三戸ゼミの(現役)院生として、
ゼミの終わりを飾る意味も込めて、修行証書を掲載させて頂きました。

以下は個人的に渡邊君のラストスピーチを読んで思ったことになります。

幹事として円滑に進行する役割を充分果たせなかったということについて、
僕も司会や幹事という役割をあまりうまくこなせていないのですが(だからこそ)、
どうすれば役割を果たせるのだろうかとたびたび思います。

最近思うのは、「とりあえずの答え」を持つということです。

幹事や司会は、場をどのように作るのか意思決定をすることになります。
そこでは、正直自信を持って判断することができないのですが、
今持っている情報で、この時間で考えられる選択肢の中でこれが一番良いんじゃないか、
というのがあれば、自信が無くても「こうしましょう」とはっきりと提案すれば良いと思います。
(それがドラッカーの言うところの、限界ある知性しかない人間の負う「自由=責任ある選択」かと。)

その場をどう作っていくか、答えは一つだけではなく、「正解」は求めようがないですし、
正直、もしその判断が大きく間違っているなら、誰かがそれを指摘してくれるだろうという開き直りもあります。

自分の周りを見ても、20代でそんなに強く自信を持って判断できる人はなかなかいないし、
それはそれである意味当たり前のことかと思うので、
まずは何かを選択し、自ら試行錯誤したり、他の人の人の意見を聞く中でより良いものにしていこう、
という「意気込み」を自信の代用にする、というのも一つのやり方ではないでしょうか。


○渡邊諒太(26期, 2016/4/5, 12:00)
木田さん、有難うございます。
また、お返事が遅くなってしまいすみませんでした。

「とりあえずの答え」を持つこと、なるほどと思いました。
自分が何かを決める時にいつも、「これで合ってるかな」というような思いに囚われていました。
また、自分がどうしたらいいかわからない時に、考えが詰まってしまうことも度々ありました。

それでも幹事として、場を作るものとしての振る舞いが求められる時に
ひとまず「とりあえずの答え」を持ち、誤っていれば指摘を頂きながら改めていく。
そのような考え方に自分を変えていこうと思いました。

いまだ、自分は「正解」を求める姿勢から離れられていないように思います。
試行錯誤し、人の意見を聞いて磨きをかけていく「意気込み」をもって、
これから頑張っていこうと思います!

【Sotusgyou】

Pass

Re:横浜国立大学三戸ゼミナールの終了に言葉を贈ろう Ver.2
No:5142 投稿者:杉山@3期 投稿日:2016/03/25 Fri 12:56:27

横浜国立大学は私の母校である。

でもそれは「三戸ゼミナール」がそこに在るという前提付きであった。

横浜国立大学三戸ゼミナールが最終年度を迎え、先生が長崎に移られ、
後に木田くんなどの三戸ゼミ生がいなくなったものを母校と呼べるだろうか?

大学にはゼミ以外にも部活やサークルもあり、「ゼミ」だけでは当然ない。
でもどうしても私には「ゼミ」以外に思いをはせる場がない。


「共に学び、共に生きる」


パーティーのスピーチで自分で言った「これは中締め」に過ぎないと。

と考えてきたが・・・



「横浜国立大学」がなければ、「三戸ゼミナール」がなければ
私は先生やみんなに会うことができなったという事実が現前とある。

感謝を「横浜国立大学」に、感謝を「横浜国立大学三戸ゼミナール」に
「しなければならない」し、やはり「したい」と思う。

今後の多くの若者が「大学」で「ゼミ」で学んでほしい。

かつて私がそうさせてもらったように・・


終わりのないものなど世の中に存在しない。
でも終わりを惜しみ、感謝し、生きている限り忘れないことも大切ではないだろうか?

「横浜国立大学、三戸ゼミナール」は終了しました。

でも、縁は一度切れたけど、新たに結びなおすことができた。

その文脈で考えれば、僕にとって「浩友会」は「三戸ゼミナール」そのものである。

「横浜国立大学、三戸ゼミナール」を成立させてきた、
先生、ゼミ生、その他すべて人、ものにこの場をお借りして感謝いたします。

ありがとうございました。

PS

上記は一度書いてあったのですが、掲載に踏み切れないでいたものでした。
竹田さんの見事な「贈る言葉」によって、アップする勇気が持てました。
ありがとうございました。 

蛇足・・

剣道(最近はまっている)の話で申し訳ないが、剣道では稽古が始まる前と
終わった後に「道場」に「礼」をします。今回はそれに近い感覚です。

【seminar2】

Pass

平成27年度ラストスピーチ〜感謝〜
No:5141 投稿者:石嶺 佑騎(24期) 投稿日:2016/03/24 Thu 12:33:49

現在現役5年目の、24期石嶺佑騎でございます。
まだまだ未熟な私ですが!!、三戸ゼミ修業に際して自分が伝えるべきことできる限り考え、
このラストスピーチに詰め込みました。
それでは二番槍、いかせて頂きます!

――――――――――――――――

部活やサークルに入っていない、何も持っていない自分が何かを得られたら。
そんな思いを胸に、私は三戸ゼミの門を叩いたことが私の本当の大学生活の
始まりだったと思います。

初めて三戸先生にお会いしたのは面接のときのいこと、
「君のエントリーシートのどこが良くないか自分で分かるかね?」
そう言われた時のことは未だに忘れられません。
あのときの面接が先生と三戸ゼミとの最初の出会いで、それから本の交換会やスピーチ大会、
夏合宿に討論会と、沢山の「三戸ゼミ」を経験しました。
未熟者の私は、沢山失敗して、悔しかったり悲しかったり情けなかったり恥ずかしかったり、
そんなことばっかりでした。それで先生は「私もたまにそういうミスをすることがある、だから忙しい
時ほど気をつけるようにするんだ。」、「ここで君が感じたことをちゃんと掲示板に書くんだ、
そうじゃなければ学べないぞ!」そう言って時に厳しく、時に優しく私たちを励ましてくれました。

そんな先生のご指導の下、あれよあれよ時は経ち、2年生、3年生、4年生→5年生→6年生と、気づけば
4年以上もの歳月が経ち、そして横国三戸ゼミは最終年度を迎えました。
改めて振り返れば長い年月だと思うのですが、それでもあっという間だったなという気持ち
の方が大きいです。
もっと学べることがあったなぁと思います。DVDの見方、「何のために」という
姿勢、人に「伝える」ための力、「分かる」とは何か、「学ぶ」とは何か。
正義論に、ドラッカーの自由論、広井や水野の資本主義論。
沢山の企画や勉強をしてきて、先生から沢山のお話を聞けて、ゼミに4年間以上も居続けて。
それでも私は、先生の教えのほんの一部しか学べていないと思います。
あの時もっと真剣に、あの時体調を崩してなければ、ゼミの記憶を振り返れば、
そんな悔いが(沢山)あります。
でも少しは、はじめて三戸ゼミの門を叩いたあの日の自分に、「得られるものが沢山
あったよ!今のうちに伝えたいことが沢山あるから少し話そうじゃないか」なんて言
いたいくらいには、私は成長できたと思います。

勿論学びだけではなく、かけがえのない人と出会うことができました。
切なくなるほどに私たちに期待し、厳しさと優しさを持って指導してくれる先生。
いつも私たち現役生のことを気にかけ、親身に手助けし、時にはしっかりと叱ってくれる師範代。
年を気にすることなく自分たちの意見を伝えてくれ、そして私を頼ってくれる後輩。
心も身体も弱い私はどうにもコーナイ炎にかかりがちだったのですが、
戻った時に優しく迎えてくれる先生がいて、「石嶺さんどうしたんですか!?元気ですか!!」と
部屋まで訪れてくれる仲間たちがいました。
修業式の際「いい奴」だと言われるようなれたのは、それはそんな皆の優しさに触れられていたからだと
思います。

4年以上も居続けて、それでもこのゼミを修了するのはとても寂しいです。
沢山のことを教えて頂いたのに、私はまだほんの一部しか自分のものにできていません。
こんなに世の中のことに対して熱く、そして頭をフルに使って語り合える場も三戸ゼミしか知りません。
・・・そんな三戸ゼミを、修業します。

朝までぶっ通しで討論会の準備をしました。
こんな細い私でも相撲で勝つことができました。
はじめて人の、しかもOBや先生の背中をも乗りました。
先生から「学び」の姿勢について強くお叱りを受けました。
はじめて「コンセプト」について教えていただきました。

とても濃厚で忘れられないことばかりで、、、ひとつひとつが今の私を象っています。
私は三戸ゼミに入ってほんっっっとうに良かった。
これからはその先生から頂いた種を、しっかりと自分の手で育んでいきたいと思います!!
三戸先生、OBの皆さん、現役で共に学んだ皆、本当に有難うございます。
これからもどうか、よろしくお願いします。

平成28年3月24日
三戸ゼミナール24期生 石嶺佑騎

【Last-Speach-IY】

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平成27年度ラストスピーチ〜自らがゼミを通して得たことは何か。〜
No:5140 投稿者:渡邊諒太(26期) 投稿日:2016/03/24 Thu 11:11:36

今年度ラストスピーチを行いませんでしたが、やらないということが心残りでした。
そこで先生より、ラストスピーチの原稿を書き、掲示板に上げることを提案していただきました。
折角頂いた機会なので、三戸ゼミナール掲示板にて、ラストスピーチをさせてください。

ーーーーーーーーーーー
「大学に、何しに来たのだろうか。」

高校まではそつなくこなしていた勉強。
正直いい点が取れれば人に自慢できるし、
そのことが勉強の楽しさだとすら思っていたと思う。

大学に入ってから点が取れなくなった。
とたんに勉強はつまらなくなった。サボれるだけサボった。
学んでみたくて入った経営学部なのに。
単位を何とか稼ぐことが授業の目的になりかけた。

何で勉強への熱意がほとんど薄れていた自分が三戸ゼミに入ったのか。
単位を取るためなら、時間が短いゼミに行けばいいのに。
たぶん単位をこなすだけの自分と、その無気力感に嫌気がさしていたのだと思う。
それと、卒業したときに自分が何もできない人間のままであることが怖かった。


これから、ゼミでの勉強と、役割について語りたい。
まず、つまらないと感じてしまっていた勉強について。

二年生。ゼミに入って、テキストにかじりついて勉強することになった。
使ったテキストは三戸公『ドラッカー』。
何とかついていこうとしたものの、その時の内心はとてもしんどかった。
十分ノれていない中、読んでもわからないテキスト。
試行錯誤しながら着実に理解を進める先輩方。
何か言おうとばかりに気をとられ、テキストの理解に立っていなかった自分。
合同ゼミを終えた時点でも、自分は「ドラッカーを学んだ」という意識に乏しかった。
時々、あの時の論文を読み返しそのとき理解できなかったことを考え直している。
特に、「地位」と「機能」の議論をはじめ、社会の純粋理論について。
何度も読み返して、補っていきたいと思う。

三年生。経済用語のオンパレード。頭はクエスチョン。
水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』を扱った。
何度、Wikipediaにお世話になったか知れない。今まで生きてきて一番使ったのではないだろうか。
この年は資本主義とはどのようなものかを先生のお話を受けながら、学んでいった。
この時の自分はまだ、何か言おうとすることに囚われることのほうが多かった。
でも、今までよりも少し楽しくなっていた。
どうやれば理解できるのか、おぼろげながらが見えてくるようになったからだろうか。

記憶に残っているのは、資本主義のシステムとイデオロギーの議論。
先生が「資本主義は主義(-ism)である以上、イデオロギーである。」とおっしゃったことに
なるほどと思い、自分の担当する章に考察を加えていった。
惜しむらくは、私の役割が概要を作ることだった点だ。
自分の役割は何か、他の人とどのように合わせていくかを全然考えられていなかった。
今も決してできるようになったわけではないが、課題であることは認識するようになった。

四年生。扱ったテキストは広井良典『ポスト資本主義』。
自分たちで勉強しようという意欲が今までより強かった。
毎年行っていた夏合宿を今年度はやらなかったことが心残りだったのかもしれない。
ただ、テキストの理解が夏休み以降、全然進んでいかなかったことが悔やまれる。
まだ、自分たちが理解したテキストをどのように扱っていけばよいかがわかっていなかった。
ほかの文献にあたって議論の枠組みを整理、考察する時期はもう少し早くてよかった。

また、三井ゼミからのお誘いで最終年度も合同ゼミを行うことになった。
時間的に制約が大きかったことや、人数が少なさのため、論文の執筆は今まで以上にハードに感じた。
ただ、それだけではなくなっていた。
あるとき中村さんとの会話で、「論文の執筆は、楽しいかい?」と聞かれた。
今までだったら、「うーん、そこそこ…ですかね」といってお茶を濁していたような気がする。
「楽しい」と言えるようになっていた。
その分自分たちが書いている論文の内容がよく通って見えた。
相手の質問に対してどうこたえるのか。その答え方でよいのかを考えることができた。

合同ゼミで一番ショックだったこと、それは
三井先生からの「ポスト資本主義は来ると思いますか?」という質問、
自分たちの直接の問題意識に対して、実は答えを持ち合わせていなかったこと。
答えられなかったあの沈黙の時間を、忘れることはないだろう。
悔しかった。

今のままでは地球が持たないことは明白なのに、実際にどのようにしていけばよいのかが見えていない。
この時悔しさを感じたと同時に、社会人になっても折々で問い直していくべき課題となった。

このゼミで得たこととして、勉強の内容や考え方も大きい。
しかし何より「勉強、そのものが楽しいじゃないか」と思えるようになったことが
自分にとって、得られたものとしてはは一番大きいと感じている。


次に、ゼミでの役割はどうだっただろうか。

幹事としての役割について振り返ってみると、その役割は十分に果たせなかったと言わざるを得ない。
ゼミ生をまとめ、先生や中村さんとのコミュニケーションを円滑に図るという点では
そのように機能しなかったことが決して少なくない。
途中で急速に自信を失い、佐藤にしばらくゼミの運営を投げてしまったことすらあった。
円滑にゼミを運営するために、ゼミ生の意見をまとめることも十分にできなかった。
私が幹事を引き受けた二年間、ゼミが回っていったのは自身の行動によるものではなく、周りのヘルプがあってこそだった。

なぜ、そのようになってしまったのか、そしてそう感じるのか。

私は、責任を取ることが怖かった。残念ながら今も脱していないと思う。
自分が決めて、その責任を自分でとるということができていない。
最近になってやっと、自分自身の当事者意識が低いことを自覚し始めている。
再三先生からお叱りをいただいて、「他人事」になってしまっているということの意味を
つかみかけている気がする。表に出すことはなくとも、自分の大きな課題となっている。

スケジュールの時間設定や、進行などはなれの側面が大きかった。
三年の時はしどろもどろになることのほうが多かったが。四年の時はずいぶん減ったように思う。
ただ、次の動きを的確に指示して、ゼミの円滑な進行ができていたかというとそうではなかった。
次の動きを予測しながら、今をどうやって進めていこうかという発想を最後まで持てなかったのが心残りだ。

幹事として十分に果たせなかったこと、これは後々社会人としての課題にもつながるだろう。
改めて、自分が何ができて、何ができなかったかを問い直そうと思う。


「大学に、何しに来たのか」

それは学ぶためであり、その学びを楽しむためであり、
これから社会に出るにあたり、自分の課題は何かを考えることだろう。
この答えはおそらく、三戸ゼミに入って初めて分かるものだった。


この度ゼミを修了するにあたって、ずいぶんたくさんの、沢山の課題を残してきてしまった。
正直、思い起こせば「できなかった、やれなかった」というものがたくさんある。
やりっぱなしになってしまったものも少なくない。

「後悔を残すな、悔いを残せ。」この言葉の難しさを今になって痛感する。
後悔が、少なくない。
大切にし切れなかったことがふと思い起こされてしまう。


御宿合宿での修了式の後、いただいた修了証書を見て、
毎週夜中まで家に帰らず、ゼミ室で仲間たちと勉強していたことが
修了証書という形になったことを両親に見せようと思っていた。
だが、終わって帰りの電車でふと、
「まだ見せられない。まだ、この証書が”本物”になっていない」と感じた。

現役としてはいくつも後悔を抱えてしまった。そのこともあり自信があるわけではない。
それでも、これから少しでも自分と、他者を大切にできる人間となりたい。
頂いた証書が本物になるように、ちゃんと「修了」できるように。
これからの決意を込め、このスピーチを締めたいと思う。

三戸先生、OBの皆さま、そして一緒に学んだ皆さん。
これからも、どうかよろしくお願いします。


平成28年 3月24日
三戸ゼミナール26期生 渡邊諒太


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渡邊さん

杉山@三期です。(2016/3/25)

最後のゼミ幹、本当に御苦労さまでした。

「終わりよければすべてよし」という言葉があるとおり、

「最後」は「最初」や「中興」と同じように語り継がれると思います。

最終合宿の帰り、東京駅まで私は最初のゼミ幹「古郡さん」と
最後の幹事「渡邊さん」とご一緒することができました。

(もう一人は僕の頼れる後輩、福富でした。
 たまに落ちていましたが本当に楽しい時間でしたね。)

勉強会への参加姿勢、発言、行動に「学びたい」という意思と「責任感」
を感じていました。

今後は自他ともに認める「頼もしい」人物にぜひなってください。


>「資本主義は主義(-ism)である以上、イデオロギーである。」

上記については、今度また勉強会の場などの是非解説をお願いします。

楽しみにしております。


○渡邊諒太(26期, 2016/4/6, 11:33)
杉山さん、有難うございます。
新生活に向けバタバタとしてしまい、お返事が遅くなってすみません。

「最後」としては僕は不足だったように思ってしまっており、恐縮です。
ゼミ幹としてやってきたことを今後、学びとして活かし、
姿勢や意識を本物にしていきたいと思っています。

最終合宿の帰りではちょっとドギマギしてはいましたが、
僕も楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございます。

資本主義についての先生のお話は、分かった(と思われる)中で
またお話が出来ればと思います。

まだまだ「頼もしい」と思われるには程遠くありますが、
今後、ご期待に添えるように頑張ります!

【Last-Speech-wr】

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第八回ビジネス・企業番組勉強会報告
No:5139 投稿者:木田(25期) MAIL 投稿日:2016/03/20 Sun 22:40:59

ビジネス・企業番組勉強報告



目次
T.基本情報
U.先生のお話
V.議論
コメント欄


T.基本情報


日時:3月20日(日) 13:20〜18:00
場所:横浜国立大学経営学部1号館501号室
〇当日参加者(敬称略)
外部:梶尾(YBS)、藤田(横浜国大・学部三年)
OB:大内(2期,Skype),杉山(3期),日々野(15期),中村(20期),木田(25期)
現役生:渡邊(26期)

〇掲示板上での参加者(敬称略)
事前:今村(20期)、日々野(15期)
事後:

※報告担当:渡邊

◯進行


13:20〜13:40 先生のお話し
13:40〜18:00 議論
1つの論点ごとに30分〜1時間ほど議論し、一段落付けたところで先生からまとめて頂きました。
18:45〜20:20 食事 



U.先生のお話し(今日のフレームワーク)


1.適用可能な理論は何か〜自分の経験ではなく他人の視点から物事を視る〜

(1)人的資源管理論
 @ハーズバーグ「衛生要因―動機づけ要因」
 Aマズロー「欲求5段階説」
  おばちゃんたち→自己実現の段階にあるのだろう。
  パートには「安定」性がないのに、何故?
 Bマクレガ―「X-Y理論」
(2)C.I.バーナード
 共通目的―個人目的(動機)
  cf.誘因―貢献
    伝達 cf権威の理論
    動機の変更(説得)
 複合組織―単位組織
   店舗(複合組織)…ハロリンピック
   各店舗(単位組織)…ディスプレイ、商品開発
 有効性と能率
  有効性…目的達成…売上、賃金
  能率…同期満足、メンバー獲得、働く・職場の楽しさ
  
(3)ドラッカー「事業規定」
(4)戦略論  顧客の創造、M&I
(5)地域、ステークホルダー 
  「下関で創業、北九州で展開」
   …給与が下がり、家計は楽ではなかろう。
   パートが増えるだろう。市場的に見るのではなく、あえてここでやる。
   従業員も、客も地域の人である。
   一見するとES→CSのように見えるが…
   E&C(=地域の人)を満足させているのではないのか。
商店が狙いとするもの
  @商品を売る
  A買い物に来る
  B店に来る…この三つをハローデイは行っている。
 (コンビニは「便利」でこのようにしている、
  総合スーパーも「地域」の視点で戦略を立てていいのに…。)
 店舗展開はこれを試すための場ではないか。


2.今後の課題
(1)ここで使えない理論は何か?なぜか?
  …使えない理由がわかれば、使える理由もわかる。
  (たとえば、F.W.テイラーの「科学的管理法」はどうか。)

(2)中央タクシーとハンズマンとの比較

(3)着目した言動・活動から適用可能な理論へ
 場面ごとに、意識的に行っていくこと。
 見直すことで新たに発見がある。

3.今後の勉強会の方向性
○カンブリア、ガイア、WBSなど、それぞれの番組の見方を学ぶ。
 →しばらくはカンブリア宮殿を中心とする。

○この番組(企業・経営者)のどこがすごいか?着目すべき点は?
 ・非正規従業員の活用(動機づけ)
 ・新規ビジネス・商品
 等々…見るべき点を明確にする。

○毎週1回(月4回)あるので、それらの番組の中で毎月ABCなど評価を加えていく。
 高い順番からひと月遅れほどで見てみる。
 何をやっているのかを明確にすることで初めて続く企画になるはずである。、

V.議論



1.楽しく働くにはどのようにしたらよいのか(ハーズバーグの「動機づけ―衛生理論)
ハローデイは動機づけ要因と衛生要因をともに満たしている企業ではないか。
パートが陳列することによりお客目線に立つことが出来、
それが目標となり達成することでやる気となるのではないか。
一方でハロリンピックなど、自分のやりたいことを満足させてくれる機会を作り、
給与面などのバックアップを行うことで衛生要因を満たしているのではないだろうか。


《論点》
(1)給与面では、他社と変わらないのではないか。果たして、給与とシステムどちらが今回は重要なのか。

お客様を楽しませるという目標を達成できたり、
皆で楽しく働けるほうが、給料よりもモチベーションには重要だろう。

(2)動機付け要因、衛生要因の相互作用は何か。
文献などを踏まえて、今後分析を深めていきたい。

(3)衛生要因について給与、システムが挙がったが、社長自身も衛生要因ではないか。
また、ハローデイは一見「動機付け」のみに着目しているように見えるが、
「衛生要因」もちゃんと踏まえているということだろうか。

2.バーナードの理論による分析

・バーナードの組織論の観点から考えました。
・ハローデイの事業規定は従業員が楽しく働ける会社であること
・従業員の”楽しさ”=「お客さんに喜んでもらえること」が自分自身の感動であり、楽しみである。
・ハローデイを複合公式組織と捉え、社内のチームや売り場といった最小単位の”協働”における
共通目的は「お客さんに喜んでもらえること」
・その協働におけるメンバーの貢献意欲たる個人目的が「お客さんに喜んでもらえること」であり、
個人目的と組織目的が一致している。
・現場の協働における個人目的及び組織目的、更に複合公式組織の共通目的が「お客さんに喜んでもらえること」で
すべて一貫していることから、組織としての機能性を高めていると考えられる。
・言い換えると「お客さんに喜んでもらえること」という共通目的の有効性と、
「従業員満足」という能率が不可分であることから相乗効果を生んでいる。
・一方、加治社長はモチベーションの低い店長は切り捨てるべき、と考えており、従業員の個人目的についても
ベクトルを合わせることを求めている。
・これは雨漏りするような社屋の本社規模であるうちは可能かもしれないが、組織規模が大きくなるにつれ
個人目的のコントロールは困難となる。その意味で、東京進出や規模拡大を考えていない、という戦略は
理にかなっていると考えられる。
(掲示板No.5132より)


《補足》
C.I.バーナードの「組織成立の三要件」 

○共通目的…メンバー全体が共有している目的
 ・有効性…共通目的を効率よく達成するための要因
 ・能率…目的達成の他に、メンバーへ影響を与える要因
 
 「組織目的」…社内の部門
 「複合公式組織」…会社(ハローデイ)そのもの

○貢献意欲…共通目的を達成しようとする意欲を持っていること
 今回は「個人目的」と同じ意味として使われているだろう。

○伝達(communication)…貢献意欲を引き出すための要因

《論点》
(1)事業規模拡大によって共通目的の達成はできなくなるのか。それ故に、社長は拡大をしないのか。

(2)果たして、個人目的と共通目的は一致させ続けることはできるのだろうか。

(3)そもそも、組織は拡大させなければ存続できないのか(Ex.京の茶屋、決まった顧客を相手にし拡大を前提としていない。)。
 「拡大」「発展」「存続」は、それぞれ企業の目的になりうるか。

3.企業における働き方〜所属型と契約型〜

《論点》

4.「動機づけ―衛生理論」と社員―パートの関係性

《論点》

5.VRIO分析によるハローデイの強さ

《論点》

6.従業員の地位と機能(ドラッカー社会論による分析)

《論点》

7.責任ある選択(ドラッカー自由論による分析)

《論点》


<コメント・課題書込欄>



今回の勉強会を踏まえ(ご欠席の方は、報告・議事録を踏まえ)もう一度番組を見て感想を書きましょう。
今回の理論と結びつけた感想をブラッシュアップして頂いても、それとは別の新たな感想でも構いません。


○日々野15期
三戸先生、本日の勉強会ありがとうございました。
ご準備・運営してくださった杉山さん、中村君、木田君、渡邊君ありがとうございました。

1.今回の課題「理論を使うこと」の意味
・今回の番組を、どの理論を使って説明できるのか。あるいは、説明できない理論があればそれはなぜか。という問いである。
・理論は、これを知らなくとも、無意識的(又は経験的に)に使われることも多い。しかし、分かっていれば意識的に使うことができる。
・今回の番組は「非正規従業員をいかに動機づけるか」が隠れたテーマ。
 マネジメント理論を用いて分析することで、経営者・マネージャーとしてどう行動すべきかを考えることができる。
・なお、基本となる理論はネットで調べれば十分に知ることができるはずである。

2.どのような話があったか
・ハローデイは、まず従業員満足ESを高め→顧客満足CSを高めた例と捉えがちであるが、
 そうではなく、E&CS(従業員であり且つ顧客満足)を高める取り組みと見るべきである。
・なぜなら、パート従業員も「地域住民」であり、顧客と変わらないステークホルダーである。
 こう見ることで、企業と従業員の関係は、単なる雇用関係を超えて、コミュニケーションが重要であると気付くことができる。
・ハロリンピックなど従業員の楽しさを増進する制度があるが、制度を生かすためにもコミュニケーションが大事である。
 社長の加治は、それを実践しているところに特筆すべき点がある。

3.先生のスペシャルアドバイス
【まずは「注目点」をあげよ。分析をするのはその次である。】
→つい自分の知っている理論や枠組みに当てはめて番組を見ようとする。(分析や結論ありきで、当てはまりそうな点を探しがち。)
 そうではなく、着目した点をまずはしっかりと意識する。分析するのはその後。

4.番組を再視聴して
・改めて見ると、社長がコミュニケーションをいかに重視しているかに気付くことができる。
・一方、従業員重視の取り組みが、いかに(企業外の)顧客満足を高め、業績に繋がっているか、スッキリしないところがある。
 パートさん(経営の素人)による新商品や新陳列法の開発が常に当たるとも考えづらい。
 「従業員が楽しく働けること」と、企業の維持・存続をどのように両立しているのか、まだ秘密があるように思える。


○今村(20期、2016/3/22)
三戸先生、皆様、勉強会を開催いただきましてありがとうございます。
日々野さん、早速のご報告をいただきありがとうございました。
板ゼミにて参加をいたします。

>【まずは「注目点」をあげよ。分析をするのはその次である。】
>→つい自分の知っている理論や枠組みに当てはめて番組を見ようとする。(分析や結論ありきで、
>当てはまりそうな点を探しがち。)

まさにご指摘の通りで、理論ありきで当てはめるような考え方をしていました。
しかし、それでは実際に自分の身として起こっている事象について考える場合に、
現実的な意思決定・問題解決策として応用できません(理屈を積み上げるだけになってしまう)。
先ずは対象に対して注目点を発見し、問いを立ててからその分析手法として理論・枠組みを
当てはめるように考えられるようにしたいです。

>・なぜなら、パート従業員も「地域住民」であり、顧客と変わらないステークホルダーである。
>こう見ることで、企業と従業員の関係は、単なる雇用関係を超えて、コミュニケーションが重要であると
>気付くことができる。
⇒この点、少し理解が追い付いていない為、補足をいただけますとありがたいです。

バーナードの共通目的、貢献意欲について触れていながら、コミュニケーションについて
言及していなかったことが恥ずかしいです。このあたり、理論として十分に理解しきれていないところですので、
もう一度バーナードを読み直したいと思いました。

>・今回の番組は「非正規従業員をいかに動機づけるか」が隠れたテーマ。

平成20年度の三戸ゼミ論文では三戸公『現代の学としての経営学』(講談社学術文庫)
第五章「組織の境界について」の検討でした。
論文の結論として、
「組織の境界問題」と「組織のウチ・ソト問題」は別問題であるとし、両者の関係性は詰められないものの、
組織論的アプローチから、バーナードの組織論によって組織の境界基準を捉えることができる、
公式組織、協働体系の概念では境界は無いが、複合公式組織において境界を引きうる、という結論でした。
議論の際、典型的なウチ・ソト問題として、非正規従業員が企業のソトとして差別的な扱いをされている、
という問題提起が挙がっていましたが、このハローデイの事例では当てはまらないなと感じました。
ただ、パート従業員を地域住民とみなし、顧客と変わらないステークホルダーとしての関係性を意識している、
とすれば、ある意味「ソト」として捉えているようにも考えられると思います。

観方によって「ウチ」とも「ソト」とも考えることができ、どのように対象を切り取るか、
を意識して今後も番組視聴をしていきたいです。

個人的にバーナードに固執をしすぎましたが、他の理論・枠組みからのアプローチも是非お聞きしたいです。


○日々野15期(3/25 1:25)
今村君、レスありがとう。返信が遅くなりごめんです。
まずは、読み手を意識することなく乱雑に感想を書いてしまったなあと反省しました。申し訳ない。。。
問いかけをもらって、改めて、僕自身問い直していると、これは勉強させてもらっているなあ!と気づきました。いや〜有難い!

以下に補足を試みます。が、私自身の理解が十分とは言えないので、皆さんどうかヘルプを!

@まず、ドラッカーの「事業規定」と「顧客」の考え方で、ハローデイを考えてみます。
ハローデイの事業規定は「授業員(パート含む)によろこんでもらうこと」である、と僕も当初はそう考えました。
そうすると、顧客は「従業員」となりますが、それだとスーパーの買物客はどう位置づけることができるのか、疑問が残ります。

ハローデイは従業員を大切にしていますが、では、買い物客の満足を考えていないかというと決してそうではない。
商品の希望があれば必ず入荷したり、買い物客の休憩スペースを設けたりしており、そこが地域住民の憩いの場となっている。
すなわち、スーパーの買物客もハローデイの「顧客」である。そこで改めて「事業規定」「顧客」を考えてみると、
事業規定 ― その地域の住民(従業員・買物客の両方を含む)に喜んでもらうこと(=E&C Satisfaction)
顧  客 ― その地域の住民
と捉えることができる。

また、このように捉えることで、ハローデイが本州進出のような拡大路線を採っていないことも説明できる。
従業員によろこんでもらうことが事業規定なら、店舗を増やしより多くの従業員を雇うことが、事業規定に沿うことになるが、ハローデイはそうはしていないからである。

A以上が、ドラッカーの「事業規定」「顧客」の観点から捉えたハローデイである。では次に、「組織のウチ・ソト」で考えるとどうか。

僕も「典型的なウチ・ソト問題として、非正規従業員が企業のソトとして差別的な扱いをされている、」のに対して「ハローデイの事例では当てはまらない」の意見に賛成です。
ですが、それでは、スーパーの買物客はハローデイにとって「ソト」なのかというと、それも違うようにも思える。じゃあ「ウチ」かというとそれも疑問が残る。
どうにも、ハローデイにおける従業員と買物客の関係は「ウチかソトか」で捉えることが困難なように感じました。
これは答えになっていないかもしれませんが・・、どうでしょうか。

(追伸)ところで、この文を書いていて浮かんできた問いがあるので追記させて頂きます。
ハローデイの顧客を「地域の人々」と捉えるならば、地域の人々は従業員と買物客、だけではない。
商品の仕入れ先(地元の農家さんや、食品メーカー等)も、地域の人々である場合があり、重要なステイクホルダーといえる。
番組中では語られないが、ハローデイは、これらの仕入れ先とはどのような付き合いをしているのだろうか。知りたいと思いました。

ひとまず以上で。


【biz8】

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Re:横浜国立大学三戸ゼミナールの終了に言葉を贈ろう Ver.2
No:5137 投稿者:竹田俊亮(21期) 投稿日:2016/03/19 Sat 14:25:55

遅ればせながら、三戸ゼミナール終了に言葉を贈ります。

(木田さん、明日の勉強会ですが、昼から人と会わねばならず、残念ながら参加できません。
また、今後ともよろしくお願いします。)

〇「これからの時代を創る三戸ゼミ生」(21期 竹田俊亮 3/19 14:14)
三戸浩先生が創り上げた横浜国立大学三戸ゼミナールは1期生から27期生のゼミ生を世に送り出しました。
ゼミ生の年齢で言うと、上は48歳から下は22歳でしょうか。
平均寿命が80歳を超えている今、日本を支える役者が大きく揃ったのではないでしょうか。

「三戸ゼミが終了する」ということは「三戸ゼミ生が全員世の中へ出て、社会をつくる一員として活躍している」
ということ、「第2ステージ」に入ったことと同義であります。

これからの5年、10年、30年。
いま私たちの思想・行動の一つ一つの積み重ねが、時代を支え、動かしていることを考えると、
これからがまさに三戸ゼミ集大成になるべき時が来たと言っても過言ではないでしょう。

三戸先生の教育を受けた我々は、先生の言葉から学び、人生の糧にして、社会へ貢献するとともに、
また次世代へと紡いでいく存在でもあると思います。
皆さま、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。


【seminar2】

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ようこそ
No:5136 投稿者:木田世界 (25期) MAIL 投稿日:2016/03/18 Fri 12:58:26

藤田さん、はじめまして。

三戸ゼミのビジネス・企業番組勉強会幹事を務めています、
横浜国大の修士一年の木田世界です。

三戸先生からもお話を聞いております、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

次回勉強会は、すでにご覧になっているようですが、No.5132に案内があります。
20日の10時半(事前視聴会参加の場合)もしくは13時〜(テレビ東京ビジネスオンデマンドで視聴する場合)
参加して頂ければと思います。

勉強会の流れは、
(1)勉強会当日までにあらかじめ、
 @参加者が指定されたガイア・カンブリアなどの番組を視聴し(各自でテレビ東京ビジネス・オンデマンドを利用)、
 Aその感想を掲示板に書き込み、
(2)勉強会当日に、各自の感想の発表を行い議論につなげていく形になります。

今回は初参加者ですので、
@Aは必須ではなく、事前準備無しで当日10時半頃〜「事前視聴会」から参加して頂いても構いません。

 また、もし「事前にゆっくり予習をしたい!」とお考えでしたら、
 有料サービスになってしまいますが、テレビ東京ビジネスオンデマンド(月額540円)に加入して頂き、
 予め指定された番組を視聴してきて下さい。
 (3月末まで、3周年記念キャンペーンで微妙にお得になってます…!)

今回は、ご都合にあわせ参加しやすい形で参加してもらえればと思います。

この書き込みのタイトルのMAILから木田にメールを送れるので、
分からないことがあれば連絡してください。

当日はよろしくお願いします。

【Welcome】
※上の削除キーを、左にあるボックスに貼り付け、編集ボタンをクリックするとこの書き込みにコメントを書き込むことができます。

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初めまして
No:5135 投稿者:藤田 投稿日:2016/03/17 Thu 23:08:50

この間さんさん対談というイベントで三戸先生にお会いした横浜国立大学3年の藤田莉緒と申します。
その時に勉強会の事を教えてもらい参加してみたいと思ました!今月参加することは出来ますか?
バイトがあるため、16時頃までしかいれないのですが、ご迷惑でなければ途中まで参加させてもらいたいです。

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祝 カウンター700000突破!
No:5134 投稿者:今村(20期) 投稿日:2016/03/16 Wed 12:29:13

ふと、カウンターを見ると「700,000」を突破していました!!
2016年3月16日 12:10現在で「700,273」です。

どなたかキリ番到達前後で確認をされた方はいますでしょうか。

急ぎスマホから速報です。


○日々野15期
700000見逃した〜!くやしい・・・けれどお目出度いですね!!
前回の60万は突破は昨年の5月31日でした。
そのとき、先生が過去データを纏めてくださっていました!(先生改めてありがとうございます。)

【キリ番の軌跡】
"100,000", 2010/09/28
“200,001”, 2011/10/10 …378日
"300,000", 2012/07/14 …277日
"400,400", 2013/07/23 …374日
"500,777", 2014/08/21 …394日
"600,333", 2015/05/31 …283日
"700,273", 2016/03/16 …290日

現状維持。過去から見るとむしろ良いペース。
この調子でいけば100万も夢ではない!ただ、4月以降の動きが読みにくいところではありますが。


【700000】

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この春、三戸ゼミを卒業する皆さんへ
No:5133 投稿者:日々野(15期) 投稿日:2016/03/13 Sun 23:08:45

高橋君、石嶺君の書き込みを見て、やはり書かねばと思い投稿します。
先月の御宿合宿では、三戸ゼミを卒業する7名の修了式が執り行われました。
その席上、OBを代表して言葉を贈ったのですが、お世辞にも上手いとはいえず、心残りとなっていました。
そのリベンジを、この場をお借りして。

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この春、三戸ゼミを卒業する皆さんへ

まずは、卒業おめでとうございます。

皆さんのように、OBが見守るなか修了証書を受け取ったゼミ生は他にはいないものと思います。
修了証書だけでなく、皆さんほど現役生の時分からOBと関わってきたゼミ生も他にはいないと思います。
「御宿合宿」、その前の「最終講義・記念パーティー」、更に遡って2年前の「25周年記念合宿」。
その間の2回の「浩友会総会・勉強会」。その何処にもみんなの姿がありました。
当日だけではありません、事前準備から積極的に関わってくれたし、
準備のための集まりも数えだせば、きりがないくらいの時間を注いでくれました。

大学生という二度とない時間を、我々のために割いてくれたこと、本当に感謝しています。
もちろん、これらは皆さんの血肉となる良い経験であったと思います。特に記念合宿や最終講義の準備は、
OBにとってもそう得られるものではない貴重な経験でした。それを持っているみんなは強いと言えます。
そうではありますが、それを差し引いても、みんなには心よりの感謝の気持ちを伝えたいです。
本当に有難うございました。


多くの時間をOB/OGと関わってきた皆さんにとって、我々の姿はどのように映ったでしょうか。
「凄い、私もあのように振る舞えるようになりたい」と思ってもらえる姿を見せることができていたら本当に嬉しい。
けれど、「すごい」には至らなかったとしても、「楽しそう」と思って貰えるものがあれば、十分嬉しく思います。
『朋遠方より来る有り、亦楽しからずや』
そう。恩師と、共に学んだ仲間たちとの再会は、楽しい。
OBの表情に溢れていた「楽しさ」がみんなに伝わっているといいなあと思います。


さて、修了式に際して、必ず言われる言葉があることは皆さんも知っているでしょう。
『先生は種を撒くだけだ。それをどう育てるかは、君たち次第だ。』

実は、御宿合宿の座談会企画において、同じテーブルに座った木田くんから、こんなことを聞かれていました。
「種を育てるために、何かしていることってありますか。」
しかし、、即座に、明瞭に、伝えることができる応えは持ち合わせていませんでした。
恥ずかしながら、「知って」はいたけど「分かって」なかったのだなあ、と気付かされた瞬間です。

「知る」を「分かる」に変えるためには、問いを持たねばなりません。
「種とはなにか。」「育てるとはどういうことか。」このような問いを、全く持たなかったわけではないと思います。
ですが、問いに向き合い、考え続けることをどこかで諦めてしまい、忘れてしまっていたのではないか。

大学を卒業したばかりの皆さんには想像しづらいかもしれないのですが、
社会人として新しい生活を始めると、毎日の仕事に追われていると、簡単に問いを忘れてしまいます。
問いを持つこと、考え続けることは大変です。時間とエネルギーが必要になる。本も読みたい。
分かってはいるけど暇がない。時間だけが過ぎて行って、、、やがて忘れてしまう。
しかし、それでは学べない。いつまでたっても「分かる」ことができない。

でも、一度忘れてしまっても、また思い出すことができます。そのための方法もあります。
それが「浩友会」です。すなわち、掲示板を開き、勉強会に参加し、浩友会総会に顔を出すことです。
ここにはゼミの伝統(コンテクスト)がある。共に学んだ仲間がいる。そして、三戸先生がいる。
ここに来れば思い出すことができる。そして、また問いを立て、考えようというパワーを貰って帰ることができます。
掲示板に連なるOBの感想の声を、今一度読んでみて下さい。私たちはそうして、学びのパワーを得て、生きているのです。


さあ、まずは、今年10月の浩友会総会です!(もちろん、その前から参加してくれて構わないからね。全力でwelcomeです。)
みんなと再会し、入会の儀を写真に収め、盛大な拍手で迎えることができる日を、心から楽しみにしています。

これからも、共に学び、共に生きてまいりましょう。

平成28年3月13日
浩友会幹事長 日々野正英

○渡邊諒太(26期, 3/24, 5:05)

日々野さん、祝辞を御贈り頂き有難うございます。

御宿合宿という場において、
先生を語り、座談会という形でゼミの総括をし、歴代の先輩方の前で修了証を頂き、
改めて、横浜国大三戸ゼミが一つの区切りを迎えるのだという実感を感じます。

スピーチではOBの方々がどのようにゼミから、そして先生から学び、
社会人になった後どのようにゼミの学びを活かしてきたのかを、
「三戸先生を語る」という場において示されていました。
ゼミ生としての姿がどうあるべきか、どのように学びを活かしていくのか、
これから社会に出る者として、考えながら聞いていました。

座談会においては、先輩方と直にゼミについて語り合う機会は滅多にないこともあり
三戸ゼミの歩んできた歴史と、先輩方の凄さを当時のお話と合わせて感じていました。
そして何より、当時のことをとても楽しそうに話されている姿が印象的に残っており、
少し羨ましさを感じつつ、そのようなゼミ生になりたいなと思いました。

これから社会人になるにあたり、合宿の際に修了証書を頂きましたが、
私は次年度も大学に在籍することとなりました。
他の仲間たちとは一年遅れの社会人スタートになります。

「社会人として新しい生活を始めると、毎日の仕事に追われていると、簡単に問いを忘れてしまう。」
自分がこれから社会に出るにあたって、肝に銘じたい言葉です。
入ゼミしてから二年半以上、学んできたことは、
これから、社会が非常に大きな流れの中で変わっていくこと。
そしてその中で自分を大切しながら生きていくためには、
常に問いを持たねばならないということでした。

自分と他者を大切にするためにも、意識的に問いを持ちたいと思います。
そして、先生から頂いた種を育てていくためにも、
今後の勉強会や浩友会総会といった機会を活かしていきたいです。

最後に改めて、祝辞を御送りくださり有難うございます。
共に学び、共に生きる者として、これからもどうかよろしくお願いします。


○高橋篤史(26期 3/24 6:30)
常に三戸ゼミ生としてあり続けようとしている日々野さんから
「心」のこもった祝辞を頂き、非常に嬉しく、また誠に感謝しております。
その「心」に応えるのが遅くなってしまったこと申し訳ありません。

自分は無事卒業が確定し本日24日に卒業式を迎えます。
四月から新たに社会人となるわけですが、常に問を立てる姿勢を失わずに
精進していこうと思います。



【spring】

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