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ビジネス・企業番組WEB勉強会 1・2月分
No:4888 投稿者:木田世界(25期) 投稿日:2015/02/09 Mon 22:39:53

ビジネス・企業番組WEB勉強会2015年1・2月



遅くなってしまいましたが、1月分の続きと2月前半のガイア・カンブリアの一覧です。

【1・2月分】

 1/13「ガイアの夜明け」【世界が絶賛!ニッポン"こだわりの食"】

〇 木田 世界 (25期 2/11 0:42)

@この番組を見て最初に浮かんだ疑問は、なぜ、地方の農家・企業が海外に製品を売ろうとするのだろうか
ということです。ナレーションは、高価な食材は国内では需要が小さいから海外に売らなければならないと
説明していますが、とりあげられた企業の生産量はそこまで大きいようには見えなかったので、
日本でも売り先を見つけられるのではないでしょうか。 

みかんを作っている伊藤農園の方が、(外国の)シェフやパティシエの方に認めてもらえるものを作りたい
と述べているように、輸出する理由として、自分たちの作ったものがどこまで世界で通用するかを挑戦したい、
世界で評価されたいという動機があると思います。
この伊藤農園でも地元の若者を多く雇っているようですし、ワインを輸出している中央葡萄酒でも、
若手の女性が営業で活躍しています。
世界で評価されるものを作っているということが、これらの企業の農業を若者にとっても「魅力ある農業」に
しているのではないでしょうか。

A中央葡萄酒の営業の方が、「価格は落とさない、そうすると他の日本のワインのブランドを傷つけてしまう」
と述べていたことが印象に残りました。
ワインのように、日本でもともと作っていなかった農産物を世界で通用するブランドにするためには、
やはり企業単位ではなく、業界全体、日本全体でブランディングをしていく必要があると思います。

そういう仕事は本来現在進んでいる農協が行うべきことだと思いますが、農協改革によって農協に期待される役割
がどのように変わっていってるのか、注目したいです。

B伊藤農園の社長の「ものづくりから離れたら人は幸せになれない ものづくりの基本は農業にある」
という言葉も印象に残りました。
サービス産業では自分の労働の成果は目に見える形として残るわけではないです。
製造業では、労働の成果は目に見える「もの」として残ります。
農業では、労働の成果は一度、「農作物」という「もの」になりますが、それは食され人間の身体の一部になります。
人間の身体を維持するうえで欠かせない農業だからこそのやりがいというのは大きいのかもしれません。

そして、ものづくりというと、一般的には製造業がイメージされます。
なぜものづくりに農業が含まれないのか、興味深いです。
それは、もの=人工物というような前提があるのか、あるいは農作物は「作る」ものでなく「できる」ものだと思われているからでしょうか。
しかし、外国の農業は粗放的で、放っておけば農作物ができるというイメージですが、日本の農業はまさに手間暇かけて「作る」イメージがあります。

〇笹井純也(26期 2/22 12:45 )
■1. 伊藤農園のジュース感想
伊藤農園のジュース、僕も飲みました。
親戚からもらったのですが、
容器が珍しくビンで、原材料名に添加物がなかったので印象に残っています。
味も、たしかにおいしかったです。

ただし、「もう一度店をさがしあててまで飲みたい!」
とまでは思いませんでした。
普段の飲み物に添加物の恐ろしさを実感していれば
伊藤農園のジュースを買いたくなるかもしれませんが、
普段のジュースを百円増しで買いたくなるほどではありません。
つまり、経済的余裕も健康意識も低い学生である僕には、ピンときませんでした。
本当に、「味に違いのわかる(なおかつ、経済的に余裕のある)消費者」へ
向けられた商品なのだと思います。

■2. 小規模企業
中間層の没落、ピケティの格差拡大、格差が大きいアメリカとアメリカ追従の日本から考え


これから来るであろう「日本社会の格差拡大」と、
大量生産・価格競争をする大企業、大量消費社会の終りという
「大企業の時代の終焉」を考えると、
小規模の企業は、富裕層などの「違いの分かる消費者」へ向けた商品をつくっていくのだと

思います。

日本にいては、日本品質・日本文化のよさ、海外と日本の違いに気付けません。
海外の人々は、日本の「違い」がわかるのではないでしょうか。
だからこそ、小規模企業が作る商品に対して、
海外の人々が「違いの分かる消費者」となるのではないかと思います。




更にそのためには、日本品質・日本文化を活かすことが必要になるのだと感じました。
そうでなければ、国境が薄くなり外国の企業と比べられる時代には
生き残れないのだと思います。




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 1/20「ガイアの夜明け」【企業の"埋もれた技術"を活かせ!】


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 1/27「ガイアの夜明け」【いま、レジャー施設が大変貌!】



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 1/29「カンブリア宮殿」【世界を塗り替える!知られざる巨大塗料メーカー 関西ペイント】


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 2/3「ガイアの夜明け」【回転寿司...驚きの新業態!】


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 2/5「カンブリア宮殿」【一度は行きたい奇跡の温泉宿!観光の常識を変える独自戦略 雅叙苑観光】


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 2/10「ガイアの夜明け」【"ニッポン製"の逆襲が始まる!】

○杉山@3期 2015/2/10 23:28

今回紹介されていたのは東京の墨田区の4つ企業が共同で立ち上げた日本
ブランド「IKIJI(イキジ)」とオリジナル商品を少量で作りたい
セレクトショップと不振にあえぐ縫製工場をつなぐ「シタテル」の二つ。

今回の二つに共通したキーワードは「下請」と「技術」ではないか思った。

「IKIJI」に関しては、大量消費・生産を支えたきた下請企業が、日本文化と
技術を生かして海外に進出する見方ができる。これも立派な海外進出のひとつの形
ではあるが、グローバル化が標準化を意味するのではあれば、グローバル化と定義
するのはちょっと違うと感じた。

「シタテル」は大量消費・生産を支えてきた縫製工場が、技術を生かしてセレクト
ショップ少量・オリジナル発注を受けるという仕組みだ。名称がなんだか
「アスクル」に似ている。

日本文化も日本品質も日本人には当たり前すぎてうけない、という皮肉な構図を感じました。

○中村貴治(20期、2015/02/12, 03:00)
(1) 中小企業の強みをどのように活かすか
 ある地域で独自に発達した技術・製品を別の市場にどのように訴えていくのか、という点では、
 大雑把にいえば「ガラパゴス化」と同型的で、大企業の抱える問題とも通じる部分があるといえると思います。
 しかし、中小企業と大企業の大きな違いは資源の差であり、そのために「提携」が有力な手段となりますが、
 その一つのかたちが「シタテル」が仲介に入ったように、各主体が垂直的に工程の別の部分を担当して組み合わさることであり、
 もう一つが“IKIJI”のように水平的な協力関係をつくりブランドとしてまとまることだった、と理解しました。

 番組でなるほどと思ったのは、IKIJIが日本酒を使ってマーケティングを行ったことで、
 明確に文化を込みでアピールをしようとしたことです。文化は物語となり、それだけで顧客を引き付けることができるでしょう。
 彼ら自身、初めからもう単純に技術・製品だけを売り込もうとはしていないことが面白かったです。
 (ガラパゴス化の問題においては、それが生まれた日本の特殊事情(文化)も込みで売り込んでいたのだろうか?)

 このように「文化として売り込む」ことは、「クールジャパン」として政府主導のもと行われていたはずでしたが、
 民間レベルが自主的に行っている点も印象的です(実は絡んでいるのかもしれませんが)。
 今後、政府・民間がどのようにコラボレーションしていくのか、また、もし「クールジャパン」が無機能化していると考えるなら、
 どのような点が課題となっているのかを検討することで、中小企業の海外展開にも参考になるのではないかと思います。

(2) 専門家と統合、中小企業内の競争は?
 シタテルが型紙=デザインの具体化・生地の用意まで行い、工場には製造のみが要求されるということは、
 逆に言えば、相当な技術がなければ工場として頼られなくなるということではないでしょうか。
 “IKIJI”に参加していたのも、かなり優秀な中小企業の事例だったと思いますが、
 コラボレーションの時代には、何か一つに専門化して秀でることが、更に求められるのだろうと思います(そして統合が問題に?)。

 また、そう考えると中小企業内にも複雑な層があり、分類ができる。強みを持たない企業は消え去るしかないのでしょうか?
 これまで大企業を無意識の前提においており、中小企業も大企業との関係の中で考えていたが、
 中小企業そのものに焦点を当てて掘り下げるのも面白いのではないかと感じた。

(3) これからは何社会か?ネットワーク型?
 各社が強みを持ち寄り繋ぎ合わせることが重要となってきたということは、ドラッカーで言えば「専門化と統合」といえるでしょう。
 しかし、大量生産ではないため「大量生産の原理」ではなく、そういう意味で、これまでの「産業社会」的な構造とはいえません。
 また、中小企業がこれまで下請けとして、大企業の動向によってほぼ運命が決まり、それ自身への注目度は低かった時から、
 大企業が生産拠点を海外に移して海外で生産し海外で販売するようになったという事情から、
 それ自身の、大企業と切り離された意思決定が急激に注目されるようになり(そして今後も続くだろう)、
 次第に社会における存在感を増してきました。しかも実際に全体の従業者数の約9割を担っています。
 そういう意味で、中小企業と対比したとき、「大企業中心」社会とも次第に言い難くなってきているのではないか、と思いました。
今回の番組では、大企業とは切り離され、中小企業同士の連携が取り上げられています。

 「専門化と統合」は生きているが、「大量生産」ではなく、「大企業中心」とも言えなくなったとき、それは何社会なのでしょうか?
 ネットワーク型といえるかもしれません。しかし、何が産業社会と違うのか、それ自身の特徴はなんでしょうか。
 単純に分けると、グローバル・レベルでは大企業中心、ローカル・レベルでは中小企業中心(大企業との関係は希薄化)、といえそうです。
 これを考えるには、次の社会とは何かと同時に、ドラッカーの「大量生産の原理」自体を更に明確化させ、詰めて概念化する必要があるでしょう。
 (実は、これは大学院に上がる際に先生に勧めていただいたテーマではあるのですが、今になって重要性がわかってきました。)


〇 木田 世界 (25期 2/18 4:15)

(1)専門化と統合
メーカー、商社という流通機構の代わりにシタテルが登場したことで、
シタテルは従来メーカーが行っていた服の型紙の制作(企画)と、商社が行っていたセレクトショップへの売り込み(営業)
の両方の機能を担う会社となりました。
流通経路が短くなったことにより、シタテルという流通会社がより多くの機能を持つ必要があります。

そして縫製を行う工場でも、小ロットの発注に対応するため、通常は五人で段階ごとに分業して行う縫製作業を、
二人のみで縫製を行っていました。一人が複数の工程を担うことで少量生産に対応したということでしょう。
ここでは、専門化と統合のうち専門化の程度が下がってきていると言えるのではないでしょうか。


(2)流通システムと定常状態
現在、学部ゼミでは討論会のため、「資本主義の未来」という題で論文を書いているのですが、
資本主義の次の社会、定常社会(買い替え需要だけで経済が回り、必要なものが必要なだけ作られる社会)と、
シタテルのような新たな流通の仕組みにはどのような関係があるのかと思いました。

従来のように、工場がメーカーの指示を受けて生産し、それを商社が買い取り、セレクトショップに卸す場合、
工場は結局、不特定多数の人に向けて製品を作ることになると思います。
売れる数が多ければ多いほど効率的にものを作ることができるので、不特定多数の人に向けて作ることになれば、
結局どの企業もどうしても、より多く生産しようとしてしまうのではないでしょうか。

シタテルのような流通の仕組みであれば、工場とセレクトショップ、そして客が直接的につながりやすいと思います。
そこでは、番組でもでてきたように「お客様の想像を超えるものを作りたい」という気持ちがより発生しやすく、
そして数に関しては一定数作ればよいというスタンスでやっていくことも可能ではないでしょうか。
このような流通のシステムができたことは、定常社会に近づく一歩と言えるのかもしれません。

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 2/12「カンブリア宮殿」【1次産業にこだわる!世界が注目する和牛王の不屈経営術 農業生産法人のざき】
※午後10時ではなく10時半からの放送となります、録画されている方はご注意ください。






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●前回のWEB勉強会はこちら
ビジネス・企業番組勉強会(1月分)
●「ねらい」と方法
ビジネス・企業番組DVD勉強会のお誘い


□■□コメント欄□■□



杉山です

木田さん、ありがとう。

あまり見れていませんが、時間を作りなるべく気づきを記述します。
わかったことは見た勢いで一気に掲示板に書くまでやってしまうとよいということ。
「明日書こう」は僕にはできないらしい。

〇 木田 世界 (25期 2/11 0:42)

僕も、「見たらその勢いですぐ感想を書く」ということを実践してみました。

やはり記憶が新鮮なうちが、書くことがスムーズに出てきて楽しいです!!!
今後も習慣化してこまめに続けていきたいと思います。

○三戸(15.02.11)
木田君、ありがとう。
 君と杉山君の書込みを見て、テーマが決まった。
 「1/13「ガイアの夜明け」【世界が絶賛!ニッポン"こだわりの食"】」
 「2/10「ガイアの夜明け」【"ニッポン製"の逆襲が始まる!】」
 の2本から。
 テーマ「小規模企業・業者がナショナル/グローバル市場で活躍するには?」
 @すでに、技術や文化、個別企業を超えた組織化・組織体のサポートなどがkey wordとして出ている。
 Aまた、木田君が書いた「農業がなぜモノヅクリにふくまれないのか?」は面白い!
  何が違うのか?は大きなテーマだが、同時に共通点も探してみたい。
 B杉山君の「日本文化も日本品質も日本人には当たり前すぎて」も論じよう。
 このテーマは「6次産業化」の「機能化」に役立ったり、また違う道の可能性も見えるのではなかろうか?
 賛成してくれるなら、当日参加できないことも考えて、意見をまとめておこう。
 (大田や食品業界で働いている連中に声掛けしてほしいな。)
 (参加希望だが、できない人のための「書き込み」の場をつくる必要もあるかな?)




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