掲示板

どんどんどんどんどんどんどん書き込んでね

ゼミ活動報告掲示板 大学院ゼミ掲示板 夜ゼミ掲示板 三戸ゼミ写真館

三戸ゼミHP  ゼミ歌留多 朋の会   25周年掲示板  モバイル専用URL

1022530

  《NOTICE!》

(1) この掲示板は横浜国立大学経営学部三戸ゼミナール関係者を対象としています。関係者以外の書き込みはご遠慮願います。
   何かありましたら、こちら(管理人アドレス)までご連絡願います。
   三戸ゼミナールに関係する書き込みでないと考えられる場合、管理人の判断により削除させてもらう場合もございます。

(2) この掲示板では削除キーを使用した編集方法がとられています。
   同時刻に複数の編集が重なることで別の書き込みが消去されないよう、
   投稿の際は文章の「貼り付け」等を利用して、「記事の編集」画面に留まる時間を短くするようにご協力をお願いします。

《TOPICS ( 10月27日 更新)》

【企業番組勉強会】  No.520310月29日浩友会勉強会@予習編  No.5194第10回ビジネス企業番組勉強会@予習編   No.5183第10回日程調整・視聴番組公募   No.5166第九回報告 No.5139第八回報告  No.5129第七回報告!  No.4982★報告一覧 

【ベ ッ テ ィ ン グ】 No.5204プロ野球・日本シリーズ2016 No.51952016リオ・パラリンピックBETTING!! No. 5181リオオリンピック第一弾 8月14日まで! No. 5182リオオリンピック第二弾 8月14日まで!

【書店日記&今月の雑誌】   No.5189書店日記&今月の雑誌8月号  No. 51777月 No. 51726月 No. 51605月 No. 51504月 No.5130【書店企画・番外編】「新書大賞2016」を斬る!

【K-1 グランプリ】 No.51756・7月のキリ番報告 No.51613〜5月のキリ番報告 No.5134 祝 カウンター700000突破!  【No.48732014年K-1GP 【No.3920K-1グランプリ開催中! ⇒ 【No.4093報告要項

          Topics記録
名前 RSS
Eメール
題名
内容
画像
URL
削除キー 項目の保存 引用lot番号:
 

白熱教室(2013年第2回)
No:4483 投稿者:三戸 投稿日:2013/02/07 Thu 01:45:13

 2013-2

TMmito

杉山(2)、岩切(3)、日々野、大田(2)、安藤、大野、
以上の6名の諸君が延べ10回の意見を述べてくれた。
それぞれに傾聴に値いする観点・論点があったと思う。
だが、このまま終わったのじゃ、得る(残る)ものは少なかろう。
(本年度の「板ゼミ大賞」の候補にしたい。)

ここで、ちょっと整理をしてみないか?

問1 @「問題は何?どこに問題がある?」に対する意見は、一応出尽くしたのではないか?
 誰か整理をやってくれないか?できるだけ現役が望ましいが(現役の参加が安藤一人とは…)。

問2 Bの「その他」は、ここらで論点の整理があるといいだろう。
 誰か整理をやってくれないか?できるだけ現役が望ましいが(現役の参加が安藤一人とは…)。

問3 Aの「橋下市長の「入試中止」「教員聡入替え」などの対応策への賛否」は今ひとつすっきりしていない感じがする。
そこで提案だ。橋下市長の「対応策」の狙い・目的は何だ?ここから考えてみれば、その適否も議論しやすいのではないか?(前回答えている卒業生たちは、この問題を)

C本問題には、「(日本の精神主義的)スポーツ界」と「(閉鎖的な)学校」の2側面があろう。
「全柔連問題」と絡めて、前者を論じてみないか?

今回のような問題には「正解」はあるか?
私は「ある」と答えたい。
社会において「価値判断」は決定的に重要だ。
その価値判断は、社会(ひと)が納得してくれるものでなければならない。
「社会(ひと)が納得してくれる答え」こそ「正解」であろう。
学校の試験にあるような「正解」はなくとも、
社会で生きていき、「責任」を持って生きていくためには、
「正解」を求め、考える姿勢が不可欠であろう。
「意見」を持つことはできても、人を納得させる意見は難しい。
他者の意見を聞き、自分の意見を検討し、
その時、その時の最善と思われる意見を探し求める姿勢を持つものだけが、
「正しい意見、正解」に近づけるのではないだろうか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
問1「問題は何?どこに問題がある?」に対する意見の整理

問2 「その他」の整理

問3 橋下市長の「対応策」の狙い・目的は何だ?

問4 「桜宮高校問題」と「全柔連問題」に共通する「日本のスポーツ界」のあり方


○太田(3期生:2013/2/11、22:50)
 問1、問2は現役生の皆さんの書き込みをもう少し待つとして、問3、問4から手を付けてみます。
【問3】
橋下市長の狙いが再発防止にあることは間違いなく、再発防止のためには風土の根本的な改善、すなわち
体罰を許してしまう体質の一掃を企図しているのだと理解しています。(是非は別として)
 問題を起こした顧問やその上司に当たる教師への懲戒程度では体質は変わらないだろうと市長は見ているのでしょう。
【問4】
 アマチュアのスポーツ選手が高いレベルでの競技を目指すのであれば実業団か学校の部活動に所属しなければ
ならないという選択肢の狭さも一つの問題かと考えております。
今回の事件を傍から見ますと「なぜ退部という選択肢ではなく自殺を選ばねばならなかったのか」が
不思議なのですが、退部を申し出ると精神的・肉体的な制裁を受けるといった理由の他にも、
競技生活が絶たれるという理由もあったのかもしれません。

将来有望な選手が部活動に馴染めず競技を捨てるというケースは多々あります。
もし、バスケットボールの世界にサッカーのようなクラブユースの制度が浸透していたらどうであったろうか、と考えてしまいます。

スポーツが大きく「職業」か「教育の一環」かしかないという貧困さ、更にはプロ・アマ問わず
統括する協会組織にプロが居ない(責任を問われないという意味で)という貧困さは相当に根が深いと思います。


○日々野(15期:2/12 18:10)
太田さんに続かせて頂きます<(_ _)>
【問3】
私は、どうも、疑った見方をしてしまいます。
市長は、組織防衛のため、対応策を決めたのではないか。

問題が起きた場合の対応の仕方(≒謝罪の仕方)にも巧拙あります。
最近の例で、巧拙別れたと感じた二つの場面がありました。

@全柔連
当初、監督への処分を「戒告のみ」とした。
これは、「甘い処分」とマスコミから批判を浴び、結局、辞任に追い込まれた。
全柔連は自浄作用が機能しないとして、組織自体が批判の対象とされた。

AAKB丸坊主謝罪動画
スキャンダル記事が流れてから、間髪をいれずに丸坊主謝罪動画が配信された。
対応は迅速かつインパクト十分なものであった。
結果、スタッフ側への「やりすぎ」という批判は起きたものの、
当の本人(とAKB自身)への批判は、概ね同情へと変化した。

謝罪の仕方にも方法論があります。
橋本市長は、方法論を踏まえたうえで、
迅速かつ、厳粛な(=甘いという批判を受けない)対応をする必要があった。
その結論が「入試中止」「教員聡入替え」であったと思われる。

今回の対策は、大阪市(組織体)のトップとしての立場で、
組織を守るため(市行政への批判を回避するため)になされたものと考えれば、
理解できるようにも思います。そして、成果も得た。
しかし、「教育」と「スポーツ振興」の観点からすれば、
最適ではないと言わざるを得ないのではないでしょうか。


【問4】(まだまとまりないのですが…、)
前回引用した部分、
> 日本の組織の多くがこうした「体育会型マネジメント」で成り立っていることにあります。
が頭にこびりついて離れません。

企業における日本的経営は、内外からの批判もあって、次第に崩れていった。
しかし、スポーツ界、特にトップ選手が属するような領域では、根強く残ってきたのではないか。

次に「滅私奉公」が頭に浮かびました。
各選手は、組織・チーム(「桜宮高校バスケ部」・「柔道日本代表」)のために、
しごきや体罰に耐え、成果を上げることを求められてきた。
----
う〜ん、ちょっと違うかもしれません。もう少し考えます。


○岩切(4期生、2/13 23:10)
【問3】 橋下市長の「対応策」の狙い・目的は何だ?

体育科の入試中止と教員総入れ替えは意味があるのか?と私は論じましたが、ここにきて少し見方を変えてきました。
「たかじんのそこまで言って委員会」という番組をご存知でしょうか?関東ローカルでは絶対に放送しないという方針でやっている番組なので、関東の方々はご存知ないでしょうけど、なかなか考えさせられる番組です。故・三宅久之氏も生前最後までレギュラーを勤めておりましたし、橋下徹氏もかつてレギュラーコメンテーターでした。
先週の日曜日の放送で、やはりレギュラーコメンテーターの評論家の宮崎哲弥氏がこういう指摘をしました。

「そもそも体育科というシステムそのものに問題があるのではないか。体育科に入学すると、部活動と一体化している。体育科の業績というのは、各種スポーツの部活動の成績で扱われている。全国大会に出場したとか、優勝したとか、そういうことが体育科の業績となって評価される。これは高校教育の在り方として相応しいものなのか。」
若干意訳はあると思いますが、大筋このような指摘でした。

そのときに思ったのですが、橋下市長はもしかしたら市立高校の体育科の解体を狙っているのかもしれないと思いました。
ちなみに公立高校で体育科(スポーツ科)があるのは49校ありました。高校の総数からすると少ないようなイメージです。全くない都道府県も多々ありました。

学業と、学業とは別の部活動(正式には「課外クラブ活動」。正課のクラブ活動もある)があるのが学校生活です。
それが体育科の名のもとに渾然一体となっていることに橋下市長は問題点を見いだしているのかもしれません。

これは問4にも繋がりますが、体育科の業績とは部活動の大会の成績です。そのために教員(この教員に「教師」などという言葉は使いたくはない)が生徒に暴力(体罰でもない。これは暴力だ。体罰は罪に対する罰だ。部活のミスが罪か!)をふるってでも成績の追求に走る構造が存在するのではないでしょうか。


【問4】 「桜宮高校問題」と「全柔連問題」に共通する「日本のスポーツ界」のあり方

問3で論じましたが、桜宮高校が部活動の成績=体育科の業績と捉えていたとなると、全柔連の問題で監督が女子柔道で暴力を振るって指導していた構造と全く同じだと感じました。柔道の強化選手も「実績」として国際大会での勝利が求められるからです。

「日本のスポーツ界のあり方」が問いですが、日本においてはスポーツのステップアップは部活動→プロ、実業団、剣道における警察官、レスリングにおける自衛官といった職業化がステップになると思います。
日本のスポーツ界は部活動がそのベースになっていると思いますが、この部活動というものは「体育」という概念と、「スポーツ」という概念と、もしかすると「武道」的な概念が渾然一体となっているのではないかという気がいたします。

桜宮高校の問題が報じられているときに、「アメリカではスポーツの指導で暴力を振るうという事はありえない」ということをコメントしている評論家がいました。その大きな理由の一つには裁判沙汰になるということがありましたが、根本的には「それがスポーツだから」ではないかと思われます。スポーツとは「ゲーム」です。ゲームはゲームであり、楽しむべきものです。

武道的側面というのは「道として追求する。それを通じて精神的修養を積む」という面もありますから理不尽とも思える指導もありえるでしょう。日本の部活動にはそういう要素が含まれます。たとえば、野球部なのに真剣の刃の上を歩かせるという、かつての広島商業野球部。baseballに刀が必要ですか?競技的必要性から来るものではないのは明らかです。

それと「体育」です。
知育・徳育・体育の一角を成す体育。「教育として心身を鍛える」という面が含まれると思います。部活動はそういう面があるからこそ、学校で行われるはずなのです。

私はこれらの要素がごちゃ混ぜになっているのが日本のスポーツ界の現状ではないかと思います。そして、そのことは特段、悪いことではないと思います。むしろ、そうであるからこそ、部活動で学び得るものが生まれているのではないかと思います。

しかし、桜宮高校や全柔連の問題には別の要素があります。
それは「勝利の追求」です。

プロスポーツの世界では、そこには報酬という要素も加わります。実業団もそれに近いかもしれません。
報酬が存在すれば、あり方はわかりやすいのかもしれません。実力が低くなれば報酬が減る、契約が解除されるという形で淘汰されます。とてもドライで、わかりやすい。

しかし、桜宮高校や全柔連には報酬とは関係がありません。ただ、勝利は非常に追求されます。

前回の書き込みにも書きましたが、勝利を追求することで得る面も多々あります。
ですが、「勝利だけが唯一の至上命題で、勝利のためだったら何をしてもいい」となると、指導者が暴力を振るってでも指導をするということは起こるべくして起きるのではないかと思いました。

勝利を追求し、勝つためだったら暴力を振るってでも指導する。この有様に「スポーツ」「武道」「体育」の側面を見いだせるでしょうか。楽しくもない、修行もない、教育もない。なんのためにやっているかわからなくなる。

指導される方から見ると、今回のアクションは「自殺」と「集団による告発」です。
彼らは「なんのためにやっているのか?」という意味を見いだせなくなったのでしょう。指導者の暴力に意味を感じていたら、そういう行動はとらなかったのではないでしょうか。

<問1と問2は何故現役生なのか?>
このことについても、先輩としてふれておきたいと思います。先生が、なぜわざわざ「現役生」としているのか。
結論から言うと、「問題の整理をすると力がつくから」です。
現役生の諸君に問いたいのですが、皆さんは卒業して社会人になって即戦力として会社でバリバリ働くつもりですか?
はっきり言いますが、当面はものの役にも立ちませんよ。まあ3年は役に立たないですね。

ですが、その先に差が出てくるとしたら、学生のときに培った力ではないでしょうか。

私も三戸ゼミの討論会では「エース」級として何度も討論会に参戦してきました。
が、最初からそんな力があった訳ではないです。
3年生のとき、私はゼミ幹でしたが、ゼミ幹の主たる仕事はゼミの司会でした。
先輩方の議論を聞いていても、そこに割り込んで質問する力も反論する力もありませんでした。

そこで私が意識していたのは、「誰かが言った発言を言い換えて表現する」ということです。
「森崎さんがいった○○というのは、言い換えると△△ということでしょうか?」ということだけは徹底的に行いました。できることはそれしかなかったからです。それも私の力では結構大変でしたよ。
でも、そうしていると、いつの間にか力がついていました。
4年生のなるころ、私の評価はうなぎ上りでした(と、「創」に書かれた)。そのときは自覚はあまりなかったのですけどね。まあ、その自信はいつの間にか過信になり慢心になって、そのあと思い切り天狗の鼻が折られることになりますが、そのことはまた別の機会に書きます(昔、書いていると思いますけど)。

皆さんは著書になるような論文は書けないでしょう。でも、それを読んでレジュメを切ったり、論点をまとめたりすることはできますよね?

自分で論じることと、他人の議論を整理することは次元が違います。

ですが、他人の議論を整理していると、問題の立て方、論理の組み方がわかるようになってくるのです。

現役生でこの問題を論じた学生が1人しかいなかったが、人の議論の整理だったら、他の方でも出来るのではないですかねえ。

やれる課題はやったほうがいい。その方が実力はつきますよ。
でないと、社会に出たときに「お役に立てる」人材にはなれませんよ。


○中村(20期,02/16,23:25)

 しばらく掲示板に書き込めておりませんでした。
 三戸先生にいただいた場を逃してしまい、恥ずかしく思います。
 杉山さん、活動報告板へのサブゼミの開催、有難うございます。
 岩切さん、現役生への呼びかけを有難うございます。
 ゼミ生/院生として、改めて白熱教室に参加していきたいと思います。
 皆さん宜しくお願い致します。

※議論の全体を把握しやすくするために、
 白熱教室第一回と第二回に関して全体のフォントを見直し、若干の調整をしました。
 皆さんの名前を太字になどしていますが、後々見直した時など役に立つかと思いますので、
 勝手ではあるのですが宜しくお願い致します。

【問3】 橋下市長の「対応策」の狙い・目的は何だ?

桜宮高校では生徒からの記者会見や保護者からの度重なるクレームなど、
これまで習慣的に行われていた体罰を含めた指導に、賛同するような意見が出ています。
問題は顧問の教師だけでなく、教員・保護者・生徒まで含めた学校全体の体質、文化であることは、
私たちの目にも徐々に明らかとなってきていることであり、
橋下市長の対応策も、そのような風土を一度強制的に「リセット」する狙いがあると思います。

また、学校外でも「愛情があれば体罰での指導も可」といった意見もみられることも事実であり、
行き過ぎた見方かもしれませんが、桜宮学校に留まらず社会に向けた
「体罰はいいのか?(駄目なんじゃないのか?)」といった問いかけ、批判でもあると思います。

よく見られるのは、「間違いなら選挙で落とせばいい」といった橋下市長の強行的な姿勢に対する批判ですが、
(それに関しては僕も疑問ですが)
それは政治手法の問題であり、体罰問題とは一線を引くべきものではないかと思います。

【問4】「桜宮高校問題」と「全柔連問題」に共通する「日本のスポーツ界」のあり方

「桜宮高校問題」も「全柔連問題」も、「スポーツ」と「教育」を切り離して考えていない、"議論の拙さ"を感じます。
学内の部活動として行っている限り、体罰の「教育」としての適否を問われるべきであり、
スポーツが上達するから、名門校だから、といった議論は為されるべきではありません。
また逆に、オリンピックでメダル獲得を目指す場合は、「スポーツ指導」としての適否が問われるべきであり、
「教育」の観点は不要でしょう。
「日本スポーツ界」は、「スポーツ」の要素と「教育」の要素が混在し、
不可分になっている点が、議論を複雑にしている点であり、特徴的だと思います。



【umemiya2】

Pass



Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板