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お薦め本
No:4316 投稿者:三戸 投稿日:2012/06/16 Sat 20:29:09

私が読んだものの中で、今年上半期の新書1,2位はこの2冊。

和田秀樹『経営者の大罪〜なぜ日本経済が活性化しないのか』祥伝社新書(A)
先日外出した折、バス・電車内で(約2.5時間)一挙に読了してしまった。

こんな本を、経営学者ではなく心理学者に書かせたのは恥ずかしい。
一挙に読み終えたことからもわかるように、決して難しくはない。
私がゼミ生・学生に言ってきたこと(D.ドーアも)も書かれており、
同感しながら読み進めたのだが、
「なるほど」と肯かされることが多く、それが凄いのだ!

現代は「人類史上はじめて"生産"が"消費"を抜いた時代」と喝破する。
もはや「生産性向上」よりも「消費の増加」を目指さねばならぬ、と言う。
そうだ、日本の大多数のビジネスマンが読み、
経営者たちがよ〜〜く知っているはずのドラッカー「顧客の創造」だ。

日本の人口が減少していき、かつ高齢化する中での
企業経営者の「愚かしさ」「無思慮」を批判する。
中国・インドなどの消費者がこれから求めるようになるものはどんな商品化か?
今、日本が韓国などと価格競争をしている低価格商品か?
否、「豊かな国」で使われている・売られている商品だ。
その「豊かな国」とは、豊かな中流がいる国だという。
かつてのアメリカや日本のように。
今のような「格差社会化」した国ではない。
株主に利益分配を厚くし、自分たちも高報酬を得て、
従業員=消費者の賃金を抑え、景気を冷えさせている。
(H.フォードは高賃金を払って、大衆消費社会を作った。)

アメリカは日本の累進課税率を下げさせることにより、
その金融資産を狙おうとしたのに、
日本の金持ちはアメリカと違って金を使おうとせず、
アメリカは当てがはずれた。
(1983年では75%だった最高税率は1999年には37%と、世界で最も低くなった!)

また、お金を持っている高齢者が欲しがる商品が何かも考えようともしない。
高視聴率番組にCMを出しても、その視聴者はあまり金を持っておらず、売り上げに結びつかない。
質の高い番組の視聴者にこそ訴えるべきだ。

価格競争=安物作りで「ブランドイメージ、価値」を落とす。
優れた技術者をリストラしたりして、みすみす他国に雇われて技術向上させている。
だが、日本の経営者はただの一人も外国企業にスカウトされることはない!!
(言われてみれば、全くそうだ!他の領域では他国で活躍している人材はいる!)

などなど、肯かされることばかりだ。
なぜ、こうなったのか?の分析は乏しくとも、
まず彼の「批判」をしっかりと受け止めるべきであろう。

日本には「実力・底力」がある。
だが、その力が活かされなかったのがこの20年であろう。
経営者だけでなく、大企業のビジネスマンたちは、
「素人が」「外部からなら」と反発するであろう。
だから、「20年が失われた」のであろう…。
みなの意見を是非×7聞かせて欲しい。

本川達雄『生物学的文明論』新潮新書(A)
第4章 生物と水の関係
第5章 生物の形と意味 & 第6章生物のデザインと技術
第8、9章の時間に関する話
これらは読んで絶対に損はあるまい。
とにかく面白く、見方が変わり、広がり、深まる。

○齋藤孝『日本人は、なぜ世界一押しが弱いのか?』祥伝社新書
これはまだ読んでいない。
だが、目次の一部を抜き出してみると、面白そうじゃないか?
B+〜A−は期待できそうだ。
第1章「すみません」と「仕方がない」の国、ニッポン
   ・自分に責任がなくとも謝る日本人
   ・もめたくないから最後まで金の話はしない
   ・日本に武士道が生まれた本当の理由
   ・日本の秩序は空気で作られている
第2章 日本人は大陸からの押し出され組
   ・遺伝子レベルで証明された「日本人は世界一ビビリ」
   ・生きのおるために必要不可欠だった協調性
   ・弱いからこそ発達した武道
第3章 日本人らしさは「日本語」が作る
   ・使う言葉で人格が変わる
   ・江戸時代こそ日本人の理想社会
第4章 弱い日本人が生き残る道はあるか
   ・サッカーから学ぶ日本人の勝ち方
   ・「名」と「実」の使い分けという武器
   ・日本人に個性はいらない

これ以外に買ったリストは、また後日。

○井田徹治・末吉竹二郎『グリーン経済最前線』岩波新書
 環境問題は、文明の問題である。
 と言うことは、経済問題であり、企業の問題だ。
 中国・アメリカ・EU、韓国・中南米・アフリカなどの動向を簡単に知れるのはありがたい。
 また、この本は、"3.11"以降に出た環境問題本だ。

○Karel van Wolfren『アメリカとともに沈みゆく自由世界』徳間文庫
 20世紀文明の「終焉」はまちがいあるまい。
 それは同時に「アメリカの終焉」でもあるのではないか?
 半世紀以上アメリカに追従し、アメリカを模倣してきた日本。
 この20年は「脱日本、アメリカ化」が「正義」であったのではないか?
 「市場原理」「(アメリカ的)二大政党制」「裁判員制度」等々点。
 民主党鳩山首相が「東アジア共同体」と歌い上げても、誰も一顧だにしなかった!

○M.サンデル『それをお金で買いますか』NHK
 TVでも放映されたもの。
 これを読んで、DVDを見直して、
 今年の夏合宿に「市場原理」をテーマに討論合宿をやろうかと思っている。

○佐久 協『一気に通読できる完訳「論語」』祥伝社新書
 (それなりに)評判となった『高校生が感動した「論語」』の著者。
 帯には、こうあった。
 「通読することで見えてくる 
  孔子がいちばん言いたかったこと」
 確かに…。

○坂本光司+価値研『21世紀をつくる 人を幸せにする会社』ディスカバー
 帯にこうある。
 「4500社へのアンケート調査が明らかにした、
  ”高業績の中小企業が大切にしていること”
  今こそ注目したい12の会社」
 
 「はじめに」にこうある。
 「"企業経営とは、5人に対する使命と責任を果たすための活動"と定義…中略…、
  使命と責任とは"幸福の実現""幸福の追求"、
  (その)5人とは、
  第一に、社員とその家族
  第二に、社外社員とその家族(協力会社・仕入れ業者など)
  第三に、現在顧客と未来顧客
  第四に、地域社会・地域住民
  第五に、株主・出資者」
  どうだい?
  第二や第三は一つの見識じゃないか?
  この本に取り上げられた12社とはどんな会社か、見たくはないかね?

◯ 藤井(19期) 06/18 22:45

大変ご無沙汰しております。藤井です。
三戸先生、本のご紹介ありがとうございます。いつも楽しみにしています。

最近の自分はというと、仕事関係の、インターネットマーケティングに
関する本ばかりを読んでいて、視野が狭くなっているなと感じています。
視野が狭くなると、イノベーションも、顧客の創造もできませんね。

さっそく上の2冊を、Amazonでポチりました。届くのが楽しみです。
また書き込みます。

⇒藤井君、本当に久しぶりだな。
 元気にやっているだろうか?
 楽しくっているだろうか?
 (君の6期下が入ってきたぜ!)
 この掲示板を利用してくれてるとのこと、嬉しい。
  
 仕事に直接関係ない本(情報)に接することは、
 人生を豊かに(過たずに)生きていくだけでなく、
 仕事をより良く勧めていくためには不可欠だと思う。
 
 読めなくてもいいから、
 どんな本が出ているのかを知り(書評や書店で)、
 目次だけでも眺め、
 そのうちの一部でも手元に置こうとする。
 いつまでも続けて欲しいなぁ。

 簡単な感想を書く暇がとれなくても、
 評価(A〜C)を聞かせてくれないか。

◯ 桑田(15期) 06/28 03:22

三戸先生、大変大変ご無沙汰しております。

今まで、先生がご紹介された本を読みましても、なかなか
掲示板上に感想を書く、等の行動を起こせずにいたこと、
申し訳ありません。

下記、一気読みしまして書き込みします。

○和田秀樹『経営者の大罪〜なぜ日本経済が活性化しないのか』祥伝社新書(A)

この本を読みまして気付いたこととしては、今ある現実に
(対外国の戦略、高齢社会の戦略、内需の戦略等々・・・)、
経営者、メディア、政治家は、
目を背けている?気付いていない?目先の利益を追いかける?
ために、対策を打たないどころか、むしろ、一歩先の将来
迎えうるであろう現実を悪化させる施策を取っている、
ということです。
様々な愚策を例に挙げて、日本経済自体、思考停止に
陥っているのでは?、と思わざるを得ず、色々考えさせ
られることが多い内容でした。

読了後、まず、様々な現状が分かっていながらも
効果的な手を打たない事自体、どうなのか、と考えた
時、まず、自分に当てはまる部分が多分にありました。

今の自分自身、先生のご紹介で購読したにも関わらず、
掲示板上に感想はおろか、購入したことすら書いて
いない状況です。
この本を読んで、著者の批判を思い巡らせ、その後、
自分がどうすべきか、と考えた時に、改めて、最低限、
自分が出来ることを考えておりました。

ここ数年、掲示板上に何も書いていなかった自分でも、
一言でも掲示板上に書くことが、今の自分に出来ること
かと思い、様々な恥を忍びつつ、書き込みさせて頂きます。

書き込みを躊躇して、筆が重くならないうちに、
また書き込みをするようにします。

最後に、自分の評価としては、今の日本には必要な本だと
思いますが、日本経済が活性化した後においても、
戒めの意味において求められるべき本だと思いますので、
評価はAです。

⇒桑田君、元気に楽しくやっているか?
 (心がけ次第で、できるぜ)

 嬉しいなぁ…。
 卒業しても学ぶ姿勢を持ち続け、薦めた本を読んでくれるとは…。
 「できるだけ書込みをしたい」との言葉、
 この場で「会話」できることを、楽しみにしている。


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