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日々一言  〜 学問 〜
No:4173 投稿者:新山 公太(24期生) 投稿日:2011/12/02 Fri 23:59:25

学問とは、文字通り「問うて学ぶ」ことです。


「何を当たり前のことを」と思われるかも知れませんが、
私は今まで、これを分かってはいませんでした。


私一個人内でのこの発見≠ノ至るまでには、順序がありました。

はじめに、中島さんが立てて下さった「心」についての問いかけ。

“ 「思い」は私たちの胸の中にあり、「こころ」は."あなた"と"わたし"のその間にある ”、
という方は幾らか想像がしやすかったのですが、
“ 「思い」を「こころ」に変えていくのは、やはり「問いを立て学ぶこと」 ”、
との方は自分の理解力が及ばず、告白すると、どういうことか分かりませんでした。
この段階では、疑問だけが残ります。


そして、現在ゼミで学んでいるドラッカーの『ポスト資本主義社会』の再読。

著書の中で、18世紀にフランスで編纂された『百科全書』が取り上げられていました。
世界史の教科書で何度か目にした名前であり、予備校の先生が一言を付した記憶も朧げながらあります。
けれど、
それまでの自分にとっては世界史学習内で出てくる膨大な単語群の中の一つでしかありませんでした。
その『百科全書』をドラッカーは、
それまで親方を手本として徒弟しか身に着けられなかった技能を体系化し、
徒弟でなくともそれを得られるようにした、
すなわち技術≠生んだ「人類の歴史上最も重要な書物の一つ」であると評しています。

初めにテキストを読んだ際には新鮮な驚きだけがあったのですが、読み返してみると、
「中学・高校で歴史学のこうした面を示してくれれば、歴史好きの生徒も多くなるだろうになあ」
との感想が湧いてきました。

しかしこれは受け売りなのですが、「大学以前は学習。学問は大学以後」。
歴史の概観図をまず習わせるためには、
国家の変革や存亡に関わる大事∴ネ外に多くの時間を割くことはできまい。
事物の歴史的意義の探究や、自らの疑問をもって新しい発見を目指すのは基本大学生の学業だろう。
そんな考えも同時に出てきました。

そしてこと此処まで至った時、瞬間、
靄のかかっていた中島さんの言葉が鮮明に見えてきました。
「疑問をもって、新しい発見を目指す」、すなわち「問いを立て学ぶ」。
そうか、そういうことだったのかと。



その後「学問」と「問いを立て学ぶこと」を調べてみたとき、
冒頭の京都大学・やまだ ようこ教授の言葉まで辿り着きました。

下記に全文を掲載します。
 学問は、「勉強(強いて勉める)」とはちがいます。学問とは、文字通り「問うて学ぶ」ことです。
正しい答えを求めることだけが学問ではありません。学問にとってもっとも大切なのは、どのような問いを立てるかです。
問いの立て方によって、答えをもとめる方向が変わり、世界の見方が変わります。
 誰も知らない事実を探しもとめることだけが学問ではありません。
誰もが知っている出来事や平凡な事実を前に、「なぜ?」と問いを発するところから学問がはじまります。
 問うて学ぶことによって、世界の見方が新鮮なたまごのように生み出されます。
あるとき、まるで関係がないと思っていたあれもこれもが、むすびついて見えてきます。
あるとき、暗い海面に月の光がさしこむように、何かが透き通って見えてきます。世界や自分が変化していくよろこび、それこそ、学問のおもしろさです。
  (*)

勉強を「強いて勉める」だけで捉えてはいないのだろうとは思いますが、
それ以外はスッと自身に入ってくるものでした。

これは彼女の言葉ですが、しかし、独特の言葉ではないでしょう。
イギリスにも、「多くを問う者は多くを学ぶ」という諺がありました。
学問の道を進んでいる人間にとっては、不思議なことではなく、自然なこと。

ただそれでも、
「当たり前のこと」を「当たり前のように」できる、分かっている人物というのが、やはり傑物なのだろうかなあ、
などと思わされました。

今までそうしてこれなかった自分としては、
このことをきちんと心得た上で、これから学んで、また中島さんの問いについても考えてゆきたいです。



余談となりますが、「学問」を辞書で引いたところ、
日本では中世から近世にかけて「がくもん」を「学文」と書くのが一般的であったらしいです。
日本にとって何が学ぶことであったのか、ということも考えてみたい事柄です。





何やら一人舞い上がっているようでいて、
おまけに文章もとっ散らかってしまいお恥ずかしいのですが、
電車の中でこのことがストンと腑にまで落ちてきた時、大変「快かった」ので、ご容赦願います。

こういった感覚は「快楽」とは違って意図して生み出せはしないので、
次はいつ味わえるだろうと、その都度に気になってしまう……。



(*)http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/develop/yyamada/ytoutemanabu.htm

○杉山(3期)です 2011/12/6

新山くん、面白いよ。
三戸ゼミ生であるならば、学ぶということを続けている人であれば、
誰も一度は問い、そして問い続けることだよね。

「何かが透き通って見えてくる」、先生のお話を伺ったり、本を読んだり、
テレビのコメンテーターの話を聞いたり、タイミングはいろいろですが
そんな経験が何度かあります。

新山くんの年齢とそれに気が付けるとはうらやましいかぎりです。

「学文」についても考察?も是非お願いします。


ありがとうございます、杉山さん。
 嬉しいです。
 気が付いても、本当に「分かった」と言えるようになるのは、
 今後学んでゆく際の姿勢にきちんと取り入れられた後になるでしょう。
 今回のことは常に考えてゆきたいと思います。

 >「学文」についても考察?も是非お願いします。
 承りました!
 こうした問いを下さるのもありがたいです。




○「学問とは、文字通り「問うて学ぶ」ことです。」で始まる、今回は、いいなぁ…。(^_^)
 学生ならではの「感動」に満ち溢れている!
 一体何人の学生が、君と同じような「感動」を味わい、
 そして、語ることができる「相手」がいて、
 「応えてくれて」いる。
 しかも、その「感動」を得る「きっかけ」を与えてくれた人がいる。
 
 いいなぁ…!!!!!!!ヾ(=^▽^=)ノ
 今年の「書き込みtop3」にはいるんじゃないかなぁ…。


先生、ありがとうございます。
 今回「見つけ」、「伝え」、応えを「読んで」得られたどの感動も、ここにいる方々がいなければありませんでした。
 刮目でも述べさせていただきましたが、三戸ゼミがあって良かったです。

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