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第三教室「創造と変革」のまとめ
No:3426 投稿者：三戸 投稿日：2010/11/01 Mon 02:04:43 [返信] 

４人から回答があった。
渡辺／歴史観⇒世界観⇒使命感⇒倫理観⇒人生観
小林／歴史観⇒世界観⇒倫理観⇒人生観⇒使命感
杉山／倫理観⇒使命感⇒世界観⇒歴史観⇒人生感
太田／歴史観⇒世界観⇒倫理観⇒使命感⇒人生観
(回答順)

○同じ答えはない。
○「歴史観」から始まる者が３名。その全て「歴史観⇒世界観」である。
○「倫理観」から始まると「世界観⇒歴史観」となっている。
○「人生観」が最後が１名。「使命感」が１名。
「倫理観⇒人生観」が２名、「倫理観⇒使命感」が２名。
　どちらにしても、「倫理観」「人生観」「使命感」を後に位置づけている。

　以下、文章ではなく、箇条書きで論じていくことを許して欲しい。

(１)「世界観」「歴史観」「人生観」「倫理観」「使命感」の５つだが、
「世界観」「歴史観」「倫理観」と「人生観」「使命感」はレベル・次元が異なるであろう。
(「人生観」は、太田君が言うように、レベルが違う概念ではないか？
だから、前に「(読んでいないが)たいしたことはないんじゃないか…」と書いた。)　　　　

(２)「世界観」「歴史観」「倫理観」は相互規定しているほどではないにしても、
相互連関しているのではないか？
また、それは、「人生観」と「使命感」においても同じであろう。

(３)前３者が「論理的」「社会で共有されるもの」であり、、「自己を位置づけるもの」であるのに対して、
後の二つ「人生観」「使命感」は、「感覚的」「個人の内面にとどまる」ものではないだろうか？

(４)「世界観」「歴史観」「倫理観」を意識し、形式知として表すことが出来る者とそうでない者に分かれよう(渡辺君が、「志士」と凡人とに分けていた)。

(５)「世界観」は学ばなくても、持つことができ、持っているものであろう。
ただ、意識しているか否か、は別だ。
だが、「歴史観」は学ばねば得ることはできまい。

(６)ベンサム・ミルやカントの「正義」は「人間観(経済合理性や人権、理性)」に因っている。その「人間観」は、その時代を反映している。即ち、「世界観=倫理観」。

(７)「人生観」「使命感」は、「社会経験(交友や成功・挫折)」から生まれてくるものではないか。書物から学ぶものではあるまい。

(８)「人生観」はだれでも生きている内に獲得・形成されてこよう。
だが、「使命感」を持つものは僅かではないか？
(「しめいかん」は「使命感」と変換されるように、「観(認識)」ではない。)

⇒ここまでで、次の２種の人間類型があることがわかる。
(Ａ)「(学んだ)歴史観」から「世界観」「倫理観」を持つもの
(Ｂ)体験の中から、「人生観」「使命感」を持ち、「世界観」「倫理観」は持つが、「歴史観」を持たぬもの。

⇒「歴史観」→「世界観」＝「倫理観」／「人生観」／「使命感」

○出題は、「順序は？」だったとすると、表現が適切ではなかった。
「関連性は？」と聞くべきであった。

○５つの概念の「順序、関連性」を考えるところから、
各概念を考えることが、出題の意図であった。

このテーマにもう少し食らいつきたい人は、
次の課題として、各概念の内容を具体的に考えてみることを勧たい。

とりあえず、ここまでにしたい。(目がショボショボしてきた。)