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《TOPICS ( 10月27日 更新)》

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【ベ ッ テ ィ ン グ】 No.5204プロ野球・日本シリーズ2016 No.51952016リオ・パラリンピックBETTING!! No. 5181リオオリンピック第一弾 8月14日まで! No. 5182リオオリンピック第二弾 8月14日まで!

【書店日記&今月の雑誌】   No.5189書店日記&今月の雑誌8月号  No. 51777月 No. 51726月 No. 51605月 No. 51504月 No.5130【書店企画・番外編】「新書大賞2016」を斬る!

【K-1 グランプリ】 No.51756・7月のキリ番報告 No.51613〜5月のキリ番報告 No.5134 祝 カウンター700000突破!  【No.48732014年K-1GP 【No.3920K-1グランプリ開催中! ⇒ 【No.4093報告要項

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「10年後の業界を語る」から得たこと
No:3335 投稿者:佐々木(16期) 投稿日:2010/10/26 Tue 23:30:44

小林鉄平さん、中島大輔さん、改めまして浩友会での報告、どうも有難うございました。
お二方の書き込み、三戸先生のお話・掲示板での書き込みから、もっとこうしていたら
良い報告になったのではないかという「後悔」が伺えますが、お世辞抜きに私にとっては
非常に得る所が大きい報告、勉強会でした。

なぜ、「10年後の我が業界」を語るのでしょうか。
なぜ、「我が社を語る」のではないのでしょうか。
なぜ、50年後、100年後ではないのでしょうか。
(何かを語るとは、「意図的に」、何かを語らないことです。)

それは、自社の「本業」を国家・社会の中に位置づけ、果たすべき役割と責任を明確にし、
会社のあり方、自らの働き方・生き方を問い続けていくためだと理解しました。
飽くまで、関心は自分が働いている、生きていく会社にありますし、なければいけません。
しかし、現代大企業の事業領域は多岐にわたっており、「我が社」の説明では多角化された
事業の羅列、社風の紹介、自社の経営課題を取り上げるといった方向に行きかねません。
そのような個別の企業・経営問題ではなく、「社会における企業」を問題とし、その中で
自らはどのように関わり、生きていくのかを問うことが三戸ゼミの視点だと思います。
それには、各社の「本業」を括りとした「業界」という切り口が有効なのだと考えます。
製鉄も、プラントエンジニアリングも、化学も、ITも、不動産も事業としてありながら、
「我が社の事業とは何か」と問われれば、やはり「鉄鋼業」であり、「鉄」という商品こそ
「社会における我が社」の存在意義の中心だからです(分社化したりしていますが)。
また、自らの関わり、生き方という視点を持つならば、考える期間として50年、100年では
意味が薄くなるため、短期ではないながらも現実的な10年という所になるのでしょう。

ゼミでは「問題把握」、「テーマ設定」こそ決定的に重要であると学んでいたはずなのに、
勉強会のテーマである「10年後の我が業界を語る」の意味を問い直していませんでした。
テーマ理解が不十分であるならば、報告の聞き手としても、発表者を含めてその場にいる
人たちを豊かにできるような質問ができる訳がありません。
報告とは、発表者(の役割が大きいのはもちろんですが、それ)だけではなく、聞き手に
よっても左右されてしまうものです。
その意味で、自分も「良い報告」を創ることに貢献できなかったことを情けなく思います。

しかし、冒頭でも書いた通り、もちろん「収穫」がありました。
それは、現代社会の基本問題とは「食糧・資源・エネルギー」であり、そこから「国家」の
重要性が再び増してきたことを明確に認識できたということです。
それというのも、期せずして鉄鋼業と漁業という国家・社会の根幹に関わる業界が揃い、
鉄平さんも中島さんも、業界が抱える問題、自らの問題意識をぶつけてくれたからです。
せっかくですので、三戸先生より講義いただいたレジュメの目次を見てみましょう。

「Global Market と International」
1.はじめに
2.「国家から市場へ」は正しいか?必然か?
3.「(経済における)国家の果たす役割」が、近年、急増しているように思える。
4.「インターナショナル化」が「国家から市場へ」(軽くなる国家)
5.「グローバル化」が「国家の果たす役割」(重くなる国家)
6.「国家」とは
7.適応すべき環境は何か?人類はどこに行こうとしているのか?

なるほど、と思いました。
ほんの数年前までは、社会のあらゆる領域を市場に取り込もうとする動きが活発でしたが、
金融工学が高度に発達した結果、マネー経済をコントロールする必要性が認識されたこと、
地球環境問題が企業活動に規制を加えだしたこと、経済大国としての中国の台頭によって
食糧・資源の有限性が顕れ出したことなど複数の要因が重なり、一企業の限界を克服する
存在としての「国家」が復権してきたということです。

三戸先生のお話を聞いていて、背筋が寒くなるくらい恐ろしくなったことが、そのような
環境において、日本が「国家」として弱体であること、さらに弱体化させるような政権が
現実に存在しているという事実です。
「食糧・資源・エネルギー」が基本問題であるということは、「豊かさ、より良い明日」を
目指す社会から、「生存、現状の生活」が保証されない社会になったことを意味します。
各国がなりふり構わず、自国の「食糧・資源・エネルギー」の確保に血道を上げる中で、
国民の生命・財産を守れない、守る気が無い日本という国家はどうなるのでしょうか。

自分としては、会社の中で認められ、仕事を任され、会社全体を動かせるようになり、
一企業としてできる限り「食糧・資源・エネルギー」の確保・供給に貢献し、それを通じて
自社が日本という国家・社会の中で存在が認められていくようにしたいと考えます。
そのためには、基本的能力をもっともっと磨いていかなければならないことはもちろん、
自分・自分の会社が関わる全ての人たちの立場・思いを理解して行動できるようになりたい
ですし、常に国家・社会全体の観点から発想する習慣を身に付けたいと思います。
(もちろん、遠くだけを見るのではなく、今の仕事をしっかりとやっていくことが大切です。)

今回、最も心に残った先生のお話は、「視野の広さ」と「視点の高さ」についてです。
これまでは、「視野の広さ」と「視点の高さ」を同列に考えていました。
しかし、先生から「視点を高くするから、視野が広がるのだ」と言われました。
日常の業務の処理に追われていると、どうしても視点が足元に向きがちになります。
それでは、自分がこのようにありたい、と思ったようにはなることができません。
「自分の仕事⇒部署⇒会社⇒業界⇒日本(⇒世界⇒自然)」というように、視点を高く持つ
時間・機会を自覚的に作っていく必要があるのだと思います。
普段は中々難しいのですが、このようなことを考えさせてくれる三戸ゼミ掲示板、浩友会
という場を、これまで以上に大切にしてまいります。

三戸先生、太田さん始め準備に尽力いただいた幹事の皆さん、報告を引き受けてくれた
中島さん、鉄平さん、浩友会に参加してくれた皆さん、残念ながら今回参加できなくとも
レスポンスをくれた皆さん、ゼミ報告やゼミー作成をしてくれた近藤君始め現役生の皆さん、
全ての人のおかげで浩友会という貴重な場が成り立っていることに感謝します。
とても楽しい浩友会でした。あっという間でした。
是非、来年はさらに盛り上がる浩友会にしたいですね。
本当に、どうも有難うございました。

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