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《TOPICS ( 10月27日 更新)》

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【ベ ッ テ ィ ン グ】 No.5204プロ野球・日本シリーズ2016 No.51952016リオ・パラリンピックBETTING!! No. 5181リオオリンピック第一弾 8月14日まで! No. 5182リオオリンピック第二弾 8月14日まで!

【書店日記&今月の雑誌】   No.5189書店日記&今月の雑誌8月号  No. 51777月 No. 51726月 No. 51605月 No. 51504月 No.5130【書店企画・番外編】「新書大賞2016」を斬る!

【K-1 グランプリ】 No.51756・7月のキリ番報告 No.51613〜5月のキリ番報告 No.5134 祝 カウンター700000突破!  【No.48732014年K-1GP 【No.3920K-1グランプリ開催中! ⇒ 【No.4093報告要項

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2009年度 討論会報告!!
No:2863 投稿者:竹田俊亮(21期) 投稿日:2009/12/30 Wed 01:49:40

大変お待たせしました。2009年度 討論会の報告をします!
(報告の流れですが、全体の報告として私が1日目の報告をし、
2日目の分科会の報告については各グループごとにおこなっていきます。)


【平成二十一年度 第56回日本学生経済ゼミナール関西大学大会】


〜三戸ゼミナール・勝部ゼミナール・池内ゼミナール 討論会〜
≪目次≫
1.基本情報
2.1日目報告 〜分科会テーマ決定!〜
3.2日目報告 〜分科会での討論!〜


1.基本情報

[日時] 2009年12月19日(土)12時〜18時10分
20日(日)10時〜16時10分
[場所] 関西大学
[議長団] 佐久間唯、徳永雄己、黒島大雄(勝部ゼミナール)大野裕喜(三戸ゼミナール)
[参加人数]42名(内訳:三戸ゼミ17名、勝部ゼミ8名、池内ゼミ17名)
[三戸ゼミナール参加者]
(18期)大野裕喜
(19期)岩城雅之、門脇誠史、原裕貴、渡辺進一
(20期)石井宏通、今村達朗、大平将之、片岡憲洋、中村貴治、山ア志帆
(21期)竹田俊亮、長M将
(22期)小林裕生、近藤祐太朗、坂倉尚道、清野彩奈

※以上、敬称略

2.1日目報告 〜分科会テーマ決定!〜
[概要]
(12:00〜12:30)自己紹介・抱負、
勝部先生、池内先生のお話
(12:30〜14:30)討論会準備・打ち合わせ
(14:30〜17:30)討論@
        (1)各ゼミ論文の主張確認
        (2)回答書の確認
        (3)論点の整理
(17:30〜18:00)分科会テーマ決定

まず、ゼミ生から自己紹介と討論会においての抱負を話し、その後先生方から、
今回3ゼミで討論会を行うことの意義と、討論会でたくさん学んで帰ってほしいとの主旨をお話して頂いた。
本報告では、討論会一日目にどのような流れで分科会のテーマが決定させたのかを報告していく。

[各ゼミの主張確認]
 質疑応答をする際に各ゼミの主張の理解に混乱のないように、
黒板に3ゼミの論文のテーマ・結論・論理展開を書き確認を行った。確認の意味を込め簡単にまとめる。

≪三戸ゼミ≫
@問題:近年の日本企業はかつての「家」か?
A結論:近年の日本企業はかつての「家」ではない。
B論理展開:
日本企業の近年の動向を分析した結果「現象・制度」は変容しているが、これは「原理」が貫徹していないためであると考えた。
「原理」が貫徹していない日本企業はもはやかつての「家」ではなくなっているとし、
その背景に「家イデオロギー」という日本の「社会的信条」がなくなっているという理由をたてた。

ここでいう「現象・制度」「原理」「社会的信条」とは、「日本的経営」を捉える時の視点である。
それぞれを次のように把握する。

「現象・制度」… 日本企業の実態、つまり日本企業特有の4つのシステム
(人事システム・株式会社制度・企業結合様式・企業−国家間関係)として捉えた。
これらについて近年の動向を分析することで、「原理」レベルにおいて変化があるかをみた。
「原理」… 日本企業が「家」か否かを決定づけるものとした。
論文においては、「家の論理」の10項目から、「家」足らしめている重要な項目を「家の4原理」とした。
「社会的信条」… 「家」に影響を与えたものとして「家イデオロギー」という日本社会の社会的信条をおき、
「家」でなくなったことの要因を探った。


≪池内ゼミ≫
@問題:日本的経営は崩壊したか
A結論:日本的経営の「構造」において重大な変化がみられるが崩壊していない
B論理展開:
日本的経営を「原理・構造・制度」の3つのレベルで捉え、「原理・構造」こそが日本企業を特殊にしているとした。
近年「制度」レベルでの変容がみられるが、これは環境適応したもので、「原理」レベルにおいて変化はみられない。
しかし、「構造」レベルにおいては重大な変化がみられる。これが様々な現代日本社会の問題を生みだしていると捉えている。

池内ゼミのいう日本的経営の「原理・構造・制度」とは次のようなものである。
「原理」…維持繁栄(普遍的原理)
「構造」…親子関係(日本独自のもの)
「制度」…日本企業特有の特徴


≪勝部ゼミ≫
@問題:日本的経営は崩壊したのか
A結論:家の最大目標である「家の維持・繁栄」がある限り崩壊していない
B論理展開:
日本的経営の独自性は「家の論理」で捉えた場合に把握できる。
そして近年の日本企業の制度の変化は「家の論理」で捉えた場合説明できる。
これは、「家の論理」の目的である「家の維持・繁栄」が残りの項目を手段として変化し続けているので、
「家の維持・繁栄」は項目として残っているためである。


[回答書の確認]
事前に提出した回答書の確認から始まり、論文全体について質疑応答をすることで、論点を明確にしようとした。
順を追って報告していく。
質問を番号の横に挙げ、回答を下にまとめる。


(1)勝部ゼミの論文について


 @勝部ゼミのいう「家の維持繁栄」とは何か(三戸ゼミ)
→(企業としてではなく、)「家」として家族とともに成長していくこと。
 「家の維持繁栄=企業の維持繁栄」として捉えている。

 A現代の日本企業は「家」か(三戸ゼミ)
→現代の日本企業を「家」として捉えているが、かつてみられた「滅私奉公」はない。
(過労死や無賃金労働などにみられる「滅私奉公」は残っている。)

 B日本的経営をどう捉えるか(三戸ゼミ)
→「三種の神器」と「家の論理」のどちらでも捉えることができる。また、日本的経営とは「家の論理」を根幹とする経営のことをいう。

 Cなぜアベグレンを引き出し、三種の神器を重要としたのか(池内ゼミ)
→世間一般で広く捉えられており、日本的経営が崩壊したか否かを論じる際に外せない視点であると考えた。

(D)「家の論理」は10項目あってこその「家」と捉えるが、これに対し勝部ゼミの意見は?(三戸ゼミ)
→未検討のため、回答は保留となった。

〔ここで問題となった相違点〕
○親子関係について
 三戸ゼミは、恩情と専制による命令とそれに対する絶対服従、また庇護があってこその親子関係としている。
これに対し、勝部ゼミは上司と部下の関係そのものも含め、近年の日本において関係が崩れたとは言えないとした。


(2)池内ゼミの論文について


 @「原理」に「維持繁栄」をおき普遍原理としているが、普遍原理で日本的経営が特殊となるのか(三戸ゼミ)
→普遍原理でなく、特殊であると捉えている。(論文の主張を訂正)

 A論文に「滅私奉公」の記述がないが、どのように捉えているのか。敢えて捨象しているのか。
→重要だとは捉えているが、「維持繁栄」の中に含めているので、記述をしていない。


(3)三戸ゼミの論文について


 ○なぜ「家の4原理」を用いたのか。
→「家の論理」の10項目の中で「家」かどうかをみるうえで重要と捉えたから。


[論点の整理]
質疑応答の結果、以下のような論点を中心に議論すればよいのではないかという話が上がった。

○何を以て維持繁栄とするのか
○日本的経営の理解は三戸ゼミと池内ゼミではどちらが妥当か
○「家としての維持繁栄」と「家の維持繁栄」の差異について


[分科会テーマ]

回答書に対する質疑応答などの話し合いや論点の整理により、以下の4つが分科会テーマとして決定された。

@「家の論理」と「日本的経営」の関係性について
(それぞれをどのように捉えているか)
…3ゼミでそれぞれの関係性について捉え方が異なっているため、
また、A以降の論点につなげるために確認の意味も込めてこのテーマを設定した。


A何を以て維持・繁栄とするのか
…原理レベルでの「維持・繁栄」や最大目標としての「家の維持・繁栄」など、各ゼミで「維持・繁栄」について差異がみられた。
「家の」がない場合、日本企業においてどのような特殊性をもたらしているのかが明確でなく、理解が各ゼミで異なっているために設定した。
(具体的に、新規事業の拡大やマーケットシェアを重視していることは3ゼミで一致しているが、なにが「家」足らしめているのかについては異なっている。)


B何を以て「家の論理」とするのか
…日本的経営を「家の論理」で捉えることは一致しているが、日本的経営が崩壊したのか否か
を決める際の決定的な要因としてあげているものが3ゼミで異なっているため、議論をすることとなった。

【3ゼミの相違点】
三戸ゼミ:家の4原理
池内ゼミ:維持繁栄と親子関係
勝部ゼミ:維持繁栄


C日本的経営は崩壊したか
…@からBを踏まえて、共通のテーマであるこの問いに戻り議論することとなった。

@からCはそれぞれが別の問いではあるが、内容が重なっていることもあり、
分科会ではグループごとに4つのテーマ全てに取り組んだ。


(続きます)

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