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「肉食系(?)二年生の参加とにおわなっとうの答え」ゼミ室の光景〜5月19日〜
No:2351 投稿者:今村達朗(20期生) 投稿日:2009/05/26 Tue 14:16:13

14時40分。
ゼミ室に入ると見知らぬ青年が一人。
先週オープンゼミを行ったばかりであるが、先生の講義を聞き、ぜひゼミを見学させてほしい
と二年生が見学に来てくれた。
太田さんの分析通り、今年の二年生はここ数年と比べ強い危機感を感じているようだ。
(彼が先週来ていれば、オープンゼミ参加者は37人となり太田さんの
D番・37人以上予想は的中していた・・!)

名前は飯降(いぶり)君という。
私にはなじみのない苗字で、先生も初めて聞く姓だとおっしゃっていた。
奈良県の出身で、そのある一帯ではみな「飯降」という苗字ばかりだそうだ。

積極的にゼミを知ろう、自分をアピールしようという姿勢で、
ゼミ中ゼミ生が自己認識・他者認識において自分は草食系か?と、五段階(肉食1〜草食5)
で判定していたとき、「自分も参加してよいですか?」と彼のほうから参加を希望してきた。
ちなみに彼は自分を草食度4と認識しており、非常に興味深いデータである。

予定があり生協休憩までの参加であったが、彼が三戸ゼミに入れば有望な新ゼミ生となるだろう。
また、現在のところこの長い掲示板の歴史の中でも、ゼミ生になる前からその名前が書き込まれた
者はいないのではないだろうか。
ぜひ、ここに新たなカルトを残してもらいたい。


さて、せっかく見学に来てくれた二年生がいたので、いきなり勉強に入るのではなく、
はじめに先生からクイズを出していただいた。

問題@「におわなっとうという、納豆のにおいを抑えた製品がある。これを良しとするか否か。」

はじめに口を開いたのは勝又。
「納豆の匂いは納豆の持つよさに含まれている。匂いがなくなったらそれは納豆ではない。」
今村「しかし納豆は健康に良い。これをきっかけに納豆嫌いの人が口にするようになるのでは。」
意見が飛び交う中先生から「納豆はもともとどのように食べられていたか知っているか?」との問いに
岩城「昔は味噌汁に入れて食べられていた。」と即答。
「玄米の岩城」「忍者飯の岩城」の異名を持つ彼は、食品に関して独特の知識・センスを持っている。
話はもどり勝又「健康に良いので製品としては認めるが、納豆としては認めない。
匂いがなければそれは納豆ではない。」
小泉「つまりにおいのない納豆という製品自体は認めるが、納豆の文化としては認めない
ということか。」

ある程度煮詰まったところで、先生から議論をまとめていただいた。
企業/マーケティング→○
文化/伝統→×
健康/食品→○


ここで先生からもうひとつ出題される。

問題A「赤ちゃんのウンチの匂いを消す薬品があるが、これを良しとするか否か。」

小泉「認可が下りていて健康に害がなければ問題ない。においがきついのはまじ勘弁だししょーがない。」
この意見に多くのゼミ生が猛反発。
勝又「自分の親は紙おむつも否定している。紙おむつの快適さによって赤ちゃんはもよおした
事の不快さに気づかず、オムツ離れが遅くなる。この問題もウンチのにおいがなくなる
ことで不快さを感じず問題が起こる。」
安斎「認可が下りていても本当に健康に害がないかあやしい。自分は使わない。」

結局、小泉・片岡・今村の三人のみが薬品を肯定し、
ほかのゼミ生は頑として薬品の存在を認めなかった。

企業/マーケティング→○
文化/伝統→×
健康/食品→×


==先生のお話==

「くちゃいくちゃいですね〜。」といってオムツを替えれば良いのではないか?
においはそれほど問題なのだろうか。
においの持つ負の側面は「悪」ではなく「嫌」である。
「嫌」を避けることは我慢を無くす。
「嫌」を避けることを発想としたマーケティングは、社会において我慢の機会を奪う。
近年の草食系男子然り、「我慢」がなくなることで、人間・社会に変化が起きているのではないか。
このような観点からすれば、先のにおわなっとうも同じ問題と捉えられる。
一般的に「においのない納豆」は伝統/文化の問題として捉えられがちであるが、
「嫌」を避ける、という社会に対する影響の問題ではないだろうか。

O太さんも触れられていたように、「におわなっとう」という製品単体で見れば、
良い側面のほうが大きい。
納豆固有の栄養成分があり、これまで納豆のにおいが嫌いな人が納豆を口にするようになる。
そのための研究努力も当然認められるべきである。
しかし、もっと大きな視野でこの構造を捉えると、「嫌」をなくす、という発想からのマーケティング
には、社会に対する影響という観点から問題をはらんでいるのだろう。

=======================================

池田さん、O太さん、杉山さん、ご回答いただきありがとうございます。

>池田さん
問題出題後の即座のレスポンス、ありがとうございます。
「良しとするか?」という設問に対し、一般的には肯定されるだろう、という予測から
否定する論理を導こうとする勘の鋭さに「勝負師」の気概を感じました。

>初代スピーチ大魔王
立場上お答えしづらい出題・回答であったにも関わらず、明晰なご回答ありがとうございます。
先生は、問題@だけではこれを問題と感じないが、問題Aをセットで考えるとこの問題の構造が
見えてくるだろうとおっしゃっていました。まさか「におわなっとう」から先に答えを
書かれてしまうとは・・。
まさに佐々木さんがおっしゃっていた正と負の論理を理解する、「とらわれない心」の姿を感じました。

>杉山さん
お忙しいことと思います。早朝のレスポンス、本当にありがとうございます。
私もやはり「におわなっとう」単体で見れば非常にすばらしい製品であると思います。
納豆とマヨネーズ・・!コーンとツナ!!
ぜひ試してみたいと思います。
ちなみに我が家では納豆にごま塩をかけ、それが普通だと思っていました。
友人はラー油をかけるのが普通だ!と言っています。


ご協力いただきありがとうございます。
後から振り返り、今回とった方法は「ゼミ室の光景」を興味深く読んでもらいたい、という私のエゴであり、
ご回答いただく方々に対しては適切とは言えない方法であったと反省しています。
今後も読んでくださる方々、応えてくださる方々が楽しみながら、より良い書き込みができるよう
学んでいきたいです。

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