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最近読んだ本の紹介 大学院時代までの蔵書はほとんど全て実家に送ってしまっておりまして、
No:2273
投稿者:佐々木 真光(16期)
投稿日:2009/01/18 Sun 20:29:58
現在は実家の一室が書庫になっております。
(たまに無性に読み返したくなるものが何冊もあるのですが…。)
そんなわけで、私の手元にある本は4月以降買ったものだけなのですが、
数えてみると約80冊ありました。
7〜8冊/月というペースなので、学生の頃よりは大分落ちてしまっておりますが、
読書は続けられているなあ、と思っています。
やはり、通勤の満員電車で無になりながら読むのがコツでしょうか。
さて、その中で最近読んだものからお勧めしたいものを紹介いたします。
☆☆☆☆☆
1.J.M.ケインズ著・間宮陽介訳『雇用、利子および貨幣の一般理論 上・下』(岩波文庫)
新自由主義を懐疑し、現代の経済体制を分析するのにケインズ、バーリ、ヴェブレンの
理論が有効であることを主張してきた間宮による新訳。訳文の「自然さ」もさることながら、
上巻にある間宮の「訳者序文」は『一般理論』の意味を今に位置づけ直す名序文というべきで、
古典新訳の「手本」とさえ評価したい。これを読むだけでも買う価値あり!
下巻の宇沢弘文による「解題」も力作。
2.入江孝則『敗者の戦後』(ちくま学芸文庫)
切り口=視点と方法によってこれだけ多くのことが観えてくるのだという感動を与えてくれる。
特に、普通に学校教育でしか歴史を学んでいない人(三戸ゼミにいるのか?)は必読。
以前に渡辺さんも掲示板で紹介されていたような気がします。
渡辺さんが紹介される本は先生と並んでハズれがありません。
☆☆☆☆
3.松岡正剛『白川静 漢字の世界観』(平凡社新書)
帯に書いてあってあらためて驚いたのが、「白川静への初の入門書」だということ。
昨年まで、どんなに日本が誇ってもおかしくはない知の巨人の入門書が無かったとは…。
白川静は取っ付きにくいと思う人でも、著者の圧倒的な「白川静の世界への憧れ」の
エネルギーによって「ああ、いいなあ」と思わせてくれる良い入門書。
4.沢木耕太郎『危機の宰相』(文春文庫)
かつての政治家ってこんなに凄かったのか。
そこに、「庶民の目線」や「親しみやすさ」などは欠片もない。
しかし、ここに登場する池田勇人を始めとする男達にあるものもまた、現代の政治家にはないのである。
☆☆☆
5.野矢茂樹『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』(ちくま学芸文庫)
第一章のタイトル、「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」に魅かれた。
ウィトゲンシュタインはあの文体が取っ付きにくくて敬遠していてが、これは良い解説書。
特に、第一章は「境界問題」にも視座を与えてくれる。
【最後に】
金融危機について、個々のケースや制度的・現象的な問題点を扱ったものではなくて、
金融体制の全体像を構造的に分析した上での本が無いか探しているのですが、どなたか
良い本をご存知でしたら是非紹介して下さいますようお願いいたします。