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《TOPICS （ １０月２７日　更新)》

【企業番組勉強会】　 【No.5203】１０月２９日浩友会勉強会＠予習編　 【No.5194】第10回ビジネス企業番組勉強会＠予習編　　 【No.5183】第10回日程調整・視聴番組公募　　　【No.5166】第九回報告　【No.5139】第八回報告 　【No.5129】第七回報告！ 　【No.4982】★報告一覧　

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7月17日 本の交換会紹介文1/2
No:1459 投稿者：19期生　酒巻塁 投稿日：2007/08/07 Tue 17:04:19

7月17日の本の交換会は、時間の関係で普段通りやれないということで、事前に紹介文を提出する形となりました。
以下その紹介文となります。、

佐々木さん
◎「組織による個人の抑圧」セット
『会社本位主義は崩れるか』　奥村宏　岩波新書　Ｂ＋
『人間を幸福にしない日本というシステム』　Ｋ．Ｖ．ウォルフレン　新潮ＯＨ！文庫　Ｂ
『系列』　清水一行　集英社文庫　Ｂ＋

「転生」を読んで、皆さんはどれだけ「組織による個人の抑圧」という問題について実感をもって考えることができるでしょうか？
アカデミックのレベルで奥村宏、ジャーナリスティックのレベルでウォルフレン、そして、小説のレベルでの清水一行。
この3つのレベルで読むことによって、「抑圧」問題を自分の問題として考えるヒントになります。
夏合宿、討論会での「転生」の議論を生きたものにしたい、というゼミ生は必読です。


大野
この夏休みに＜野球＞を改めて考えてみよう。
監督として野球を見る、選手として野球を見る、ファン（外部から）として野球を見る。立場によって違った見方があり、野球の面白さを改めて感じることができます。

『野村ノート』　野村克也　小学館　Ａ
現在楽天の野村監督が書いた本。野球のプレーの仕方、分析方法と、強い組織作り、特にリーダーのあるべき姿についての新しい見方が得られる。楽天の4番山崎選手は野村監督の指導の下に「野球のやり方がわかった」と言い、現在の好成績につながっているらしい。野村監督の野球理論はとにかく凄い、野球だけではなく他の組織においても通じる見方を与えてくれます。

『不動心』　松井秀喜　新潮社　Ｂ
現在ヤンキースで活躍している松井が何を考えて野球に臨んでいるかを教えてくれる。それはタイトルにもあるように「不動心」、失敗や挫折があったとしても、それを受け入れて、自分のできることを確実にやっていくことである。ジャイアンツ、ヤンキースで4番を経験した松井の「強さ」を感じてほしいです。

『スローカーブを、もう一球』　山際淳司　角川文庫　Ａ−
「江夏の21球」は皆さん聞いたことがあるでしょうが、その内容、感動を知っていますか。「江夏の21球」のほかに甲子園やボクシングなど8編が収録されており、筆者の豊かな感性でスポーツのその瞬間の＜感動＞が捉えられています。スポーツ好きの人はとにかくこれは読みましょう。


酒巻
『ピアニシモ』　辻仁成　集英社文庫　セットでＢ＋
『海峡の光』　辻仁成　新潮文庫
『冷静と情熱のあいだ』　辻仁成＆江國香織　角川文庫

僕の好きな作家、辻仁成３点セット。
「ピアニシモ」を読んだのが中学１年の時。本を読んで泣いたのはこれが最初で最後です。
「海峡の光」は芥川賞受賞作品、「冷静と情熱のあいだ」は映画化もされたベストラーということで是非読んでみては！？
そして今回に限り、江國香織の「冷静と情熱のあいだ」も付けてB+での御提供！お得です。


藤井
『風の歌を聴け』　村上春樹　講談社文庫　セットでＡ−
『海辺のカフカ（上下）』　村上春樹　新潮文庫　

言葉は平易だが、内容は簡単ではありません。
夏休みに自分と向かい合いたい人へオススメ。
春樹独特の読み終えた後のある種の喪失感、そして同時に得られるカタルシスは一度経験しておくべきだ！


進一
『ローマ人の物語　3　ハンニバル戦記　上』　塩野七生　新潮文庫　A
『ローマ人の物語　4　ハンニバル戦記　中』
『ローマ人の物語　5　ハンニバル戦記　下』

ヨーロッパ、特にイタリアの歴史に関する本では定評のある塩野七生。
「ローマ人の物語」はそんな彼女のライフワークであるだけに素晴らしく、「ハンニバル戦記」はその中でも秀逸。
歴史好きにはもちろんオススメだが、寧ろ歴史モノを普段読まない人、ヨーロッパ・イタリアについて興味がない、知らない人、「塩野七生って誰？」っていう人にこそオススメ。これを読んでローマを感じろ!!


謙太
『涙そうそう』　吉田紀子、吉田雄生　幻冬舎文庫　Ｂ
沖縄を舞台に描かれた、切ない物語。夏に読みたい小説です。

『ヤクザに学ぶ恋愛交渉術』　山平重樹　幻冬舎アウトロー文庫　Ｂ＋
著者はフリーライターとしてヤクザ社会に精通。交渉のプロ中のプロであるヤクザ。 なるほどと思うところとこれは使えないだろと思うところがあり、おもしろい。

『遥かなイチロー、わが友一朗』　義田貴士　ＫＫベストセラーズ　Ｂ＋
少し古い本だが、メジャー挑戦直前から2002年のシーズンまでの著者とイチローとのやりとりが書かれている。
イチローのひとつひとつのプレーには意味があるということやプロとはどういうものなのかということがやりとりを通じて描かれている。
イチローがメジャーで活躍し続けられる理由が垣間見える一冊。