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飛雄馬よ、狙い球を絞り込め!
No:1054 投稿者:太田健一(3期生) 投稿日:2006/12/23 Sat 14:30:14

佐々木さんが指摘されている「本の内容」を説明しない、ということはとても大切な
ことです。本の内容を詳しく説明しようとすれば、情報量が多すぎるためにどうしても
散漫な印象を与えてしまいます。説明するにしても情報量は極力絞る必要があります。

子供の作文でも、説明に終始するものは少しも面白くありません。
「今日、先生とお友達と遠足に行きました。まずバスに乗りました。そして動物園に
着きました。カバを見ました。そしてお弁当を食べました。楽しかったです。」
というようなものです。多くの子供には、作文というものは事実を時系列的に列挙
しなければならない、という思い込みがあるようです。しかしこれでは何が楽しかった
のかさっぱり伝わってきません。
題号ひとつにしても、「動物園で見たこと」よりは「カバのアクビはでかかった」の方が、
「楽しかった遠足」よりは「なあに?このお弁当」の方が読みたくなりませんか?
楽しかったことに絞り込んで書けば、書き手・読み手ともに楽しめるはずなのです。

私がご紹介した清水義範『わが子に教える作文教室』の原題は『作文親父 星一徹』と
いうものなのですが、一徹は上記のような解説の後、次のように説いています。
「飛雄馬よ、作文にはその日のことを全部書かなくてもいいのだ。その日やったことの
うちで一番面白かったことだけに、狙い球をしぼって書いてみろ」
これは子供の作文のみならず、受講するセミナーのレポートなどにも通じる普遍的な
鉄則です。書き手にとって面白くないことは、読み手にとってはなおさら面白くありません。

本の紹介の場合、「情報を絞り込め」というレポート共通の鉄則のほかに、
「オチをつけてはならない」という鉄則があります。
本の紹介というものは広告の一態様に他ならないからです。
広告は、情報の受け手に「商品・サービスを手に取ってみたい」と思わせて初めて
完結するものです。決して自己完結してはなりません。CFでも、オチを付けてしまう
作品は必ず失敗します。
具体的には、どんなに情報量を絞ろうとも「起承転結」全てを伝えるべきではありません。
特に「著者は○○と結論付けています」といった「結」に関わる内容はタブーです。
これは推理小説で例えるならば「ポワロはジェームズを犯人と断定します」と言って
いるようなもので、伝えてはならない情報なのです。
情報の受け手に何がしかの「引っかかり」を残すのが良い広告であり、伝えるのは
「起」だけでも「転」だけでも良いのです。更には、起承転結何れにも全く触れずとも
広告は成立します。例えば、著者はなぜこの本を書かねばならなかったのか、といった
背景を紹介するだけでも、本の紹介としては十分に魅力的なものになるでしょう。

ゼミ生の皆さんは、もし本の紹介があまり面白く感じられなくなったら、本屋さんで
「腰巻き」に注目してみてください。良い腰巻きを選んでみたり、自分流に腰巻きを
アレンジしてみたりするのは楽しい遊びです。

不謹慎な言い方であるのは承知しておりますが、食中毒も副作用もPL事故の心配も
ない「書籍」というモノは、広告のNGワードが極端に少ない類稀な分野です。
せっかく自由度が高いのですから、人に読ませたい本があるならば、自分が楽しめる
ように遊び心をもって紹介してみましょう。

【追記 −佐々木さんの最後のご質問に対して−】
中島さんに教えてもらうまで『「分ける」こと「わかる」こと』をご紹介したことすら
すっかり忘れていたほどに記憶力が弱まっている私ですが、本の交換会で次のような
紹介をしたことは覚えています。
「植村直己の『青春を山に賭けて』を読んで血沸き肉踊った私は、何の準備もないまま
翌日からママチャリで旅に出たのだ!」
この時には多くのゼミ生の手が挙がりました。
登山の冒険譚を読んでなぜ自転車に乗るのだ?というような細かいことは関係ないのです。
おお、それほどまでに読み手を燃え上がらせるパワーがこの本にはあるのか、と伝える
ことこそが重要なのです。
内容に一行も触れずとも紹介になるという一例です。

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