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《TOPICS ( 10月27日 更新)》
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トロント大 人文科学部 留学記 ご無沙汰しております、25期生の木田世界です。
No:4386
投稿者:木田世界
投稿日:2012/09/26 Wed 12:24:08
ゼミの皆様にご報告が遅れて閉まったのですが、今年の九月から来年の五月まで留学をすることとなりました。トロントでの学びを共有するため、しばしばこの場をお借りしようと思います。
第一回は、前期に受講する予定の授業の紹介を行います。トロント大人文科学部では学祭的な研究が盛んで、興味深い授業が多いです。"経営学"の勉強のみを続けていると、視野が狭まってしまうということもあると思うので、紹介する授業の視点をみなさんの幅広い探求の参考にしてはいかがでしょうか。
・労働と職業の社会学
社会・経済の変化は、労働のあり方にどのような影響を及ぼしているのかというテーマの授業です。
より具体的には、産業革命期、ポスト産業革命期などの時代の移り変わり、グローバル化やITの発達は、労働の環境や質にどのような影響を与えたのか、労働に関する不平等や労働管理の方法はどのように変遷し、その現状はどうか、男女の労働格差は存在するのか、どのような形で存在しているのかなどを扱っています。
マーケティング、会計、戦略の授業などは企業の管理者のための道具として講義されていることが多いですが、この授業では、企業組織や経済が労働のあり方をどう規定し社会や労働者にどう影響していくかという、企業や管理者の外部からの視点で講義が進められていて、興味深いです。
・文化・社会人類学の基礎概念
社会という言葉は何を表すのか?"文化"は存在するのか?政党や政府、リーダーさえも居ない社会ではどのような政治、統治を行っているのか?親類、コミュニティ、個人が意味するものはそれぞれの社会においてどのように変わるのか?異なる社会、文化に属する人間は、何を共通して持ち、どのような点で異なるのか?などの問いを扱います。
人類学の面白さは、社会学、心理学、言語学、考古学など様々な学問の理論や研究方法を応用して探求して行くことにあると思います。
また、人類学では、学者自身が研究対象の村落で生活を体験し、人々へのインタビューなどによって研究する場合が多く、人類学という学問は研究者の主観に左右される非客観的なものだと非難されることもありますが、数字などの客観的データによる観察のみでは失われてしまいかねないものを扱える人類学は個人的には面白いと思います。
・論理的主張の様式
論理の類型と構造の学習、文章の論理構造の分析などの授業です。論理の類型の実例を比較し、新聞記事の主張要約と主張を導く論理の流れの検証を行う授業で、ディスカッションの時間が多々あります。
・経営の哲学
企業の、法令を遵守する以上の社会的責任はなにか?社会に対する責任と株主に対する利益最大化の責任をどう調和させるか?利益を増加させることと、モラルを守ることは両立できるのか?競争を前提とした企業活動において、どのような責任が適用されず、どのような責任が適応されるべきか?
代表的な哲学者の理論を、経営に関する問題にどのように適用するのか?などの疑問を扱います。
取り上げる課題としては、市場の弊害、株主主義とステークホルダー主義、リーマンショックなどです。
・経営における環境と社会に対する責任
Cooperate Social Responsibilityとは何か?また、企業の社会的責任に基づく企業活動を促進する手段は何か?なぜ企業の社会的責任は重要な論点なのか?などの問いを扱っています。さらにソーシャルビジネスやNGO、学校、教会、病院などの社会的な組織と共同してを進めるグループワークを行います。初回の授業では、チームごとに分かれて自転車を部品から組み立てて行く課題を行い、グループでの作業を進めて行く上での課題は何か体感しました。