【広告】楽天市場から2025年大感謝祭12月19日から開催エントリーお忘れ無く

健康教育掲示板

何か記念に書いてください!

ホームページへ戻る

名前
Eメール
題名
内容
URL
アイコン アイコンURL
削除キー 項目の保存

地震と共に生まれ、育ち始めた子ども達
森のくまさん (1521)投稿日:2005年01月14日 (金) 22時48分 返信ボタン

今、新聞の切り抜きや、インターネットを使い、スマトラ沖の地震について調べている。記事は子どもたちが選び、取材プリントにどんどん貼り付け、短い感想も書いている。『今のいま』を目の前の子ども達と共に学習できるのはやっぱりすごいことだと思う。

@地震と共に生まれた子ども達
この子らは、阪神大震災があった10年前に生まれた子ども達。昨年の実践「みんなどこから?」の取材では、誕生前後に阪神大震災に出会い、小さなこの子らの命を守るためにいろんなドラマを聞くことができた。そして、10年後の今、スマトラ沖地震の学習をしていることは、なにか運命的なものを感じる。
★阪神大震災でもすご〜い力があったのに、そのエネルギーの1400倍もあるなんておそろしや〜死んだ人が多いのはそらそうだなあ。(U)
★ぼくが、生まれて初めてこんな大きな地震をテレビとか新聞で見て、その被害にあった人はかわいそうと思う。

A今のいまをよみとく子ども達
★命を失った人には申し訳ないが、新聞で調べたりするのは、楽しい。命を失った人はかわいそうだ。(M)
★スマトラ沖大地震のことを調べてたら、新聞のやつを調べるのが楽しい。(T)
★ちょっとの日にちのちがいで、ぎせい者の数がすごく変わってくる。(R)
★スマトラ沖地震のぎせい者が20万人をとっぱしそう。(A)
★日本だったらすぐに津波警報が出るのに、外国ではちがうんだなあ〜(F)
★震源地から、1600キロメートル先でも、津波がおこるってことは、それだけすごい地震だったことがわかる。(N)
★同じ新学期、いやな思いをして土砂が流れ込んだ教室をかたづけてる。いやな思いしてんな〜(S)
★スマトラ沖地震はすごい。地震ー津波ー感染病という三連コンボが一番すごかった。(I)
★とても、ひどい津波だったのに、終わっても、伝染病やら、食料が不足したりかわいそう。何かしてあげたいなあ・・(U)
★津波の安全装置を作ってあげてほしい。(T)
★私は、今とても心配です。もし、日本にも大津波が来てしまったらどうしようって思います。(Z)
★「何とかしてあげたいという気持ちでいっぱい」っていう記事がいいなあと思いました。私も協力できたらなあ。(M)
★日本からスリランカのひさい地調査に行った人が、これからはなぜ、津波がおこるのか?どうしたらにげれるのか?を伝えていく手助けをしなくてはいけないと話していた。(T)
★ひがいにあった国のために、多くの国がきふするんだなあ(H)
★やっぱりボランティアは、すごいな。人々のためにせいいっぱいがんばってるなんて。(M)
★がれきの山と化したピピ島で生活する写真を見てーこんな所で、毎日の生活をくりかえしているなんてびっくり!(I) 
★よく三日間もココナッツ一つで生きれたな。私ならすぐ力つきるけどな。(M)
★今は、ぶた肉(イスラム教を信じている人は食べない)も生きるためにたべなきゃあいけなくなったんだな。(A)
★ひなんしている人(写真を見ながら)の気持ちが不安そうにみえる。(Y)
★インドネシアとスリランカの死者がすごく多い。(Y)
★スマトラ沖地震は、マグニチュード8.9の大きな地震で、世界で5番目にでかい地震だったらしい。(A)
★タイ南部では、津波の高さが10,5メートルというのが、ちょ〜びっくり!津波の速度は、秒速6〜8メートル、すごいな〜と思ってしまった。思ってるだけではダメかも。(S)

B知りたがり屋の子ども達
★どうして、地震は、インドの近くで起きたのか知りたい。(M)
★なんで、こんなにみんながひがいにあうのか知りたい。(S)
★もし、日本にもこんなのが来たら日本はどうなるんですか?それが知りたい。(H)
★もし、大地震が日本にもおこり、大津波がおきたらどうなるの?(M)
★地震を感知する正確な地震探知機はないのか?(T)
★ゾウは、地震のことや、津波のことをなんで知っていたのか?(Y)
★地震と津波、どっちの方がすごいかなあ?(N)
★なんで、急に大津波がおきるの?(T)
★津波のことをもっと知りたい。(T)
★伝染病は何種類?(M)
★この後、どう生活するのか知りたい。(S)

※上の疑問を解決するために、市立図書館へ団体(学年)貸し出し行き、地震関連、アジア関連、食物関連の本をさっそく借りてきました。特に絵本 『地震だ!』は( フランクリン・M・ブランリ/文  リブリオ出版) は子ども達にとてもわかりやすく地震のことを説明しています。

□義援金はちゃんと届くのだろうか/ヤマユリ (1522)投稿日 : 2005年01月16日 (日) 11時18分

私のクラスでも話題になっていました。「松井は5千万円寄付したって。」とか言っていました。インターネットで調べてノートにまとめている子もいました。
でもインドネシアの↓のような状況を考えると、そのお金が本当に必要な人を救えているのだろうか?と心配になります。

 昨日の新春シンポジウムとってもよかったですね。新年会では講師の科教協のS先生に「二硫化炭素」のことをたくさん質問して教えてもらいました。「そうやって聞き取った事自体が価値あることやね。現場の労働者は化学反応について長年のカンでやり方をわかってるんだなあ。」とおっしゃっていました。でも製品をつくることについてはプロでも自分にどんな害があるかは無知だったから悲しいと思いました。S先生のとってもやさしい人柄にふれて何でも「フン、フ〜ン」と共感して頂きうれしかったです。次のヴィゴツキーの学習会にも来てくださるので楽しみです。

□鉄腕小4年生の子ども達も協力/森のくまさん (1537)投稿日 : 2005年01月25日 (火) 22時10分

金庫に長い間、眠っていたバザー(1学期総合学習のゴミ問題)の時の売り上げ金をスマトラ沖の地震に寄付することができました。4万4000円ほどありました。

バナナを食べることの意味
ヤマユリ (1519)投稿日:2005年01月13日 (木) 23時14分 返信ボタン

私も5年生で、水俣病から発展させて食料輸入の問題を考えようと思っています。
「バナナと日本人」(岩波新書)を読むと貿易というのは利益を得るのは結局貿易商(輸出国人であっても輸入国人であってもまたは第3国人であっても)だけなのだと気づきました。フィリッピンの安い賃金で働かされている貧しい人たちの暮らしは全然よくなりません。バナナを食べている私たちは間でボロ儲けしている多国籍企業をますます儲けさせる手伝いをしているのです。
だったらどうすればいいか? 「バナナとエビとわたしたち」(カラー版岩波ブックレット)のマンガの中や後書きの解説に「フェアートレード」が出てきます。無農薬有機栽培で作られたバナナを現地の人と直接取引して輸入しています。バナナの値段の中には、生産者の自立資金というのが含まれていてその資金を積み立てて村の共同のトラックを購入したり施設をつくったりして村を豊かにすることに使われます。バナナを買うことで国際協力ができるという仕組みです。オルター・トレード・ジャパンという会社(生協、NGOが共同出資して設立)が紹介されています。「もうひとつの貿易」という意味だそうです。「フェア・トレード」を「民衆交易」と呼んでいます。
株式会社オルター・トレード・ジャパン(ATJ)
http://www.altertrade.co.jp/
日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)
http://www.jca.apc.org/jcnc/
が参考になります。
映像資料も紹介されていました。(ATJやアジア太平洋資料センターhttp://www.parc-jp.org/などが制作)
これらのHPで地震関係の情報を見ると「70年代半ばから内戦がつづいており、インドネシア国軍の軍事作戦下にあるアチェでは、支援活動に大幅な遅れが出ています。被災者救援にあたるべき国軍は、いまだ兵力の3分の1を軍事作戦にあてており、届けられた援助物資は軍用飛行場に積みあがったままです。被災した国軍の家族が優先されているとの情報もあります。
また世界の汚職ワースト8で、政府予算の30%が汚職で消えるインドネシアでは、アチェへ向けられる援助の多くが不正に流用されてしまうとの警告も出されています。」など、「命の重みが平等」ではない現実に驚きました。
身近な食品であるバナナやエビを作っている国の人たちのことをもっと知らなくてはと思います。バナナ色の「バナナと日本人」の本を教室で読んでいると子どもたちが興味ありげに見に来たり、開いて読んでみたりしています。

でも今日は、O君が来てくれて、レーヨンのことを調べてきてくれて教えてくれました。難しそうな本も借りてきて説明してもらいました。ビスコースレーヨンの製造過程では二硫化炭素が発生することまでわかりました。でも硫化水素がまだわかってません。とにかく非常に危険な作業をしていることはわかりました。こんな知的な刺激を職員室で与えてもらえるなんてなんと恵まれていることか!(周りの先生方は難しい話にひいておられた)
バナナの前に「レーヨン」の教材化を頑張らなくては!

 今年度これだけいろいろと実践ができるのも健康Pの学習会の成果と学年の教師集団、子どもとの関係どれもみなうまくつながっているからだなあと思います。

□新たな視点を/バラさん (1520)投稿日 : 2005年01月13日 (木) 23時28分

そうそう。「レーヨン」が抜けていました。「水俣から駒」という感じでしたが、この生活の中の労災問題から、これまでになかった健康教育の新たな視点が見つかるかも知れません。ヤマユリさんにとってはアイデンティティーの問題でもあるわけですし。これで単年度で延べ7本の実践ですか。丸3年でビッグバンですね。

私たちの食べ物をアジアとの関係で考える
森のくまさん (1517)投稿日:2005年01月11日 (火) 23時13分 返信ボタン

4年生の3学期の総合学習は??
始業式の今日、学年のA先生が国際理解教育の中味を提案してくれました。まったく前向きな先生で頭がさがります。学年集団での話し合いで付け足したことも含めて紹介します。まだやれそうなことを羅列しているだけで、完成されたものではありませんが参考にしてください。
★切り口は・・・インド洋沿岸の地震・大津波からアジアの国を知る(1月中)
@被害にあった島、国、都市などを調べる。
A@の国々の面積も調べる。(算数の面積の学習関連から)
B地震・津波の被害について調べる。
・地震と津波との関係も調べる。
・この子らの誕生時の阪神大震災のこと、新潟中越地震、これからおこるとさわがれる東南海地震のことも少しふれたい。
※学年のG先生曰く、「この学年の子らときってもきれないいわくつきなのが阪神大震災やから、地震のことをやるのはまさにぴったり!また、この子らは大津波にも出会ってるしなあ??」(2回も出会ってる子もいる??よく話を聞いていたら私のことだった。)
※以前の5年の国語の本?「大陸は動く」も参考になりそう。

★アジアの国々と日本とのつながりを調べていく(2月に)
@「一本の鉛筆のむこうに(スリランカ)」以前の4年の国語の教科書 を学習
Aエビ、バナナと日本との関係を子ども向きの漫画で学習

★学年にいる外国人(ベトナム・中国・フィリピン・韓国)児童・保護者に取材できる内容にふくらめば発展させる。

★番外編・・外国人保護者に、おやつか料理を教えてもらって作るなど・・。

二つめの★についてはヤマユリさんと1月の末ごろ詳しい学習計画を持ち寄って、話し合いができたらいいなあと言っています。興味のある方はぜひいっしょにしませんか?(1/29ヴィゴツキー学習会の午前を使って??かな)


□充実ぶり/バラさん (1518)投稿日 : 2005年01月12日 (水) 21時35分

今年度はヤマユリ・くまペアで1学期、2学期、3学期に各1本。ゴミ、エネルギー、水俣、成長、食糧問題と、ものすごい充実ぶりです。まあ、まだまだポスト05のパイロット実践なんですけど…。それにしても畏るべきパワー。「ボクのあとに道はできる」。

HPの更新
ヤマユリ (1509)投稿日:2005年01月09日 (日) 15時59分 返信ボタン

久しぶりに健康教育のHP「どこでもドア」を更新しました。
過去掲示板もコンちゃんが何度も読んでくれたというのがうれしいです。昨年の分をアップしました。
学習のページに実践や掲載されている書籍の紹介、実践に使った文献を紹介しました。
まだ抜けているものがあると思います。ヤマユリまで連絡してください。O教授の参考文献もぜひ教えてください。

□ひゃ〜ごくろうさま〜/森のくまさん (1511)投稿日 : 2005年01月09日 (日) 20時22分

『どこでもドア』も充実してきましたね。たくさんの文献が付け足されていてびっくりしました。過去の掲示板もこうして整理され保存しておくと、詳しい所もわかってもらえてとてもいいですね。後は、実践してもらえる人が一人でも増えたらいいですね。

□『どこでもドア』も/バラさん (1512)投稿日 : 2005年01月09日 (日) 20時57分

健Pニュース『どこでもドア』も過去分を誰でも見れるようにしてほしいなあ。もったいない。

□了解!/ヤマユリ (1513)投稿日 : 2005年01月09日 (日) 21時40分

わかりました。次は「どこでもドアNEWS」をアップします。
「バナナと日本人」読んでます。昨年夏フィリッピンに行って、毎日おいしいバナナを食べてた娘も貧困はどうすれば解決できるのかとか後進国の人々にとって本当に必要な国際協力って何かを真剣に考えてたので話が合いそうです。岩波ブックレット、カラー版「バナナとエビと私たち」を注文したら今日届いてさっそく娘達(小4の子にも理解出来たようです)が読んでいます。小学生向きのマンガが主で後ろに解説があります。入門書としてぴったりです。生協で買っている無農薬バナナの由来もわかりました。

□よく学んだなあ〜/ヤマユリ (1514)投稿日 : 2005年01月10日 (月) 20時31分

健康Pニュース「どこでもドア」をHPにアップしました。編集しながらついつい読みふけってしまいました。この1年半ぐらいの間によくこれだけ学んだなあと感心しました。特にNO.6のバラさんの「グローバリズムの対極としての子ども」が心に残っています。ぜひ読んでみてください。
冊子「どこでもドア」の最後の一冊が今日売れました。うれしいことにHPを見て注文してくださったのです。中学校の先生で中2でエイズを実践されてもう少し深めたくて資料を探しておられたそうです。うれしいです。さっそく送らせてもらいます。

□ITの力/バラさん (1515)投稿日 : 2005年01月10日 (月) 22時01分

健康Pニュース「どこでもドア」がアップされているのを見てから、↑ヤマユリ (1514) を見ました。
「この1年半ぐらいの間によくこれだけ学んだなあ」。同じ感想を持ちました(私は「書いてもらったなあ」ですが)。ほんと感心しました。必要なときに読み返せるペ−ジが市も手許に開いているのは大変便利ですし、そのこと自体が有形無形の力になります。「どこでもドア」の最後の一冊がHPを見ての注文だったこともその一つです。新年早々まんぞうさんのページが4万ヒット!21世紀の幕開けに私は05大会までに10万ヒットと法螺を吹いたのですが、四捨五入10万は行きそうな勢いですね。「ITの民主化」、もっと創意工夫していきましょう。

□あっぱれ!/森のくまさん (1516)投稿日 : 2005年01月11日 (火) 21時17分

たちまち健康Pニュース(どこでもドア)もアップされ、なんと仕事が早いことと感心しきっています。と同時に、学んだ内容や実践を小さな学習集団の中にとどめず、常に発信を意識して、学習運動体としても動いてこれたのではと思いました。『どこでもドア』ももっと入りやすい入り口があれば、もっと多くの人の目にとまるのに、なんだかもったいないなあとも思いました。

『社会的な健康は大丈夫か?』を考える年に!
森のくまさん (1508)投稿日:2005年01月08日 (土) 14時49分 返信ボタン

昨年11月、道路工事のような歯医者さんの治療ミスで、奥歯の髄鞘底(ずいしょうてい)という所に2カ所も穴があいてしまいました。歯が痛いと側頭部まで痛くなるので、学期末はたいへんな思いをしました。治療ミスがあって初めて歯医者さんの問題点をいろいろ考えました。たとえば、@予約を取りながらも、平気で長時間またせる。(歯が痛い患者はとてもイライラする。)A複数の人の同時進行の治療を行う。(たくさんの患者を限られた時間でこなすため儲かるが、あらい治療になる。B詰めてはならない金属をみのがす。(昔につめられていた金属が体に悪い物とわかっていても教えてくれない。)C高い歯を買うようにすすめる。D歯の治療とはあまり関係ない足もみも取り入れ、客の目を引こうとするなどなど・・
今は、医師会の友だちに紹介してもらって、遠くても安心できる歯医者さんとめぐりあい、難儀な歯がやっと快方にむかい出しました。年があけた今日も久しぶりに、この歯医者さんを訪れました。そして、痛みが治まってきたことをいうと、「お正月も激しく痛み出さないかと、とても心配してたんですよ。よかった。よかった。」と喜んでくれました。とにかく、30分に1人しか患者をとらない歯医者さんですから、まずもうかることはないでしょう。でも、ていねいに治療をすすめ、いろいろ説明してくれたり、励ましてくれたりするので 患者の私もとても安心できます。歯が一段落してほっとしたからいえるのですが、歯のことをひとつとっても、健康を維持するというこはとてもむずかしいことだなあと思いまいました。
話はころっと変わりますが、昨日水俣病の報告を聞いていて、私たち健康Pのめざしているのは社会的な健康なんだなあと思いました。ひとりひとりの身体的な健康や精神的な健康も社会的なつながりの中で考えないと守られない時代になってきてるんですよね。特に水俣病が食物連鎖や、生物濃縮の問題をわかりやすくしてくれた教材だったのでよけいに考えました。私たちは、自分の身体のことにも気をつけながら、もっと『社会的な健康は大丈夫なのか? 』を考えていかなければと 思いました。3学期はインド洋で起きた「大津波(名前からしてやらなければ??)」から入って、食糧問題を少しでもできたらと思っています。子どもはもちろん、学年の先生や、親や、栄養士さんなどと社会的な健康を考え合いたいなと思っています。「成長とは何だろう?」については3月26日(土)の午前(午後はヴィゴツキー)に報告会をもちますのでよろしくお願いします。もうひとがんばりしてまとめてみたいと思います。

報告会ご参加ありがとうございました
ヤマユリ (1507)投稿日:2005年01月08日 (土) 11時00分 返信ボタン

昨日は急な設定にもかかわらずたくさんの方が来てくださってありがとうございました。
「水俣病」は奥が深くて教材研究をしているうちに教えたいことがどんどん膨らんでくる教材で出口がどこかわからなくなって行きそうな感じがしました。きのうのように皆さんで整理してもらって、足りなかった部分が少し整理できました。まだ3学期にチャンスがあるのでラッキーです。
というのは学年で交換授業をしていますが、3学期は私が社会の担当になり、「公害・環境」の単元がありますからそこで他の2クラスでもう一度実践できるからです。今5年生を担任の方は、ぜひいっしょにやりませんか?「水俣病」は典型教材だと昨日も確認されています。
2学期の実践の成果を生かし、子どもたちとの対話からまた新たな発見があるかもしれません。O教授も3学期も週に2回、文科省の「放課後チューター制度」で来てくれるので心強い味方です。

 自分のクラスでは、先日取材したユニチカのCS2中毒の労働災害の授業を考えています。私にとっての水俣病とのつながりが一番強かったのがここだったからです。世界に公害や労災が輸出されていることにふれ、日本の水俣と比べて↑の足りなかった部分(裁判の勝利で法律が整えられたこと。環境を汚さない技術が進んだこと。市民の意識の高まりなどの成果)を補いたいと思います。
硫化水素と二硫化炭素の問題がまだすっきりしなくて父とも見解がちがうのでO君に教えてとお願いしています。詳しい方がおられたら教えてください。

そのあとは、「食料の輸入問題」をくまさんも4年生でやる予定なので一緒に教材研究をして授業を考えていくことにしました。
食べることはすごく身近なことなので父母にも働きかけやすいと思います。水俣やユニチカを学んだことが生かされると万々歳ですが、教材研究が大変です。きのう紹介してもらった「エビと日本人」「バナナと日本人」(岩波新書)をくまさんとさっそく読み始めてます。
ほかにもいい文献があれば教えてください。

まとめると・・・
ヤマユリ (1505)投稿日:2005年01月06日 (木) 10時10分 返信ボタン

↓の書き込み、長くてまとまりがなくて何を言いたいのかわかりませんよね。
水俣病やCS2中毒を学んで気づいたのは、「科学的知識が必要な人には届いていない」「弱い者が科学で武装して連帯するとこわいものなし」「自分たちの命・人間らしく生きる権利は人々のつながりがあってこそ生きるのだ」ということです。
O君の力も借りて子どもたちが科学的な知識をしっかり学んで水俣病を考えたことは、将来の生きる力になると思います。公害としての水俣病でしたが工場の中で働いていた人はどうだったのかにも目を向け、自分たちが労働者になったときに学んだ事が生かされたらいいなと思います。CS2中毒を地元の高校生(卒業するとたいていの子が就職する学校です)が学び、卒業して働き会社の扱いがあまりにひどいので組合を作ろうとがんばった話が紹介されていました。
環ホル実践でくまさんも書いてましたね。「健康に生きたい」という願いで親と共同できると。この実践では親との共同にまではたどりつけませんでしたが、このあとの3学期の課題にしたいと思います。7日に実践報告をしますのでいろいろと分析して教えてください。来れる方は高津ガーデンに1時に来てください。

宇治に取材に行きました
ヤマユリ (1504)投稿日:2005年01月05日 (水) 21時23分 返信ボタン

あけましておめでとうございます。今年もまだまだ健康教育モードが続きそうです。また実践の輪がどんどん広がっていくことを期待してがんばりたいと思います。

今日は、宇治の実家に行きました。両親の顔を見に、チビ達と私の運動(市内以外にも山をかなり歩きました。)という目的以外にも大事な「ユニチカの取材」という目的がありました。

 京阪宇治駅からまずユニチカ宇治工場の写真を撮り、平等院へ。ずいぶん建物も色あせて柱が痛んでいました。鳳凰堂の屋根に注目。新一万円札の裏に登場の「鳳凰」は今のはイミテーション。といってもかなり青銅が痛んでました。チビ達に10円玉を持たせてこれがここだよと説明。本物の「鳳凰」はちゃんと鳳翔館に展示されていたのでじっくり見れました。腐食の激しい箇所を発見し、「これだ!」と思いましたが写真を撮れないのが残念でした。 
 鳳凰だけでなく1960年代は宇治の町は、ユニチカから出るガスで外に自転車をおいておくと錆びる、アンテナや金属がすぐにいたむし、工場の近くは特に悪臭もひどかった様でした。
 
 父に「今日は聞きたいことがあるんだけど・・・二硫化炭素中毒のことで」というと快く教えてくれました。以前にもちらっと話は聞いていたのにその時は聞き流していましたが今は水俣病を学んだあとだけに重みが違いました。「いのちへの証言」も読んでいきましたが工場で働いていた人の話は具体的で生々しくてよくわかりました。ちょっと本に書かれていたこととは違うところがありました。父はレーヨン糸の原液のビスコースを作るところで働いていたのでそこでは患者は出てないと言うのです。ビスコースを希硫酸をくぐらせて巻き取る紡糸課の人が一番ひどかったと言います。そこでは硫化水素が発生するから父はそのせいだといいます。鳳凰の腐食も煙突から出る硫化水素でした。「ユニチカの工員は黒い銭を持ってる」と言われたのは本当かきくと「そうや。」と。ポケットに入れた100円玉が腐食して黒くなるそうです。工場から大分離れている社宅に住んでいましたが外に出ている金属がすぐ錆びたなあと。本には紡糸過程では硫化水素だけでなく二硫化炭素の発生も激しいために中毒が起こることが書かれていました。
 
 父が自分は大丈夫と思いこんでいるので深く追求はしませんでした。父は原液を作るところで働いていて二硫化炭素を使い、設備が悪かったと指摘。検査の時だけは二硫化炭素のバルブのパッキンをしっかり締めて漏れないようにするそうですがパッキンの傷みが激しいので普段は少し漏れる程度にしておくのがふつうでやりやすいというのです。雨の日は二硫化炭素は空気より重いので下におりてくるのでくさかったといいます。漏れた二硫化炭素は水を張ったバケツに入れて回収するとか、紡糸課でも糸が途切れるとつなぐ為にガラス扉を開けてガスの発生しているところに顔をつっこんで素手で作業をしていたとか聞くのも恐ろしい話を聞きました。そんなところで何百人も働いていて、増産をうるさく言われた時期は仕事がきつかったと言っていました。

 労災申請運動に立ち上がった人は父もこの人は知っていると言うしそのうちの一人は妹の友達のお父さんだとわかりびっくりしました。ユニチカの社宅で近所に住んでいたそうです。水俣のチッソの様に宇治もユニチカの城下町だったのです。企業にたてつくなんて考えられなかったようでした。今の実家のすぐ隣の人もレーヨンの紡糸課で働いて中毒になり亡くなった話も聞きました。「あいつは酒を飲んであんなになったんや。」などと同じ労働者からもひどい事を言われたそうです。父は「自分たちもどうなるかわからんのに。水俣病で水銀がたまっていっていつか発病するのと同じやのに。」と言っていました。水俣病も同じだし、カナダのインディアンの居住地での有機水銀中毒でも「あいつ等は酒を飲んで悪い奴!」という扱いをされている話とも通じます。父は74才ですが、今も何とか元気に暮らしているのが奇跡的だなあと思いました。
 
 この運動の背景の事情も少しはわかるだけにこれはすごいことだと思いました。患者たちが勇気を出して自分たちが人間であることを証言する「勝った、負けたの問題ではない。」闘いに多くの人が集まって支援した。「誰かが誰かを支えるのではなく人間はお互いに支え合い連帯し合わないと生きていけないことをこの闘争に加わった人たちは感じていた・・・人と人との結びつきがある限り私達は私達の願う生き方ができる。いのちと健康を大切にする当たり前の生活を送れるのだと教わった。」
 3学期に撮ってきた写真を使いながらレポーター風に子どもたちに報告しようと思います。

未来を守るために
ヤマユリ (1501)投稿日:2004年12月23日 (木) 10時14分 返信ボタン

今までの学習を振り返って「水俣病と自分と未来」をまとめました。水俣病については「プランクトンにとっても水銀は悪いのか?」の質問に答えて生物濃縮をもう一度確認し、「薄まるから大丈夫と思って毒を流すとこんなことになることを分かっていない人が多い。」ということを付け加え、みんなが食物連鎖や生物濃縮を理解できるというのはとても大事なことなんだと言いました。
「水俣病が自分たちとどうつながると思う?」の質問は難しかったようです。「環境をまもらないといけないことがわかった。」「命が大事」などが出ましたが、私がこの前のミニレポートを読んでここをという大事な箇所を読み上げていきました。未来に関することも子どもたちの意見を聞き、レポートから抜き出して確認しました。そしてまだもやい直しが十分出来てなくてちょっと元気をなくされている実子さんのお姉さんに手紙を送ろうと提案しました。
子どもたちがとても感性豊かで、人の気持ちに共感できることがこの子たちのいいところだなあとずっと感じてきたので、「弱者の立場にたって」正しく学べたことが一番大事なんだと子どもたちをほめました。手紙の文章もそう思いました。今日の学習のことはそれほど意識していないようですが「弱い人の立場に立って正しいことを学んでみんなで助け合って命や健康を守っていくこと」を感じてくれたかなと思います。

☆ 実子さんのお姉さんへ
 水俣病を勉強して分かった事は水俣病になった人たちや家族の方たちがみんなで協力し合ってがんばってみんなにわかってもらえた事です。胎児性水俣病にかかった智子さんは「宝子」と言われ大切に大切にされたそうです。そうだったら実子さんも静子さんも「宝子」だと思います。みんな一人一人が「宝子」で大事にされているからです。

☆ 実子さんのお姉さんへ
 私たちは今水俣病を勉強して大人になってとても役にたつと思います。でももし勉強していなかったら実子さんのお姉さんの気持ちもわからないままだろうなと思います。

☆ 実子さんのお姉さん・実子さんへ
 かなしいけどがんばってください。大人になったら水俣病がないようにしたいです。
 
☆ 実子さんと実子さんのお姉さんへ
こんにちは。たいへんですね。わたしのクラスでは水俣病についていろいろ勉強しました。食物連鎖のことや化学記号をやりました。わたしもお姉さんみたいに友だちにきらわれてひとりぼっちでした。お姉さんの気持ちはとてもわかります。でもわたしはおもいきってみんなのところにいったら、しゃべってくれました。わたしはなにをしたらいいのかわからないけど、実子さんのお世話がんばってください。       

☆ 実子さんへ
 健康と命は守らないといけません。これからもがんばってください。  
☆ 実子さんのお姉さんへ
 私は水俣病のことをコワイ病気だと最初は少し思いました。でも、勉強してみたら「ただ、チッソ工場が悪いんだ。」って思いました。未来を守るためには、一人一人がかんしんを持つことだと思っています。                   

☆ 実子さんへ
 ぼくは、水俣病を勉強して思ったことがひとつあります。水俣病にかかった人がかわいそうだなと思います。だから実子さんがんばって生きてください。心から応援しています。

□宝子のこと/バラさん (1502)投稿日 : 2004年12月25日 (土) 00時57分

 31年前の家庭訪問を思い出しています。教師になって2年目、はじめて担任をしました。自閉の、しかし人なつっこいT君―「新聞幅跳び」の実践で198cmを跳び、私に教材研究ということを開眼させてくれた、その子でもあるのですが―のお宅を訪ねたときのことです。お母さんがにこにこした顔で、「この子は福子ですねん」と仰いました。子ども達とは楽しくやっていましたが、まだ家庭を持ったことのない青年教師の分際でしたから、障害児の親と接するときには、何か心改まるもののあった(今もそうですが、今は「何か」がとれています)頃です。全く予想しなかった、障害児を持つ家庭の、意外な姿を初めて知った、今も強く印象に残る言葉です。「この子がいることで、家族みんなが一生懸命働き、一生懸命力を合わせる。この子が家庭に福を授けてくれている」。多分私が思わず尋ねたのだろうと思います。お母さんは要旨上のように語ってくれました。人生というものへの想像力のまだ乏しい青年が、まあ、そんな生き方というものがあるんだということを教わったという感じでした。駆け出し教師の「初めてのお遣い」は、障害児観や人間観にかなりの影響を与えた出会いでした。
 しばらくのちに伊藤隆二さんの本で読んだのではないかと思いますが、「福子」とか「宝子」の呼び名は、古来からの日本での障害児への尊称であることを知りました。宝船に乗ってやってくる七福神はこういう思想・人間観を含意しています。七福神の福禄寿や寿老人などは明らかに水頭症などの障害を指しているとされています。「商売繁盛で笹持って来い」の戎(大阪ではえべっさん)にしても蛭子(漫画家・タレントにいる)の字を当て、蛭子(ひるこ)とは「イザナギ、イザナミの間に生まれた第一の子。三歳になっても足が立たなかったと伝える。中世以降、これを恵比寿として尊崇」(広辞苑)とあります。Tくんの「福子」も実子さんの「宝子」も、こうした日本古来の、必ずしも迫害や哀れみの対象ではない障害児観、子ども観の伝統に立つ呼称なのです。母胎の水銀をひとり背負い、家族を守ってくれた、それだけではない宝子観がもっと広まってほしいと願っています。

□知らなかったです/ヤマユリ (1503)投稿日 : 2004年12月25日 (土) 22時54分

七福神にそんな意味があったとは知りませんでした。智子さんのお母さんだけでなく古代からの思想だったと知り、うまく言えませんがすご〜くあたたかい気持ちになりました。
うちのクラスの子のAちゃんは6月に父親を亡くしました。この子も「宝子」のようにクラスのみんなが大事にしているんだと気づきました。年賀状のイラストは七福神に決めました。

えんぴつ対談
ヤマユリ (1499)投稿日:2004年12月20日 (月) 19時07分 返信ボタン

朝から「先生えんぴつ対談したよ〜。ほとんどお母さんが書いたけど」とうれしそうに声をかけてくれたA君は↓の1490で「なんでチッソ工場がそのはい水で水俣病にかかっている人がいっぱいおるのにやめへんのか。」と書いていました。お母さんと向き合って話しができたというだけでよかったなあと思いました。なかなか話が続かなくて短かった子もいましたが、しっかり対談出来たのはこんな感じでした。

■水俣病の事についてお父さんに質問
私:この「水俣病を学習して」を読んでもらって思ったことや感じたことはありますか?
父:なぜ水俣病になったのかみんな理解している。
私:みんなの文章を読んでいてどんなことがわかりますか?
父:化学の発展のためにつみのない多くの人たちをぎせいにした。
私:水俣病をくり返さないために心がける事とはなんですか?
父:お金もうけのことばかりを考えずに人の命をまず一番に考える。私は、もっと相手のことを理解して世界中の人々みんなで分かりあってほしいと思います。
私:いろいろな意見をありがとうございました。

■母と対談(男子)
子:まず、質問ですが今日わたした「水俣病を学習して」を読んでこの中でどの人がいいと思いましたか?
母:Pさんがいいと思います。
子:ではPさんのどの意見がいいと思いましたか。
母:「国語で一秒が一年をこわすを勉強しました。水や空気を汚した原因は便利さを求めた人類という説明文がそのとおりだと思いました。
子:だれが一番くわしく書いていると思いますか。
母:Lさんです。
子:どこらへんがいいと思いましたか。
母:魚をたべれないお腹の中にいる赤ちゃんが水俣病になるのがよくわかったからです。
母:どうすれば水俣病がなくなると思いますか。
子:チッソが水銀を流さなければいいと思います。
母:水俣病にかかた人をどう思いますか。
子:かわいそうだと思います。
母:そんな人のためにどうすればいいと思いますか。
子:公害のない社会にすればいいと思います。
母:みんなが大きくなったらどんな社会をつくっていきたいですか。
子:公害のない平和な社会にしたいです。



Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場から2025年大感謝祭12月19日から開催エントリーお忘れ無く
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板