【広告】楽天市場から買えば買うほどお得スーパーセール3月11日まで開催中

健康教育掲示板

何か記念に書いてください!

ホームページへ戻る

名前
Eメール
題名
内容
URL
アイコン アイコンURL
削除キー 項目の保存

その子の問いからその子のくらし、思いをくみとる
森のくまさん (1769)投稿日:2006年04月02日 (日) 21時00分 返信ボタン

 ハンドブックの原稿検討会(ご本人さんも来てくれたので自ずと実践報告会に)で、「みんなどこから?」を実践したジャイ子さんの報告をじっくりと聞いた。
『・・・・「ぼくは、お母さんだけに生まれたの?」という問いを書き、机の下にもぐりこんだM。Mは他の学習でも疑問が大きくなると机の中にもぐるポーズをするそうだ。生まれた時から母子家庭に育ったMのこの意味深い問いがジャイ子学級で大切にされ、授業が展開。そして、「お父さんも赤ちゃんのもとをもってるんだ!」がわかり、Mのすっきりとした笑顔。・・・』
 科学的な知識だけが知らされる性教育ではなく、子ども達のくらしから生まれる問いとつながって展開されるみんどこ?授業。Mをはじめとするこうした家庭環境で育った子どもたちにとって「お父さんってなんだろう?」「お母さんってなんだろう?」が、知らず知らずのうちに大きな問いになっている。このみんどこ?授業で事実がわかりすっきり納得する子ども達。くらしから生まれる子どもたちの問いをみのがさず、しかもその問いにある子どもたちのいろんな思いもくみとるジャイ子さん。
『ジャイ子先生、すごいなあ!』教師としての成長ぶりを感じたときだった。
 この実践は、今年度の支部大会の健康教育分科会で報告される。ジャイ子さん曰く「くまさんのプチみんどこ?です。」ではけっしてない。みんどこ?実践を報告するジャイ子先生がとても大きくみえた日になった。

□6月号の原稿が次々と!/ヤマユリ (1770)投稿日 : 2006年04月06日 (木) 08時26分

ジャイ子さんやコンちゃんをはじめ6月号の「健康教育ハンドブック」の原稿が次々に送られてきています。
どの原稿も中身の濃い原稿です。子ども達の生き生きした姿や教師の優しい眼差しや教材に切り込む鋭い視点が語られています。
新年度が始まって、一番にこれを読ませてもらって幸せだなと思います。よし、今年もがんばろうという勇気が湧いてきました。
これから編集作業のつめをくまさんとがんばります。

徳島から
ヤマユリ&くまさん (1767)投稿日:2006年03月25日 (土) 18時22分 返信ボタン

こちら、快晴です。淡路島のパーキングで、明石海峡大橋をながめ、今、徳島での教育保健学会に来ています。
大阪からのメンバーは会員で養護教諭であるK谷先生、ヤマユリ親子、こんちゃん親子、くまさんの職場の保健の先生、くまさんです。他にも知ってる顔を何人もみかけました。
まず、300人位の会場をいっぱいにする参加者におどろきました。
一般演題で、K谷先生の発表を聞きました。発表時間10分という制約がきっちり守られ、その後の緊迫したフロアーとのやりとりは、私たちには、まるで、スポーツ観戦してるかの様でした。
K谷さんは、保健室を訪れた気になる子どもにピンクの手紙をわたしておられます。この日常的な取り組みの根底には、子ども達の自己肯定感を育みたいという願いがあり、子どもへの深い愛情を持っておられることを感じました。
これから、懇親会が始まりますので、また、のちほど。


□新たなつながり/森のくまさん (1768)投稿日 : 2006年03月29日 (水) 08時11分

報告前夜、急きょアドバイザーになっていただいたY先生にアドバイスをいただき、学会では、授業の科学的な知識は、ばっさり簡略化することを決意しました。
はじめて出会ったY先生ですが、私たちの報告が学会の参加者に伝わるようにと全力をつくして下さったからです。
懇親会後、おそくまで打ち合わせをしたので、その夜はやすんで、報告の早朝(3時半ごろ起きて)、レポートの報告の軽重を考え、すべて書き直しをしました。
強調したのは、今、私たちはどんな子どもと向きあっているのか?です。1日目の学会で、保健室に集まってくる子どもの実態がきちんと話されており、そこを大切に報告すれば、共通の土台になるなと思いました。
私のむきあってきた子ども達は、「アジアの子どもたち」と「施設の子どもたち」という本当に今の子どもの典型です。
世界の野放図の構図が、子どもを苦しめていること、そして、目の前のひとりひとりの子どもの中に(親にも)それぞれいろんな表出の仕方ですが、それぞれ根付いていることも伝えました。
ここから、私たち健康Pの実践を簡潔に伝えました。こういう時代に生きる子や親と社会問題につながる健康教育をするということは、まさに、時代に必要な教育実践になること、困難をわかりやすく表出する子ども達や親たちとむきあったからこそ、今の時代の教師としてうちこむべきこともよくわかったことなども加えました。
報告後、たのスポの執筆もされているTS先生からコメントをいただき、たいへんはげまされました。昨日、さらに自宅へメールで感想を送信してくださり、そのていねいな対応に深く感銘しました。 いろんな人と、どんどんつながりができていく手応えや喜びを感じる学会参加となりました。

さよなら川柳集
森のくまさん (1761)投稿日:2006年03月19日 (日) 11時08分 返信ボタン

2年1組さよなら川柳集ができあがりました。
「みんなどこから?」の学習の川柳を中心に紹介します。
みんどこシリーズ
うちにはね  みつごの人が    いるんだよ   
みんどこで  みつごのべんきょう したんだよ   
みつごはね  ちがうクラスで   がんばった  
カンガルー  オスにポケット   ありません   
カンガルー  一回とぶだけ    十メートル 
赤ちゃんは  さんどうくぐり   生まれるよ
赤ちゃんは  おかあさんの    おなかける   
赤ちゃんは  水にうかんで    きもちよさそう
赤ちゃんは  たいばんないと    生きれない 
赤ちゃんは  へそのおいのち   たいせつだ  
みんどこで  いのちのつなは   へそのおだ   
赤ちゃんは  へそのおたよりに  生きている   
母子手ちょう 生まれたようす   かいてるね  
みんどこで  みんなのしゃしん  みられたよ 
エコーはね  おなかの赤ちゃん  うつってる   
みんどこで  赤ちゃんクイズ   おもしろい 
きょだいじに うまれかわるなら  なりたいな 
ぼくはね   小さいときは    ひとみしり   
みんどこ?で 赤ちゃんのしくみ  すごいんだ 
みんどこ?で 赤ちゃんのこと   よくわかったよ 
みんどこは  みんな知りたい   ことばかり   
みんどこで  みんなのことが   わかったよ 
みんどこは  たのしいことが   いっぱいだ

算数シリーズ
一学期     算数絵本    つくったよ
かけピューター かけ算らくに できちゃうよ
かけピューター これでかけ算 おぼえたよ
かけピューター  算数のことが よくわかる
かけピューター かけ算のべん強 やくだった
九九パズル    OOさんは    はやすぎる
OOくん    九九がはやいな すごいなあ
九九かるた   なんどやっても  あきないね   
   

その他
マタンプシ 頭にまいて     おどったよ
ぼくのたこ こうしゃをこえて あがったよ 
たこあげで 高くあげて     いい気分     
海ゆうかん じんべいざめは   でかかった   
岩塩を   なめてみたら     しょっぱかった
二年生   かんじのビンゴが   たのしいな
ビンゴでね  かんじの力     ついたよね   
先生は   いつもげんきに    おもしろい 
先生は   しっぱいしても    おもしろい   
大すきな  おおつの先生     でもやさしい  
先生と  もっとじゅぎょうを   したかった 
先生と  たのしいじゅぎょう   もっとしたい 
二年生  みんなにあえて     よかったな   
三年生  なったらなんだか   きんちょうするな〜

 とりわけ、今年は、ヴィゴツキーを学んで今までの子ども観、発達観、 授業観が大きくかわり、変革するために努力できた1年となりました。
 子ども達が最後につくってくれた川柳が授業にたいするものが多かったのがうれしかったです。


□ 家の方からも川柳が届きました。/森のくまさん (1763)投稿日 : 2006年03月22日 (水) 22時14分

↑の川柳集を出し、「家の方もよかったらどうぞ」とよびかけました。
わが子の成長を願う親の思いがたくさんとどけられました。3学期に、親と共同できた健康教育が大きな力になったからだと思います。

はや一年  両手でホホを  もちあげる
はや一年  ズボンの丈が  またあがる
せんりゅうを どんどんつくる  わが子かな
みんどこで 命の誕生 おぼえたよ。
さかあがり やっとできたよ よかったね
活発に  なって嬉しい  親心
手をあげる  みんなの顔が  すてきだよ
子ども達  ぎもんをもって  のびていく
何故だろう 疑問がいっぱい うちのOO(OOは名前)
2の1で  学んだ心の  あたたかさ
1組の  やさしいクラス  ありがとう
1年間  くま先生  ありがとう
さようなら たのしい時間を  ありがとう

□しっとり盛りあがっていいね/ヤマユリ (1764)投稿日 : 2006年03月22日 (水) 22時40分

3学期にみんどこ?で親も子も教師もしっとりと盛りあがってお別れっていいなあと思いました。
みんどこで みんなの笑顔が 輝いた!
みんどこは 何度やっても おもしろい
ジャイ子さん 助けたつもりが 助けられ
くまさんが 裏方に徹したなんて すごいこと!
これからも みんなでみんどこ やりましょう!


□健康川柳/森のくまさん (1766)投稿日 : 2006年03月23日 (木) 01時05分

みんどこで  動き出すよ! 子も親も
みんどこは  おいといっしょで  はや4才!
年度末  しめはやっぱり みんどこで!
鉄腕小 バナナ実践  集大成!
どっさりと  バナナをもって 学会へ
ビラ・名刺 報告しながら 営業マン
体育もね 催促されても やめられず! 
健康の  醍醐味知ると やめられず!
 
ヤマユリさんありがとう。ねようと思ったけどついついつくってしまいました。

喫煙をやめられない親への問いかけ
ヤマユリ (1758)投稿日:2006年03月13日 (月) 23時51分 返信ボタン

えんぴつ対談の宿題といっても私の場合あまり強制力がないのでどれだけしてくるかなと思っていたところ10人がしてきてくれました。家族に喫煙者がいると子どもも聞きづらいかなと思い、家族でなくても友達でもいいからと言いました。非喫煙者の親や兄弟との対談が6人。そのうち歩きタバコ禁止についての話題が2人ありました。(東京の千代田区では「歩きタバコ禁止条例」があります。)
友達との対談が2人。
喫煙者の親との対談が2人でした。特にこの2組はえらい親子だなあと思いました。
二人とも去年から担任しているので今までに何度も親子の鉛筆対談をしてくれた熱心な親子です。今回も子どもの問いかけをきちんと受けとめて答えてくれていました。

僕:シンナーとは?
母:体に害のあるもの。
僕:タバコについてどう思っていますか?
母:子どもやタバコを吸わない人にとっては、有害で健康には良くないと思う。タバコを吸う人も体には悪いとわかっていてもやめられない人が多くいます。(私も含めて)
僕:なぜやめられないのですか?
母:本数は減らせても、完全にやめる事はできないと思います。
体に悪い事もわかっているのですが・・・家では換気扇の前で、子供と外で食事する時は吸わない等気をつけています。今「禁煙セラピー」という本を読んでいます。(友達がこの本を読んでタバコをやめたので)
僕:薬物についてのイメージは?
母:ニュースで中学生や高校生が薬物乱用など、低年齢化している現状を見ると他人事とは思えません。これを機に薬物について親子で話し合いたいと思います。私も禁煙に向けてがんばりたいと思います。
僕:改めて薬物は低年齢化しているものなんだなあと思った。僕は薬物に絶対手を出さないようにしたいと思った。

私:これからタバコのことについて質問します。お父さんはいつごろからタバコを吸い始めましたか?
父:20才ごろからです。
私:なぜタバコを吸うようになったのですか?
父:友達が吸っていたから吸うようになりました。
私:「タバコ」についてどう思いますか?
父:体に害があっていいことなんて一つもないとは思います。
私:それでもなぜタバコをやめないのですか?
父:習慣になってしまっているからです。
私:資料を読んでわかったことや感じたことはありますか?
父:タバコにはいろんな税金の種類があることが分かりました。
私:私もタバコのほとんどが税金なことにおどろきました。
   次に薬物の事について質問します。薬物乱用に対して思う   ことはありますか?
父:今はすぐに薬物を簡単に手に入れることができるから薬物乱用者が多いと思います。
(中略)
父:喫煙者は今、法律などできびしくなっているから減っていくと思うけど、若い人の薬物乱用は情報がいろんな所から入ってきたりするので減らないと思います。
私:友達とかがしていても誘いにのらないように気をつけたいと思います。たくさんの意見をありがとうございました。

□どちらも自然体で/森のくまさん (1759)投稿日 : 2006年03月14日 (火) 22時13分

あさってが卒業式だというのに、よくまあがんばりますね。
強制力が働かないからこそ、こどもと親との自然体での対談がとてもいいですね。
せめる、せめられる関係ではなくって、子どもがリードしながら学んだことや資料をもとに考え合う関係になっていて、そこもいいですね。

□まだ学びたい/ヤマユリ (1760)投稿日 : 2006年03月15日 (水) 00時17分

明日は最後の授業なので、子どもたちの学びたいことに答える授業。特に将来役に立つことを教えたいということで子どもたちにアンケートを書いてもらうと「体のこと」とか「どうして赤ちゃんを産むの?」とかもありましたがまだタバコや薬物のことをくわしく知りたいと言う子も数人いました。エイズのような深みのある教材でもないのにこれだけ熱心に学んでくれるのがうれしいです。鉛筆対談もまた3人持ってきてくれました。みんないい対話をしてました。
 明日の授業はお母さん方の要望もあったので子どもたちのアンケートにあった内容も入れながら「命」を考える授業にしようと思います。

だまされるな日本人!
ヤマユリ (1756)投稿日:2006年03月11日 (土) 23時45分 返信ボタン

成績つけの忙しい時期に風邪をひいてしまい大変ですが、ちょっとよくなってきたので、子どもたちの文章を読むと元気になりました。

「タバコ・薬物に対するあなたの考えを書いて下さい」
☆タバコを吸わないだけで長生きするならゼッタイタバコなんかすわない。長生きしたい〜!みんなもニコレットとかでがんばってほしいなあと思う。ニコレットくらい買えるものやし、すぐ手に入るからみんながんばってね。がんばれ日本人!
薬物はゼッタイしない!体がぼろぼろになるほどこわいモノは無い。でも勉強しなくて「アンパンあげる」って言われたらもらってたかも。MDMAなんかおかしみたいやから食べてしまう人もいっぱいいると思う。だまされるな日本人!
☆前からタバコはいけないと思っていた。
薬物(シンナー)はお父さんからぜったいにやるなと言われてた。なぜかというとお父さんと友達がシンナーをしていた。そして学校登校中、その友達にお父さんがおはようと言い、肩をたたいたら肩がはずれたという話をきいたのでぜったいにしない!
☆いいことなんかないねんからタバコなんかすわんほうがいい。自分の体がボロボロになるだけや!もし私の友達とかがそんなんしてたら止めたいデス。
☆会社はなぜ製造するのか。どうして病院で使う薬物が一般の人の手に渡るのか?こんな世の中になった今、子どもでもだまされずに親に相談して親孝行を大切にタバコの悪さを勉強してたくさんの人に伝えてほしい。
☆一度タバコを吸った人はなかなかやめられないと思うけどでもがんばってやめてほしい。

「たばこ」のあとに「薬物」の学習を入れたので薬物よりタバコの方がましという考えにならないかなと心配したのですが、全員の感想を読むと、子どもたちにはタバコの学習の方も印象に残っていてどちらも悪いと捉えているのがわかりました。
 それに、作って売って儲けている会社やそれがあふれている社会への批判も多く、そこがよくならないとみんなが幸せにならないこともよくわかっているなあと感じました。


□子どもたちの感想を読んで/森のくまさん (1757)投稿日 : 2006年03月12日 (日) 07時14分

卒業前のこの時期は、とてもいい時期ですね。
これから開かれる新しい場へ向かうこの時期に、短時間でもほねのある学習をして、子ども達は、智恵も、力も、考え深さも、飛躍的にのびたのではないかと思います。
この一番充実するよい時期に、卒業式の練習ばかりしなくてはならない日本の多くの学校の現状は、ほんともったいないとも思えます。

禁煙教育のお手軽コースはどうでしょう?
ヤマユリ (1755)投稿日:2006年03月10日 (金) 20時56分 返信ボタン

昨日、薬物の授業をして一応「タバコ・薬物」の授業は終えました。全部でたった4時間です。(今日のまとめのテストも入れても5時間です。)禁煙教育というと道徳的でいやだなというイメージがあったのですが、タバコのことを学ぶうちに社会の構図が見えてくるおもしろさがあります。子どもたちもとても関心が高くてよく聞いてくれるので高学年にオススメです。卒業前にもぴったりでした。これからこんなことに誘われて人生を狂わせて欲しくないから聞いてねというメッセージがすんなりと入るからです。

卒業式の練習で疲れてだら〜っと教室ではねを伸ばしている状態の中での授業ですが、薬物などは教えてる私だって怖い内容だから子どもたちにも刺激的でした。
「スピード」(覚せい剤)「アンパン」(シンナー)「コーク」「スノウ」(コカイン)など子どもたちを誘惑しやすい呼び名をあげてこれは何だと思う?と問いかけることから入りました。
知っている子は「ヤク?」と聞いていました。ちょうど一月前ぐらいに学校に送られてきた保護者向けに作られたカラーのパンフレット「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」発行の『薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」』を使いました。
驚いたのが、MDMAという錠剤型合成麻薬です。きれいな色でやかわいい型抜きがされていて気軽に飲んでしまいそうな薬ですがこれが恐ろしい・・・しかも2003年からの押収量が急増してました。
パンフレットから、罪の重さや取り締まり、子どもが誘われた事例を読み、自分ならどうやって断るか考えました。「良い気持ちになれるよ〜」の誘いには「今すご〜く楽しいから必要ない!」とケラケラ大声で笑って答える子どもたちが最高でした。学校が子どもたちにとって楽しい場所なら薬物の落とし穴にはまることはないのだろうなと思いました。

■感想
・こんなに簡単に覚せい剤が手に入る世の中も世の中だ!いい断り方を知りたい。
・一回だけでもいろんな症状が表れる。今日勉強したことを覚えておいて誘われても断る勇気を持とう!
・薬物はほんまに手出したくない!こわいもん!ほんまにイヤや!歯だけはぼろぼろになりたくない。
・あのタバコの箱(私が家からマイルドセブンの空き箱を持っていった)は警告の字は大きいがやはウソをついている。
■疑問
多くの子が、麻薬などはどうやって作ってどうやって出回っていくのかと書いていた。だれでも手にはいるのか?なんで売るのか?

☆そして今日は、「保健の評価があるから保健のテストするよ。」と強制的にテストと称するまとめの作文(キーワードをあげてそれを入れてまとめさせた)とタバコや薬物をやめさせるポスターのアイディアを書かせました。
もちろん学習ノートやパンフレットも見ながら学んだことのまとめをしたようなものでした。すばらしいデザインのポスターもあるのでびっくりしました。
宿題として家の人や友達との「えんぴつ対談」も出しました。

『案ずるより産むがやすし』の授業参加
森のくまさん (1753)投稿日:2006年03月08日 (水) 20時15分 返信ボタン

Iさん(みつごちゃんのお母さん)とUさん(ふたごちゃんのお母さん)が、参観が終わった後も学校へ足を運んでくださって、それぞれが、2年生の全クラスへの授業参加をしてくださいました。
 参加するごとに、持ってきてくださる具体物も変化するし、話す内容もクラスの子どもの質問で変化するし、2人の母さんはしだいにバージョンアップしていきました。
そして、こうした授業で、ふたご母さんは、「みんなの反応が予想できなくて不安もありました。でも子ども達を見ていて、子ども達が楽しんで、自然に吸収するもんなんですよね。この学習で、私自身も子どもから教えてもらい、本当に勉強になりました。『案ずるより産むがやすし』でした。略」という感想をよせてくださいました。
 子ども達も、一般的な多胎児のの学習とはちがって、「自分の身近にいるみつご兄弟やふたご姉妹はどこから?」の学習ですから、質問も、とても具体的でした。
 たとえば、ふたご母さんが、手作りの紙芝居の前に、少し育ったお腹の中のふたつの受精卵のエコーの写真を見せてくれました。
子どももたちは、ふたつのまるい物体を見ると、「どちらがひなちゃん(仮名)でどちらがまゆちゃん(仮名)なの?」と学年にいるふたごちゃんのどちらがどっちのたまごなのか確かめようとします。この様子は、どのクラスでもそうでした。
大人であれば、「ふたつの受精卵の存在がすごい!よくここまで、エコーの写真でとれるもんだ!」とここどまりの思いなのですが、子どもは、身近なひとりひとりの友だちの存在とつなげて考えるようです。 子ども達にとっては、 身近な存在かどうかが一番大切なようです。
 先日、ヴィゴツキーの学習会で、子どもは「教師のプログラムが子どものプログラムになるのに応じて学ぶ」というのが、また登場しましたが、ますますこの理論を確信することになりました。

□お母さん達の要求でもあるんですね/ヤマユリ (1754)投稿日 : 2006年03月10日 (金) 20時23分

前にくまさんがゴミ問題の実践をした時も、お母さん達が教育活動に参加したいという要求を持っておられることがわかりましたよね。仕事を持っているお母さんがほとんどという中でもすごい盛り上がりでしたよね。
うちの学校でも朝の会に読み聞かせをしたいというお母さんたちが生き生きと来られてます。
みんどこの場合はお母さんが参加してくれると、その双子ちゃんや三つ子ちゃん達も自己肯定感が高まるし、クラスの子も単なる多胎児の学習ではなくて・・・という学び合いができるのがいいですね。「お母さん達にもどんどん出番を!」をみんどこ以外でも心がけたいなと思いました。

日本も外国みたいにすればいいのに
ヤマユリ (1752)投稿日:2006年03月08日 (水) 19時44分 返信ボタン

@「そんな悪いタバコをどうして作って売っているのか?」と問いかけると
「お金をもうけるため。」という答えがすぐ返ってきました。「だれがなんのためにもうけているのか」と聞くと「たばこ会社」「ニコレットを作ってる会社」という答えに混じって「○○のお父さんに、何でたばこやめへんの?(自分の親ではなく友達の親にいうところがおもしろい)て聞いたら国に協力してんねん!て言われてん。」と発言がありタバコには高い税金がかけられていることやタバコの歴史をまとめた資料を見て考えました。そうするとタバコでもうけているのは「国」で日清戦争に必要な費用をたばこ税でまかなおうとしたこと。兵士にタバコを配って喫煙の習慣を植え付け、国中にタバコを広めて需要を増やし、さらに日露戦争では国が製造も独占して儲けたこと。未成年喫煙禁止法も20才までは健康な兵士になるために喫煙するな、兵隊に行かない成人は税金を納めて戦争に協力することを強制するものであったことを学びました。今もタバコ1箱(270円)では171円の税金が含まれている事実。でもタバコの税金よりも医療費の負担の方が多いことがわかり世界では禁煙がどんどん進んでいることを説明しました。
A問題「パッケージの警告文のウソを見抜けますか?」 
 『未成年の喫煙は法律で禁じられています。あなたの健康をそこなう可能性が
   ありますので、吸いすぎに注意しましょう。』
 日本のタバコの箱にこう書かれています。(今はもう少し違う文章が広い面にかかれていますが以前は箱の狭い面に目立たないように書いてありました。)
3つのウソを子どもたちはあっという間に見つけました。今回の学習は男子の方が反応がいいです。二つは男子が見つけました。私も思わず「かしこい!」と感動しました。
答えは、「あなた」ではなく「みんな」(受動喫煙の害も)「可能性」ではなく「絶対に」「吸い過ぎ」ではなく「1本でもあかん!」の3つです。今までの学習がわかっているかをためすものでした。
その後、外国のタバコの警告文(日本と全然違う!)やたばこの値段の比較を資料で確かめました。カナダのタバコには大きく写真で警告がされています。イギリスの「デス」というタバコは黒でどくろマークがついています。そんな例を見て「こんなの見たら吸わへんで〜」「気持ち悪!」と。「日本もタバコもっと高くしたらいいやん!」「売らんといたらいいやん!」などと口々に言い出していました。それを感想に書いてと言いました。どの感想も「オモシロイ」と言っては子どもに失礼だけど、国民を大事にしないタバコ会社や日本の政府への驚きと怒りがあふれていました。こういう真実を見抜く力を育てる教材がとても大事だなと思いました。
■感想
・税金で入るお金より、医療費の方がお金がかかるならたばこをつくらない方が利益もあるし、体にもいいのにどうしてたばこをつくるのかな。箱にウソを書いているのは、タバコ会社は悪くないと思わせて、吸った人のせいにしようとしているのか?(鋭い!と感動しました)
・タバコの警告文をもっと大きくして「みんなの健康をそこなうので吸わないようにしましょう!」にすればいいと思う。
・タバコを作って売っているのは日清戦争でたくさんお金がいるためにタバコに税金をかけた。・・・税金のためにそこまでしておかしいのではないか?外国の警告文はタバコを吸わないようにいろんなことを書いてるけど、そこまでしてタバコを売りたいのかな?
・イギリスの箱がすごい!日本もこんな感じにしたら吸う人がへるんじゃないかな?
・日本も外国みたいにタバコを吸うのをなくす運動をしたらいいのに。
・タバコの警告文もよく考えるとウソだらけだった。
・日本は全体的に最悪や!1箱1000円ぐらいにしろって感じ。タバコは一日何箱ぐらい 売れてるのか?

止めなやばいで!
ヤマユリ (1748)投稿日:2006年02月28日 (火) 23時35分 返信ボタン

たばこの第2次。授業を始める前に学習ノート(グレーの色画用紙にプリントをどんどん貼っていく)を配っていたら、いつもは近づくだけで「うるさい」とか言う男の子が話しかけてきて
「先生とこの家、だれかタバコ吸う人おるん?」と聞くので夫が吸っていることを話すと、「それ、止めなやばいで!やめへんの?」と言われてびっくりしました。「一回禁煙しようと決意したのに1週間であきらめてずっとそのままやねん。○○君とこはだれか吸ってる?」と聞くと「おれとこなあ。お母さんもお父さんもすってるからやばいねん。」と心配そうに話してくれました。その子がそんな風に話しかけてくれたことが何よりもうれしいと思いました。

主な内容は、受動喫煙、日本人の喫煙率と外国との比較、健康増進法、女性とタバコ、ニコレットで禁煙した若い女性の体験談。
主流煙、副流煙の話をしていると「親が10本吸ったら、子どもは1本吸ってるって聞いた。」と言う子がいました。副流煙の方が体に悪いと言う話をすると「臭いもんな。服とか髪の毛とかにも臭いがついてとれへん!」とかいう子が多くて、子どもたちもかなり受動喫煙の被害に遭っている様子がわかりました。グラフではアンモニアが多いことにも注目していたので「おしっこが出過ぎるのとちがうの?」というのでそれはどうかわからないのだけど、受動喫煙をしている子は、尿検査でPHがアルカリ性に傾いていると保健の先生に聞いたという話をしました。
 日本人の男性の喫煙がおよそ二人に一人というけどそうかな?と自分のお父さんが吸っている子に手を挙げてもらうとやはり半分ぐらい手が上がり、「おれんとこなあ、会社で一日に3箱吸ってるって」とか「おれとこは2箱や」とか子どもたちが口ぐちに言ってました。女性は少ないけれど20代が増えているのが心配だということを言うと、「10本吸ったら・・・」と言った子が「この13.4%の一人にうちの母さんはいってるわ。」と言ってました。
その子の感想は
「女の子がたばこを吸うと赤ちゃんに悪いものを送ることがわかってちょっとこわかった!」とありました。
いつもよく出るのが「なんでタバコなんか作るん?」という声ですが、今日はある男の子が「そんなん、タバコ会社がもうけるためやん!」ときっぱり言ってました。その後、タバコに表示されているニコチンの量ってどうなってるのという問いがあったので「ライト」「マイルド」とかのニコチンが少ないタバコをよく売り出しているけれども自分で体が要求するニコチンを取り入れようとするからかえって本数が増えてタバコ会社はもうかるという話をしました。

■感想
・日本はたばこを吸う人が一番多いことにびっくりした。自分の住んでる国が一番多いなんていやだなあ。もっとたばこを吸う人をへらしたい。
・たばこは、自分で吸って自分で害がくるのはしかたがないと思うけど、副流煙で他人まで害をうけるのはよくないと思った。
・主流煙より副流煙のほうが害があるなんてちょっとびっくりした。
・たばこはすっていない人もめいわくする。
・ニコレットっていいことがわかった。タバコのニコチンはすごくいけない。1箱吸うと中毒になることがわかった。ニコレットがこんなにすごい効果をあげるなんて知らなかった。
人がつらくなるのになぜタバコ会社は売るのか?
・たばこは、作っている人が作らなければいいと思った。
・軽いたばこはましと思ってたけどいっしょなんだなと思った。
・たばこの数を減らしてもしょせんは吸っているのにかわりはない。

□となりの若い子が/ヤマユリ (1750)投稿日 : 2006年03月02日 (木) 22時27分

私がよかったらどうぞと前に配った学習ノート(第1時)の答えを教えてくださいと聞いてくれて喜んでます。いろんな資料とかを入れてけっこう気合いを入れてノートを作ってます。授業が終わったらくら〜い色の表紙の本が出来るからもしタバコを吸いそうになったらこれを見て思い出してほしいと言って配ってます。その若い子に2時のもどうぞと見せるとさっそくコピーしてました。その子もこれを読んで禁煙を決意してくれたらいいのだけど。

社会見学
コンちゃん (1746)投稿日:2006年02月24日 (金) 22時12分 返信ボタン

ちょっと開けてないとすごい進んでてびっくり。ヤマユリさんの懇談すごいですね。くまさんとこの感想も4学期がほしいというお母さん。様々な1年の集大成という感じがします。しかし、授業がうまくいってても見える子どもは日々一様でなく、一喜一憂の私です。
今日は朝早くから、バスに乗り、マヨネーズ工場と、朝日新聞社へ行きました。みんなよく聞いてメモもたくさんしてました。環境ホルモンの学習からは特に人の意見や私の言ったことを自主的にメモするする子がふえました。そこで、2人の担任が思わず笑いそうになった出来事。
マヨネーズ工場での子どもの質問
「その容器は何でできているのですか?」
工場の方「ポリエチレンが主で何層かになってます。」
1組からも2組からも「よかったあ。」のすごい反応。「PEは大丈夫だった?」と小雪さんに聞いて安心してる子も。何の学習やと私は思いつつも今、学習している環境ホルモンの説明をして、マヨネーズの黄身意外の部分が無駄にならないよう使われている事について質問しました。白身はケーキの材料として販売している。卵殻はチョーク、肥料、スナック菓子などのカルシューム強化、卵膜は化粧品などに使われるようですが、そのリサイクル的な作業で損はしないのかと聞きました。本当はリサイクルの精神とかそれをする事になった経緯を聞きたかったのですがうまく聞けませんでした。販売しているので損はないという事でした。今度からは子どもの勉強になるようにとっさの時でもこういう企業の人達にいろいろつっこんでいけるようになりたいと思いました。
みんながほしいと思っていたキューピー人形をもらいました。もらってすぐ小声で「塩ビや」と表示を見て何人も重大事のごとくつぶやいていて苦笑。朝日新聞社でもらったクレヨン型の消しゴムも「塩ビ消しゴム・口に入れないように」と記入してあって小雪さんとこの子がすかさず「塩ビやー」と叫んでいて帰ってから「2クラスの反応が同じ所で出るのがおかしいね。」と思っていた以上に環境ホルモンに反応している子どもに学習の成果を確信した2人でした。どちらの見学も内容的によかったです。

□科学と生活の結合/バラさん (1747)投稿日 : 2006年02月24日 (金) 23時11分

学ぶ意味を発見すると学ぶ姿勢も、現実を見る注意力も、何から何まで変わりますね。ライブ・ネタの生きた学びの見本のようなエピソードです。教師も「とっさの時でもこういう企業の人達にいろいろつっこんでいけるようになりたい」という思いを強くします。大切なことです。事実をつくったり、変えたりする実際の力は企業や国や大学・研究機関がもっています。生の現場を見、当事者の声を聞き、外形ではなく内実まで読みとってくることは立派な取材です。子どもたちも、Think Globallyの学びをして臨んでいることで、パッケージされた社会見学からも、一種のフィールドワークというべきAct Locallyの学びをしています。yamayuriさんの「バス代がただの遠足」もそうでしたが、参観・懇談・学習発表会とはまた違う、イベントと結合した大切な展開例ですね。これを参考に、どこでもドア健康教育実践の大きな枠組みをつくっていきましょう。



Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場から買えば買うほどお得スーパーセール3月11日まで開催中
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板