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日本も外国みたいにすればいいのに |
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ヤマユリ
(1752)投稿日:2006年03月08日 (水) 19時44分
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@「そんな悪いタバコをどうして作って売っているのか?」と問いかけると 「お金をもうけるため。」という答えがすぐ返ってきました。「だれがなんのためにもうけているのか」と聞くと「たばこ会社」「ニコレットを作ってる会社」という答えに混じって「○○のお父さんに、何でたばこやめへんの?(自分の親ではなく友達の親にいうところがおもしろい)て聞いたら国に協力してんねん!て言われてん。」と発言がありタバコには高い税金がかけられていることやタバコの歴史をまとめた資料を見て考えました。そうするとタバコでもうけているのは「国」で日清戦争に必要な費用をたばこ税でまかなおうとしたこと。兵士にタバコを配って喫煙の習慣を植え付け、国中にタバコを広めて需要を増やし、さらに日露戦争では国が製造も独占して儲けたこと。未成年喫煙禁止法も20才までは健康な兵士になるために喫煙するな、兵隊に行かない成人は税金を納めて戦争に協力することを強制するものであったことを学びました。今もタバコ1箱(270円)では171円の税金が含まれている事実。でもタバコの税金よりも医療費の負担の方が多いことがわかり世界では禁煙がどんどん進んでいることを説明しました。 A問題「パッケージの警告文のウソを見抜けますか?」 『未成年の喫煙は法律で禁じられています。あなたの健康をそこなう可能性が ありますので、吸いすぎに注意しましょう。』 日本のタバコの箱にこう書かれています。(今はもう少し違う文章が広い面にかかれていますが以前は箱の狭い面に目立たないように書いてありました。) 3つのウソを子どもたちはあっという間に見つけました。今回の学習は男子の方が反応がいいです。二つは男子が見つけました。私も思わず「かしこい!」と感動しました。 答えは、「あなた」ではなく「みんな」(受動喫煙の害も)「可能性」ではなく「絶対に」「吸い過ぎ」ではなく「1本でもあかん!」の3つです。今までの学習がわかっているかをためすものでした。 その後、外国のタバコの警告文(日本と全然違う!)やたばこの値段の比較を資料で確かめました。カナダのタバコには大きく写真で警告がされています。イギリスの「デス」というタバコは黒でどくろマークがついています。そんな例を見て「こんなの見たら吸わへんで〜」「気持ち悪!」と。「日本もタバコもっと高くしたらいいやん!」「売らんといたらいいやん!」などと口々に言い出していました。それを感想に書いてと言いました。どの感想も「オモシロイ」と言っては子どもに失礼だけど、国民を大事にしないタバコ会社や日本の政府への驚きと怒りがあふれていました。こういう真実を見抜く力を育てる教材がとても大事だなと思いました。 ■感想 ・税金で入るお金より、医療費の方がお金がかかるならたばこをつくらない方が利益もあるし、体にもいいのにどうしてたばこをつくるのかな。箱にウソを書いているのは、タバコ会社は悪くないと思わせて、吸った人のせいにしようとしているのか?(鋭い!と感動しました) ・タバコの警告文をもっと大きくして「みんなの健康をそこなうので吸わないようにしましょう!」にすればいいと思う。 ・タバコを作って売っているのは日清戦争でたくさんお金がいるためにタバコに税金をかけた。・・・税金のためにそこまでしておかしいのではないか?外国の警告文はタバコを吸わないようにいろんなことを書いてるけど、そこまでしてタバコを売りたいのかな? ・イギリスの箱がすごい!日本もこんな感じにしたら吸う人がへるんじゃないかな? ・日本も外国みたいにタバコを吸うのをなくす運動をしたらいいのに。 ・タバコの警告文もよく考えるとウソだらけだった。 ・日本は全体的に最悪や!1箱1000円ぐらいにしろって感じ。タバコは一日何箱ぐらい 売れてるのか?
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