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国防問題で住民投票は無意味
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投稿者:釜蔵
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(2023年11月24日 (金) 09時54分) |
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最近、石垣島で、自衛隊配備反対のための住民投票を実施すべきとの活動家が沖縄の新聞やテレビに頻繁に出ているそうです。全国紙にも登場。意見は意見として尊重しますが、訴訟までして敗訴しているのに控訴。しかし、基地配備の問題は国防に関わる問題で地方自治体が決めるべき問題ではありません。自衛隊OBで元幹部クラスの方々のシュミレーションを拝読するとかなり引き攣ります。山下裕貴さんの「完全シュミレーション台湾侵攻戦争」にはアメリカのシンクタンクCSSI戦略国際問題研究所の報告書の損害予想報告を引用されてます。 それによると ①中国側の損害 艦艇138隻、航空機161機 死傷者2万2000人うち陸兵7000人 ②台湾側の損害 艦艇26隻 航空機214機 死傷者 3500人 ③アメリカ側の損害 艦艇 原子力空母2隻を含む艦艇20隻 航空機 270機以上 死傷者 7000人
南西諸島は虐殺の場になるのではないかと思います。中国人民解放軍の台湾進攻作戦は結論的には成功。ただし日本とアメリカが参戦すると被害甚大となり、海上補給を絶たれたならば台湾からの撤退か降伏を迫られると、台湾島の東西の戦線膠着が続けば中国人民解放軍の核攻撃が行われる可能性もあるとされてます。ただし、日米の動きが少しでも遅いとどうにもならないという事をはっきり示されてます。 岩田清文さんら3人の元幕僚長と兼原信克国家安全保障局次長の対話本「台湾有事」先島諸島を含む南西諸島には陸上自衛隊が常駐するべきだし、住民避難計画についても国民保護法の4条は改正すべきだろう指摘されてます。さらには自衛隊サイバー部隊に政府各省庁、地方自治体、民間企業、金融機関などへのサイバー攻撃をブロックする権限を付与すべきだろうとも言われてます。 既に日米は現時点では敗北していると言わざるを得ません。 軍事の専門家が悲惨な結果を想定しているのに、これらには科学的、合理的な根拠を全く示さず、ただ島で住民の対立が起こっているからとの理由で自衛隊の常駐に反対するための住民投票を実施せよと。 これは、中国サイドの情報工作の一環としか感じないのは私だけでしょうか?マスコミがこういう活動家を称賛しているのも狂っているとしか思えません。来年は日本にとってターニングポイントになる年でしょう。中華人民共和国大和州にはなりたくないですね。
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