名残の桜
先日、白内障のことで投稿したところ、たくさんのご助言をいただき有り難うございました。
眼にメスを入れると言うこと自体が怖かったのですが、手術自体は、短時間で痛みも無く簡単なもの
で、術後2週間の過ごし方さえ気をつけたらとのことでした。レンズを決めるのは、人それぞれ眼の
状態も異なるので、最終的に自己判断しなければなりません。
皆さん71歳ということで、既に白内障の手術を終えられた方や、同じような症状をもった方が少な
からずいることを聞き安心しました。
一昨日、桜と金峯山寺の秘仏ご開帳を目的に初めて吉野詣でをしました。
今年は、桜の開花が早く、上千本より下の方は葉桜ばかり。奥千本の西行庵は残っていましたが、
自坊の桜と大して変わりはありません。
一番良かったのは吉水神社で、源頼朝の追手から逃れた源義経と静御前が弁慶等と共に隠れ住んだ
事や、後醍醐天皇がこの吉水院を南朝の皇居とされ南朝四代五十七年の歴史があったこと、豊臣秀吉
が吉野で花見の宴を催した際に𠮷水院を本陣としたことを知り(歌の会・お茶の会・お能の会で使っ
た道具や宝物が残されている)時を忘れて佇んでいました。
金峯山寺の国宝蔵王堂内に安置されている日本最大の秘仏ご本尊金剛蔵王大権現3体は、知っては
いたけれども、実際に拝観して、そのスケール感に圧倒され、またちょうど花供懺法会(奴行列を先
頭 に、 一山僧侶、稚児、山伏が練り歩き、吉野山の桜を金峯山寺 の本尊・蔵王権現にお供えする
行事)があり賑わっていました。
当たり前だけれど吉野は、登山をするつもりで行かないと大変。娘と孫(2歳、ベビーカー付き)と
一緒だったので楽しかった反面、肉体的には結構きつかったです。
近鉄特急、“青の交響曲”でビール片手にゆっくりと疲れを癒やしながら帰宅。
久し振りの休日でした。
写真 吉水分水神社、 後醍醐天皇玉座、 金峯山寺