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10 鎌倉鍛冶の作風_1
name:こまつばら  Date:2025年11月22日 (土) 20時38分 No.1463

10 鎌倉鍛冶の作風_1

◎水曜日は小春日和で好古園に紅葉を見に行きました。ちょうど見頃で楽しめました。ほとんど観光客で外国人が多かったです。姫路城大手門から入った三の丸広場前でアメリカの団体ツアー客が集合写真を撮っていました。楽しそうで微笑ましかったです。

◎今日の土曜日は、にこにこ会でまた姫路に行きました。相変わらずの大盛り上がりで、昼飲みでしたのでまたもや二次会に参加しました。帰ったら夕焼けが美しくほぼ夜でした。お土産に宍戸くんからキウイを大量にいただきました。ありがとうございます。
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(1)新藤五国光が先達から受け継いだ作風1(地文)_13

鎌倉鍛冶の代表である正宗の作品はその特色により高名を馳せました。その特色を表す地文を見ていきます。渡邉妙子氏は「水墨画に見る破墨山水のごとき」と形容しています。

地文とは刀の刃と棟の間の地鉄の模様のことです。木材の肌の模様に例えられ大別して3種類、杢目・板目・柾目があります。日本刀が制作された地域や時代による特色の一つになります。初めて見ると分かりにくいですが、じっと見つめると違いが分かります。

まず、正宗の師である新藤五国光、その先達である京都山城の国綱と岡山備前の助真(すけざね)の地文を見ます。

写真の1鬼丸国綱と2国綱は杢目が際立っています。これは、京都山城の粟田口(京都市営地下鉄東西線の東山駅近辺で平安神宮の南側)一門の作風です。写真を拡大していただいてじっと見ると細かな杢目模様がたくさん見えます。

一方3と4の備前の助真は杢目もあるのですが、流れた板目を主にしています。

細かな杢目で構成される新藤五国光は、粟田口の系統であることが分かります。

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