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投稿日:2025年11月20日 (木) 17時40分
98user様 ご連絡ありがとうございます。 拙著を入手されたそうですが、拙著を読むよりもこのHPをじっくり読んで頂いた方が早いと思います。
2007年に拙著上梓した際にいくつか誤謬があったのをHPでは修正してますし、何よりビデオ映像をクリックするだけで見られるようにしてありますので。
なお、松本克己氏(今年亡くなったようですが)への謝罪文の件ですが、これはケアレスミスで、松本説の一つの文を読み落としたことを詫びただけであって、このミスによって松本説に対する評価は全く変わりません。松本説は「条件異音」(conditional allophone)という現象の完璧な誤解に基づく論評に価しない珍説・愚説であり、学問的には一文の価値もありません。 ただ、松本氏は上代特殊仮名遣いの用字者は帰化人であった、ということを視野に入れており、そこが攻めれば松本説など瞬時に崩壊する最高の突っ込みどころなのに、松本氏以上に音声学を理解していない国語学者達はなんと50年間もトンチンカンな支持や批判を繰り返している・・その点で松本氏の方が国語学者達よりはマシ、だというだけです。 小生も松本論文の最後にこっそりと書いてある「帰化人記述説」に気づかず、後で他人に指摘されて詫び状を挟み込まなければならなかったのですが、その一文に気づこうが気づくまいが、本文中で「松本氏は記紀万葉を書いていたのは中国人か朝鮮人ぐらいに思っていたはず」と書いており、この読み落としはまさに怪我の功名、音声学・条件異音という現象をちゃんと理解している者なら、松本氏が外国人記述を視野に入れていることぐらい気づく、と身をもって証明したのであって、拙論の信頼性に傷がつくどころかますます信頼性を高める結果になっているのです。 HP「松本説はトンデモ」を見ていただければわかりますが、「松本説はトンデモであるが、外国人記述を視野に入れているだけ国語学者なんかよりはマシ」という意味の投稿を20年以上前の2002年7月にしている証拠を提示してありますのでご覧ぐださい。 ご貴殿で松本説の信奉者なら申し訳ありませんが、私はその一点を除いて松本説など全く評価しておりません。 ただ、こんな説ちょうど50年前の1975年に発表され、50年経ってもこれがトンデモだということに気づかぬ日本の国語学者がの無知蒙昧さを天下に晒した、という点では松本説はイグノーベル賞ものだと言えます。
実は、私の説の支持者は高名な国語学者の中にもたくさんいるのですが、それが一向に表に出てこないのは、私の説を評価するということは国語学者の中には条件異音の概念を理解している者は、当人を含めて一人もいなかった、という恥ずべき事実を天下に晒すことになるためであり、内心拙論を高く評価していながら「藤井游惟説?そんなものは知らん」と個人的な親友でさえほっかむりしているのです。 ただ、いつまでもほっかむりは続けさせません。 近いうちに、Youtubeで発音実験の模様を簡単にみられる動画を作ってまず話題作りをし、しかる後に「日本音声学会」に公開質問状を送って場合によっては告訴も辞さないつもりです。 論文発表以前に国語学者の中に「条件異音」の概念を理解いている者が一人もいないことは分っていたので、「国語学会」ではなく「日本音声学会」に論文を提出したのですが、あきれたことに音声学会は本物の音声学者でなく、音声学者を詐称・僭称する国語学者と朝鮮語学者に私の論文を審査させ、まったく的外れな査読によって私の論文はボツにされてしまった・・つまり「音声学会」は藤井説を否定したということになっているため、一向に日の目を見ないのです。 しかし、2003年1月に日本音声学会に提出した論文、及び先方から帰って来た査読ペーパーなど、「音声学の論文を音声学者以外に査読された」という民法第709条に抵触する不法行為の証拠は完全に保存してあり、損害賠償請求の時効はとっくにすぎていますが、音声学会に不法行為に対する謝罪と、査読のやり直しを要求することは法的にできるようです。 近い将来ですので、そうなった場合には音声学会や国語学者たちがバックレられないよう、できるだけ多くの人々がその訴訟に関心をもっていただけるよう、お力を貸していただければ幸いです。
宜しくお願いいたいます。 藤井游惟
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