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『題詠』短歌投稿掲示板

題詠専用の短歌投稿掲示板です。
お題は毎週月曜日午前0:00頃この掲示板で発表いたします。
管理人:黒路よしひろ

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[536] 題名:三角 名前:六九郎 投稿日: 2023/05/11(木) 22:49

合奏のトライアングル渡されて音も鳴らさず誰も気づかず

丸い手で三角形のおにぎりを握る母の手ずっと見ており

なんだっけベガアルタイルそれよりもきみが気になる林間学校

訳聞けずアプリでついに初対面三角巾で腕吊るすきみ

ワクチンが効いてる証とさする肩 三角筋と人はいふなり

三角のきみの目みつめ神妙に内角の和は何度なりしか

傾いて三角マーク増えていく財務諸表で飛行機を折り

山頂の三角点を撫でながら担ぎ上げ来し息遣い聞く


[535] 題名:題名 「三角」名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2023/05/11(木) 17:33

見わたせば三角、四角、六角の屋根きらめいてさざ波のよう

花摘みてふりむき見れば螳螂の逆三角の顔の迫れり

人住まぬ都営住居の入り口に三角コーンの縛られており

折り紙を三角、四角と折るうちに忘れゆくなり鶴の羽ばたき


[534] 題名:黒路さん 名前:沙羅 投稿日: 2023/05/08(月) 15:45

>小中の先輩にふと行き会ひぬ浜寺公園旧駅舎にて

なるほど!「会う」だと約束して会ったみたいですね。
まさに行き会ったのでした。
私は子供時代浜寺公園の隣の町に住んでいて、駅舎で偶然会った方がが保存運動をしている小中の先輩だったのです。
駅舎の改修が終わって建物が元の場所に戻った時に訪ねて行ったのでした。
まさに今の季節で、そのあと中学校へ行ったらウン十年前と変わらずニセアカシアの花が満開で。
とセンチメンタルな楽しい一日でした。


[533] 題名:沙羅さん、こんばんは〜〜(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/05/06(土) 00:54

いや〜〜、ゴールデンウイークもいつのまにかもう終盤ですね^^;
僕は、四月末は仕事で休みを取れなかったのですが、五月に入ってからはなんとか数日休みを取ることが出来てます。
まあ、その間も、仕事が忙しくて出来なかったことをいろいろとやらなければいけないので、普段と違う特別感はまったくないのですが…

さてさて、そんなGWの春の空気の中で、今夜もまたこちらのみなさんの歌に感想など書かせてもらいながら、就寝までの豊かな時間を過ごしたく思います。

>小中の先輩である人と会ふ浜寺公園旧駅舎にて

うんうん、沙羅さんのこの歌も、懐かしき小中時代の先輩との再会を浜寺公園の旧駅舎を舞台にして詠った、ほんとに素敵な雰囲気の一首ですよね。

浜寺公園は、僕もかなり昔に、万葉集の歌碑の撮影で行ってきたことがあります。
浜松の名所だった海岸はすでに埋め立てられていますが、松の保全のための水路が海岸だった頃を偲ばせてくれて、海のない奈良県民の僕には新鮮な光景でした。

浜寺公園の旧駅舎は、いまはもう駅舎としては使われていませんが、木造平屋建てのモダンな作りの美しい建築物ですよね。

そうですね、そんな浜寺公園の旧駅舎での懐かしき先輩との再会を通して作者の姿が歌に浮かび上がってくる魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
旧い駅舎に、小中時代の懐かしき先輩を見かけたことで作者は、子供時代の自分自身と〈出会う〉のです。

ただまあ、「先輩である」という表現は少し説明っぽさが出てしまっている上に、「会う」としてしまうと約束してそこで会った意味にも取れてしまうので…

小中の先輩にふと行き会ひぬ浜寺公園旧駅舎にて

うん、ここはたとえばこんな感じとかでまとめてみるのもひとつの手かも知れませんね^^
「ふと」は、これもこれでちょっと説明っぽさが出てしまう気もしますが、「行き会ふ」と入れることで詩情が少し加わって一首が適度に引き立ってくるように思いますので。

でもほんと、旧駅舎の建物が歌の舞台としてよい雰囲気を生み出してくれている魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)



>風強き日の中之島薔薇園の薔薇の香りにからめとらるる

こちらの歌も、中之島の薔薇園をゆく作者の姿が〈リアル〉に歌に浮かび上がってきて、ほんとに素敵な内容の一首ですよね。
下の句の補強として置かれた初句の「風強き日」も、単なる説明ではなく作者が経験した“その日”を印象づけて上手く活きているように感じます。

中之島薔薇園はこちらも遙か以前に、僕もかばん関西の吟行で行ったことがありますが、たくさんの色とりどりな種類の薔薇が見れて素敵な場所でした。

「薔薇園」と「薔薇」を重ねることで、風に乗って漂ってくる薔薇の香りが作者を包む様子を、上手く表現出来ているようにも感じます。

コメントでは「地名を入れただけみたいであまり気に入っていない」とのことでしたが、まるで〈土地誉め〉の一首のような力も感じさせてくれて、作者の思っている以上に魅力ある歌になっているのではないでしょうか。

ただまあ、強いて言うのなら、結句は平仮名表記だけにしてしまうとちょっと緊張感に欠けてしまうので…

風強き日の中之島薔薇園の薔薇の香りに絡めとらるる

うん、こんな感じで「とらるる」の柔らかさだけで充分な気もしますけど^^
でもほんと、風に乗って流れてくる薔薇の香りに包まれるような美しい魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)

ではでは、残り少なくなった連休ですが、沙羅さんもどうぞ素敵な春の休日をお過ごしくださいね〜〜
今夜もこの辺で♪


[532] 題名:直角三角形 名前:夕夏 投稿日: 2023/05/05(金) 18:26

ぴたごらすさんしよんさんさんよんごどどいつみたくちょうしでおぼえ


[531] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/05/01(月) 00:00

前回のお題『地名』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。

★前回の投稿作品★
お題『地名』(敬称略)

夕夏

ちゃっとじーぴーてぃーにちめいのゆらいしつもんしたらいちじょうほうを

にゅうりょくのしつもんがえしかいとうにとうきょうととかきいてみたいな

-------------------------------------
沙羅

小中の先輩である人と会ふ浜寺公園旧駅舎にて 

風強き日の中之島薔薇園の薔薇の香りにからめとらるる

-------------------------------------


わが姓と同じ名前の無人駅降りるも一人風の冷たき

故郷の地名飛び交う席のありそっと隣に 焼酎に酔う

富士山を見ること出来ぬ富士見町銭湯の富士山(ふじ)も湯気に隠れて

-------------------------------------
さくら

向島 美男におわす業平の歌を偲んて言問いだんご

あやめ咲く東村山ばか殿の志村けんさん冗談に逝く

東京に生まれて生きて重ねたる喜怒哀楽の哀の字深し

-------------------------------------
六九郎

浦塩と久作の書く死後の恋はるか北から臓腑に刺さり

Tokyoと東京とでは別の街表と裏で違う顔つき

目に見えぬ円錐形の上に京 近いが雅び遠いが鄙び

インドから遠く離れた西インド諸島についた名は勘違い

マンハッタン24ドル買い叩き土地の権利は神から人へ

線を引き奪った土地に勝手に名強き者らの作りし世界

地名なき土地などもはや残されず地球は徐々に小さくなりて

-------------------------------------


[530] 題名:★お題は『三角』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/05/01(月) 00:00

★今回のお題は『三角』、期限は五月十四日(日)です★

「三角関係」「トライアングル」など、三角という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。

題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m


[529] 題名:地名 名前:六九郎 投稿日: 2023/04/29(土) 11:57

浦塩と久作の書く死後の恋はるか北から臓腑に刺さり

Tokyoと東京とでは別の街表と裏で違う顔つき

目に見えぬ円錐形の上に京 近いが雅び遠いが鄙び

インドから遠く離れた西インド諸島についた名は勘違い

マンハッタン24ドル買い叩き土地の権利は神から人へ

線を引き奪った土地に勝手に名強き者らの作りし世界

地名なき土地などもはや残されず地球は徐々に小さくなりて


[528] 題名:題名 地名 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2023/04/29(土) 09:06

向島 美男におわす業平の歌を偲んて言問いだんご

あやめ咲く東村山ばか殿の志村けんさん冗談に逝く

東京に生まれて生きて重ねたる喜怒哀楽の哀の字深し


[527] 題名:かんぱちさん、こんばんは〜〜(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/04/27(木) 22:57

いや〜〜、長い間こちらを留守にして申し訳ありませんでした^^;
ちょっと会社の仕事のイベントで、業務の競技に出場する練習をしたりしていたもので…
(休日出勤などして大阪まで練習に行ってました・汗。。)
そんな競技イベントもようやく終了したので、また少しずつでもこちらのみなさんの歌に感想など書かせてもらいますね。

>稜線に真直ぐに立てる上弦の大きさ白さ霜月ふつか

うんうん、かんぱちさんのこの歌も、稜線に真っ直ぐに立つように浮かぶ上弦の月を詠って、その光景が目に浮かんでくるようなほんとに素敵な魅力の一首ですよね。

「稜線」は、山の峰から峰へと続く線。
「上弦」は、新月から満月に至る間の半月。

十一月二日を「霜月ふつか」と表現したのも、歌としての“美しい言葉”のように思います。

そうですね、そんな美しい言葉たちによって詠われた美しい上弦の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
そんな上弦を眺めることで作者は、歌の中に自身の〈存在〉を浮かび上がらせます。

ただまあ、結句についてはもちろんこのままでも問題はないのですが、「上弦の月」と「霜月」がひっつきすぎていてちょっと歌の雰囲気を邪魔しているように感じなくもないので…

稜線に真直ぐに立てる上弦の大きさ白さ 霜月ふつか

うん、ここは四句でスペースで区切って結句を際立たせてみてもいいのかも知れませんね^^
こうすることで、結句だけでなく上弦の月の描写にもまとまったイメージが受け取りやすくなって、一首がさらに引き立つようにも思いますので。

でもほんと、季節感のなかでその存在を主張するかのように浮かぶ上弦が美しく浮かび上がる一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)



>霜月の白き雨いつまでも降る いつまで地球に居れば良いかな

こちらの歌も、霜月の雨を「白き」と表した感性がほんとに素敵な魅力の一首ですよね。
そして、かんぱちさんにしては珍しく上の句が句またがりで展開されるのも面白い「調べ(リズム)」の一首のように感じます。

そうですね、そんな句またがりで変化をつけた「いつまでも」が、下の句の「いつまで」を引き出す序詞のように展開して面白い魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
霜月を降る白き雨を眺めながら、まだ地球の上にいる作者の姿を歌は読み手に見せてくれます。

結句の「かな」も、この歌の場合は、違和感なく溶け込んで行きますね。

「いつまで地球に…」との表現からは、すでにその精神が“生”に縛られない段階に昇華された作者のこころの崇高さが感じ取れるような気がします。
やがて作者の精神は、地球を離れて大きな〈なにか〉へと帰ってゆくのでしょう。



>真実の世のごとすがし ふんはりと白銀ありて森閑とせり

うんうん、こちらの歌も、白銀に煙る森の姿の清しさを詠って「真実の世のごと」と感じ取った感性がほんとに素敵な魅力の一首ですよね。
「白銀」は、先の歌と同じく霜月を降る雨でしょうか。
あるいは、その後の水蒸気の立ちこめる様をこう感じ取ったのかも知れませんね。

「閑(かん)」は、静かな様。
「すがし」は、「清々し」のような意味でしょうか。

そうですね、そんな白銀の立ちこめる森の静けさを「真実の世」と感じ取った美しい魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
世界のあらゆる音を包み込んで森は、その〈真実の姿〉を浮かび上がらせるのです。

ただまあ、「ありて」というのはちょっと説明っぽい甘さを感じなくもないので…

真実の世のごとすがし ふんはりと白銀たちて森閑とせり

うん、ここはたとえばこんな感じで「たちて」でもよかったかも^^
でもまあ、かんぱちさんのイメージとは少し違うのかも知れませんし、世界の真実の姿を感じさせてくれる深い魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)



>朝の窓にしらとり並び飛び行けば 水鳥大小心騒がす

こちらの歌も、朝の窓に見る白鳥の並び飛ぶ光景を詠って、その様が目に浮かんでくるようなほんとに素敵な魅力の一首ですよね。
大小の鳥が飛びゆく姿に、作者のこころは共に飛び立ってゆきたい衝動に駆られたのでしょうか。
あるいは、先の「いつまで地球に…」の歌と、おなじ心境の一首なのかも。

そうですね、そんな旅立ってゆく白鳥たちに自身の願望を重ねて詠んだような魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
誰しもいつの日にか、この白鳥たちのように朝の空を〈旅立って〉ゆく日が来るのです。

ただまあ、さすがに下の句は漢字つながりで窮屈な印象を受けるので…

朝の窓にしらとり並び飛び行けば 水鳥大小こころ騒がす

うん、ここはたとえばこんな感じとかで「こころ」を平仮名表記しておくのもひとつの手かも^^
こうすることで、作者のざわめく心の描写に読み手もついてゆける余裕が生まれて、一首がさらに味わい深い魅力を増すようにも思いますので。

でもほんと、飛び立つ白鳥を見つめる視線を通して作者の存在が立ち上がってくる素敵な一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)



>ありがたうと別れて道にひとり佇つ心つよしも白き月あり

うんうん、こちらの歌も、“大切な人”と別れたあとの独りの時間を空に浮かぶ月を通して表現した、ほんとに素敵な魅力の一首ですよね。

「佇つ」は「たつ」と読むのかな。
「心つよしも」とあるのは、強く持った心に反して空に浮かぶ白き月が淋しげに空に見えるとの意味と取りました。

そうですね、そんな白き月によって表現された作者の心情が歌に浮かび上がってくる一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
「ありがたう」という言葉は、感謝の言葉。
そんな感謝の言葉を伝えた相手との別れは、まるで空に浮かぶ〈孤高〉の月のように作者をものに孤独を感じさせます。

ただまあ、この歌の場合は「ありがとう」がとくに大きな意味を持つ言葉でもあるので…

「ありがたう」と別れて道にひとり佇つ心つよしも白き月あり

うん、ここはこんな感じで鉤括弧で強調しておいてもいいのかも知れませんね^^
鉤括弧での強調は場合によっては甘さに繋がってもしまいますが、この歌の場合は歌の構成に“捻り”がある使われ方をしているので、そんな甘さも出ないように思いますので。

でほんと、大切な人と別れた作者の心情が白き月によって照らし出される美しい一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)

ではでは、四月ももう終わりですが、かんぱちさんもどうぞお身体に気をつけて萌える季節を楽しくお過ごし下さいね〜〜
今夜もこの辺で♪


[526] 題名:無人駅 名前:英 投稿日: 2023/04/27(木) 17:00

わが姓と同じ名前の無人駅降りるも一人風の冷たき

故郷の地名飛び交う席のありそっと隣に 焼酎に酔う

富士山を見ること出来ぬ富士見町銭湯の富士山(ふじ)も湯気に隠れて


[525] 題名:『地名』 名前:沙羅 投稿日: 2023/04/26(水) 08:57

小中の先輩である人と会ふ浜寺公園旧駅舎にて 

風強き日の中之島薔薇園の薔薇の香りにからめとらるる

2首とも地名を入れただけみたいで、あまり気に入っていないけれど、投稿が少ないようなので載せますね。


[524] 題名:地名の由来 名前:夕夏 投稿日: 2023/04/17(月) 12:27

ちゃっとじーぴーてぃーにちめいのゆらいしつもんしたらいちじょうほうを

にゅうりょくのしつもんがえしかいとうにとうきょうととかきいてみたいな


[523] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/04/17(月) 00:00

前回のお題『春の花』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。

★前回の投稿作品★
お題『春の花』(敬称略)

夕夏

はなをみてたなにしたてたふじのきにななねんたってはなめがみっつ

のべにさきかぜにたわむるはなばなものにうまれきてりんねのとりこ

-------------------------------------
祐一

綺麗だね花にささやきそを見れば嬉しいわと花が微笑み

春が来ただけど冷たい鉄格子窓から見ゆる桜は満開

久々に天気がよくて散歩する脇に野の花細き道行く

紫や菜の花黄色両側に電車は行くよ春の野の中

-------------------------------------
沙羅

風ひとつなき日に桜の花びらはひそかな蒼の冷たさをもつ

-------------------------------------
さくら

時すぎし白きさくらに七色の微塵となりて春雨のふる

強風に折れたる牡丹のひと抱え部屋にかざりて爛漫の春

九階の窓よりみれば中庭の暗きところに枇杷の花咲く

たんぽぽよ黄砂の昼よまなうらを黄色に染めてひと日終わりぬ

-------------------------------------


地に菜ばな空に桜の花の中ふるさと恋し八十路を前に

傘をさし一人静かに糸垂れる浦島草は何を見ている

道の端に名前も知らぬ小さき花軍靴に踏まれることのなき春

-------------------------------------
六九郎

菜の花の小川の横の細き道通いしわれは学校ぎらい

学校の窓から見えし庭桜今すぐ旅に出て山桜

クローンが一斉に咲く理由だと知りて後より桜楽しめず

水仙の前で自撮りをするならば呪いで花になるやも知れず

菜の花や月は流れて陽水の歌を聴きつつ東へ西へ

桜舞う夜の公園缶ビールひとり静かに正気を吸われ

-------------------------------------


[522] 題名:★お題は『地名』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/04/17(月) 00:00

★今回のお題は『地名』、期限は四月三十日(日)です★

「東京ばな奈」「奈良漬」など、地名という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。

題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m

PS.今回はお題、二巡目です(^・^)


[521] 題名:過去作の推敲花 名前:夕夏 投稿日: 2023/04/15(土) 16:54

のべにさきかぜにたわむるはなばなものにうまれきてりんねのとりこ


[520] 題名:春の花 名前:六九郎 投稿日: 2023/04/14(金) 21:05

菜の花の小川の横の細き道通いしわれは学校ぎらい

学校の窓から見えし庭桜今すぐ旅に出て山桜

クローンが一斉に咲く理由だと知りて後より桜楽しめず

水仙の前で自撮りをするならば呪いで花になるやも知れず

菜の花や月は流れて陽水の歌を聴きつつ東へ西へ

桜舞う夜の公園缶ビールひとり静かに正気を吸われ


[519] 題名:名も知らぬ花 名前:英 投稿日: 2023/04/14(金) 19:52

地に菜ばな空に桜の花の中ふるさと恋し八十路を前に

傘をさし一人静かに糸垂れる浦島草は何を見ている

道の端に名前も知らぬ小さき花軍靴に踏まれることのなき春


[518] 題名:題名 「春の花」 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2023/04/13(木) 17:56

時すぎし白きさくらに七色の微塵となりて春雨のふる

強風に折れたる牡丹のひと抱え部屋にかざりて爛漫の春

九階の窓よりみれば中庭の暗きところに枇杷の花咲く

たんぽぽよ黄砂の昼よまなうらを黄色に染めてひと日終わりぬ


[517] 題名:六九郎さん、こんばんは〜〜(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/04/12(水) 23:23

ああ…たしかに「じょおうはくばは」だと字余りではないですよね^^;
僕はどうも「女王」を「じょうおう」と「う」を入れて発音してしまう癖があるので、そのせいで間違ってしまったのだと思います(笑)

お題の期限のミスも教えて下さってありがとうございました。
さっそく修正しておきました。
(期限の日付ミスは過去にもけっこうやってしまっていて、自分でも気づいたときにこっそり修正したりしてたりもします^^;)

ではでは、また他のみなさんの歌にも時間を見つけて少しずつでも感想など書かせてもらいますね〜〜♪




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