題詠専用の短歌投稿掲示板です。
お題は毎週月曜日午前0:00頃この掲示板で発表いたします。
管理人:黒路よしひろ
[880] 題名:★お題は『擬音(オノマトペ)』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/09/30(月) 00:01
★今回のお題は『擬音(オノマトペ)』、期限は九月二十九日(日)です★
「クタクタ」「ふらふら」など、擬音(オノマトペ)という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
PS.今回はお題、二巡目です(^・^)
[879] 題名:『山』 名前:六九郎 投稿日: 2024/09/28(土) 13:32
人の来ぬ山に逃げ込む時のあり里を追われたわけでもないが
先人の足跡踏んでゆく山はわが足跡をまた誰か踏む
夜を明かし山ふところに抱かれて 人の言葉は忘れてもよい
もういまや新しき山は産まれず すべての山は崩れゆくのみ
大谷も藤井も見るな子供たち自分の山を自分で登れ
[878] 題名:題名「山」名前さくら 名前:さくら 投稿日: 2024/09/27(金) 11:28
西側の窓をあければ青々と丹沢ありてなにか声する
沸く雲の尾根を歩きて骨折し負われて降りる日の出山道
傘は飛び上着も捕られ入傘のいただきに座しサイフォンの香
雲深き高千穂峰の立ちおれば神わがうちに降りたもうなり
この道をもすこしゆけば山桜いってみようか道の果てまで
ものかげにひっそりと咲く山吹の黄色に咲きて人の恋しき
ひらひらと池に散りゆく山茶花の筏となりて白くただよう
[877] 題名:お題(山) 名前:夕夏 投稿日: 2024/09/17(火) 19:04
はるかなるやまのよびごえしあわせのきいろいりぼんふぃるむのえいが
[876] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/09/16(月) 00:02
前回のお題『台風』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『台風』(敬称略)
さくら
滔々と雨ふりやまず横雲を裂きて砕きて流す暴風
点と線あわれなるかな細蟹の命の糸を襲う雨かぜ
白黒の場面うごいて夢の中 逝きし人らの横顔ばかり
あちこちに破損のおおき吾が身にも天地無用の張り紙の欲し
闇に伏し眠りを待てば小さき死の夜ごとに吾をおとないて去る
-------------------------------------
六九郎
日本を自動洗車機丸洗い台風10号のろのろ進む
学校も吹き飛ばされよ夏休みそんな期待を背負って台風
まるまってやり過ごすのさ台風は騒ぎなさんな猫が教える
何事もなかったような顔をした晴れ空さびし 台風一過
大風が過ぎて多くの木は倒れしなる若木の青空に立つ
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[875] 題名:★お題は『山』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/09/16(月) 00:01
★今回のお題は『山』、期限は九月二十九日(日)です★
「富士山」「やまびこ」など、山という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
PS.今回はお題、三巡目です(^・^)
[874] 題名:『台風』 名前:六九郎 投稿日: 2024/09/15(日) 14:43
日本を自動洗車機丸洗い台風10号のろのろ進む
学校も吹き飛ばされよ夏休みそんな期待を背負って台風
まるまってやり過ごすのさ台風は騒ぎなさんな猫が教える
何事もなかったような顔をした晴れ空さびし 台風一過
大風が過ぎて多くの木は倒れしなる若木の青空に立つ
[873] 題名:題名 台風 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2024/09/11(水) 13:51
滔々と雨ふりやまず横雲を裂きて砕きて流す暴風
点と線あわれなるかな細蟹の命の糸を襲う雨かぜ
白黒の場面うごいて夢の中 逝きし人らの横顔ばかり
あちこちに破損のおおき吾が身にも天地無用の張り紙の欲し
闇に伏し眠りを待てば小さき死の夜ごとに吾をおとないて去る
[872] 題名:黒路さま おはようございます。 名前: さくら 投稿日: 2024/09/08(日) 10:50
今日も朝から 猛烈な暑さですね。
九月一日に、「梅雨」のご講評を頂きながら、今朝まで気づかないで、申し訳ございませんでした。
猛暑のせいにするわけにもいかず、何とお詫び申してよいのか、ほんとにお恥ずかしいです。
さくらんぼ三つならんで皿の上、→三つならんだ
と、することで歌に捻りが出て、単調さが消える、 なるほどと思いました。
梔子の歌でも、語順を変えることで歌の面白さが生まれる、ということっも教えていただき、ありがとうございます。
黒路さんのご講評によって、私の気づかなかなかった梔子の花への思い、表現の大切さを気づかせていただきました。
いつものことですが、ご講評を頂いて、はじめて気が付くことばかりで、お恥ずかしい限りです。
お忙しいところを、ご丁寧にお教えいただき ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
今年はまだまだこの猛暑が続くそうです。
黒路さん、これからもご自愛くださいますように。
さくら
[871] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/09/02(月) 00:02
前回のお題『写真』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『写真』(敬称略)
沙羅
ひつそりと線香花火が消ゆるとき闇も優しき気配を帯びぬ
-------------------------------------
夕夏
たぐれどもあかいむすびめみつからずとくいてんなどあらぬれんあい
-------------------------------------
六九郎
許されるラインはどこか探るため放たれしフワ 自由主義とは
友達と非友達の線引きをFBにやらされており
神様が男と女に分けた線 薄らいでますが塗り直します?
白地図に定規を当てて線を引き砂漠の上に伸びる国境
線を引くことを知らずに先住はいつの間にやら住処を追われ
最前線兵站線連絡線境界線西部戦線
目の前に天から蜘蛛の糸垂れてああここもしや地獄だったん?
仏壇も墓も仕舞えしマンションに残る線香所在無さげに
どこまでも白線の上歩く子の小さな背中見えなくなりぬ
-------------------------------------
さくら
知らぬまにリフレインするこの曲は「G 線上のアリア」とぞいふ
尋ねたる放射線科は病院の地下一階にひそとありたり
赤線を二本くれたる数学の教師の顔を思いだしおり
振り向けばぱっととどまる黒猫のこの一線を画するごとく
気がつけば何やらうれし知らぬ間に生命線の薄くなりゆく
点と線あわれなるかな細蟹の命の糸を襲う雨 風
-------------------------------------
[870] 題名:★お題は『台風』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/09/02(月) 00:01
★今回のお題は『台風』、期限は九月十五日(日)です★
「タイフーン」「台風一過」など、台風という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
[869] 題名:さくらさん、こんばんは〜〜(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/09/01(日) 21:32
いや〜〜、大騒ぎした台風もこちら(奈良県)では大した被害もなく過ぎ去って、ほっとしております^^
うちの会社は警備員さんとか清掃員さんとかパートの人にたくさん来てもらっているので、電車が止まってもし現場に出勤出来ないことになったら僕が這ってでも代わりに行かなければいけないところでした(汗。。
さてさて、そんな台風一過の休日の終わりに、今夜もまたこちらみなさんの歌に触れさせてもらって、明日からの活力としたく思います。
>さくらんぼ三つならんで皿の上くれなゐ深く梅雨に入りゆく
うんうん、さくらさんのこの歌も、皿の上に乗せられたさくらんぼを通して梅雨入りの季節感を視覚化して見せたほんとに素敵な魅力の一首ですよね。
さくらんぼが三つしかないのは、おそらくは作者が食べたさくらんぼの残りの三つなのでしょう。
そうですね、そんなそれまでの作者の過ごした「デザートタイム」をも歌の中に閉じこめた魅力を感じますし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
皿の上のさくらんぼの〈存在〉によって、作者の梅雨入りが“くれない”色に染まってゆく美しさ。
ただまあ、ちょっと歌としては順序立ちに言葉が流れていって“引っかかり”の部分が少ない単調さは感じるので…
さくらんぼ三つならんだ皿の上くれなゐ深く梅雨に入りゆく
うん、ここはたとえばこんな感じとかで「並んだ」として、小さく意味が“捻れる”変化を加えてみるのも面白いのかも知れませんね^^
こうすることで、読み手が歌に立ち止まる力を生み出すことが出来るようにも感じますので。
でもほんと、作者の口のなかに残るさくらんぼの味覚や、皿の上に残ったさくらんぼの〈リアル〉な存在感が浮かび上がってくる魅力の一首だと思いますので、これひとつの参考までにと云うことで(笑)
>鉢植えの梔子ひとつ梅雨空に真白に咲きて故なくさびし
こちらの歌も、梅雨空の下で真っ白に咲く梔の花を詠って、その存在感がリアルに迫ってくるほんとに素敵な魅力の一首ですよね。
「梔子(くちなし)」は、暖地に自生するものもありますが、多くの園芸種もあるそうですね。
この歌の梔子も園芸種のほうなのでしょう。
そうですね、そんな鉢植えの梔子にこころを寄せる作者の繊細な感性も浮かび上がってくる魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
なにも語ることなく孤独に咲く「くちなし」の花。
鉢植えの白き小さな花の命を目の前にすることで、作者は自身の〈孤独〉に気づくのですね。
ただまあ、「鉢植えの梔子」と最初に言ってしまうと、順序立ちすぎて歌の面白さが活かされないようにも感じるので…
梅雨空に真白に咲きて鉢植えの梔子ひとつ故なくさびし
うん、ここはたとえばこんな感じの順序で、何が真白に咲いているのかを読み手の想像させる“ひと時”を加えてみるのも面白いかも知れませんね^^
(まあでも、次の歌が梔子を三句に持ってきているので、二首並べて詠むならこちらの歌はもとのように梔子を初句に置いておくのもよいのかな?)
鉢植えの梔子の〈リアル〉な存在感によって、それに向き合う作者の姿もまたリアルに立ち上がってくる魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>梅雨ふふみ八重九重にひらきゆく梔子おもく甘く匂へり
うんうん、こちらの歌も、先の歌と同じ鉢植えの梔子を詠って、そのリアルな描写がさらに深く表現された、繊細さが美しい一首ですね。
自然種の梔子では一重のものをよく見ますが、園芸種には八重咲きのものもあるのですね。
「八重九重(やここのえ)」の響きが、そんな八重咲きの花の“様”を活き活きと伝えてくれて、まさに活きた表現になっているように感じます。
そうですね、そんなリアルな描写によって浮かび上がってくる梔子の花の姿と、花の匂い、梅雨の季節感が肌に伝わる魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
八重咲きの見た目ゆえか、そのあまい匂いもまた“重く”感じ取る作者の繊細さによって、そこに一首の歌という〈詩情〉が生まれます。
ただまあ、あえて言うのなら「重く」は漢字表記にして「八重九重」とあえて重ねてみてもいいかも知れませんね。
この部分は漢字表記でその“重さ”を出したほうがさらに活きるようにも感じますので…
梅雨ふふみ八重九重にひらきゆく梔子重くあまく匂へり
うん、こんな感じで逆に「あまく」を平仮名表記で文字通り“あまく”展開しておくのもいいかと^^
でもほんと、文字通り重い重厚さによって構成された歌の存在感が立ち上がってくる魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>月光を白々あびて梔子のまどろみゆくや ひと日終わりぬ
こちらの歌も、月光を浴びる鉢植えの梔子の姿を描写しつつ、作者自身の“ひと日”の終わりを詠った描写が見事な美しい雰囲気の一首ですよね。
「まどろむ」はうとうとと眠りゆくこと。
まどろむのは梔子かあるいは作者自身か。
そうですね、そんな作者自身の姿の投影のようにも詠われてきた鉢植えの梔子の“危うい魅力”がここに来て極まったかのような一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
まどろみゆく意識の中で、作者は月光を受けて白々と浮かび上がる梔子と〈同化〉してゆきます。
ただまあ、こちらの歌についても月光から始めてしまうと読み手が想像を働かせる余地が生まれない単調さを感じなくもないので…
白々と月光あびて梔子のまどろみゆくや ひと日終わりぬ
うん、ここはたとえばこんな感じで「白々」から始めてみるのもひとつの手かも知れませんね^^
こうするとで、初句の段階でなにが白々としているのか一瞬の疑問が生まれて、二句目で「ああ、月光か」と思ったら三句で「梔子かも」と、次々に小さな驚きが起こる“衝撃”が生まれるようにも感じますので。
でもほんと、どの歌もみな、現実と向き合って歌を詠う、現実と向き合って静かに生きているさくらさんの人生が感じ取れる魅力を感じますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
ではでは、マリアナ諸島付近ではまたまた新たな台風が発生しているようですが、さくらさんも台風災害にはどうぞお気をつけてお過ごしくださいね〜〜
今夜もこの辺で♪
[868] 題名:題名:「線」 名前:さくら 名前: さくら 投稿日: 2024/08/31(土) 08:59
知らぬまにリフレインするこの曲は「G 線上のアリア」とぞいふ
尋ねたる放射線科は病院の地下一階にひそとありたり
赤線を二本くれたる数学の教師の顔を思いだしおり
振り向けばぱっととどまる黒猫のこの一線を画するごとく
気がつけば何やらうれし知らぬ間に生命線の薄くなりゆく
点と線あわれなるかな細蟹の命の糸を襲う雨 風
[867] 題名:『線』 名前:六九郎 投稿日: 2024/08/30(金) 21:06
許されるラインはどこか探るため放たれしフワ 自由主義とは
友達と非友達の線引きをFBにやらされており
神様が男と女に分けた線 薄らいでますが塗り直します?
白地図に定規を当てて線を引き砂漠の上に伸びる国境
線を引くことを知らずに先住はいつの間にやら住処を追われ
最前線兵站線連絡線境界線西部戦線
目の前に天から蜘蛛の糸垂れてああここもしや地獄だったん?
仏壇も墓も仕舞えしマンションに残る線香所在無さげに
どこまでも白線の上歩く子の小さな背中見えなくなりぬ
[866] 題名:お題(線) 名前:夕夏 投稿日: 2024/08/22(木) 16:05
たぐれどもあかいむすびめみつからずとくいてんなどあらぬれんあい
[865] 題名:『線』 名前:沙羅 投稿日: 2024/08/22(木) 11:54
ひつそりと線香花火が消ゆるとき闇も優しき気配を帯びぬ
[864] 題名:黒路さま さくら 名前: さくら 投稿日: 2024/08/19(月) 09:12
黒路さん お忙しいところをご回答くださりありがとうございます。
知らないことばかりで、ほんとにお恥ずかしい限りですが、これからも よろしくお願いいたします。さくら
[863] 題名:夕夏さんへ 名前 さくら 名前: さくら 投稿日: 2024/08/19(月) 09:06
夕夏さん、この度はお忙しいところをいろいろとありがとうございました。
今まで何年間もPassの事も知らずに無記のまま過ごしてしまいました。お恥ずかしいです。
これからも どうぞよろしくお願いたします。
[862] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/08/19(月) 00:03
前回のお題『写真』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『写真』(敬称略)
六九郎
白黒の写真の中に端然と言うこともなし啄木の父
子犬抱き笑顔を見せるおのこらは昭和二十年飛行場にて
レンズ見てにっこり笑う遺伝子を持たない男今も歩めり
実物とプロフ写真の差に互い心の内でそっとため息
保存した無数の写真層をなし地表を覆うサーバーの列
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さくら
みな逝きて帰らぬ人よはらからよ吾を見つめる夏雲の上
いつの日か灰となりゆくわが旅のスナップ写真の重きためいき
首相とは哀しきものか六人の横一列の候補者の顔
[861] 題名:★お題は『線』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/08/19(月) 00:02
★今回のお題は『線』、期限は九月一日(日)です★
「電線」「線路」など、線という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
PS.今回はお題、二巡目です(^・^)