題詠専用の短歌投稿掲示板です。
お題は毎週月曜日午前0:00頃この掲示板で発表いたします。
管理人:黒路よしひろ
[770] 題名:夕夏さん、こんばんは~~(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/03/17(日) 22:15
いや~~、この数日、花粉症の症状がひどくて参ってしまいます^^;
花粉症で知る本格的な春の訪れというのは風情もなにもないですね(笑)
街では早咲きの河津桜なども咲き始めて、来週ぐらいにはそろそろソメイヨシノも開花する頃でしょうか。
僕も月末にはお花見吟行に参加の予定なのですが。
さてさて、今夜も僕は某世界遺産の敷地内で夜勤勤務をしているのですが、仮眠に入る前にこちらのみなさんの歌に少しだけでも感想など書かせてもらって、独りぼっちの夜勤の慰めとしたく思います。
>がかえしはしゃじつしゅぎからいんしょうはへとおもいいたりてひとえがき
うんうん、夕夏さんのこの歌も、「絵画」のお題から発想を広げてフランス絵画の世界へと溶け込んでいく、ほんとに面白い魅力の一首ですよね。
印象派は、1860年代のフランスで起こった絵画を中心とする芸術運動のことですね。
アカデミーとサロンが支配するフランス美術界に反旗を翻した印象派の登場。
どこか、日本の近代短歌革新運動にも似て、興味深いものを感じます。
そうですね、そんなフランス美術界の歴史をも感じさせてくれて面白い印象の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
例によって、夕夏さんらしい言葉遊びも交えた構成も面白い内容となっているように感じます。
初句の、「がかえしは」は、「画家絵師は」や「画変えしは」。
「ひとえがき」は、「人描き」と「人絵描き」「一描き」などの意味かな。
画家絵師は写実主義から印象派へと思い至りて一描き
画変えしは写実主義から印象派へと思い至りて人描き
見るものに強い〈印象〉を与えてこその印象派。
ただまあ、「おもいいたりて」のくだりは少し熱量が弱いようにも感じるので…
がかえしはしゃじつしゅぎからいんしょうはへとなやみいたりてひとえがき
うん、たとえばこんな感じとかでまとめてみるのもひとつの手かも^^
こうすることで、軽い“思いつき”のような弱さを消せるように感じますので。
でもほんと、多重の意味を持たせてなおかつ深さをもある面白い一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>きゃっかんししゅかんてきかないんしょうはしゃじつてきだよみとれるかいが
こちらの歌も、絵画の印象派や写実主義を詠み込んで多重の意味を持たせて詠んだ、夕夏さんらしさが面白い魅力の一首ですよね。
「きゃっかんし」は、「客観視」と「客観し」。
「いんしょうは」は、「印象派」と「印象は」でしょうか。
下の句も、「写実的だよ見とれる」「写実的だ読み取れる」、「絵画」「甲斐が」などの多重の意味が掛けられているのかな。
客観視、主観的かな印象派 写実的だよ見とれる絵画
客観し主観的かな印象は写実的だ読みとれる甲斐が
そうですね、そんな言葉遊びを交えながら、おなじ絵画でもさまざまな主義や理想によって描かれ方の異なる世界があることを詠って魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
自身の作品を客観視することの難しさと、絵画とはどうあるべきかを問い続ける苦悩。
まさに短歌にも通じるさまざまな理想や手法の“せめぎ合い”と“葛藤”がそこに詠われています。
ではでは、明日からはまた一転して冬のような寒さが戻ってくるそうなので、夕夏さんも風邪など引かないように気をつけてお過ごし下さいね~~
今夜もこの辺で♪
[769] 題名:土州さん、おひさしぶりです(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/03/17(日) 21:47
土州さん、お元気にされているようでなによりです!
僕のほうも、椎間板ヘルニアなどで入院したりを繰り返してますが、なんとか元気にやっております(笑)
またこれからもどうぞよろしくお願いしますね。
>春の風ドライメッシュのトップスの濡らした袖にサラサラと吹く
土州さんのこの歌、万葉集にある志貴皇子の「采女の袖吹き返す明日香風…」の歌を彷彿とさせてくれる爽やかな春の一首ですね^^
今日の午前中はまさにこんな感じのお天気でしたね。
(こちらでは午後からは一転して雨でしたが…)
僕は最近、奈良市田原西にある志貴皇子の墓によく行くので、より印象深くこころに染みてきました。
うん、また時間を見つけてじっくりと鑑賞させてもらってから、もう少し感想など書かせてもらいたく思います♪
[768] 題名:題名 涙 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2024/03/17(日) 08:53
小さき地に名もなき草の萌えいでて君の涙か墓にふる雨
ありし日の子はにっこりと耳元に「涙なくても胸は痛いよ」
別れには落ちぬ涙も年降りて頬伝いくる温かきもの
産卵に涙あふれる海亀に月はやさしく浜を照らせり
[767] 題名:「涙」 名前:六九郎 投稿日: 2024/03/15(金) 22:52
真夜中に「あふれる熱い涙」って曲が流れるcar radioから
今これをどんな顔して書いてるか分かって欲しくて(泣)
汗なのか涙なのかがわからない文の最後に水滴のつく
泣きっ面蜂に刺されて泣き止んでひとり静かにその手を見つめ
翁面不意に涙が溢れ出し表情変えずものも言わねど
[766] 題名:お題『涙』 名前:土州 投稿日: 2024/03/15(金) 09:10
春の風ドライメッシュのトップスの濡らした袖にサラサラと吹く
お久しぶりです。また時々参加させていただけたらと思います。よろしくお願いします。
[765] 題名:お題「涙」 名前:夕夏 投稿日: 2024/03/09(土) 01:21
としなのかてれびどらまでなみだめにまぶたをとじてたたやりすごす
[764] 題名:涙 名前:祐一 投稿日: 2024/03/04(月) 04:37
秋の日に小学校の運動会昔の恩師みつけ涙す
[763] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/03/04(月) 00:00
前回のお題『踊る』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『踊る』(敬称略)
夕夏
まいおどるこいのきせつのことりたちさえずるこえだついばむしんめ
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さくら
六歳のガッツ懐かしソロの舞まろびて泣きて見得をきるかな
火に踊るスルメの煙をはらいつつ窓をあけたり理科室の窓
わが街にゆれる人波 阿波おどり異国の人の白き歯並び
ブギウギのシュールな舞に誘はれて入りゆくなり昭和の町に
-------------------------------------
六九郎
絵でもなく言葉でもない意思疎通 蜂はダンスで仲間に伝え
さあ踊れ一糸乱れぬ振り付けで 指導者様が見下ろすダンス
間違えてリズムを乱し笑われてダンスの中の自分は 異物
男らは踊り始める人知れず自分の舞を 誰もいぬ居間
狂乱の鐘と太鼓に身を任せぶっ倒れるまで「ええじゃないか」
人は皆踊り続けるそれぞれに尻ぶつけ合いブラウン運動
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[762] 題名:★お題は『涙』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/03/04(月) 00:00
★今回のお題は『涙』、期限は新年三月一七日(日)です★
「涙雨」「涙声」など、涙という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
PS.今回はお題、三巡目です(^・^)
[761] 題名:「踊る」 名前:六九郎 投稿日: 2024/03/01(金) 22:24
絵でもなく言葉でもない意思疎通 蜂はダンスで仲間に伝え
さあ踊れ一糸乱れぬ振り付けで 指導者様が見下ろすダンス
間違えてリズムを乱し笑われてダンスの中の自分は 異物
男らは踊り始める人知れず自分の舞を 誰もいぬ居間
狂乱の鐘と太鼓に身を任せぶっ倒れるまで「ええじゃないか」
人は皆踊り続けるそれぞれに尻ぶつけ合いブラウン運動
[760] 題名:ありがとうございました。 名前:祐一 投稿日: 2024/03/01(金) 04:44
私の歌をとりあげてくださり、本当にありがとうございました。そうですか、「気取らない作者の人格」と、ほめてくださり、ありがとうございます。自分では、気取らないといったつもりは、ほとんどないのですが、多くの作品をみてこられた、黒路さんには、わかるのでしょうね。これからも、この気取らない作品を作っていこうと思います。本当にありがとうございました。
[759] 題名:祐一さん、こんばんは~~(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/02/29(木) 22:55
いや~~、今日はこちらでは夕方あたりから横なぶりの雨風が吹いて、大荒れのお天気になっています^^
深夜になって、少し風も落ち着いてきたようですが、まだまだ油断が出来ない感じです。
みなさんも不用意に外へ出て怪我などしないように、お気をつけ下さいね。
さてさて、そんな荒れた一日の終わりに、今夜もまたこちらのみなさんの歌に感想など書かせてもらって、こころの安らぎとしたく思います。
>なんだこりゃ小学生の落書きか最初はとんとわからなかった
うんうん、祐一さんのこの歌も、初めてピカソの抽象画を目にしたときの戸惑いを詠って、その素直さが心地よい魅力の一首ですよね。
たしかに、ゲルニカなどのピカソの抽象画は、理解するのが難しいものがありますよね。
というか、絵画はきっと、頭で考えて理解したりするようなものではないのでしょう。
そうですね、そんな名画を「小学生の落書きか」と感じてしまう平凡な感性が庶民を代表しているかのようで面白く感じますし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
天才の“繊細”な感性とはほど遠い場所に生きる庶民の〈逞しさ〉が、短歌という詩形によって彩られます。
「とんと」の表現も活きていますし、ピカソ(抽象画)の絵と言わずに歌だけでそれを読み取らせる表現もすばらしいですよね。
その上で、結句は少し大人しくまとまり過ぎているようにも感じるので…
なんだこりゃ小学生の落書きか最初はとんとわからんかった
うん、ここはたとえばこんな感じで「わからんかった」として、「とんと」の「ん」と韻を踏ませるなどしても面白いかも知れませんね^^
こうすることで、初句の「なんだ」から「ん」が心地よく響くようにも感じますので。
でもほんと、気取らない作者の人格が歌に浮かび上がってくるような魅力も感じる一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
ではでは、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、祐一さんもどうぞお身体に気をつけてお過ごし下さいね~~
今夜もこの辺で♪
[758] 題名:題名 踊る 名前:さくら 投稿日: 2024/02/29(木) 09:21
六歳のガッツ懐かしソロの舞まろびて泣きて見得をきるかな
火に踊るスルメの煙をはらいつつ窓をあけたり理科室の窓
わが街にゆれる人波 阿波おどり異国の人の白き歯並び
ブギウギのシュールな舞に誘はれて入りゆくなり昭和の町に
[757] 題名:お題(踊る) 名前:夕夏 投稿日: 2024/02/24(土) 01:49
まいおどるこいのきせつのことりたちさえずるこえだついばむしんめ
[756] 題名:黒路さん 名前:沙羅 投稿日: 2024/02/19(月) 06:51
批評をありがとうございます。
3首目は確かに「くちなは」は他のひらがなの中に埋もれていますね。
何かつけた方がいいかもしれませんね。
[755] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/02/19(月) 00:00
前回のお題『調味料』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『調味料』(敬称略)
夕夏
しょくぶんかはーぶすぱいすちょうみりょうこうしんりょうのしげきやふうみ
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さくら
ふり塩に尾鰭きりりと整えて鯵もいなせなわが家の夕餉
角砂糖ぽんと一つぶ頬ばれば脳にさらさら春の足音
熱々の野菜スープにひと匙のぽん酢を添へて冬はきたりぬ
淡雪の降りくる見れば若き日のメレンゲ恋し 人の恋しき
たのしみは母のつくりし塩むすび ふわりとやさし白きめし粒
-------------------------------------
六九郎
生き物が海から陸へ上がる時体の中に塩を隠して
うまいものきみといっしょに食いたくて縄文人は土器で塩焼く
落人の隠れ棲んだる山奥に海より続く塩の道あり
塩が切れ鉄をなめなめジャングルをさまよい歩く兵士を思う
ジャガイモに塩とバターの熱々の札幌の町ふと思い出す
コンソメかバター醤油かうす塩かポテチの味でケンカのふたり
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[754] 題名:★お題は『踊る』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/02/19(月) 00:00
★今回のお題は『踊る』、期限は新年三月一日(日)です★
「踊り場」「踊り食い」など、踊るという言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
PS.今回はお題、三巡目です(^・^)
[753] 題名:沙羅さん、こんばんは~~(^・^) 名前:黒路よしびろ 投稿日: 2024/02/17(土) 20:58
いや~~、二月もいつの間にか半ばを過ぎて、外ではもう梅の花や馬酔木の花も咲き始めていますね^^
僕は今年は仕事のほうが忙しすぎてなかなかゆっくりと花を愛でる時間を持てないのですが、来週あたりは休日に梅の花見にでも出掛けてみたいものです。
さてさて、そんな移ろいゆく季節を遠くに感じながら、今夜もまたこちらのみなさんの歌に感想など書かせてもらって、夜勤の慰めとしたく思います(じつはパートの警備員さんの穴埋めに今夜は夜勤警備に入ってます・笑)。
>残された蜥蜴の尻尾が光りだす 私はいいから逃げ延びて さあ
うんうん、沙羅さんのこの歌も、取り残された蜥蜴の尻尾を擬人化して、面白い表現の素敵な一首ですよね。
蜥蜴そのものだけではなく、切り取られた尻尾にも人格を与えた擬人化が個性的です。
そうですね、そんな大切なもうひとりの「私」を逃がすために犠牲になった尻尾が切なくもどこかコミカルさをもって迫ってくる一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
誰もが蜥蜴の尻尾のように、自身の大切な〈なにか〉を犠牲にしてこの世界を生きているのです。
ただまあ、面白い表現だとは思うのですが、かけ声が「さあ」だと意外性が薄れて、もう少し驚きがほしいようにも感じるので…
残された蜥蜴の尻尾が光りだす 私はいいから逃げ延びて きっと
うん、ここはたとえばこんな感じとかで、まとめてみるのもひとつの手かも^^
こうすることで、二句の字余りでの上の句のゆったりさを、下の句でも吸収できるように思いますし、主体の“希望”もさらに加味されるようにも思いますので。
でもほんと、あの気持ち悪い切り離されて動き回る蜥蜴の尻尾をけなげに詠って魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>眠ってるままの蛇なら怖くない樹の洞に手を差し入れてみる
こちらの歌も、樹の洞で眠る蛇をどこか幻想的な雰囲気で詠った、ほんとの魅力ある素敵な一首ですよね。
なにかを隠し持っているかのように開いた樹の洞の中。
そんな樹の洞で蛇が眠っているという童話のような世界観。
まあ、眠っていても蛇は蛇なので蛇が苦手な僕は怖いですが、「怖くない」と言い切ることでこの歌の中にだけ存在する、絶対の“価値”が作り出される歌の力を感じます。
そうですね、そんな深い樹の洞の奥で眠る蛇と、そこに手を差し入れようとする主体の姿が歌に浮かび上がってくる魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
眠っている怖いものに触れようとする不可解な心理。
人間にとって“恐怖”とは〈憧れ〉でもあるのでしょう。
まあ、強いて言うのならもう少し表記的な目立たせ方はあってもよかった気はしますけど…
(眠ってるままの蛇なら怖くない)樹の洞に手を差し入れてみる
うん、たとえばこんな感じとかで、パーレンなどを使ってこころの中の声として上の句を表現してみるとか^^
こうすることで、主体の存在がさらに歌に濃く表れてくるようにも思いますので。
でもほんと、怖いものに触れようとする人間の不思議な心理を汲み取った魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>そのかみに手足を捨てたくちなははしなやかに春の川泳ぎゆく
うんうん、こちらの歌も、先の歌に引き続いて嫌われもの(←僕の偏見?)の蛇の姿を面白い表現で詠って魅力の、穏やかな春の一首ですよね。
「そのかみ」は過ぎた時、その昔の意味。
「くちなわ(は)」は、蛇のことだそうですね。
朽ち縄に似ているからこう呼ばれるのだとか。
まあ、どんな魅力的な名で呼ばれても僕は蛇は苦手なんですが^^;
そうですね、そんな蛇の進化の歴史や遙か昔をも感じさせてくれるゆったりとした雰囲気が魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
読み手のまぶたの中でいま、桜の花びらが浮かぶ春の川をくちなわが泳いでゆきます。
ただまあ、表記的に一番魅力的なはずの「くちなは」が平仮名に埋もれて沈んでしまっているのは少し残念な気もするので…
そのかみに手足を捨て“たくちなは”はしなやかに春の川泳ぎゆく
うん、たとえばこんな感じでちょんちょん記号とかで強調してみるとかもひとつの手かも知れませんね^^
こうすることで、「くちなは」が歌の中でさらに浮かび上がって、春の川を泳いでゆく姿がより映えるようにも思いますので。
でもほんと、目の前の春の光景の向こうに進化の過程を感じさせてくれるような壮大さが魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
ではでは、今年は二月にしては暖かい日があったりと気温の変動が激しいようですので、沙羅さんも体調管理にはくれぐれも気をつけてお過ごし下さいね~~
今夜もこの辺で♪
[752] 題名:「調味料」 名前:六九郎 投稿日: 2024/02/16(金) 23:34
生き物が海から陸へ上がる時体の中に塩を隠して
うまいものきみといっしょに食いたくて縄文人は土器で塩焼く
落人の隠れ棲んだる山奥に海より続く塩の道あり
塩が切れ鉄をなめなめジャングルをさまよい歩く兵士を思う
ジャガイモに塩とバターの熱々の札幌の町ふと思い出す
コンソメかバター醤油かうす塩かポテチの味でケンカのふたり
[751] 題名:題名 調味料 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2024/02/16(金) 20:29
ふり塩に尾鰭きりりと整えて鯵もいなせなわが家の夕餉
角砂糖ぽんと一つぶ頬ばれば脳にさらさら春の足音
熱々の野菜スープにひと匙のぽん酢を添へて冬はきたりぬ
淡雪の降りくる見れば若き日のメレンゲ恋し 人の恋しき
たのしみは母のつくりし塩むすび ふわりとやさし白きめし粒