題詠専用の短歌投稿掲示板です。
お題は毎週月曜日午前0:00頃この掲示板で発表いたします。
管理人:黒路よしひろ
[820] 題名:「梅雨」 名前:六九郎 投稿日: 2024/06/22(土) 17:59
「梅雨入りを宣言します」予報士の顔誇らしげ異論はないが
さようなら乾いた日々よ梅雨が来た梅雨が来ました菌糸を伸ばせ
濡れるなら男梅雨より女梅雨やさしい雨に草木も黙る
梅雨空の駐輪場の白合羽みんな気楽に主待ちおり
外は雨薄い光の繭の中あふれた水に流されて旅
[819] 題名:題名 梅雨 名前:さくら 投稿日: 2024/06/22(土) 12:59
さくらんぼ三つならんで皿の上くれなゐ深く梅雨に入りゆく
鉢植えの梔子ひとつ梅雨空に真白に咲きて故なくさびし
梅雨ふふみ八重九重にひらきゆく梔子おもく甘く匂へり
月光を白々あびて梔子のまどろみゆくや ひと日終わりぬ
[818] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/06/10(月) 00:00
前回のお題『楽器』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『楽器』(敬称略)
沙羅
耐えがたき日のあり胸のアコーディオン押して激しき音を吐きたり
-------------------------------------
夕夏
がびちょうのものまねじょうずけたたましあわせがっそうくちぶえをふく
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さくら
かき鳴らすギターのしらべ遠き日の甘き悲恋の夕焼けの空
かすかなる風吹くごとく聞こえくる草笛の音か母の呼ぶ声
からころと風に追われて空き缶の逃げ惑かな夕暮れの街
いまだ見ぬ世界最古のフルートよ奏でつづけてわがもとに来よ
昼に聞く隣のピアノ 夜さりにはなおも麗し川沿いの道
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六九郎
小汚い生徒どもには触らせぬ音楽室の楽器はきれい
陰険な音楽教師子供から才能を摘む才能を持つ
真夜中の音楽室に忍び込むきみのピアノの音狂わせに
忌まわしき音楽テスト音外し肖像画どもため息もらす
ピアノ弾く指輪をなおすタバコ吸うくるくる回るセロニアス・モンク
橋の上夜毎一人で吹きまくるソニー・ロリンズ巨人の孤独
金のない少年楽器に手を伸ばす銃ぶっ放し追い払うRay
ピアノ弾く「もしもピアノが弾けたなら」弾けるよピアノきみだけいない
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[817] 題名:★お題は『梅雨』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/06/10(月) 00:00
★今回のお題は『梅雨』、期限は六月二十三日(日)です★
「梅雨入り」「空梅雨」など、梅雨という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
PS.今回はお題、二巡目です(^・^)
[816] 題名:「楽器」 名前:六九郎 投稿日: 2024/06/09(日) 12:14
小汚い生徒どもには触らせぬ音楽室の楽器はきれい
陰険な音楽教師子供から才能を摘む才能を持つ
真夜中の音楽室に忍び込むきみのピアノの音狂わせに
忌まわしき音楽テスト音外し肖像画どもため息もらす
ピアノ弾く指輪をなおすタバコ吸うくるくる回るセロニアス・モンク
橋の上夜毎一人で吹きまくるソニー・ロリンズ巨人の孤独
金のない少年楽器に手を伸ばす銃ぶっ放し追い払うRay
ピアノ弾く「もしもピアノが弾けたなら」弾けるよピアノきみだけいない
[815] 題名:題名 「楽器」 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2024/06/09(日) 10:36
かき鳴らすギターのしらべ遠き日の甘き悲恋の夕焼けの空
かすかなる風吹くごとく聞こえくる草笛の音か母の呼ぶ声
からころと風に追われて空き缶の逃げ惑かな夕暮れの街
いまだ見ぬ世界最古のフルートよ奏でつづけてわがもとに来よ
昼に聞く隣のピアノ 夜さりにはなおも麗し川沿いの道
[814] 題名:楽器 名前:夕夏 投稿日: 2024/06/06(木) 05:04
がびちょうのものまねじょうずけたたましあわせがっそうくちぶえをふく
中国の鳥で鳴き真似が上手でペットとして輸入されたとか?鳴き声が大きく近隣で騒音被害になって放鳥されたとか?ネット上で発見、法師セミの真似を聞いて検索した結果です。
[813] 題名:『楽器』 名前:沙羅 投稿日: 2024/06/03(月) 15:53
耐えがたき日のあり胸のアコーディオン押して激しき音を吐きたり
[812] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/05/27(月) 00:01
前回のお題『掃除』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『掃除』(敬称略)
夕夏
みちぶしんしごとなりぬかどうろぎわちょうないかいのくさかりさぎょう
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さくら
竹ぼうきの穂先にあそぶサルビアの赤い花びらほろほろ転ぶ
出がらしの茶の葉を撒いて掃除する姐やの朝は鼻歌まじり
公園の庭師の人のお昼かな垣根の蔭に煙り立つ見ゆ
手造りの磨いた椅子に座りたく頭痛もせぬにゆくクリニック
二階から掃除機の音、お茶菓子はあるのだろうか息子の部屋に
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六九郎
おじさんに「お出かけれすか?れれれのれー」声かけられる 今なら事案
カバの口掃除をしてる鳥がおり われも並んで口開けて待つ
掃除屋を募集している求人の時給高すぎマフィアの世界
寝てる間もひとり休まず部屋掃除ルンバの汚れは誰も落とさず
痛む腰伸ばし伸ばしのゴミ拾い 地球の周りに無数のデブリ
夢の島ゴミと土とのミルフィーユ紅茶の色の水が染み出す
わが部屋のエントロピーを減らすときどこか遠くに波風の立つ
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[811] 題名:★お題は『楽器』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/05/27(月) 00:00
★今回のお題は『楽器』、期限は六月九日(日)です★
「太鼓」「縦笛」など、楽器という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
PS.今回はお題、三巡目です(^・^)
[810] 題名: 名前:六九郎 投稿日: 2024/05/26(日) 12:59
わが部屋のエントロピーを減らすときどこか遠くに波風の立つ
[809] 題名:[ 名前:六九郎 投稿日: 2024/05/26(日) 09:30
夢の島ゴミと土とのミルフィーユ紅茶の色の水が染み出す
[808] 題名:「掃除」 名前:六九郎 投稿日: 2024/05/25(土) 15:55
おじさんに「お出かけれすか?れれれのれー」声かけられる 今なら事案
カバの口掃除をしてる鳥がおり われも並んで口開けて待つ
掃除屋を募集している求人の時給高すぎマフィアの世界
寝てる間もひとり休まず部屋掃除ルンバの汚れは誰も落とさず
痛む腰伸ばし伸ばしのゴミ拾い 地球の周りに無数のデブリ
[807] 題名:題名 「掃除」 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2024/05/25(土) 13:40
竹ぼうきの穂先にあそぶサルビアの赤い花びらほろほろ転ぶ
出がらしの茶の葉を撒いて掃除する姐やの朝は鼻歌まじり
公園の庭師の人のお昼かな垣根の蔭に煙り立つ見ゆ
手造りの磨いた椅子に座りたく頭痛もせぬにゆくクリニック
二階から掃除機の音、お茶菓子はあるのだろうか息子の部屋に
[806] 題名:黒路さま、ご講評をありがとうございました。 名前:さくら 投稿日: 2024/05/25(土) 10:29
おかしな陽気に踊らされているうちに五月も残り少なくなりました。
お忙しい中をご丁寧な添削をありがとうございます。
小さい頃からの憧れの絵を続けることは、なかなか大変なことですね。定年後に趣味で始めた主人の絵を見ることの方が多くなりましたが。毎日の生活の中に絵の風景が在るだけでもいいかな、と思ったりしますが、反面、同じ趣味を持つというのも、しんどい面があるものです。
この度も、助詞の使い方を教えていただきましたが、なかなか、身につかないものですね。「
助詞を一つ省くことで、緊張感が薄れたりもするものなのですね。
まだ、そこまで思いが至りませんが、気を付けてゆきたいです。
これからもお気づきの点をご指摘くださいませ。
私も高齢になるにつれ、自分の歌が思うように表現できずに、心底驚いています。
これからも、いろいろお教えくださいませ。
ありがとうございました。
黒路さんも体調に気をつけて、お過ごしくださいね。
[805] 題名:さくらさん、こんばんは〜〜(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/05/24(金) 23:32
いや〜〜、五月の花も満開に咲いて、そろそろ初夏の日差しも感じ始めるこの頃ですね^^
山路では卯の花なども見頃でしょうか。
新年度に入って仕事のほうがますます忙しくなってきていますが、僕も次の休日にはどこか軽い登山でもして、新しい季節を肌で感じたく思います。
さてさて、そんな忙しくも充実した日々の週末に、今夜もまたこちらのみなさんの歌に少しだけでも感想など書かせてもらって、豊かな文学気分を楽しみたく思います。
>はればれと夫はいちにち描いておるわが憧れの椅子にすわりて
うんうん、さくらさんのこの歌も、作者の視点から見た絵画を描く夫の姿を詠って、平和な日常が輝き出すほんとに素敵な魅力の一首ですよね。
さくらさんの夫さんは絵画を描くことを趣味とされているのですね。
歌から読み取るに、かなり本格的な趣味のようですし、あるいは職業とされているのかも。
「はればれ」の表現も、いかにも気持ちよく描いているようで、歌の個性となっている面白さを感じます。
そうですね、そんな絵画を描く夫の姿とその座る椅子への憧れを通して、作者のこころに触れることの出来る〈リアル〉さが魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
憧れの椅子とは、実際の椅子でもあり、また絵画を描くという“憧れ”そのものを象徴してもいるのかも。
ただまあ、「描いておる」の部分はもう少し格調高い表現にしたほうが歌が締まるようにも感じるので…
はればれと夫はいちにち描きおるわが憧れの椅子にすわりて
うん、ここはこんな感じで「描(えが)きおる」としてもいいかも知れませんね^^
こうすることで、のびのびとした雰囲気の中に締まりが加わって、よりメリハリのある一首に高まるように思いますので。
でもほんと、作者の目の前にある〈リアル〉な家族の姿が詠われた魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>百号の夫の油彩の傍らにわが描かざりし白きキャンバス
こちらの歌も、夫の描いた百号の油絵と、その横に並ぶ自身の白いままのキャンバスを通して、作者の心の内を表現したほんとに素敵な魅力の一首ですよね。
僕はあまり絵画には詳しくはないですが、百号の油絵というとかなり本格的な大作なのでしょう。
おそらくは作者は夫に影響を受けて自身もまた絵を描こうとしたのでしょう。
あるいは、描きたいものがあって描く夫と、描くことそのものに憧れる作者の“違い”がなにも描けずに白いままのキャンパスに表れているのかも。
そうですね、そんな描けないままの白いキャンパスを通して作者のこころが表現されている部分に深い魅力が生まれてもいるようにも感じる一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
「百」と「白」の対比…
「百号」という専門的で具体的な言葉が入ることで、歌に絵の具の匂い伝えるかのような〈リアル〉も生まれています。
ただまあ、「描かざりし」の部分は言わないほうがさらに歌に深みが出るような気もするので…
百号の夫の油彩の傍らにわれの真白きままのキャンバス
うん、ここはたとえばこんな感じとかでまとめてみるのもひとつの手かも^^
こうすることで、「描かざりし」と言わずにより深く“それ”を表現できるように思いますで。
でもほんと、着飾ることのない作者の〈リアル〉な姿が歌の力となって迫ってくる魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>モノクロの中二のわれの自画像の深き思ひをながめておりぬ
うんうん、こちらの歌も、作者の若き頃の自画像を詠って、過去の自分と会話するような向かい合い方がほんとに魅力的な一首ですよね。
そう言えば僕も中学生の頃に美術の時間に自画像を描かされた記憶がありますが、自分自身を描いた絵というのはなんだか心の中を映し出すようで気恥ずかしいものがありますよね。
さくらさんのこの歌も、そんな複雑な心情を抱えていた中二の頃を思い出させてくれる自画像を前に、懐かしさや戸惑いのようなものが感じ取れて深い内容になっているように思います。
そうですね、そんな若き自身の自画像と向き合うことで現在の作者の姿までもが歌に浮かび上がってくる魅力の一首ですし、この歌についてほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
自画像を描いた若き日から今日までの、得たもの失ったものこそが〈人生〉なのでしょう。
ただまあ、「思い」とストレートに言ってしまっては逆に思いの深みが消えてしまうようにも感じるので…
モノクロの中二のわれの自画像の深きまなこを眺めておりぬ
うん、こんな感じとかで、思いへの入り口の「まなこ」などで表現してみるのもひとつの手かも^^
「中二」という時点で、その心の中の若い複雑な思いは充分に読み取れると思いますので。
でもほんと、自画像を通して誰もが持っていた若き日のこころの“葛藤”のようなものを感じさせてくれる魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>かたくなに逆さに絵本を見ておりし次男のこころ今もわからず
こちらの歌も、絵本を通して次男の“こころ”を詠った、深い魅力の漂う一首ですよね。
おそらくは作者の次男がまだ幼かった頃の思い出なのでしょう。
作者の背景を知らなくとも、その後、次男に“なにかがあった”のだと想像させる構成の巧さも見事です。
「かたくなに」の初句も、歌の導入部分として活きた表現になっているように感じます。
そうですね、そんな幼き日のわが子の姿を通して、その後の別れを予見させるかのような不穏な雰囲気が迫ってくる一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
たとえわが子であってさえ、そのこころの内の〈深淵〉までは覗くことが出来ないのでしょう。
ただまあ、この歌に関しては二句の助詞の「を」の一文字が、歌に余裕を持たせてしまって内容の緊張感が少し薄れてしまっているようにも感じるので…
かたくなに逆さに絵本見ておりし次男のこころ今もわからず
うん、ここは助詞を除いて定型でまとめておいたほうがよかったような気も^^
こうすることで、「調べ(リズム)」に緊張感が加わって、畳みかけられていくような魅力が増すようにも思いますので。
でもほんと、血の繋がった家族ゆえの結びつきも深く感じ取れる家族愛の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで。
ではでは、朝晩と日中の気温差が大きいこの頃ですが、さくらさんも体調管理にはくれぐれも気をつけて素敵な週末をお過ごしくださいね〜〜
今夜もこの辺で♪
[803] 題名:清掃 名前:夕夏 投稿日: 2024/05/13(月) 01:44
みちぶしんしごとなりぬかどうろぎわちょうないかいのくさかりさぎょう
[802] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/05/13(月) 00:01
前回のお題『休む』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『休む』(敬称略)
六九郎
学校もズル休みせよ啄木忌友に金借り女を買いに
体から何か一本心棒を抜かれたようで休んでばかり
戦地には土日はなくて毎日が砲弾の雨命は軽く
休戦の交渉すらせぬ指導者は土日は家で家族と過ごし
立ち止まり自分と対峙することを避けたいがため休みは取らず
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さくら
春の月淡く照らしてマンションの小さな池にしばし休みぬ
ささくれし朝のこころを休めむか淡くかがやく宵の明星
天道虫ゆきつもどりつうたた寝のねぐらもとめてわが枕辺に
はるばると番いの揚羽 九階に舞てさりゆく初夏の空
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夕夏
しごとでのゆうせんじこうきゅうようとくちでいってもたもてぬりゆう
いっきゅうによこやりいってくわえたがとらえきらずやいっぽんならず
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[801] 題名:★お題は『掃除』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2024/05/13(月) 00:00
★今回のお題は『掃除』、期限は五月二十六日(日)です★
「箒」「掃除機」など、掃除という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
[800] 題名:休み 名前:夕夏 投稿日: 2024/05/12(日) 09:21
しごとでのゆうせんじこうきゅうようとくちでいってもたもてぬりゆう
いっきゅうによこやりいってくわえたがとらえきらずやいっぽんならず