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[1785] 在郷軍人病 名前:たこ焼き村@マドリード 投稿日: 2025/03/01(土) 14:33
1976年に発見されたそうです。僕が思っていたより新しいですね。
↓このように医学部教授が名前と顔を出して書いてくれていると、信頼できます。
https://www.nurshare.jp/article/detail/10441
[1784] 長くなったけど 名前:でんでん@通訳姫 投稿日: 2025/03/01(土) 00:53
ちょぴっと追加。
以前、通訳の授業で、「和西辞典に出ていなくてもそこであきらめないでください。
たとえば英語を調べてそこからスペイン語にたどり着くとか、
もしかしたらこういう言葉がスペイン語にもあるかな?と
それらしい音の単語を想像して西和のほうから探してみるとか、
いろいろ手はありますからね」と言ったところ、
そのあと教材に出てきた『レジオネラ菌』のスペイン語を調べようとした生徒さん(たしか私より年上)が
「あのお。これを引いてみたら…『在郷軍人病』(を引き起こす菌)って出てきたんですけど」と辞書を手に質問に来ました。
私は一瞬「ん???」となりました。で、「それでいいですよね?」と言ったら、彼女は「えっ」と驚いていました。
そこでやっと私は彼女が『在郷軍人病』を知らないんだ、と気づきました。
若い人ならともかく、私より年上で、しかも普段からかなり賢い人、知識も豊富な人だと思っていたので、
私もうっかりしていたわけです。
その後、上級会話のクラスでもレジオネラ菌の話題になり、
『在郷軍人病』は私が思っていたほど「(日本人なら)誰でも知ってることば」ではないことに気づきました。
しかも、こちらのクラスでも、知っていそうだと思った年上の人がまったく知らなかったので、
私の認識が間違っていたんだなあと感じたわけです。
で。私は結構いろんな情報や単語を、いつどういうシチュエーションで知ったか、何で見たか、
誰に教わったか、などということを覚えていたりするんです。
でも、『在郷軍人病』については、いくら考えても、そういうのが出てきませんでした。ただ、知っていただけ、でした。
アメリカでのエピソードも知っていましたし、それは今ではレジオネラ菌と呼ばれる菌が原因だったらしいよ、
というのも知っていましたし、でもいったいどこで得た知識なのかは思い出せません。
ただ、レジオネラ菌との関係さえわかれば、辞書の訳語を見てうろたえることはないわけです。
いろんな雑学って大切だなと思いました。
そういう意味では、大学などの学校「だけ」が大切なわけではない、とは言えると思います。
でも、「ネットがあるから大学には行かなくていい」というのは、
やっぱり暴論だよなあ、と思うわけです。
彼女が知らなくて私が驚いた『在郷軍人病』、もっと若い人は(この言葉は)知らないほうが普通だと思うので、
知らなければネットに書くこともないわけですよね。
調べていないのですが、たぶん今ならこの言葉は検索でじゅうぶん調べられる範囲のものだと思います。
でも、きっとほかの言葉やほかの事件・できごとなどで、
ネットには書かれていないものがたくさんあるだろうと思うので、
「なんでもネットでわかる」と思うのは…ちょっとね。
そういえば、私は子供のころからビー玉が好きで、ビー玉というのは『びいどろ玉(ガラスの玉)』から来ていると思っていました。
遅くとも3歳か4歳くらいのころにはもうそう思っていたと記憶しております。
ところが、最近では「『ビー玉』は『B玉』で、完璧に丸く磨き上げた『A玉』に対し、
それよりは質が落ちるやつを『B玉』と呼んでいる」という説が主流になっています。
ガラス玉(ラムネの玉かな?)を作っている会社の公式サイトのトップページにもそう出ていると
そこの社員が胸を張って言っていました。
あれれぇ。
もっとも、これに対して「子供が遊ぶものなのに、質の劣るものを使うわけがない。
子供が怪我をしたらどうするんだ」というコメントもあります。
そして、結局「諸説あり」の仲間入りをしているような気配も…。
そんなわけでビー玉についてはわけがわからなくなっていますが、
「おにぎりはコンビニなどで売ってるやつで、おむすびは母親が家で作るもの」と多くの人が言い出しているのは
さすがにちょっと。私が子供のころはコンビニなんてありませんでしたしね。
そして、立川のデパートの地下で買ったやつは「おむすび」って商品名のところに書いてありましたよ。(笑)
大学で「おにぎりとおむすびの違い」を私が教わったのが日本語学だったのか変体仮名の授業中に出た話だったのか、
そのへんはちょっと記憶が怪しいのですが、いずれにせよ、ちゃんとした理屈とともに授業で教わったので、
そこらで「おにぎりはコンビニで売ってるやつでおむすびは家で作るやつだって。テレビで言ってたから間違いない」とか
言ってるやつらにはちょっとイライラするのでした。(笑)
[1783] 読めました(^^) 名前:でんでん@通訳姫 投稿日: 2025/02/28(金) 23:37
ありがとうございます。
この彼の言うことは部分的には合っているんですけど、
大学の代わりに「ネットで」というのは、現状では危険ではないかなあと思ってます。
ネットも使って、書物も読んで、信頼できる他人とも意見交換をしたり情報をもらったりして、
総合的に知識を吸収しようというのならまあいいのですが、
最近、ネット上にある情報はどんどん劣化している気がするんです。
いいかげんなことをうろ覚えや妄想や思い込みで書く人も増えているので、
それを集めてくるAIも間違った情報をそのまま使っていたりします。
だから、それだけで…というのは危険です。
多くの専門家が「それは違う」と思うようなことを、平気で書く人もいますしね。
さらに、もし全部の情報が正しくても、ネットだけで知識を体系的に得るのは実は大変で、
その穴を埋めるためには上に書いたようにいろいろ別のツールやら人間関係やらが必要です。
で、そのためにどれくらい時間とお金が必要か、と考えると、
学校で(基本だけでも)教えてもらうほうがずっと楽ちん。(笑)
文法なんか不要だ、文(訳文)をたくさん覚えればいいんだ、というのとどこか似てますね。
頻繁に検索したりいろんな記事をネットで読んだりしているからこそ、
「全部ネットに出ているとか、すべてが正しく出ているとか、
そう思っているのなら、それはただの幻想ではないかな」と
私は感じるわけです。
昔、ネットを使い始めてまだ数年くらいのころ、私がよく感じたのが
「少し古い時代のことは結構載っていないし、ネットに書かれていないことは
存在しなかったことくらいに思ってる感じの人がいる」ということでした。
たとえば父などのような、私より一世代上の人たちの場合、
メールや検索などでそこそPCを使いこなしている人でも、
自分でHPを作って発信する人はかなり少ないと感じていました。
ということは、「誰でも知っていて、頻繁に思い出したりテレビなどで取り上げられたりすることならともかく、
そうでないことはネットには載っていない」ということです。
たった一世代の差でもそうだったわけです。
そういうことは、ブログだのツイッターだのいろんな発信できるものができて、
長年のうちに「年配者であっても、発信をする、あるいは過去にしたことがある」人が増えるわけですから、
だんだんよくなっていくだろう(昔のことは出ないままであっても)、と思っていたんです。
でも、最近は「気軽に、遊び感覚で使うだけ」という人が目立つようになり、
私が思っていたような「皆が知識を持ち寄って、今まで以上にいろんな情報がネットで得られる」世界にはなっていない気がします。
まあ、そういう使い方をしちゃいかん、ってことでもないんですが、
ネットですべての情報や知識を体系的に学ぶのは、非効率だし危険なんだよ、ということはわかった上で
うまく利用してほしいよな、と思います。
数年前、裁判所の書記官に関するある事柄がネットのまじめにまとめた感じのサイトに書いてあって、
「あれ?本当に??知らなかったな」と思って一緒に仕事をしていた書記官に言ったら、
彼は「絶対にそれはない」と言い、しかも裁判所の中でそれの責任者だったため、
当然彼のほうが正しいとしか思えない、とわかりました。
その後、彼からも別の裁判所の別の書記官からも細かく説明をしていただいたので、正しい情報が得られてよかったのですが、
私としては「あのとき見た文章はなんだったんだろう」と思うわけです。
もう見つけられないし、探すほど暇じゃないので、とりあえずそのままになってますが。
そういうこともあったりするので、ネットで誰かがテキトーに書いていることをそのまま信じちゃだめだよ、
と強く思うわけです。
まあ、だからといってテレビが正しいか、新聞が正しいか、というと、
スポンサーがついているものは真実が曲げられることもある、と思ったほうがいいので、
なかなか簡単ではありません。
このところ、ある事柄に関して180度違う情報をそれぞれたくさん聞いたり読んだりしてしまって頭が痛くなったので、
「ネットがあるから大学は不要」は違うなと思いますし、
「テレビとネットの情報が違うときに片方だけを妄信しちゃだめ」とも思ってます(どちらであっても)。
[1782] ↓あれ、ほんとですね。 名前:たこ焼き村@サラマンカ 投稿日: 2025/02/28(金) 13:10
↓ここにも同じ記事が(なぜか)載っていますが、いかがでしょうか。
https://gendai.media/articles/-/147803?page=1
[1781] サラマンカ、ですか 名前:でんでん@通訳姫 投稿日: 2025/02/28(金) 12:35
いいなあ。
値段にゼロをいっぱいつけて言うやつ、昭和の日本だと八百屋さんがよくやっていたやつですね。
今はスーパーで野菜を買う人が増えたせいか、上目黒にあった八百屋は立体駐車場になっていました。
寂しいです。
所長さんが貼ってくださったURLはクリックしても見られませんでした。
残念。
[1780] エレベーター 名前:でんでん@通訳姫 投稿日: 2025/02/28(金) 12:20
私は子供のころ7年もチリで暮らして(しかもその前半3年間は国全体が物不足で、
パンを買うためには毎日午前2時から並ばないといけなかった)、
エレベーターの事故もたくさん見聞きしたので、
基本、エレベーターは怖くてあまり信用していないし、
若いころは「階段があれば階段を使う」という感じでした。
(今は「エスカレーターがあればそれを使う」に変わってしまっていますが。(汗))
高校生のころは社宅アパート(上目黒)の6階に住んでいたので、
行きは急いでいるためやむを得ずエレベーターに乗ることも結構あったのですが、
帰りは必ず6階まで歩いてのぼっていました。怖いもんで。
(うちの高校は1年生の教室が6階、2年生が5階、3年生が4階で、エレベーターはありませんでした。
なので、高校でも階段の上り下りは毎日のようにしていました。)
そして、大学生になる春休み、ちょうどバスの定期券が切れてしまったということもあり、
渋谷にできたばかりの東急ハンズを探検したくて妹(同じく中学から高校に上がる春休みで定期券がなかった)と一緒に
てくてく渋谷まで片道40分ほどかけて歩き、
そのうえ東急ハンズをくるくると全部の階を見て回って、
また40分かけててくてく歩いて帰り、
東急ハンズがでかくて見きれなかったので翌日また二人で
同じようにてくてく歩いて渋谷まで行って、東急ハンズをくるくると(笑)、
とかやっていたら、だいぶやせたらしく、
大学入学の日に撮ってもらった写真を見ると、スマートだったりします。(笑)
で。なんだか国内のどこかでエレベーターのかごがなかったので、
気づかず乗ろうとして4階から下まで落ちて亡くなった男性がいたようですね。
ヒイィィィ!!!!(゜ロ゜ノ)ノ怖いっ
日本なら安心、21世紀なら安心、ってわけじゃないんですねえ。
弟は小学生のとき1年半ブラジルに住んでいたのですが、
「僕はエレベーターは基本信用してない」と言い出しました。
ちょうどそのころ、ブラジルでエレベーター事故が多発していたらしいです。
しかも、二人とも、エレベーター(怖い)の夢をいまだによく見るという…。
エレベーターの乗り降りの際は、床面とずれて段差ができていないかを必ず見ないといけません。
自分の目で見て気づく程度にずれていたら、突然動いて巻き込まれたり、何か事故が起きる可能性がありますので。
昔、チリに一人で遊びにいき、都心の古いホテルに泊まったら、
途中で急にがくんといって、そこからスピードがうんと速くなり、
私の部屋は14階なのに、かなりの確率でそこで止まってくれず、
最上階である15階まで行ってどーん!と止まることが多くて
やたらと怖かったです。で、下りるときも同じ現象が起きて、
1階(地階)で下りたいのに止まらず、どーん!っていって
止まって扉が開いたらそこは真っ暗な地下、というのも何度か経験しました。
怖すぎてこれで死ぬかもと思ったので、
こたつ猫さんをはじめ、何人かの友人たちに絵葉書にそれを書いて送った記憶があります。
で、もうすぐ帰国というある日、エレベーターの工事をしていたので「おや」と思ったら、
工事をしていた人たちが「今まではブラジル製だったけど、明日からは韓国製だから安全だよ」と
言ってきました。…安全かどうかは…当時の私にはどっちもちょっと。(笑)
でも、あの怖いエレベーターはブラジル製だったんだなあ、と
今朝弟と話していて、あらためて思い出しました。
私にとっては特に「後進国」ではないはずのブラジルですが、
エレベーターは断然日本製がいいです。
…今朝のニュースのやつはなんだか厳密には日本製ではなさそうな話でしたが。
穴に落ちて死ぬのはいやなので、エレベーターには気をつけようとあらためて思いましたよ。
[1779] 「学はネットで身に付けるんだよ」 名前:たこ焼き村@サラマンカ 投稿日: 2025/02/28(金) 07:13
[1777] こちらも関係ないお話を 名前:たこ焼き村@サラマンカ 投稿日: 2025/02/26(水) 01:17
さっきバルの店員のおばさんが、客におつりの20セント硬貨を渡しながら "20 mil millones"(直訳すると「200億」)と言うのを聞いてしまった! 店員もお客も全く笑わず。たぶんスペインでこういうのを聞いたのは初めてです。
[1776] またぜんぜん関係ありませんが、、、ロルバーンとガンダムのコラボ手帳 名前:常連のはる 投稿日: 2025/02/25(火) 01:14
買って持っていることは覚えていますが、どこでいつ買ったかはさっぱり覚えておりません。せっかく発掘したので有効利用したいと思います。
[1775] ありがとうございます。 名前:たこ焼き村@所長 投稿日: 2025/02/22(土) 06:43
さすがはでんでんさん。早々にお祝いをありがとうございます!
また同い年になりましたね。
わけあって今日も明日以降も忙しく、祝宴(と言っても自宅でですが)は3月にはいってからになりそうです。
[1774] (=^・^=)(=^・^=)ねこの日 名前:でんでん@通訳姫 投稿日: 2025/02/22(土) 01:03
…じゃなくて。
所長さん、お誕生日おめでとうございます♪
Happy♪(* ̄ー ̄)ノ”iiii Birthday♪
いい一年になりますように。
[1773] やってしまった… 名前:常連のはる 投稿日: 2025/02/21(金) 15:11
某学会の年会費を払ったと思って「2024年度年会費を払いました」にチェックを入れて口頭発表の申込みをしたら、実は払っておらず、昨日、督促状が発送されたそうです。学会事務からメールが来ました。OMG! ごめんなさい、すぐ払います!と思ったけれど、その学会の年会費が何千円だったか思い出せず。ウェブサイトに載ってるかな。督促状には書いてあると思うので、到着を待ちますかね。
いろんな学会の会費を滞納している気がします。言語学会みたいに銀行口座から強制的に引き落としてほしいです。
[1772] m( ._.)mじ~ 名前:でんでん@通訳姫 投稿日: 2025/02/20(木) 14:34
わ、ほんとだ♪
[1771] 立教大学ラテンアメリカ講座 名前:たこ焼き村@所長 投稿日: 2025/02/19(水) 17:48
2025年度の案内が出てますね!
https://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/ilas/koza.html
[1770] ↓そのサイトも 名前:たこ焼き村@所長 投稿日: 2025/02/18(火) 20:49
ChatGPT が生成したものだったりして(んなわきゃあない)
[1769] ホテルアイボリー 名前:常連のはる 投稿日: 2025/02/18(火) 19:44
https://hotel-ivory.co.jp/
すごい! 実在のホテルですね!
[1768] 阪大の箕面キャンパスの近くのホテル 名前:たこ焼き村@所長 投稿日: 2025/02/18(火) 18:47
おなじことを尋ねたら、こういう回答でした。ChatGPT、進歩してますね。
[1767] ChatGPT 名前:常連のはる 投稿日: 2025/02/18(火) 03:50
少し前(でもまだ箕面船場阪大前駅はできていなかった)に、阪大の外国語学部(箕面の新キャンパス)で学会があったとき、ホテルを探そうと ChatGPT に、阪大の箕面キャンパスの近くのホテルを教えてくれと言ったら、アパホテル南箕面とか、もっともらしいホテル名を挙げてくれたのだけれども、ぜ~んぶ架空のホテルでした。
諦めて、Booking.com でビジネスホテルを探しました。
[1766] まだまだ。 名前:でんでん@通訳姫 投稿日: 2025/02/18(火) 00:28
ネットニュースで読んだんですが、英国かどこかで
「AIに記事を書かせてみたら半分くらい間違っていた」とかなんとか、
そんな話が出ていました。
う~ん、それじゃだめなんですよね。
怖いのは、まだそれくらいのもんだ、ということをわかってなくて
妄信しちゃう人が結構いる、ということです。
DNA鑑定も、初期はいろいろミスが多くて、それなのに「科学的な鑑定なんだから」と
捜査側や裁判所が妄信した結果、間違った判決が出てしまうことも
多かったようです。
それで人生を狂わされた人たちは「あの頃はまだDNA鑑定も今ほど進歩していなかったから」と言われても
納得できませんよね。それと同じだと思うんです。気をつけないと。
[1765] いましたねえ、そんな人。(笑) 名前:でんでん@通訳姫 投稿日: 2025/02/17(月) 16:28
まずそこには「先人(この場合は先にネットに書いておいてくれた人(たち))」への敬意と感謝が足りていないですよね。
ネットにある知識は誰かが書いておいてくれたものだから、
自分たちがそれを多くの場合タダで使わせてもらっている、ということを
認識し、感謝し、できればそのうち自分が逆に「他人の役に立つ知識を発信する」側になれるよう、
そしてその内容が正しいものであるよう、努力しよう、と思わないといけないはずなんです。
もらうものはもらう、だけど自分は何もしない、というのは、中世の貴族や王様でさえもう少し働くぞ、と
いうレベルで、卑劣で格好悪いです。
キャベツのたとえ話はいいですね。
キャベツは…作るの大変なんだぞ、と思わないと。
ただ、最近、昔以上に「自分のことしか考えないし考えられない」人が
結構増えているのではないか、と感じるんです。
昔ならたとえば「他人のものを盗むのはいけないけれど、おなかがすいて、ほかに手立てもなくて、
つい…ごめんなさい」って感じの人のほうが多かったのではないかと思うんです。
でも、今は「え?自分はお金がないんだ。だけどゲームの課金をしたいから、他人のお金を奪った。
何が悪いんだ?自分はお金なかったんだもの。お金が欲しかったんだもの」という
感覚の人がいる気がするんです。
これは怖いですよ。
たとえば、大地震などの災害にあって、避難所に行ったとしましょう。
そこでリュックからわずかな非常食を取り出して家族と食べていたら、
「自分もおなかすいてるんだから、くれて当たり前」「そうだそうだ、自分たちだけ食べるなんてずるい、許されない」
「よこせよこせ」という人がまわりにたくさんいたら?
食べ物だけじゃなく、水だろうが電池だろうが毛布だろうが、
自分が用意しておかなかったことを反省するのではなく、「あんたが私にもくれて当たり前」と考え、
「自分は欲しいから」と取ってしまう、というが大勢いたら?
世の中にはほんの一握りの「理屈が通じない人」がいても、大半の人はちゃんとまともに考えてくれる、
という大前提が崩れてしまうと、生き延びることはできなくなります。
怖すぎです。