サイトや嶋之亟丈の舞台をご覧になったご感想、ご意見をお待ちしております。

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[696] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(42) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/24(火) 21:34

「稚魚の会・歌舞伎会」は大抵、Aプログラム・Bプログラムに分かれていて、片方のプログラムの役がドラマの中心的な役、もう一方のプログラムが周りを固める役というように構成されていました。
おかげさまで本当に様々な役を勉強することが出来ました。

『加賀鳶』の遣り手「お爪」は凄みのある悪い女の役ですが、本公演でまだつとめたことがありません。
『勢獅子』の手古舞は踊っていてとっても楽しかったです。この役も本公演では未経験です。

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[695] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(41) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/24(火) 21:10

「歌舞伎会・稚魚の会」で役を決めるときに、自分が「千代」「戸浪」を演じるという心の準備が出来そうにありませんでした。
 出番は短いですが、菅原道真の奥方の人生を生きられるように、心のトレーニングをして、幕切れは道真公に話しかけるように遠くを見つめました。

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[694] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(40) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/23(月) 22:52

『舞鶴』という役は、演じていてドラマチックさを感じることは少なかったのですが、扮装をして舞台に立つと、他の役には無い高揚感のようなものを感じました。不思議な役です。

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[693] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(39) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/22(日) 22:54

「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」で演じた役は、どの役にも思い入れがあり、歌舞伎役者として現在の私の土壌となっていますが、『弁慶上使』の「針妙おわさ」と並んで感慨深い役と言えば、『番町皿屋敷』の後室「真弓」です。

『番町皿屋敷』は怪談として有名で、幽霊となった「お菊」がお皿を数えて一枚足りないと嘆くシーンが皆様に知られていると思います。自分の恋人の心を試したことでお菊は命を失いますが、愛するお菊を殺した旗本青山播磨の叔母が後室「真弓」です。ひとつ前の場で喧嘩、抗争を続ける侠客と旗本の喧嘩の真っただ中に、アンポツ(四人で担ぐ武家の駕籠)に乗って現れた真弓は乗物から出て、たった一人で荒くれ男どもの争いの中に立ち、男たちを黙らせてしまいます。侠客が去った後、甥の播磨に早く嫁を貰えと言った後、笑いながら去る乗り物を見ながら、播磨がいう「叔母さまは苦手じゃ!」がこの場面の眼目です。

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[692] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(38) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/22(日) 00:35

先代の京屋の旦那さん(4代目中村雀右衛門旦那さん)が監修して下さいましたことは私の大切な宝物です。

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[691] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(37) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/22(日) 00:32

「勧進帳」で弁慶が富樫にふるまわれたお酒を飲むときに昔を思い出して遠くを指さすときの長唄の歌詞「一度まみえし女さえ」の女性です。

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[690] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(36) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/22(日) 00:28

演じたいと願いつつ、叶わなかった長年の夢が「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」で実現しました。『弁慶上使』の針妙「おわさ」です。

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[689] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(35) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/21(土) 22:49

数年前に廃刊されました歌舞伎専門月刊誌『演劇界』で、演劇評論家のTさんが、『伽羅先代萩(竹の間、御殿)』の「沖の井」をつとめた私のことを「脇役の素顔」として取り上げてくださいました。


その一部をご紹介させていただきます。

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「東京の勉強会では馴染みの薄かった片岡孝二郎(新・嶋之亟)が、今年の稚魚の会・歌舞伎会合同公演で「先代萩」の沖の井を勤め、玄人筋を唸らせる、ちょいと心憎いヒットでした。

沖の井のキャラを堀り下げ、メリハリを利かせながらも出過ぎない技量は、なかなか。若鮎の会や上方歌舞伎会での活躍を聞いているだけに、地域限定品?に巡り会えたみたいなラッキーな気分でしたが、形、色、匂いとも松嶋屋の女形そのものだったのが印象的で、どこか我童の面影も彷彿として……。

さて、沖の井で見物を惹きつけた孝二郎(新・嶋之亟)も、歌舞伎ワールドの艶<つや>に惹きつけられ 、 なんで芝居が忘らりょうかァ、と、役者の道を選んでしまった人。新劇や映像の世界を経験、でも、何かが違っていて満たされず、「ここはどこ?わたしは 誰?」、おっと、京おのこの彼なら「僕だれやろう?どこへ行ったらええのやろォ」の、アイデンティティ・クライシス状態。そんな彼にカルチャーショックを 与えたのは、南座の顔見世で初めて見た歌舞伎。(略)

中こどもから入っても難しい修行をクリアしていったのは、努力に加え、卓抜した集中力と学習能力。ちょっとわけてほしいわァ。

そして、出身高校の所在地に因んだ墨染会が同窓生を中心にサポーターとなり、孝二郎(新・嶋之亟)を支えました。この応援の輪の広がりから彼の歌舞 伎デモンストレーション活動が始まり、一昨年にはカナダのモントリオール大学で英語による解説と舞踊『藤娘』の公演が実現。昨年からは、最高裁判所作成の 調停キャンペーンポスターに。、留女の拵えで登場中です。(略)

こうした活動の才能は、台本を深く読み取る能力に通じます。『乳房榎』の再演(平成三年六月・中座)で、大詰の榎にお参りする女房の役をもらった孝二郎(新・嶋之亟)は、稽古の時、勘九郎からの「筋を売って」との注文に、亭主役のたか志とのやり取りで、「榎のおかげで赤ん坊の命が助かって有り難い」 と、もともとは通り抜けだった役に台詞をつけて、怪奇譚の由来を語る工夫を凝らしました。(略)


藤の方、九段目の小浪、お里、お三輪、梅川、そして夕霧や『輝虎配膳』のお勝など、勉強会で勤めた数々の大役が本興行での脇役に成果を見せて、宿の女中や並びの腰元の時でも、彼の信条の艶を失わない舞台はさすがです。

昨年、名題試験にも合格。遅れてきた女形は、歌舞伎への夢を実現しつつ……。Dream Comes True!


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[688] 『サクラギアンナイト・桜㐂庵幻想夜譚』(34) 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/20(金) 20:01

上方歌舞伎会で演じた『熊谷陣屋』の「相模」です。

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[687] 訂正 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2025/06/20(金) 00:46

お琴をお借りしたのは、橋本様の奥様でした。奥様がお琴のお師匠様をされていて、その大切なお琴
を、上方歌舞伎会の本番前の七月八月にお借りして、猛特訓をしました。本当にありがとうございました。
夜にお酒の勢いで書き散らしていますと、誤字脱字、記憶違いを重ねております。申し訳ありません。




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