サイトや嶋之亟丈の舞台をご覧になったご感想、ご意見をお待ちしております。

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[400] メリハリのひと月 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2024/03/25(月) 23:47

歌舞伎役者となって45年ですが、今月の24日間は今までで一番濃厚なひと月かもしれません。毎日が激動の、濃厚な日々でした。

過去形で言うのは早すぎますが、率直な感想です!


明日は千穐楽。今までとは一味違う、局「野村」をご覧いただけるかもしれません。


[399] 「こわのじょう」と「きつのじょう」 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2024/03/21(木) 22:28

舞台をご覧になっていない方のために一言。

衣装や鬘は変わりませんが、「こわのじょう」と「きつのじょう」では眼張りの色のメインが黒と赤、そして台詞のトーンはおよそ一オクターブ違っていると思います。

この変化はかなり苦難でしたが、今は楽しんでいます。


[398] かささぎやさん、ありがとうございます 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2024/03/21(木) 21:48

「こわのじょう」はご覧いただけなかったようですが、、「きつのじょう」ご命名いただきありがとうございます!

演技プラン変更時には少し戸惑いがありましたが、今はノリノリです。長年趣味として楽しんできた国内外の映画、ドラマの引き出しが力を与えてくれているようです。

歌舞伎に入門する前には知識が無かったのですが、私は真山青果先生に大変お世話になっています。『荒川の佐吉』の田舎娘「お袖」と『御浜御殿』の中臈「お古宇」で「真山青果賞助演賞」を頂戴いたしました。『御浜御殿』では、雪洞の腰元、道中事の「おじゃれ」、綱引きの腰元、綱引き応援のお局、中臈「お古宇」そして局「野村」と実に多くの役を演じさせていただきました。それぞれの役に様々な思い出があります。

明日も楽しんで、役を膨らませたいと思っています。皆様、歌舞伎座にお越しください!


[397] こわのじょう改め……? 投稿者:かささぎや濱田吾愛 投稿日: 2024/03/21(木) 16:19

先ほど、歌舞伎座昼の部拝見して参りました。
お局野村さま、確かに「こわのじょう」のイメージはありませんでした。が、いつもの気さくな嶋之亟さんではもちろんなく、いかにも規律正しい装いに、上からきちきち言い募る感じで、いわば
「きつのじょう」
さん、という感じでしょうか笑
幕開けの場面ですが、あの場面があることでお喜世さまの置かれた立場がよく伝わりますよね!巧みな人物造形はさすが真山青果さんで、それが嶋さまにも受け継がれていらっしゃるのだなと感じました。
引っ込みの時にはもちろん精一杯拍手させていただきました。


[396] とおるさん、ありがとうございます。 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2024/03/20(水) 23:07

とおるさんのフォローに感謝します。

3月16日から、それまでとはガラッと演技を変えました。メイク、声、動きも前日とは全く違っています。役の人格そのものが変わりました。

抽斗の一つとなりました。配役のバランスが変われば、3月15日までの演技プランも、再び別の公演で登場するかもしれません。


[395] 抽斗 投稿者:とおる 投稿日: 2024/03/20(水) 19:50

同じ本、同じ役で、同じ月に複数の演技プランを本舞台でされるとは、それはそれですごいことですね。
演目全体に目を配る座頭も立派ですし、それに対応できる演者も立派だと思います。
手の内にしたいろいろなアプローチは、財産として、しっかりとしまっておかれますよう。


[394] 演技プランの変更 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2024/03/17(日) 20:15

一昨日お師匠様から「強すぎる。」と言われ、局「野村」の演技を変更しました。今までの先輩方の演じ方の流れに沿って過去三回つとめてきた方向を変えました。OKが出ましたので、今日からは顔の仕方も普通のお局に変えました。全体の流れの中での理由があってのことだと思います。今月は「こわのじょう」さんとお別れしました。
 


[393] 4月は舞台出演がありません 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2024/03/15(金) 21:19

さいとうさん、いつも最新情報最新情報の更新、ありがとうございます。

来月4月は人頭のみの歌舞伎座出演です。出番はなく、お師匠さんの拵えのお世話だけです。

大きな役をつとめているときには、精神的な余裕がなくて出来ない勉強をしたいと思っています。


[392] 新歌舞伎の悪役の女形 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2024/03/12(火) 22:18

 女形の悪役、イジメキャラは、本来?の古典歌舞伎では立役さんが担っています。「八汐」しかり、「岩藤」然り、そして「百合の方」。『野崎村』の「お染」の登場の場面の下女「およし」の台詞「したがまあア、御寮人様のお美しいこと、花に例えて申そうなら、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、それに比べて私は何であろうなァ、立てば立臼、座ればイボタ、歩く姿は、唐茄子の花、ようよう◯◯屋(お染の役者の屋号)!」になぞらえて「立てば岩藤、座れば八汐、歩く姿は百合の方」という戯れ言があるというのを聞いたことがあります。

 今月の私が演じていますお局「野村」ような、女形が演じる怖い役(悪役)は新歌舞伎ならではの配役だと思います。古典歌舞伎では先ほど挙げました主役級以外にも、『妹背山婦女庭訓』の「いじめの官女」や『加賀見山』の「岩藤」の子分(?)の悪役(?)の腰元は立ち役さんがつとめます。その時のお化粧も独特の決まり事があります。「眉隠し」という独特なテープのようなもので、眉を剃ったようなメイクが定番です。そのお化粧を見ると、「ああ、意地悪な女性たちやな」、と納得してしまうのですが、皆様は如何でしょうか?

 そういう伝統歌舞伎の様式がありながら、新歌舞伎としてお局「野村」を演じているんだなと、新たな発見がありました。


[391] 今日の舞台です 投稿者:片岡嶋之亟 MAIL 投稿日: 2024/03/12(火) 18:46

今日の舞台前に、局「野村」の写真を撮っていただきました。

舞台もノリノリでした。




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