さて前回は手持のシャッター速度の限界みたいな事でしたが。

まっ、色々撮ってきて、経験を積んでいくと、そのシャッター速度では対応仕切れなくなってきます。
手ぶれをおこすことが解りきっているんだけれども、速度を落さないといけないと言う場合が出てきます。
何を使うか？勿論三脚に決っています。是も安物は止めて、がっしりした物。
重くて扱いにくければ、値は張りますがカーボン製と言うことになってきます。

いずれにしても、大げさ位がっしりした物。

さて三脚にカメラを固定すればカメラぶれは起らないか？
当然起こりえます。いくら三脚に据えたところで、シャッターを押す力が強ければ何にもなりません、普通にシャッターを押すとむしろ手持よりカメラぶれが起りやすいとも言われています。

この場合【レリーズ】、シャッターボタンの天井に開いている穴にねじ込んで30cmくらいの遠隔操作シャッターのことを言います。是でシャッターを押すことによる、ぶれは防げます。
三脚使用のシャッターは、レリーズシャッター必須です。
デジカメになって、リモコン式の物も出てきています。

あとは、三脚の方が風の揺れなど吸収し易いと言われています。
横をトラックが走ったとか(-_-;)

レリーズ使っても、風に耳を注ぎ息を殺してシャッターを切らねばなりません。やさしく、やさしく。

例えば夜星座を撮る！
北極星を中心に同心円状に星の軌跡を撮った写真をよく見かけますが
是は数時間にも及ぶ超スローシャッターで可能になります。

厳密にはちょっと忘れましたが、１秒以上だったかな？それ以上遅いシャッタースピードで撮影することを、【バルブ】撮影と言います。

バルブ撮影まで行かなくとも、スローシャッターで撮影する物に
例えば、
花火の火の粉が垂下がっていく様
高速カーレースで疾走する動きのある残像すら撮影可能。
風にそよぐススキの葉を、実際にそよがせて写真に定着される。etc. etc.

逆に高速シャッターを使うとどうなるか
強風の中のススキの葉を完全に止めて撮ることが出来る。
高速カーレースで疾走する車を、時間を超えて止めてみせる。etc. etc.

そうそう、有名な【ミルククラウン】何分の一だか忘れたけど、是も絶対撮れます。試してみては？


そうだ！五十嵐殿のギャラリーに滝の写真が数枚あります。
高速でシャッターを切った物は、流れ落ちる滝の水が完全に止って見えます。
【水自体の一瞬の表情】？

逆にスローシャッターでは、滝の水が、さらさらと、あるいは滔々と、あるいは激しく、連続して一本の【滝】としてその流れが表現されています。

http://www15.ocn.ne.jp/~ika/04_gallery/02_takahirosyasinn/takahiro_0.html


No4 end． continue next．

　参考にして・・・

　ちなみに　FUMIさまのサイトに、滝の写真あるよ　スローシャッターだと思う。

　水の流れが、キレイな白をだしてます。