[26] 名場面 投稿者:扇チルドレン 投稿日: 2023/10/11(水) 15:48
ハリガタを使った責めというのは、扇作品では珍しいと思います。昭和20年代という時代設定から、このような責めを選んだのかもしれませんが、やはり、得意の臀部責めとはちがって、あまり面白くないです。そのあたりはカットして次へ進みます。
ハリガタでの責めが終わり、ぐったりした千代美は蘭九からココアを飲ませてもらう。
(承前)
「美味しゅうございました。ご馳走さま」
千代美は恥らいを含んだ媚めいた目づかいをして、柔らかく膝を寄せてきた。
「元金をいつお返しできるのか、今のところ見当がつきません。でも、蘭九様、どうかお慈悲ですから、家を差し押さえることだけはお許しください」
千代美は金貸しの胸に頭を寄せた。
「そのかわりこの身体はどのようにでも……」
さあ、どうぞ、ムチでお尻をお打ちください、と紅の剥げた唇がふるえるように哀し気に笑って、みずからパンティーをめくりおろし、真っ白いみずみずしい豊臀を剝きだしてみせた。
「静かな夜、そしてお尻が冷たい寒い夜……」
撫でられる尻を恥ずかしそうによじって、しなやかに千代美は畳に這う。窓の外に冷え冷えと霙は降り続け、四つん這いに這って、柔らかくもたげている人妻の白い双臀は、羞恥感と寒さに震えながら、
「蘭九様、ムチを…」
「フフ、寒いか」
「ムチでお尻を熱くしてくださいませ……」
「まあ、待て」
蘭九はぬるま湯をガラスの試験管に注いでいる。土瓶の口からちょぼちょぼと注ぎ入れている。
「千代美、今夜はちょっと変わった趣向でその色っぽいおケツを可愛がってやる」
試験管が責め具に使われようとしている。寝間の桐箪笥から試験管が出たのは今夜が初めてである。
それを茶の間に持ち込んで湯を入れて蘭九がどう使おうとしているのか、千代美は怯えながら、ガラス管の光からあのアメリカ版の猟奇情痴映画の浣腸シーンを想起した。
「あ」
千代美はぞっと鳥肌たって、
「いや、いや」
疳高い泣き声を放った。
「よ、よして、蘭九様、堪忍!」
怯えて縮こまる白い尻に男の熱い息が触れた。
「おい、もっとケツをあげろ」
女が示す怯えと嫌悪の物腰から、蘭九は身の内の妖異な嗜虐の血がふつふつとたぎり、これまでにない激しい興奮の気配をみなぎらせた。
「何がイヤなのだ」
うふふ、妙にかすれた声で笑いながら、うしろから全裸の白い腰を抱き上げると、千代美は嗚咽してそのまま双臀を高く浮かした。
「どうだ、千代美?」
「ああん……」
「むちむちして、きめの細かい餅のような尻してやがる」
肉の厚い掌で、豊満な双丘のまるみをびたびたと叩き、その淡褐色の締まった縦溝を割る。
「ひられ、千代美」
「ああ、いゃ、いや」
一糸まとわぬすっ裸にされて、この哀艶な人妻は、悲しい勘の冴えで、湯の入ったガラス管でどこを嬲ろうとしているのか察しており、おお…と声をたてて泣きじゃくりながら、真っ白い双肢を八の字にひらき、その柔美な臀溝を割りひらいて男の目に供した。
「わたくし、恥ずかしい」
細い小さな淡紅色の菊花である。その愛らしい小さな花弁は、しなやかな襞を寄せ合って、縮こまったかたちをしている。
「誰、誰にも見せたことがありませんわ」
「主人にもか?」
蘭九は試験管にコルク栓をはめた。
「はい、主人にも」
「わしが咬愛がってやる」
試験管の丸い先端に食用油を塗りながら、蘭九は昂って声がかすれた。
「愉しいので、ございましょう」
と、囁くように千代美が言った。
蘭九は白々と屹立している艶美な臀丘のうしろにしゃがむ。
「千代美、そう固くすぼめるな」
千代美は白い脂肪のまるみをぎゅっとつかまれ、むきだしの菊花にぬるりとした食用油の冷たさと試験管の圧力を知覚した。
「いやあ」
哀しい声で人妻は泣いた。こじあけるように圧力は高まり、湯のぬくもりがおぞましく伝わって来る。
「もっと、尻をあげろ」
蘭九の表情は淫虐の愉悦感にみちて、くさびを打ち込むように強く試験管を埋めて行く。
「痛い」
苦痛に呻いて、千代美は血走ったような赤い目でうしろを見返った。
「ひ、ひどいことを……そんなところを嬲られるなんて、あたし……」
思ってもみなかったと人妻は言い
「ううむ」と激しく呻いて、そのガラスで切り裂かれるような苦痛に、白い素肌がじっとりと生汗を噴き出してきた。腰のくびれと尾骶骨の部分に汗がきらめく。
「ううっ、も、もっとお手柔らかに、お願いよウ、優しく嬲ってえ、蘭九様っ」
[25] 名場面 投稿者:扇チルドレン 投稿日: 2023/10/10(火) 13:54
【羞しい子爵夫人】SMセレクト 昭和48年4月号=【肉夫人繪圖】小説SMセレクト昭和50年6月号
モチさんの書き込み資料にあるこの作品、切り抜きを所有しておりました。名場面を書きぬいてみます。
駒原千代美=人妻 金貸しの蘭九に大金を借りている。
蘭九=金貸し。金を貸した女たちの肉体を食い物にしている。
時代は終戦後、昭和二十年代前半か?
「期日だな」
蘭九はそう言って金庫を後ろにした事務机に太った身体を沈めた。
「今日は返していただけますかな」
駒原千代美はうなだれて、膝の上でハンドバッグを開くと、手形用紙を取り出した。ついで印鑑証明をデスクに置いて
「切り替えをお願いします」
深々と低頭する。
「そう、返せないの」
と、蘭九は印鑑入れの蓋を開けて、小さな象牙材の印鑑をもてあそびながら、
「それで、利息は?」
「蘭九様、また、お伽をさせてください」
「奥さん、高い利息を身体で払うからには、今夜も返しませんよ」
と、蘭九は笑って、床の間の水のない水盤に煙草を放ると、敷かれた夜具に足を入れた。
しとねは女がしつらえた。駒原千代美はすでにこの二階の寝室の勝手を知っている。
(寝室で蘭九はアメリカ製のブルーフィルムを千代美に見せます。金髪の白人女人のが4人の黒人に鞭うたれ、浣腸され、輪姦されるというすさまじいSMフィルムです。千代美はもう3回もこのフィルムを見せられています。)
フィルムが終わり、枕スタンドが点るとその半裸の女体の腰を包むパンティーが清潔な白さで蘭九の目に映え
「汗ばんでるな。あの映画を見せるとおまえはきまって汗ばんで興奮する」
「見たくありません。あんな映画……」
「千代美、おまえはこのわしからいじめられるのが好きなんだな」
「ち、ちがいます……あたしは」
蘭九様のお嬲りがこわいのです、とふるえる声でいうその唇を、ニコチン臭い口がむっとふさいできた。
「あ、ううむ」
女の息の根を止めるような、異常な烈しい口づけが執拗に繰り返され
「ううん」
白い首が悶えて髪を乱した。
(蘭九は水牛のツノでつくった何種類ものハリガタを枕元に並べます。)
蘭九は枕辺の水牛角の細工物を選ぶ。イの張形が一番小さい。それより一回り大きいのがロ張形。その直径の長さ、む丸みの大きさが増すにつれてハ、ニ、ホとなって全部で五つある。いずれも黒ねず色にねっとり艶光っている。
さて、この後、本格的な責めが始まりますが、ここから先は次回に書き写します。
[24] 気がつきませんでした 投稿者:扇チルドレン 投稿日: 2023/10/09(月) 16:26
雨月様。
「L字型の嘴管」の件、まったく気づきませんでした。
数百回は読んでいるはずですが、まさか、「ℓ字型」とは!
やはり、ネットの集合知は有効ですね。
[23] L字型の嘴管 投稿者:雨月 投稿日: 2023/10/08(日) 07:43
こんにちは
扇チルドレンさんの投稿で思い出したことがあります。
もう何十年も前になりますが、扇紳之介先生の作品を読んでいて、頻繁に出てくる「L字型の嘴管」という言葉に悩みました(悩み続けていました)。
浣腸器の嘴管が「L字型」になっているものなど想像もできませんし、実際にそんなものがあっても使えないでしょう(笑)
謎が解けたのは最近になってからです。最近と言っても数年も前ですが。
これ、「L字型」ではなく「ℓ字型」なんですね。
※ブラウザでこの「ℓ」が表示できるかどうか分かりませんが、つまり筆記体のLです。
であれば、まさにガラス製浣腸器の「嘴管」の形状を表していますね。
積年のこの謎が解けてホッとしたことを思い出した次第です。
みなさん、既知でしたらご容赦を
[22] 名場面 投稿者:扇チルドレン 投稿日: 2023/10/06(金) 17:40
通りすがり様。ありがとうございます。
龍麟太郎名義は、昭和の時代でしかつかっていませんでしたので、もう、35年近く以前のことになります。
さて、「全裸館に業火燃ゆ」の名場面を続けます。
「ためらわないでしてよ。わたしはうしろのホールを開いて待ってるじゃないの。さんざんオトコを知ったお尻だわ。知二、遠慮なんかいらないわよ」
「姉さん。美しい姉さん」
知二は長いL字型の嘴管をつきさした。深くつきさした。む
「ああ」
祐子はあえぎ、尻がうねる。つめたい薬液がはいってくると、声高く
「アアッ」
と、うめいて大きく尻をのたうつ。
「この尻は男のなぐさみもの。ああ、はいってくる。じーんとする。ねえ、知二、あたしのアヌスはいい?」
「いいよ。可愛いよ。ピンク色の貝だよ」
「ああ、あたしはこれでも女子大生なのかしら。はずかしい尻責めに歔く女だわ」
「打たれて浣腸されて犯される母娘花よ」
秋子がそう言って椅子にすがった。背中を丸め、尻を突き出した。
「どうぞ、バットで打ってください」
「歯をくいしばれ」
野呂はバットをふりあげ、張り出している臀丘の真ん中に打ち下ろす。
ドスッ
「きええ」
激烈な打撃に秋子は叫び、祐子は大量の浣腸をされて激烈な便意にもだえる。
ドスッ
「ぎええ」
黒髪をざんばらに振り乱して、秋子夫人は泣きわめき、豊満な尻がうねる。赤い尻がのたうちくねる。打撃の激震に腸肛内の二個の玉子は砕け、液体が流れ出る。
「ニワトリめ」
と、野呂は嗤い、バットをうならせて、ドスッ、ドスッと力いっぱい打ちたたくと、責められる女は尿水をほとびらせ、うしろの穴からも液体が飛び散る。
「も、もうゆるしてください…」
秋子夫人は息絶え絶えだ。
「おい、ハンサム坊や」
おまえがなぐれとバットを知二に押し付けた。
知二が打撃を加えだした。
秋子夫人はふたたび泣き叫び、奇妙に勢いづいた。
なぐられる尻は血痣をにじませながら狂喜するごとく前後左右にのたうち踊る。
娘の祐子は、便器として備えられているポリ盥に排泄しだした。
見栄も恥もなく下痢便を排泄するそのさまを、桐野新也は眺めながら皮鞭で背中や尻や太ももを打つ。家畜のように祐子はされるままだ。
バットの打撃がやんだ。秋子の生汗にぬれた裸身が四つん這いに這う。休む間もなく浣腸責めだ。
野呂が浣腸器を突き刺して薬液を注入しつつ、臀肉を咬む。
「アア!」
と、秋子はうめいてざんばらに乱れた黒髪がゆれる。
野呂は咬む、咬む、咬む。
五百㏄のグリセリン液を注入されて、激烈な便意に苦しめられた秋子が盥まで這って行き、排泄しだした。野呂も皮鞭を振って、背中や尻や太ももを打ち、新也がそれを眺める。祐子も知二も後ろに並んで眺めている。
秋子夫人も祐子も汚れたうしろを清め、あぶら汗にぬれた肌を拭き、顔の化粧もし直してソファに座っている男たちの前にもろずいた。
四つん這いに這って尻を並べあって、肛姦を迎えるポーズだ。
男二人はすっ裸になると、それぞれの女の腰にまたがり乗って、
「ハイドウドウ」
と、四つん這いの女体を馬にする。
バシッ、バシッと平手で尻を叩いて
「ハイドウドウ、歩け歩け」
若い祐子が這いまわりだした。秋子夫人も必死に前へ進んだ。
「尻を征服してえ」
夫人はあえいで嘆願した。
「あたしの尻は待ち焦がれていますわ。お願い。あなたをください」
「くわえたいのか、俺のを」
「はい、食べたい。たべさせて。早くあなたをください」
野呂銀次郎は夫人の腰をおりて、がっしりと尻を抱き、ぶちこんだ。
「ああもうう…いいわ、あなた」
秋子は妖しい淫らなうめき声をあげて尻をよじり、ぐっと反り上げたその表情は花やかな恍惚の表情だ。
野呂は深くえぐるように責めながら
「うれしいか、歌川秋子」
秋子はがくがくとうなずき、
「いい……ベリイナイス……アイカム」
「ああ、肛門セックス……すてき」
祐子が声をあげた。桐野新也に尻を抱かれて、アヌスホールを灼熱につらぬかれたのだ。
知二の見ている前で、倒錯性愛のトリコとなった母娘花がともに壮烈な肛淫の快楽にまみれていく。
バットでの尻打ちというハードな責めは、扇作品としては珍しいものです。もう少ししっとりした情感があるとよかったのにと思わないでもありませんが、やはり、扇作品ならではの味わいは深いものです。
次回はまた別の作品の名場面を紹介したいと思います。
[21] ありがとうございます 投稿者:通りすがり 投稿日: 2023/10/05(木) 20:45
扇チルドレン様、ありがとうございます
龍麟太郎名義で書かれていた方と記憶しておりますが
先生の作品も懐かしく、拝読したいと存じます
[20] 名場面 投稿者:扇チルドレン 投稿日: 2023/10/04(水) 14:48
「全裸館に業火燃ゆ」(『美母 隷肛の贄』グリーンドア文庫収録)より。
歌川秋子=弁護士の未亡人
歌川祐子=秋子の娘
歌川知二=秋子の息子、祐子の弟・
桐野新也=秋子の愛人
野呂銀次郎=秋子の愛人、ヤクザの幹部、前科者
「バットでやるのか」
と、野呂銀次郎がたぎった声で言った。
新也は笑ってうなづき、人を威圧する態度でそれを知二の手に握らせた。さあ、姉の尻をなぐれ、と言い、ひるんでいる知二の顔を張った。そのビンタの音もすさまじく、知二の細い体はよろけた。
知二は恐怖し、自分の意志を失い、野球のバットをふりあげて、なぐつた。ドスッという音がして祐子の尻はゆがみ、一撃で腸管の中の玉子が割れた。
きという叫び声が高くたった。
なぐれ!と新也がどなる。
ガキ、やるねえと野呂銀次郎が笑う。
「私の尻をなぐらせてよ」
秋子夫人がふるえ声で言い、野呂の胸に顔をうずめた。見ていられないのだ。
ドスッ。
木製のバットが、祐子の柔らかな臀の肉にめりこみ、アヌスから玉子の黄身白身がながれだし、ものすごい悲鳴がふるえ立つ。
「姉さん、もっと尻を突き出せ」
知二も興奮してサディストの顔だ。
「ああ、まだ私の尻をなぐりたいの」
祐子はうめきながら、どす赤く色づいている痛々しい尻を突き出すのだ。
「許して、哀れな尻を」
「ぼくも命令されているんだ。がまんしてくれよ」
ドスッ。
「ぎゃー」
赤い尻は震え、玉子の液体、砕けた白い卵殻がアヌスからながれ出す。根こそぎ外へ排出してしまった具合だ。
拷問に似た、むごい尻打ちが弟の手によって続けられた。泣き叫んでいた祐子はその声が絶え、重いうめき声をもらし、尿水をちびらしてぐっしょり絨毯を濡らした。
「アア、尻は十分に燃えたわ、なんでもしてよ」
と、息絶え絶えにいう。
「アヌス」を責めてよ、お願い」
「よし、いちおう、尻打ちは許してやる」
新也は次に浣腸責めを知二に命じた。
崩れ折れるように祐子は座り込んだ。
「ね、新也さん、しばらく尻を休ませて。おねがい」
「甘えるな」
と、桐野新也はなよやかな白い腰を蹴り上げる。
「きさま、四つん這いになれ」
「はい」
祐子は犬這いになって尻をもたげた。
バケモノのように大きな浣腸器を知二は受け取ってうしろにしゃがんだ。
「して」
と、祐子はうながした。
腸管に生玉子を飲み込まされた娘と母に対するサディスティックな責めはまだまだ続きます。
[19] ありがとうございます。 投稿者:通りすがり 投稿日: 2023/10/03(火) 21:40
扇チルドレン様、ありがとうございます!
[18] 名場面 投稿者:扇チルドレン 投稿日: 2023/09/28(木) 13:23
「全裸館に業火燃ゆ」(『美母 隷肛の贄』グリーンドア文庫収録)より。
歌川秋子=弁護士の未亡人
野呂銀次郎=ヤクザの幹部、前科者。
「尻をまくれ」
「はい」
トレンチコートの裾を高くからげて、秋子は尻をむきだした・
「肛門」
「はい……」
はじらいながら秋子は、体を二つに折るようにして白い円い尻の丘を割りひらいた。
「どうぞ、みな見てください。」
「はちきれそうな尻してやがって、うしろの穴はかわいいじゃないか」
「鈍い、性感のないお尻ですわ」
「いい尻だ」
「はずかしい」
うっ、と秋子はうめいた。
尻を咬まれる。
「ううっ、待って、あなた。コートがじゃまよ。すっ裸にさせて尻責めしてください」
「脱げ」
と言って、野呂は尻を咬む。
「ああ」
咬まれながら秋子はコートを脱ぎ捨てると鏡台に両手をついた。
野呂が咬みやすいように尻をつきだして、愛虐のポーズだ。
「気が狂いそう」
歌川秋子は泣きだした。
(中略)
「誰にも言わないでくださいよ。お願いですから」
咬まれて疼く尻肌を、秋子は撫でた。
「咬まれるのははじめてよ、あなた」
「そうか、はじめてか」
野呂銀次郎は勢いづいた・
「ひいっ」
悲鳴をあげて秋子が尻をくねらせる。
臀肉を嚙みちぎるような咬虐だ。
「アアア、ううむ」
秋子はくず折れて、床に膝をついた。
「きさま、だらしがねえぞ」
「すみません、あなた」
秋子は四つん這いになった。
「どうぞ、咬んで」
ドッグスタイルで高く尻を差し出した。
美しい白い肌をした犬の柔麗な臀丘を、ウルフの牙がえじきにするごとく、野呂銀次郎のすさまじい咬虐が執拗に長くつづいた。
赤やむらさき色の咬痕がむごたらしく尻の両面を彩った。
尻打ち、スパンキングはおなじみの責めですが、咬虐というのはあまりなかったような気がします。
男が咬みやすいように、尻を突き出した愛虐のポーズをとるヒロイン、ぞくぞくしますね。
[17] ありがとうございます 投稿者:管理人ポチ 投稿日: 2023/08/24(木) 07:47
通りすがりさん、書き込みありがとうございます。
そうですね。過去の作品紹介、なんらかの形で読めるようにしたいと思います。
多分、簡素な形式になると思いますし、しばしお待ちをといつものお願いをすることになりますが(スミマセン。
遠くなりし昭和のあの昂奮を、なんとか残していきたいですね。