[52] 返信を頂き、ありがとうございます。 投稿者:夢 投稿日: 2025/06/01(日) 19:49
ポチ様
「咲子」をブックマークして頂いたとのこと、ありがとうごさまいます。
「全裸館に業火燃ゆ」についての説明をありがとうございます。小説の出だしから既に、秋子の息子の同級生である不良大学生が、母娘ともども性奴隷にしているということですか。
私の場合は、濡れ場も好きですが、そこに至る経過に興奮する質です。その意味で、千草忠夫先生の作品は私の性癖にドンピシャです。またポチさんの「夏のはなし」シリーズもドンピシャです。
ポチ小屋掲示板の方には、第四話の続きが投稿されましたね。早速読ませていただきます。
[51] ありがとうございます。 投稿者:管理人ポチ 投稿日: 2025/06/01(日) 13:45
夢さん、ありがとうございます。
「咲子」ブックマークさせていただきました。これからじっくり読ませていただきますが、私の嗜好に合いそうで楽しみです。
濡れ場に関しては、そうなんですよねえ。それが書きたくて始めているはずなのに、いざその場面になると億劫になるというような。
「全裸館に業火燃ゆ」について、補足的に説明させていただきます。
小説の出だしは、秋子の息子の同級生である不良大学生が、母娘ともども性奴隷にしているという、扇作品のパターンのひとつである状況から始まります。
そのワルがバクチの借金の代償に、秋子を野呂に差し出すという流れですね。読み切りということもあり、基本的にあまり複雑な経緯や因縁といったような描写はないのが特徴といえましょうか。
同作はグリーンドア文庫『美母 隷肛の贄』に収録されていますが。もはやグリーンドアでも“比較的、入手しやすい”とは言えなくなっているのが残念なところですね。
その意味でも、作品紹介の再アップなど、善処していきたいと思ってはおるんですが……。
[50] ありがとうございました 投稿者:夢 投稿日: 2025/05/30(金) 12:54
ポチ様
お忙しい中で、お返事を頂きありがとうございます。
私が扇先生の名前を知らなかったのは、私がSM小説を読み始めた時期が遅いと言うことで、よくわかりました。
扇先生の濡れ場的な描写は、桂と識子の会話の中でということですね。確かに、会話に出てくる表現で、ある程度想像ができ、そそられるものがありますね。その意味でも、より詳しい描写を知りたいと思ったのですが、そうではないのですね。
扇先生の「全裸館に業火燃ゆ」の名場面の紹介もされていますね。歌川秋子=弁護士の未亡人と野呂銀次郎=ヤクザの幹部・前科者という設定を見ただけで勃起します。
「尻をまくれ」「はい」「肛門」「どうぞ、みな見てください」
この会話だけで、射精しそうです。
なぜ、弁護士の未亡人がヤクザの幹部の性奴隷に堕とされたのかという辺りも、いろいろと想像してしまいますが、この作品には、その辺りについては書かれているのでしょうか。
私が想像すると、「野呂と一般人がトラブルになって、一般人側の歌川弁護士が交通事故に見せかけて殺されて、その後、未亡人が強姦されて性奴隷にされた」というような筋書きです。
ポチさんの小説では、濡れ場描写が素晴らしく、凄い筆力だなあと感動します。語彙の豊富さも凄いし、描写の多様性にも感心しますし、筋書きも素晴らしく、興奮します。
私も小説を書いてみたのですが、濡れ場描写などが難しく、表現が画一的になります。語彙力もないので、どうしても同じような表現になります。「愛妻倶楽部」というサイトに、「咲子」というタイトルで投稿しています。私の初めても小説です。現在進行形です。
https://www.ermitage.jp/~aisai_pc/cgi-bin/sdoc.cgi?page=main/diary/diary&num=1248&start=0&div=1&genre=&order=0
[49] ありがとうございます。 投稿者:管理人ポチ 投稿日: 2025/05/29(木) 03:03
夢さん、書き込みありがとうございます。
扇先生は、一応、団氏、千草氏と 並んでSM小説御三家と称されてましたが。認知度において大きく下がってしまうのは作品のほとんどが読み切りだったこと、そのせいか単行本の刊行数が非常に少なく再発などもなかったことが要因かと思われますね。80年代後半以降ということですと、活発な創作時期を過ぎていたということもあるかと思われます。
結城氏との共通点としては、やはりアナル性愛へと偏執という点でしょうか。
『あなる恋虐記』に関するご質問についてですが。濡れ場的な描写は、ほとんど作品紹介にて抜粋していたかと思います。最初の凌辱の様子は、中盤で桂と織子の会話で語られるだけですし、そのあとの馴致の進み方に関しても、所々での桂の台詞によって想像させるという構成になっていますね。扇作品のパターンですね。
『夏のはなし』は、はっきりと『あなる恋虐記』の設定を借用しております。常に扇作品ははるか高みにある目標ですが、文学的な部分では到底とどかないので、極限まで研ぎ澄まされた扇作品に、他作家からの影響による贅肉をつけることで、どうにか自分なりの個性を作っていくという感じで書いております。
ちなみに、墓前でのシーンも、元ネタは扇作品ですね。該当作も以前に紹介してますので、またまとめて上げ直せればと。そのうちに。
新連載、ブランクや知力体力の衰えと闘いながら、エッチラオッチラと進めているところです。気長にお付き合いいただければ幸いです。
また、こちらにも気軽に書き込みいただけると嬉しいです。
[48] 作品紹介『あなる恋虐記』を読ませていただきました 投稿者:夢 投稿日: 2025/05/23(金) 15:32
ポチ様
作品紹介『あなる恋虐記』を読ませていただきました。とても素晴らしい作品ですね。
私は既に70歳を超えていますが、SM小説を読み始めたのは、35歳頃からです(1980年代後半以降)。よく読んだのは、千草忠夫、綺羅光、結城彩雨の各先生方の作品です。それぞれ異なる作風ですが、中でも千草先生のファンでした(「闇への供物」「姦のカルテット」「姦のカレイドスコープ」「新媚肉の冥府」など)。
今回、ポチさんの「扇紳之介ファンサイト」を見つけ、扇先生を初めて知りました。上の3先生方とも異なる作風ですが、結城先生に近い感じがしました。ただし、結城先生のものは、凌辱する男と凌辱される女性の関係に必然性があまり感じられないのですが、扇先生のものは、もっと必然性が感じられます。例えば、凌辱される女性が高校の同級生と母親であり、以前から男が目を付けていたというようなことです。その意味では、扇作品の方が興奮します。
私が若いころは、友人の母親を犯すと言った筋書きはあまり好きではなかったので、扇作品が目に入っていなかったのでしょうが、年をとったせいか、あるいはポチさんの要約が秀逸なのか(おそらく両方です)、酷く興奮しました。
ポチさんの作品紹介『あなる恋虐記』は要約ということですが、原本はもっと長いのでしょうか。
私がもっと知りたいと思ったのは、「桂が織子を最初に犯した時の様子」「その後、公彦が帰省する正月休み前までに、どこまで落とされたのか」「浣腸をした後に、膣性交をする様子」「正月明けに、桂のマンションで抱かれた時の様子(中西が隣室で待っている間)」「自らフェラチオをした後に様々な体位で抱かれた時の描写」などです。
ポチさんの「ポチ小屋」も見させていただいています。「夏のはなし」シリーズは最高ですね。「あなる恋虐記」と少し設定が似ている気がしましたが、それぞれに良さがありますね。「あなる恋虐記」は「バットで殴る」「自殺」などは少しやりすぎな感じがしましたが、その点は「夏のはなし」の方がいいですね。「夏のはなし」の三上と「あなる恋虐記」の桂も雰囲気はかなり異なり、それぞれ味があります。
「夏のはなし」は未亡人の話ですが、夫が単身赴任していて、息子の同級生に犯されるというような設定もいいなと思いました。ただしこの場合は、亡き夫の墓で犯されるという、この物語では非常に重要な場面(この後から、比較的素直に抱かれるようになる)が描けないのが難点ですが。
ポチさんが現在執筆中の「藤宮綾乃」の物語(タイトル未定とのこと)も素晴らしい作品になりそうで、わくわくしています。
[47] 申し訳ございません! 投稿者:管理人ポチ 投稿日: 2025/04/19(土) 11:54
扇チルドレンさん、書き込みありがとうございます。
返信が遅れに遅れ、放置状態になってしまった御無礼を陳謝いたします。
ハッキリ、油断といいますか予断といいますか、チェックが雑になって、エアポケットに入ってしまっておりました。本当に申し訳ございません。
河原梓水氏、女子大准教授で専門がサディズム・マゾヒズムの研究とは、なんというか本格的ですねえ。
『SMの思想史』、興味をひかれますが、敷居が高くもありますなあ。
私は「奇譚クラブ」は名前しか知りませんし。SM小説に対しても、ひたすらエロ目的で読んできましたし。
しかし、そんな私でも、扇作品の文学水準の高さはハッキリとわかります。
本当に、再評価をしてくれるひとが現れてくれないですかねえ。もう難しいのでしょうか。
希望の灯をつなぐためにも、もう少し掲示板の運営を頑張っていきたいです。
[46] ごぶさたしております 投稿者:扇チルドレン 投稿日: 2025/02/12(水) 13:03
すっかり、ご無沙汰してしまいました。
急にまた書き込みましたのは、河原梓水という女性の研究者が書いた『SMの思想史』青弓社刊という本を読んだからです。
この本は「奇譚クラブ」を社会学的、文学史的な視点から読み、その価値を明らかにするというものです。
「奇譚クラブ」に関しては、すでに濡木痴夢男氏の回想録や早乙女宏美氏の研究などもあり、資料としても論じ続けられて、さまざまなことが明らかに去りています。
「裏窓」を含めたこの時代のいわゆる変態雑誌は、1970年代に入って、「SMセレクト」を嚆矢として次々に創刊されたSM雑誌にとってかわられたということになっています。
そして、これらのSM雑誌において、団鬼六氏とともに充実した文学水準を保証していたのが扇紳之介先生だと思います。
長編連載中心の鬼六氏とは異なり、短編、中編を各誌に発表し、みごとな臀部エロスの妖艶さを紡ぎ続けた扇紳之介先生のきちんとした評価を誰かがなさってくれないかと、常に思い続けています。
本当は私にそれができればよいのですが、いかんせん、すでに73歳の私には正直、荷が重く、無理のようです。
この掲示板をご覧の方で、扇紳之介再評価をしてくださる方が出てくることを、祈念したいと思います。
ながながと失礼いたしました。
[45] ようこそ、いらっしゃいませ 投稿者:管理人ポチ 投稿日: 2024/05/06(月) 11:56
辻音二郎さん、はじめまして。書込みありがとうございます。
新たな同好の士を迎えられて、嬉しく思います。
貴重な掲載誌を処分してしまうことは“あるある”で、私にも痛恨の記憶がございます。昨今では、改めての入手は非常に困難となっているようですが。少しでも多くの幸運に恵まれますよう、お祈りいたします。
龍麟太郎氏の件につきましては、御本人である扇チルドレンさんから御説明いただいたとおりです。私もSM誌で愛読していた作家さんから御投稿をいただいている状況は、光栄で幸運なことと感じております。
是非、当BBSを気軽に御利用くだされば重畳です。
扇チルドレンさん、素早いレスポンスをありがとうございます。体調はいかがでしょうか。また、気の向いたときに御寄稿いただければ嬉しいです。
[44] 両先生 投稿者:辻音二郎 MAIL 投稿日: 2024/05/04(土) 19:24
扇チルドレン様
早速、レスいただきありがとうございます。
扇紳之介先生と龍麟太郎先生との関係(ご事情)を伺い、積年の
「もやもや」が消えてなくなりました。まさに雲散霧消です。
両先生の作品を閲読し、いっとき、普段の実生活とは離れた「夢
想世界」に浸ることができた遠い昔が本当に懐かしく感じられま
す。
そのような「世界」に導いていただいた両先生には改めて感謝申
し上げる次第です。
両先生の作品の内容もさることながら、作品の題名も素敵でした。
例えば「夜桜絵巻」「陰花倶楽部」「乱菊ろまん」(扇先生)
「麗奴の旋律」「甘美なる淪落」「あなる娼婦」(龍先生)など
など。振り返れば、題名を目にしただけでその「世界」の入口に
立つことができたといえます。
これは個人的感想で、たいぶピントがずれているとは思うのです
が、それらの題名にある種「叙情」のようなものを感じていまし
た。
仮に「アナル娼婦」では素っ気もないのですが、「あなる娼婦」
だと、なにやら叙情的な趣があるように感じてしまうのです。
常人からは「題名で?.....そりゃ、おかしいだろうと」一蹴され
てしまうのでしょうが、そう感じるのが変態の変態たる所以なの
ではないかと開き直り続けています(笑)
また折に触れ、個人の感想などを書かせていただきたいと思います。
管理人ポチ様はじめ、みなさま、今後ともよろしくお願いいたし
ます。
[43] 龍麟太郎について 投稿者:扇チルドレン 投稿日: 2024/05/02(木) 12:22
辻音二郎様。はじめまして。扇チルドレンです。
龍麟太郎というのはなつかしい名前です。
実はこの掲示板に移行する以前の古い掲示板に書いたことではあるのですが、龍麟太郎は、私、扇チルドレンのペンネームでした。
私は970年代の「SMセレクト」で扇紳之介先生の作品にふれ、いっぺんにとりこになりました。
五年ほどは読者として読むだけでしたが、いつしか見様見真似で小説を書き始めました。
その時にマネをしたのが、扇紳之介先生の作品です。
今思えば、ストーリーラインはもちろん責め場に関しても、ほとんど剽窃と言われてもしかたがないくらいマネをしていました。
「SMセレクト」に投稿をして、当時の編集長の仙田弘さんに、龍麟太郎というペンネームをつけてもらいました。
1979年から1985年の前半くらいまでは、毎月「SMセレクト」や「小説SMセレクト」に龍麟太郎名義の小説を書いておりました。
そして、実際、そのすべては扇紳之介先生のエピゴーネンでありました。
辻音二郎さんが、同一人物かとの疑問をもたれたのも当然かと思います。若気の至りでお恥ずかしい限りです。
1985年4月以降は、私は会社勤めをするようになって、SM小説を書くことはやめました。
その後、四十年近く経っても、扇紳之介小説の衝撃は忘れられず、扇チルドレンなどと名のって、この掲示板を覗いている次第です。
なつかしくて、つい長々と書き込んでしまいました。失礼いたしました。