今月の雑誌「文藝春秋」(12月号)に、昭和の歌謡曲100を選んだ座談会が載っています。
タイトルは、選考座談会「昭和万謡集 ベスト100歌謡曲」。参加者は、以下の面々です。
五木寛之(作家)
藤原正彦(作家・数学者)
内館牧子(脚本家)
片山杜秀(評論家)
酒井順子(エッセイスト)
ジュディ・オング(歌手)
ざっと読んで各氏の上げたベスト20と読者アンケートのベスト10を見たら、なるほどなるほど!と納得できるものがほとんどでした。
わが「歌う会」でも歌ってきた歌、これからも歌いたい歌ばかりでうれしくなってしまいました。
とくに興味あるのが、読者と選者5人の選んだものの中で一致する歌ですが、これを拾ってみると次のようになります。
「青い山脈」「津軽のふるさと」「異国の丘」「長崎の鐘」「白い花の咲く頃」「別れの一本杉」「高校三年生」「昴」
さらにこの中で、もっとも多い一致がなんと美空ひばりの「津軽のふるさと」だったのです。
読者の7位タイに入るこの歌は、五木・藤原・内館の3氏の選択と一致しています。とくに内館氏などは1位にあげています。
藤原氏の1位は「山小舎の灯」ですから、ともに米山正夫作詞・作曲の歌がお2人の1位を飾っているわけで、まえにも書いたと思いますが、さすがさすがの米山さんだと思います。
リストを見ているといろいろ語りたいことが出てきますので、ここはやはり実際に雑誌を手にしてご覧いただくしかないでしょうね。と言いながら、気は急いてしまい、せめてリストだけはコピーさせていただくのをお許しください、文春さん! いつもひいきにしているんですから……。



