柏雀さんから聞いた流山・諏訪神社の「茅の輪」が6月いっぱいということだったので、折からの酷暑の中、柏の隣駅にあるうっそうとした神社の冷気に当たりながら、茅の輪の無限大くぐり(横八文字三回くぐり)をしてきました。
帰ろうとすると入り口近くに「童謡の小径」というのがあるのを、一緒に行ったカーちゃんが見つけました。
「君が代」から始まって、「紅葉」「かたつむり」「お正月」「てるてるぼうず」「かたたたき」「せいくらべ」「とおりゃんせ」「ないしょ話」「しゃぼん玉」「うれしいひなまつり」といった懐かしい童謡が、きれいな毛筆文字で看板に書かれています。
思わず口ずさみながら、「どうしてここに童謡の小径が?」と不思議だったので、神社の禰宜(ネギ)さんに聞いてみたら、「ここは初節句や七五三とお子様が来られることが多いので、もう数十年まえから童謡の小径がありました」とのこと。
そういえば、境内には優しい小ぶりな彫刻で「母と子の像」「七五三詣りの像」「ポシェットの少女」などが置かれていました。
そして子どもを歌った最高の歌と言えば、山上憶良の万葉歌ですよね。
「銀も 金も 玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも」
この歌碑もあってなんと「百壱齢 西望筆」とあります。
生まれたばかりの幼子から、百歳までの願いが伝わります。
ここからは、ごめんなさい、妄想の飛躍です。
「カー」ちゃんが見つけた童謡の小径を「ネギ」さんが説明してくれた、このつながりには何かある、偶然ではないだろう、そうだ! 柏には「カー」ちゃんと「ネギー」さん、つまり「カーネギー」があるのだ! それでいいのだ!
つまり、柏雀さんが言っていた「ウクレレ演奏をカーネギーでやるときには聞きに来ていい」という、そこにこじつけられるのではないか。
とか何とか言っちゃって、苦しすぎるへ理屈はどっちでもいいのです。結局は、柏雀さんのウクレレ発表会を、どうしても聞きたかったので、諏訪神社の後、柏駅前MODI(当日限定・勝手命名「柏カーネギー」)に押しかけてしまいました。
結論、それはやっぱりいいもんです。70半ばから一心に練習して楽しむ姿は、同年として大いに励みになります。
私が中年までやっていたクラシックギターとウクレレは、もちろんすごくなじみのある楽器です。調弦も普通、ギターの5フレットにカポタストを付けると、1~4弦はウクレレと同じになります。この発表会、私は音楽としても大いに楽しませていただきました。
柏雀さんには、この非礼を許していただいただけでなく、まえから一度お目にかかりたいと思っていた奥様にもあえて、何とお礼を言ったらいいかわかりません。
ありがとうございました。もちろん、次の演奏も楽しみですが、それまえに三五会のほうも何とか復活したいですね、カラオケも……。
音も動画も録り(撮り)ましたが、静止画と音くらいならいいかな? どうでしょう柏雀さん、お赦しくださいな。かっこいいストリート・ライブの雰囲気の会場だったので、雑音が多いですが、かえってそのほうが臨場感があっていいと思います。
柏雀ウクレレチーム「風になりたい」柏雀ウクレレチーム「Under The Sea」