毎年この時期になると、ちょっとイラつきます。
娘夫婦などともしきりに話題になるので、無関心ではいられない恒例の漫才コンテスト・MIグランプリというやつです。
これがテレビで大興奮のなか放映され、出演者も観客もゲラゲラと大笑いしているのに、こちらにはさっぱりその笑いの訳がわかりません。
今年こそはすこしは納得して笑える漫才が出てくるかと、多少の期待を持って視聴したのですが、結果はこれまた恒例のがっかりでした。
しかし、審査員も司会者も会場の観客も、そしてその後、ネットで探ってみても、笑いどおしだったという感想があふれています。
もうどうしようもない絶望感が襲ってきます。
いやなことばかり続く世の中で、せめてすべてを忘れ腹の底から笑える芸が見たい。そう思っているのに、期待がかなえられそうにありません。
今回の決勝ラウンド10組に残った中では、唯一、バッテリーズというコンビだけ笑えました。まあ2位でしたからちょっとは救われた感じがしましたが、2連覇したコンビなど予選も決勝も含めてさっぱり笑えませんでした。
いつどこからこんな笑いの基準点が変わってしまったのでしょう。
たとえば、古典ともいえる獅子てんや・瀬戸わんやの漫才はどうでしょう。
https://youtu.be/-YK8W... これなら文句なく笑えます。
そういう笑いと、今の笑いは笑いの感覚がはるかにずれてしまっているのか、どなたか教えていただけませんか。笑いたいのに笑えないのは、かなり寂しいことですので……。