No.2987 年をとるって……いいことだなぁ 投稿者:木器 投稿日:2025年09月27日 (土) 22時41分 [ 返信] |
島田坊やさんの親しい集まり「イキイキ教室」って、いい雰囲気のようですね。 こんなしゃれた愉快な歌を手書きで配って、みんなで「モシモシカメヨ」の節で歌うなんて、年末でもないのに年を忘れてしまう楽しそうな光景が目に浮かびます。
この歌はあちこちで歌われ、歌詞も工夫されて変わってきているかもしれませんが、元歌は何でも4番まであったようですね。 その4番とは……。
4、年をとるってどんなこと 誰でも同じ年をとる どうせとるなら元気よく 楽しく年をとりましょう
ネット検索したら、元歌の原作者は芹沢春江さんといい、息子さんが社会学者で、その著書の中で紹介したのがきっかけで広まったようです。 作者84歳のとき年賀状用に作り、89歳で自著『呼吸(いき)ととのへり』に収め、ここ10年近くはネットでも広がって、教科書にも採用されたとか。 作者ご本人は11年前に98歳で亡くなったそうですから、まさにこの歌のとおりの人生を全うされたのでしょうね。
晩年、言葉を発することができなくなったときも、息子さんによれば、その状態は言葉の喪失ではなく、「無音の声、すなわちことばという水がひっそりとしかし豊かに湛えられ静まりかえっている湖」のようだったといいます。 この言葉には、深く胸を打たれました。
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