ご心配をおかけした時ならぬコロナ騒動。なんとか脱出できたようです。
いろいろと励ましのお言葉ありがとうございました。
医者から言われた行動控えの期日は今日ですが、昨日までで薬が効いたのか、ほとんど症状は消えました。
そこでさっそく、おたぐりさんからの「この街で」という歌についてのお尋ねですが、ご自身でもおっしゃっているように、昨年9月に同じようなやり取りがありました。
この歌は2010年ころ私が仕事でたびたび行っていた四国の松山市で知り、皆さんにご提案したのでした。
同市では、2000年の節目のイベントとして、「21世紀に残したいことば」を募集し、その中で松山市長賞を受賞したのが、「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!」という作品でした。
その言葉に感動したのが「千の風になって」で有名な新井満氏とエッセイストの三宮麻由子さんでした。両氏が、この受賞作の言葉を織り込んでほぼ即興で作ったという「この街で」という曲が、次第に話題になり、私も松山から帰って「いい歌だなー。みんなで歌ってみたいなー」と思うようになったのでした。
「華齢なる音楽祭」の第1回にあたり、わが華齢なる合唱団が何を歌うか指揮者・宮内宏先生にご相談するとき、無謀にもはじめから取り上げたい歌として3曲がイメージにあって、そのとおりに先生が承諾してくれた中の1曲です。
3曲の中の1曲目だけは、これはもう合唱曲の定番ともいえる名曲「花の街」、そして2曲目がこのあまり知られていなかった「この街で」、さらにこれぞ無謀の極みともいえるAKB48の「桜の栞」でした。
先生はすぐこの歌のよさを評価してくださったようです。お尋ねの混声4部編曲も、宮内先生がしてくださいました。今は亡き先生に改めて、無謀かもしれなかったわがままを、よくぞ受け入れてくださったと感謝します。
昨年9月にもアップしましたが、改めて音楽祭でのわが合唱団の「この街で」(音だけ)を聞いてみましょう。
皆さん本当によく歌っていると思います。おまけに宮内先生の発案で、団員の一人・久保田女史のバイオリンも間に入りみごとなものです。
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華齢なる合唱団「この街で」2013年9月22日 ついでに、当日のほかの演目もぜひ聞き直してみてください。10年以上まえとは言え、皆さんよく声が出ていますね。ハーモニーもなかなかのものです。
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華齢なる合唱団「花の街」2013年9月22日◆
華齢なる合唱団「桜の栞」2013年9月22日 「桜の栞」のモデルとなったのが次の動画です。
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AKB48「桜の栞」 そしてさらについでに、この音楽祭で何としても聞いてもらいたかった1曲、昭和31年、飯田市追手町小学校がNHK合唱コンクールで優勝した課題曲「わかいおじさん」です。NHKの録音を会場で流しました。
一緒に思い出していただければ幸いです。
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追手町小学校「わかいおじさん」1956年NHK合唱コンクール優勝曲