No.2483 うれしい!熊文さんの【ひとこと】 投稿者:木器 投稿日:2025年02月03日 (月) 08時10分 [ 返信] |
熊谷(文)さん、嬉しいですねー。お待ちしていた【ひとこと】の書き込み。ありがとさんです。
おまけにご自宅で自彊術の教室をされていて、その手引きになったのが池見酉次郎先生の著書『自彊術入門』だったらしいこと、こんな輪をかけた嬉しさはめったにあるもんじゃありません。
この本に関しては一度、九州大学にご挨拶に伺った記憶がありますが、その後は担当者任せで、私自身はそれほど親しお付き合いはありませんでした。 なにしろ最初に先生を知ったのが、東京に出て光文社という出版社に入ったときのこと(昭和40年)。 その年に同社カッパブックスから出版された『愛なくば――少女と医師の苦闘の記録』という本の著者が池見先生だったのです。
のちに『頭の体操』とか『英語に強くなる本』などのいわゆる一般向けするベストセラーを連発する出版社が、このような人間の心と体の根源に触れるような感動的なノンフィクションを出していたのです。
古い本で記憶もおぼろですが、原因不明の症状で歩けなくなってしまった少女の治療で、池見先生の医療チームが少女にぴったりと寄り添い、何をしても動かなかった少女の足を、彼女の心の奥深くにあるものを探り当てることによって治したという記録です。
たしか先生自身の若いときにも、吃音など言葉の問題もあって目も不調になり、自殺を考えるほど悩んだ時期があったようです。 しかし、何があっても徹底して包み込んでくれた母親の愛があり、それで心が癒されることによって、言葉や目のほうも快癒に向かうなど、心と体の深いつながりを身をもって体験されたようです。
こうした体験もあって、『愛なくば』のように、日本における「心療内科」の草分けと言われるような研究や治療を進められたのでした。
この池見先生の実践の一つに「自彊術」があったわけですから、熊谷さんが打ち込んでおられる教室も、大変意義のあることと思います。ご自身の健康を含め、いい80代を送りのようで何よりです。 今度またカラオケ会などでお会いしたら、簡単な自彊術のさわりを教えてもらいたいと思います。
そして、この【ひとこと】をきっかけに、どうか【ひとこと】以外の「ふたこと」も「みこと」もお願いいたします。
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