No.2417 桐蔭優勝で落ちたもの 投稿者:木器 投稿日:2025年01月07日 (火) 17時00分 [ 返信] |
普通、勝ったときは凱歌が上がったり雄たけびが上がったり意気が上がったり、いろいろ「上がる」ものですよね。ところがこの度の勝利では、「上がる」より「下がって」しまった、「落ちて」しまったというお話。
高校ラグビーで神奈川代表の桐蔭学園が、みごと鮮やかな優勝を果たしました。 このところヤクルト・スワローズの不調から、母校のラグビー敗退まで、ひいきのスポーツチームが冴えなくて意気消沈していた中で、やっと「やったー!」と手をたたくことができました。
これで意気消沈ムードを吹き飛ばし、大いに意気が上がったかと思いきや、なんだかカラオケの音の下がるのを含めて、ずっと「下がる」方に慣れてしまったのか、「上がる」気分になじみません。
テレビで試合を見ていて、何本ものトライを見るたび熱くなり、「やったー!」と叫んではいたのですが、終わってみて、気持ちが大いに盛り上がっているかと思ったら何か「上がる」より「下がって」います。
なんだ?この下がるのは……と思って、自分の胸中を覗き込んでみたら、ありました下がっていたものが。 それは「溜飲」でした。 積み重なった鬱憤がたまって溜飲になっていたのが、この度の気持ちいい優勝でつかえが下りた、溜飲が下がった、腑に落ちた、のでした。
ひいきチームが勝っても、上がるものより下がったり落ちたりするものがある。これってすごい発見だと思いませんか? なんて、ウソピョ~ン。要するに期待がストンとはまって、うれしかっただけです。
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