取り急ぎ、後輩愛読者一同様からの質問で、一番気になっていたのは、お手紙をいただいたひらいわも管理者・木器も知らなかった「伊沢なんとかさんの韓国なんとか市の名誉市民」の件です。
これは信濃毎日新聞とか中日新聞には、報じられたようですが、南信州新聞には載らなかったようなので、改めて伊沢なんとかさん(伊澤宏爾さん)に確認してみました。
すると伊澤さんからは、こんなお話が聞けましたので、文責・木器でお伝えしておきます。
まずは、伊澤さんからご挨拶代わりに、「ラクビ―大健闘でしたね。最後のキックが決まっていればと・・・。また、後輩愛読者さんの35会オープンへの感想は嬉しく思いますね」と発言があり、「ただ韓国原州市の名誉市民賞については……」とこんな説明がありました。
この名誉市民賞は、個人名になっていますが、これは「飯田原州会」(ウォンジュ会)の長年の市民レベルでの活動、南信州を歩くウオーキング大会「飯田やまびこマーチ」が原州市のウオーキング大会との交流を進めたことに対していただいたもので、個人的には皆様にお話しするのはお恥ずかしいかぎり、とのこと。
でも、「せっかく後輩諸氏からのお話だから」と、お願いすると、「では恥を忍んで中日新聞の記事をお届けしますので、適宜、管理者さんからのお言葉でお伝えください」と託されました。
(中日新聞社は、同社が「やまびこマーチ」の主催団体になっているので内容が詳しいのだそうです)

字が読みにくいかもしれませんので、切り取って拡大しました。

以下、この「やまびこマーチ」に23年まえの下伊那農業高校の校長時代から参加され、飯田市の教育長を務めた11年間はその実行委員長をされるなど、大変な貢献をされてきたご本人からしか聞けないお話の要約です。
≪飯田やまびこマーチの現状≫
飯田の「やまびこマーチ」は、国内のウオーキング大会の組織「日本マーチングリーグ」の19大会のうちで、一番目の東松山市についで二番目に立ち上げ、40年近い歴史のある大会です。しかし、いま国内どこの大会も運営面や経費面に悩みを抱えており、存続に向けた様々な工夫・努力が展開されています。
そこで、飯田市では小生が市教委在籍時に発案し「原州国際ウオーキング大会」と「姉妹提携」を結び、姉妹大会として双方の交流に力点を置いて今日に至っています。それは、市民レベルでの親善交流が大会運営のエネルギーになることを前面に打ち出し交流を続けてきております。
原州市には「飯田サラン会」(「サラン」とは韓国語で「愛」の意味)が立ち上げられており、毎年相互交流が続いております。国と国との間には難しい歴史と課題がありますが、市民レベルでの交流ではそれを超越した正に親善の交流であり、それが大会の大きな底力になっていることは間違いないところです。
「やまびこマーチ」には以上のような歴史と課題等がありますが、今まで飯田市民の努力で盛り上げてきた大会でもあるので、将来に向けて飯田市民が誇れる、そして発信力のある大会にとの思いから、原州会の活動を続けていきたいと思っております。