No.1422 ぼたもちとおはぎ 投稿者:木器 投稿日:2023年09月20日 (水) 14時14分 [ 返信] |
これまた知らなかった―という日本文化の話。 今日の新聞で知ったのですが、もち米をつかないで半殺しにしたものに餡をまぶしたお餅のことを、春には「ぼたもち」つまり「牡丹餅」と言い、秋には「おはぎ」つまり「お萩」と言う、いずれも季節の花の名から来ていますが、では夏と冬の名はないのかというと、あるのだそうですね。 夏のそれは「夜舟」、冬のそれは「北窓」というのだそうです。
その理由は、いずれも餅をつかないところに由来していて、夜の舟は着いたのがわからない、北の窓からは月が見えない、どちらも「つき」がないところから、こう呼ぶことになったということらしいのです。ぼたもち一つ食べるにも、昔の人はこんなことを考えて楽しむ心の余裕があったということなんでしょうねー。
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