No.1366 「つわのいろは」 投稿者:木器 投稿日:2023年08月27日 (日) 15時00分 [ 返信] |
23日の木器の投稿で、「残暑と暑中」に関連して触れた名文家・竹内政明さんの著書『名文どろぼう』に、「いろは歌」を故郷の津和野の風景でつくった画家・安野光雅さんの作品が紹介されていて、もうその見事さにただただ舌を巻きます。その引用を引用させていただくと……。
「つわのいろは」 夢に津和野を思ほえば 見よ城跡へうすけむり 泣く子寝入るや鷺舞ふ日 遠雷それて風たちぬ
たしかに1音ずつ辿ってみると、みごと7音5音の4行で、「いろは歌」(47文字)にない「ん」も含め無理なく48文字が収められています。
これを飯田にあてはめ、「いいだいろは」ができないか、挑戦してみようという人はいませんでしょうか。 あるいはすでに過去にできていたりして……。もしそうなら、ご存じの人は教えてください。もしないなら挑戦してみませんか?
ただ、しょっぱなから「いいだ」の3文字に「い」が2つ使われてしまっています。これを「い」と「ゐ」にあてはめるのは無理ですから、かつて歴史仮名遣いとして「いひだ」と言われたこともあったらしいので、それを踏まえればいいかもしれませんね。
暇と意欲のある人は、ぜひ挑戦してみてください。楽しみに待っています。
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