No.478 ヤマユリ・オニユリ・ヒメユリ 投稿者:木器 投稿日:2022年07月30日 (土) 11時00分 [ 返信] |
♪伊那の谷間の姫百合の 薫りを千代に伝えばや
われらの世代には懐かしい飯田風越高校の旧校歌ですね。 こうのさんのヤマユリがあまりにもきれいなのにびっくりして、そう言えば風越の校歌にあった姫百合とはどんな花だったかとネットを見て、なるほどこれはこれで校歌に歌われるくらいですから、小柄ながら凛としたいい花だと納得しました。 これを悪ガキどもは、♪伊那の谷間の鬼百合の……と歌って、女子高への憧れを紛らせていました。
改めて気になった風越の旧校歌はどんなだったかと調べてみたら、作曲・小山作之助なんですね。好きな唱歌の一つである「夏は来ぬ」の作曲者です。作詞は明治の有名な音楽教育の指導者・伊澤修二ですから、この名前だけからするとわが飯田高校を凌ぐ一流の作者による校歌だったとも言えます。
確かにいい曲ですよね。個人的には母校のよりこちらのほうが好きだったりして……。 ただ、わからなかったのが三番の歌詞です。
♪妹は蚕飼に夫は桑折る これどう読むか教えてください。同校OGの方ならご存じでしょうが……。
飯田風越高校旧校歌 作詞 伊澤修二 作曲 小山作之助
一 赤石岳のみね高く 天竜川の水清し 伊那の霊気のすぐれしは 山と川とに顕れぬ 二 世にも尊き御仏は はじめ此の地に至りまし 養蚕の神は昔より この民草を恵みます 三 妹は蚕飼に夫は桑折る 糸くる娘等もかいがいし 夫婦睦める家にこそ 黄金の花は咲きいづれ 四 太宰の松は干代かけて かはらぬ翠いろまさり 箕瀬の藤は散りて後 深き色香ぞそはるなる 五 吾等も操の道をふみ 学びの業をいそしみて 伊那の谷間の姫百合の 薫りを千代に伝えばや
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