No.428 感謝をこめて! 投稿者:コーメイ 投稿日:2022年06月25日 (土) 14時54分 [ 返信] |
木器さんには、多くのことを教えていただくなどして、感謝この上もありません。又、三五会やこのボードを通して、色々なことを知ることになり、全くもって有難いことです。
神さんの家系がどんなものか、自身のそれさえ、不確かですが、時の経過とともに、色々なことが明らかになって行くのでした。「小松帯刀」に関しては、木器さんが、原口泉先生の著書刊行に取り組まれた時より早く、原口先生の御名前は、「幻の宰相 小松帯刀伝」で存じ上げておりました。勿論お会いしたのは、木器さんよりかなり遅れてのことですが。
自分でも、不思議に思っていることがあります。それは、こじんまりとした店のことで、忘れることの出来ないものが三つあるのです。hato-ujiさんのご母堂は、飯田市通り町で、たばこやお菓子などを販売する、こじんまりとしたお店を開いており、浪人中、アルバイトをして居た頃、昼休みにお邪魔したりして、お茶などご馳走になっておりました。お客さんの相手をされているとき、「コーメイ君、お客さんだに!」といってタバコを買いに来られたお客さんのお相手をさせられたりもしました。自分のような者を身内同然に扱ってくれました。
二つ目は、鹿児島県の吉利(現日置市)に小松(禰寝)家の墓地を訪れたときのことです。鹿児島市からタクシーで向かったのですが、近く迄きたものの、場所が判らず、タクシーを止め、小さなお店に入り、訪ねたところ、そこに買い物にきていた方が、「一緒に参りましょう。」と案内してくれました。その方は、何と前述の本の著者瀬野富雄さんの息子さんだったのです。一冊しか残っていないけれど差し上げますといって、その本をいただき、以後、小松帯刀顕彰会の代表として研究されたその果実、数冊を送っていただきました。
もう一つは、沖縄・津堅島に多分一つしかない小さなお店です。島の戦没者慰霊塔から降りてきて目に入ったそのお店に入ると、店主のおばーと島の3人程のおばーが雑談をしており、「何かお捜しですか?」と声をかけられました。この島は「キャロットアイランド」といい、人参が名物で、数か月前、島の92歳のおばーがテレビ出演、人参料理を披露しました。店主は、そのおばーの家なら近いし、丁度今頃おばー達の集まりがある筈ですという。
そのお宅に向かう道すがら、そこへ急ぎ足で向かう一人のおばーに合いました。話を進める内、戦時下、神さんの父親が所属する部隊の従軍看護師だった方で、170人ほどの兵隊さんの名前は全部覚えた、「禰寝」という名前は難しいので、覚えるのに苦労した、などと話してくれました。父親は沖行く敵艦隊との距離を測定する任務だったが、生き残り7人の内の一人で、親しかった方の書簡から敵の直撃弾で即死、ということが分かっていたので、それならといって、その場所へ案内してくれました。数年前の沖縄戦没者慰霊の日のことでした。
|
|