異国人の歌合戦

　もはや予想通りで大して驚きもしませんが、今年の「紅白歌合戦」の出場者と歌が決まったようですね。
　紅白各組２１組ずつの出演者の中で、木器の存じ上げているお方と歌の組合せは、以下のように紅で５組、白では２組しかありません。

　昨日の投稿でTOMOさんに刺激されて異国のことを書きましたが、これはもうそれと同じ異国の歌合戦みたい、と言ったら言い過ぎかな？
　皆さんはもっとご存じなんでしょうね。これはもう当方の、情けないほどの不勉強ぶりというしかないですか。

　紅：石川さゆり「天城越え」
　　　岩崎宏美「聖母たちのララバイ」
　　　坂本冬美「夜桜お七」
　　　高橋真梨子「桃色吐息」
　　　ハンバートハンバート「笑ったり転んだり」
　白：純烈「いい湯だな」
　　　布施明「MY WAY」

　もちろん名前だけは知っている歌手はまだいますが、歌を知りません。
　AKB48などは20周年でスーパーヒット・メドレーをやるそうですが、どーせあの名曲、華齢なる合唱団が歌った「桜の栞」はやらないでしょう。
　天童よしみも水森かおりも知ってはいますが、演目を見るとわかりません。
　それは、久保田利伸も郷ひろみもTUBEも福山も三山ひろしも同じです。

　ただ特別企画として予定されているのが４人全員男で、堺正章のメドレーには「街の灯り」は出てくるでしょうね。氷川きよしは「愛燦燦」を歌うようですし。
　ま、そのあたりを楽しみに、今度の歌例会でも「街の灯り」や「天城越え」は出るでしょうから……。そう言えば前回は「愛燦燦」も出てましたねー。今回も期待してまーす。

　総じてつくづく感じるのは、時代から外れた気分、のけ者扱いという、年寄りの決まり文句です。
　しかたないんですね、もう力のない少数派の弱者であり、いわゆる世の中に対しての影響力を失った輩の繰り言に過ぎません。
　これはもう自分たちで自分たちの楽しめる場を作るしかないんですよ。だからこそのしつこいくらいの「歌例会」であり、もっと言えばあの飯田での「華齢なる音楽祭」だったのだなーと、今更のようにひと昔を思い出しています。

Number
Pass