「飯田市美術博物館」は全国的にも珍しい、美術館と博物館の両方を併設しています。それに考古博物館まで擁しています。このような館は全国に3か所ほどと聞いています。「日本の博物館の父」田中芳男の生誕の地として、誇りある館にしたいと歴史を重ねてきています。
開館して約40年になりますが、館長さんは初代井上館長さんに20年間、続いて二代館長は我が35会の滝沢具幸画伯に18年間お勤めいただきました。現館長は常葉大学造形学部の蜂谷充志教授(飯田市出身)がお勤めです。
滝沢具幸画伯には(武蔵美大教授時から)無理をお願いして18年間お勤めいただきました。月一回の運営会議、推進会議、協議会、に加えて日本画講座等々で、飯田と東京を18年間で550回も往復していただきました。本当に感謝の他ありません。
今年度の美博の資料一部添付しましたのでとくとご覧ください。年間の展覧会数の多さに、加えて各種講座、プラネタリウム、ワークショップなど実に多彩です。内容は飯田下伊那地域の内容のものばかりで実に豊富です。
当地域は本当に多彩な歴史と文化・芸術・芸能の宝庫であり、恵まれた自然環境にあります。そこで当館の使命は誠に重大であり、後世に向けて大きな責任を担っております。
協議会長として末席を汚していますが、会議のたびの報告を拝聴していますと、たった数名の学芸員で、年間にこの量の内容をこなしているとは驚きのほかありません。何とか学芸員増に向けて力になりたいと思いますが、市全体の経済的状況から見て、大きな課題として毎年積み残されている状況です。
当地域の素晴らしい歴史と伝統を、後世に繋げていかねばなりません。故郷を想う地域住民の皆さんと、関心を寄せてくださる多くの皆様には、是非ご注文やご意見等いただければ幸いに思います。
美術博物館の説明をと思いましたが、愚痴っぽくなってしまいましたがお許し下さい・・・・。
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