熊文さんご感想ありがとうございます。大昔の話になってしまいましたが、ほんと「むなしい」ですね。戦後四半世紀たって悩む堀越さんの姿が今更のように思いだされました。
話変わりますが、何年かまえにやっと探した若山牧水の歌「幾山河」が、YouTube にアップされていました。
「幾山河越へさりゆかばさびしさのはてなむ國ぞけふも旅ゆく」
を服部正が作曲して伊藤京子が歌っている音源(昭和29年)です。
この短歌は、古関裕而作曲で藤山一郎などが歌っている有名な「白鳥の歌」(昭和22年)の中にも含まれている一首ですが、古関作曲のほうが圧倒的に知られていて服部作曲のほうを聞くチャンスがありませんでした。
しかし、私は少年時代から古関の曲でない曲で「♪幾山河~」と覚えていたものですから、それが誰の曲かずっと気になっていたのです。
飯田・駄科に住む弟の奥さんが、同じ体験をしていて、何でも風越高校の歌集に載っていたらしいというのですが、その歌集もいまはありません。
弟も気になっていろいろ探してくれて、ついに見つけたのが伊藤京子が歌っている音源でした。
たしか服部正の遺族にも連絡してくれたのですが、息子さんなどにもあまりはっきりした認識がなくて、かえって感謝されたというエピソードもありました。
改めて聞き比べてみるとこうなります。
「幾山河」若山牧水、服部正作曲、伊藤京子歌
https://youtu.be/wNBWO...「白鳥の歌」若山牧水、古関裕而作曲、藤山一郎・松田トシ歌(3番が「幾山河」)
https://youtu.be/qvuPz...