No.2201 そのとおり2連続! 投稿者:木器 投稿日:2024年11月14日 (木) 08時59分 [ 返信] |
おたぐりさんも柏雀さんも、まったく「そのとおりー!!」と叫びたくなりました。 おたぐりさんのあげられた私家版・昭和歌謡100選候補は、まったく同感。私もこれだけはと思う歌があり、それを選んでいたところでした。ほぼ重なりますが、あとで私の私家版を上げてみたいと思います。 柏雀さんの疑問については、じつはまったくの同感もいいところで、昨日もその件についてうちで話していたところでした。
「陽が当たらない村」という意味の方言をそのまま題名にして、ほとんどつぶやくような方言だけの歌、しかも作曲者レイモン・ルグランはフランス人だと言います。「シェルブールの雨傘」などで有名なミシェル・ルグランの父親だそうですが、ほとんど日本では知られていないでしょう。 それ以上にこの歌自体、昭和歌謡として人口に膾炙したとはいえないので、五木さんのこれは特別な思いの反映なのではないかと思います。
その意味で、柏雀さんのおっしゃる「違うジャンル」という見方が妥当だと思いました。 ただ、五木氏はこれをトップに挙げておられ、最近まったく会っていない氏に会える機会があれば、ぜひ聞いてみたいことの一つです。 ま、五木氏の選曲にはほかにも、ほかの選者と違う独特のものがあり、たとえば浅川マキの「夜が明けたら」もあまり親しまれたとは言えないし、陽水の「傘がない」も、もし陽水を上げるなら他のがあるでしょうと言いたくなります。
五木さんは日本の歌謡曲の歴史にとって、大きな役割を果たされたと思います。 ご自身の作詞による歌も、私など愛唱させていただいている「旅の終わりに」や「夜のララバイ」などたくさんあります。 作品にも伝説の演歌プロデューサーを書いた『艶歌』『海峡物語』『旅の終わりに』などなどがあり、あの大作『青春の門』の3年前に出た第九部漂流編にも「織江の歌」誕生の秘話が出てきます。 そういう氏であるだけに、独特の見方を持っておられるのだと思います。
92歳の五木氏に何とかもう一度会って、ぜひお願いしたき企画筋もあるのですが、それほど深いお付き合いでもなく、残された日々でのお仕事を選ばれているようでもありますし、ちょっとかなわぬ夢になりそうです。
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