No.2136 飯田にノーベル賞? 投稿者:木器 投稿日:2024年10月11日 (金) 14時52分 [ 返信] |
ひらいわさんが載せてくれた信大の水素製造用の光触媒の研究ですが、何がノーベル賞級なのか調べてみたら、イギリスの「クラリベイト引用栄誉賞」という賞を受けたことからきているんですね。
というのはこの賞は、ノーベル賞の登竜門とされる賞らしく、過去にもこの賞を受けた後、ノーベル賞の受賞が決まったケースがたくさんあるようなのです。
どんな人がいるか、例によって生成AIの Copilot に聞いてみたら、出る出るは全部で59人もいるそうです。例えばと上げてくれたのを列挙すると……。
アンソニー・ハインツマン(物理学賞、2001年) フレデリック・ベックマン(化学賞、2002年) エリザベス・ブラックバーン(生理学・医学賞、2009年) カロル・グリーダー(生理学・医学賞、2009年) ジャック・ショスタク(生理学・医学賞、2009年) ブルース・ベートラー(生理学・医学賞、2011年) ジュール・アルフンソン(生理学・医学賞、2011年) シンヤ・ヤマナカ(山中伸弥)(生理学・医学賞、2012年) ジェームズ・ロスマン(生理学・医学賞、2013年) ロン・シェックマン(生理学・医学賞、2013年) ヨシノリ・オースミ(大隅良典)(生理学・医学賞、2016年) ジェームズ・P・アリソン(生理学・医学賞、2018年) タスク・ホンジョ(本庶佑)(生理学・医学賞、2018年) デビッド・ジュリアス(生理学・医学賞、2021年) ビクター・アンブロス(生理学・医学賞、2024年) ゲイリー・ルーヴクン(生理学・医学賞、2024年)
堂免一成教授と、信州大学アクア・リジェネレーション機構、東京大学は、この賞を、「水分解用光触媒と太陽光水素製造システムの構築に関する基礎研究」で受けたので、ノーベル賞の期待がかかっているのだそうです。
これも Copilot の説明によれば、光触媒は、光を吸収して電子を活性化する特殊な材料で、これによって触媒表面で化学反応が起こりやすくなり、そこに触れた水は分解されて酸素と水素を放出するというわけです。
実際には、酸化亜鉛などを使った微粒子状の光触媒を開発し、この微粒子をシートに固定して、太陽光のエネルギーだけで水素を直接作り出せるシステムに仕上げたということです。
重要なのは、この装置の工業化であり、同教授らの研究チームは現在、2026年の稼働を目指し、わが飯田市内に約5000平方メートルの実証試験システムを計画しているそうです。
この研究が飯田で結実し、しかもノーベル賞となったら、飛騨の山中で小柴昌俊教授のノーベル物理学賞を支えた地下の装置、カミオカンデ以上の話題になり、街おこしにつながると思うのですが……。
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