No.2086 脱帽の月5×3 投稿者:木器 投稿日:2024年09月18日 (水) 05時28分 [ 返信] |
昨夜の「中秋の名月」は、雑事に紛れて見逃しました。 おまけにあとで知ったのは、各地で天気に恵まれよく見えたというので、悔しさか募りました。
そのうえに、今朝になってネットで写真を見ると、脱帽としか言えないような見事な写真が載っていて、おまけに夕刊にはこんな記事が……。 口惜しさと脱帽のあまり、二つとも紹介させていただきます。
写真は、毎日新聞電子版より。「夕暮れの中で昇る中秋の名月。ときどき飛行機が月面を横切った=横浜市西区で2024年9月17日午後5時51分、手塚耕一郎撮影」
夕刊記事は読売新聞「よみうり寸評」より。 ――17世紀の言葉遊びだと知って感心した句がある。<いつかいつかいつかと待(まち)しけふの月>(田捨女)。 五日(いつか)×3で今日が十五夜だという◆満月には1日早いが、まさに旧暦8月15日の今宵(こよい)、中秋の名月が昇る。太陽より月を待ちわび、つい秀句に共感するのは、なお続く酷暑のせいだろう。涼やかな光を愛(め)でたい時節である。(中略)◆今日の十五夜は雲がなければ土星が共演し、後に火星も加わる。いつかいつかと待ち望んでほしいのは、まん丸の月だけではないらしい。――
最近感じているのは、かつて「名文」で有名だった朝刊の「編集手帳」より、夕刊の「よみうり寸評」のほうに名文が多いということ。読売を読んでいらっしゃる方、いかがですか?
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